海外ドラマ・ クワンティコ FBIアカデミーの真実 第7話 「犠牲の精神」が放送(Dlife見逃し配信でも配信)されたので今回もレビューしてみます。新たに容疑者として浮上した双子のアミン姉妹。アレックスとサイモンは妹・ニマとの接触をこころみますが…。
前回のレビューはコチラ。
クワンティコ FBIアカデミーの真実 第7話 あらすじ
原題は “Go”
過去視点
前回、双子のアミンの潜入を知り、監禁されたサイモン。
双子の司令塔であるミランダはサイモンに双子潜入の事を同期達にバラさないよう念押し。サイモンは反発しようとしますが、第3話で受けた懲戒処分の撤回を条件にこれを受け入れます。
ケイレヴとシェルビーの仲は依然良好のようですが、ケイレヴの父親・クレイトンに二人の関係がバレます。後にこの二人がそういう関係になっちゃうわけですが…。
クレイトンは一族の落ちこぼれであるケイレヴを信用してはおらず、FBIから離れるように諭し、それを受けたケイレヴは父親に信用されていないことにショックを受けます。
今回のアカデミーの訓練は訓練生たちに白紙とペンが渡され、試験会場には訓練生だけが残されます。試験の内容は告げられず困惑する訓練生たち。これまでに学んだスキルを駆使して試験内容を推察する訓練生たち。その過程でひとりだけ紙とペンを受け取っていなかった人物 ブランドン・フレッチャー。
試験の内容は依然不明のままですが、彼が何かしらのカギだとふんだ訓練生達は一葉に彼を攻め立てます。動揺した素振りで弁明し、逃げるように試験会場を出るフレッチャー。彼が出て行くと同時に火災報知機が鳴り、試験会場の出口がロックされ空調が止まります。
この事態が試験なのか、ほんとうに何かが起きているのか確信をもてない一同。ただならぬフンイキの中、会場からは時限式の爆弾とみられる仕掛けが見つかります。
これは試験だと主張するアレックス、反対にこの事態は試験じゃないと主張する者も。フレッチャーと寝ていたナタリーは最近の彼の言動のおかしさを指摘し、ケイレヴは第1話で自殺に追いやったエリックの話を持ち出し、アカデミー内に不審な人物が入り込んでもおかしくない、と説く。
時限爆弾のタイマーは刻一刻と進み焦る一同。
ガザでの過去の経験を指摘されサイモンが爆弾解除を試みることに。サイモンが爆弾の解除に成功すると連動して試験会場のロックが解除される。一目散に外に出る訓練生。しかしドアを開けたことで爆弾のタイマーは急速にカウントを再開。トラップだったのか?!
部屋から逃げ出すことはできるが、爆弾のカウントは止まらない。解除途中だったサイモンが手を離すとその瞬間爆発、という最悪の状況。
逃げられるけどサイモンを追いてはいけない、という葛藤。逃げ出すものと残るものとに分かれる。イライアスは「世界を守りたいのに教室で死にたくない」とサイモンを追いて逃げ出す。
アレックス、ライアン、シェルビー、ナタリーは残りサイモンの指示に従い爆弾の解除を手伝う。それでも止まらないカウント。
ニマやケイレヴもその場に残り一緒に最後を迎える覚悟だ。爆弾が止まらない、と覚悟をきめて冗談を言い合う一同。そしてカウントアウト。
爆弾は爆発せず。ブラフ。
アレックスが最初にふんだ通り、これはミランダによる試験でした。仲間を見捨てず、国のために犠牲に慣れるか、というFBIの根本的な使命を全うできるかどうかを試す試験。フレッチャーもミランダの指示で動いていました。逃げ出した訓練生たちは落第。とうぜん逃げ出したイライアスも去ることに。
未来視点
双子の片方が監視カメラに映っていたことをうけて、アレックスはサイモンと双子の行方を追います。
どうやったのかという描写は省かれていましたが、サイモンの手腕により双子の妹・レイナの潜伏先をつきとめた二人。
姿を消したニマを探していたレイナ。アレックスとサイモンはニマがテロの犯人だと疑いますがレイナが否定。レイナはアレックスが犯人だと思っているよう。
3ヶ月前、イスラム聖戦のテロ組織に潜入したというニマとレイナ。そのテログループのアジトを監視できる部屋に潜伏していたのでした。(後述しますが、この時点ではすでに双子はミランダの管轄を離れている模様…だとしたらだれの指示で潜伏していたのか?)
同じ頃、ライアンはFBIに交流されているミランダから情報を得て双子を探します。この時点ではすでに双子はミランダの手を離れている様子。
シェルビーとライアンはアレックスの元へ向かいますが、そこへナタリーが…!
