海外ドラマ・ クワンティコ FBIアカデミーの真実 第3話 が放送(Dlife見逃し配信でも配信)されたので今回もレビュー。依然逃亡中のアレックス、前回から不穏な動きをみせているカレを頼ることになりますが…。
ちなみに前回のレビューはコチラ。
クワンティコ FBIアカデミーの真実 第3話 あらすじ
原題は “Cover”
過去視点
捜査官、分析官それぞれの候補生同士で内面をプロファイリングする訓練を行います。
それぞれがそれぞれに探りを入れ、みんな警戒しあっている様子。前回同様イライアスに接触されるたびにサイモンは拒絶します。
プロファイリングの結果を受けて、それぞれが投票し同期の中から3人落第させるという課題が与えられます。プロファイリングした結果が廊下に張り出され、各々をこき下ろしたプロファイリングを目にしそれぞれショックを受けて疑心暗鬼に。訓練中もオフの時もいがみあうことになります。
そんななか、サイモンとライアンが喧嘩、アレックスが仲裁に入るも激昂したサイモンはその場を避ります。
アレックスは同期たちを説得し、全員で示し合わせて落第のための投票をしないことを提案します、が、怒ったサイモンはひとり投票をしてしまうのでした…。
サイモンが投票したことで同期たちは失望します。
そこに現れるミランダ。これはアカデミー次長・ミランダがわざと仕組んだテストでした。各々の猜疑心を煽り仲間に忠義を尽くせるかをみるためのテスト。裏切り者が出ないことが正解で、サイモンの選択は間違いだったわけです。
サイモンは懲戒処分となり次に間違いを犯せばクワンティコを追われる身に…。
テストを終えたことでみんな少しづつ和解し、それぞれの心情を吐露します。
これによって関係が改善されたようにみえる者たちもいれば、そうでない者も…。
未来視点
依然追われる身のアレックス。
アレックスの母親・シータが事情聴取のため拘束されます。リアムが部下たちを人払いしてシータと二人で取り調べを進めると意外な発言が…。特別捜査官だったアレックスの父親マイケル(シータの夫)はリアムと知り合いだった?シータとも友人?
さらに「マイケルとリアムがしていたことは誰にも話していない」という意味深な発言…リアムやっぱり怪しい…。
さらにインド出身と思っていたアレックスですが、もともと父母とともにアメリカに住んでおり、父親銃殺の事件後インドに渡った模様。その後再び渡米しアカデミー入りしたということかな?
ミランダはシータが事情聴取されていることを知り、スキを見つけてシータに話をします。
ミランダは依然アレックスが犯人ではないと信じており、FBIがアレックスを押し潰そうとしている、とシータに警告します。娘を信頼しないと後悔することになると告げると、シータは何かに気づいた様子…。
逃げるアレックスはサイモンの家を訪れます。
ライアンがサイモンに助けを求めろと助言し、サイモンにもアレックスを助けるよう連絡していました。この時点で明かされる事実、サイモンはアカデミー訓練の途中で退学になったようです。
現在はテクノロジー系のベンチャー企業に勤め、成功しいい家に住んでいます。
アレックスは自宅に残されていた爆弾製造の痕跡の一部を持ち去り、サイモンに手がかりを探すよう頼みます。サイモンは最初あまりのり気ではありませんでしたが、アレックスを手助けするため勤めている職場の施設へ向かいます。
施設で分析を進めると爆弾にはアレックスの指紋が…しかしその指紋にはおかしな点が。過去視点冒頭で深く指に傷を追ったアレックス、しかし残された指紋には傷のあとはなく…ということはFBIアカデミーいりする前から仕組まれていたということなのか?
分析をすすめるなか施設の警報が突如鳴り出し、不敵な笑みでサイモンが一言「ごめん、こうするしかなかった」。
とっさにサイモンに銃を向けるアレックス。両手を上げて降参の姿勢をみせつつ語るサイモン。「無理強いされたと装わないと僕は無実にならない」…防犯カメラに撮られていることを想定してのサイモンの演技。芝居をしつつアレックスに協力させられていたようにみせているようです。
アレックスにも迫真の演技をさせ、芝居を続けるサイモンはアレックスを逃がすことに成功します。
しかし防犯カメラに向けた芝居が仇となります。
ミランダの言葉に揺れていたシータ。しかし、アレックスがサイモンに銃を向け逃亡する防犯カメラの映像をみせられたことでシータはアレックスが犯人だと確信してしまいます。メディアに出演しアレックスに自首するよう呼びかけるシータ。
無事逃げのびたアレックスは隠れ家(?)でその放送を観て涙します。
そこへ現れるサイモン。過去の同期たちを全員調べる、と意気込むアレックスに協力する姿勢のサイモン。アレックスも逃亡を手助けしてくれたことでサイモンをすっかり信用したようです。
しかし、そこで鳴るサイモンの携帯。
上司からだと誤魔化し出た電話の相手は、リアムの上司でFBIの上官(名前失念しました…)だったのです。
上官はサイモンに「そのまま潜入を続けろ、アッシャー捜査官」と。
サイモンはFBIの手先で二重スパイ?しかも途中で退学したかに見せかけて捜査官になっている?
ますます謎が深まります…。
やっぱり怪しいサイモンくん
前回からいろいろ不審な点が多いサイモン・アッシャーくん。
前回をみた限り、ゲイであることも疑わしい感じがするのですが、今回もさらにナゾが増えました。
退学のナゾ
過去視点での裏切りによって懲戒処分をくらったサイモン。
ミランダの説明ではすぐにアカデミーを去るわけではなさそうなので、今後の過去視点でもまだ在学中なのかな?未来視点では退学になったと語っていることから、今後の過去視点でふたたび失態を犯す、ということでしょうか?
FBI捜査官?
退学したはずのサイモン、今話終わり直前でFBI捜査官になっているらしいことが示唆されています。
だとしたら退学したという事実そのものが同期たちを騙すためのブラフ?捜査官としてベンチャー職員を演じていた?彼の元へアレックスを向かわせたライアンはこの事実を知っていたのか否か。
サイモンがアレックスに囚われた防犯カメラ映像を見た際のリアムの反応からするにリアムはサイモンが捜査官だとは認識していなさそう…ということはFBI内部にも派閥的なナニかが存在している?リアムが悪か?はたまたその逆か…?
ガザで何が?
過去にガザ地区で地獄を味わった、とライアンに語っているサイモン。
「人がどこまでやるかしっている」とかなり意味深な発言。初期のニマからのプロファイルでもガザにいた頃のことがかなりキーポイントになっているように感じます。
ガザでの経験、戦争やテロに対しての強い思いが、抑止として捜査官への道を歩ませたのか。
それとも逆にアメリカへの復讐心として働き邪の道に進んませたのか、いまのところまだ不明ですね…。
他キャラの伏線
毎度毎度、終盤で伏線をまいてくれますねこのドラマ。
サイモンが捜査官だった、というのが今回のイチバンの目玉でしたが、他のキャラの伏線も少しずつ明かされています。
ミランダは息子を投獄?
シータとミランダの会話の中で、ミランダは過去に某かの事件において息子を容疑者として捕まえ投獄したようです。
過去視点では息子は未だ投獄中、母・ミランダを恨んでいるようです。未来視点でこの息子がどうなっているのかわかりませんでしたが、ミランダは家族(息子)を裏切ったことを後悔している模様。
シータに同じ思いをして欲しくないと説得を試みますが、けっきょくシータはアレックスを信用することができませんでした。
リアムとマイケル
取り調べのなかでシータが口走ったセリフ。リアムとマイケルの過去。
なにか良からぬことをしていたのか、それとも秘密の任務か何かか。いずれにせよシータはその真相をしっており誰にも話していない。リアムはそのことを隠したい様子に見えました。
ライアンを影で操り潜入させたり、執拗にアレックスを追うリアムの行動には何か裏を感じるのはボクだけでしょうか…?
ナタリーの娘?
ストーリーの本筋にどうかかわってくるかは不明ですが、勝ち気な訓練生 ナタリー・ヴァスケスの私生活にも問題がありそう。
ニマに嫌われたナタリー、「あなたには帰る場所があるの?」と問われ、微妙な表情をするナタリー。今話の終盤では夫(元夫?)らしき人物に泣きながら電話をかけ「娘と話をさせて」と泣き縋るナタリーの姿が…。
不審な送金をするシェルビー
おなじく本筋への絡み方が不明ですが、シェルビー・ワイアットは多額のお金をどこかへ送金するシーンが描かれています。
中東関連の知り合いがおり、頻繁に連絡をとっていることが描写されている彼女…。不審です。
去ったニマ
フラストレーションを爆発させた双子のレイナ。
その反動なのか、もう片方のニマは手紙を置いて去ってしまいます。このさきレイナがひとりで訓練を受けていくのでしょうか?
あとがき
[rating]
いやーあいかわらず伏線がおおくて複雑!
一回みただけだと理解しきれない部分も多いです。こういうときに見直すのにやはりDlife見逃し配信は便利!
個人的に注目しているサイモン、やはり彼がなにかしらのキーを握っていそうですね。
また彼が物語の主軸に入ってきたことで、単純にアレックス対真犯人だけでなく幾つかの勢力が存在しているように思えてきました。リアムやライアンはそれぞれどのポジションに位置しているのか、そもそもアレックスに味方する者はいるのか?
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