ライアンの裏切りをリアムに報告したナタリー、リアムの指示でライアンを監視していた彼女。ライアンの説得に応じたように見せかけますが、実はライアンの服に発信機を仕込みアレックスたちを一網打尽にしようと目論んでいたのでした。。
ニマは犯人じゃなく組織から救い出したい、という思いのレイナはアレックス&サイモンたちと協力することに。
サイモンがFBIから持ちだした機械で、テロ組織のアジトにニマがいることを確認したアレックス。レイナがニマと入れ替わり、後にレイナも脱出を試みることに。
無事潜入を果たすレイナ、そして入れ替わりぬけ出すニマ。
ニマは爆破犯ではないが、組織が何かを企んでいたことを突き止めていた模様。組織のリーダー・ハムザのみが詳細を知っており、それをつかむべく潜入捜査していたとのこと。ハムザに近づくためニマは肉体関係をもって近づいたが、入れ替わったレイナにハムザが手を出したら…と心配するニマ。心配は的中、アジトでハムザとレイナが鉢合わてしまう。
そこへライアンとシェルビーが合流。すでに2人はFBIに追われていることを感づいている。「レイナを追いてはいけない」とレイナ奪還を図る。
ニマが再びアジトに潜入しようとしたと同時に、アレックスたちの元をナタリー達FBIが急襲する。
サイモンとシェルビーは捕まり、ライアンとアレックスは逃亡。奇しくもFBIの突入によって向かいのビルのアジトにいるテログループたちも異変に気付いてしまう。
ニマはレイナを無事連れ出すことに成功するが、FBIとテログループの撃ち合いが始まりライアンが被弾。ハムザを撃ち殺すも重症。
深手を追ったまま逃げるライアンとアレックスの前にナタリーが立ちふさがる。
アレックスは自分を捕まえる代わりにライアンを助けてと懇願する。それをみてナタリーはどう思ったのか…。二人を見逃すことに。。
双子バレのその後
サイモンに双子であることがバレ、それを隠すつもりだったミランダ。
しかし今回の訓練によって「仲間への信頼」を試されたことが、図らずもニマの心に響いてしまった様子。秘密をもったまま仲間に命をあずけることはできない、と自分たちの秘密を明かすことをミランダに訴えます。
ニマの決意は固いようで、ミランダもこれを受け入れ合格した訓練生たちの前でニマとレイナが双子であることを明かします。
これによって未来視点での主要メンバーたちが「ニマが双子」だと認識している点が回収されましたね。
できる男サイモンの活躍
最初こそ優男風だったサイモンですが未来視点ではあらゆる技術でアレックスを支援し、今回の過去視点でも爆弾解除に一役買うというできる男っぷり。
対比的に男前のイライアスがクズっぷりを演じる今回の流れはなんと言ったらいいものか。。
試験で逃げ出したイライアスは、自分の行動を恥じ去り際のサイモンとの会話でサイモンの秘密をそのまま伏せておくことにした様子。てっきりイライアスのチクリがサイモンの退学理由だと思っていたのですが、どうやら違う模様。では、いったいサイモン退学の理由はなんなのか?
それと、双子が自ら名乗り出ることになったため、ミランダからの懲戒処分の撤回はなかったことになってるのかな?
それにしてもイライアスの去り際、餞別のつもりなのかサイモンにキスします。しかも唇に。
このキスシーン必要か…?笑
シェルビー、ケイレヴ、クレイトンにまつわる伏線
話が進むにつれて徐々にナゾの部分が明らかになってきました。双子とイライアスの顛末が回収されたことで残されたナゾも大分整理されはしましたが残るナゾも。。。
クレイトン・ハース
まずはケイレヴの父親・クレイトン。
ケイレヴの母、つまりクレイトンの妻とは別居状態。そして母は副大統領に立候補予定、とヒジョーに複雑なお家柄のよう。
未来視点ではシェルビーと通じたことで、ケイレヴとの親子関係に決定的なミゾが。そして過去視点ではあんなにも仲睦まじかったケイレヴ&シェルビーの間にも憎悪にもにた感情が生まれてしまっています。
過去視点では「私が息子と周りの人たちの命を救った」と意味深発言。つまりケイレヴにもまだ明かされていない過去が?
またこのクレイトンという人物、後述するアレックスの父親&リアムと過去になにか一悶着あるようで、ひとりで非情に多くのナゾに絡んでいる要注意人物でもあります。
ケイレヴ・ハース
最初の頃は、ただの嫌味なチョイ役かとおもいきや後々まで出演するキーマンになってきた彼。過去視点ではシェルビーを本気でおもい、未来視点でもシェルビーの浮気に本気で心を痛めていた様子。
今回の試験終了後、分析官としてではなく再び捜査官候補生としてアカデミーに戻ることになったケイレヴ。親のコネ故でしょうが、FBIってコネだけでそんなに出たり入ったりできちゃうの?ってかんじ笑。めっちゃユルいじゃん。。
それにしても、クレイトンはケイレヴをFBIに残したくなさそうな口ぶりだったのにコネで捜査官候補生にもどしてあげるなんて、言ってることとやってることが矛盾してるように感じてしまうのはボクだけでしょうか…?
またこのケイレヴには「マーク」という偽名を使った謎の描写が残されており、これがクレイトンの意味深発言と何か関わりがあるのでしょうか?
シェルビー・ワイアット
未来視点では不倫問題を抱えつつも、アレックスに助力することになったシェルビー。(FBIに捕まったけど)
アレックス側についたことで味方、というかテロ犯人側ではないんだろうな〜という印象に変わりました。冒頭話のほうで見せたシェルビーの不穏な表情の数々は、クレイトンとの浮気を後ろめたく思うことからだと推測できるのですが。
ただ、シェルビーの会社がつくった部品が爆弾に使用されていた、という部分はまだ回収されていないんですよねえ。。。ただの偶然なのかそれとも。。。
アレックス、ライアン、リアムにまつわる伏線
過去視点のアレックスはリアムへの不信感をもちつつも、ライアンが上司(リアムとクレイトン?)の尻拭いでいやいや自分を監視していたと知り、行動にでます。
リアムの部屋の盗撮を引き合いに出して、ライアンを元の職務に復帰させるよう条件を出します。リアムはこれを飲むしかない模様。ライアンは残るか戻るか迷っているようでしたが、最終的には元の職務にもどりFBIアカデミーを去ることに。。
アレックスの言うがままに従うことになったリアム。そこまでして彼が隠蔽しておきたい過去とはいったいなんなのか。そこに深く関わっているクレイトン、そしていまは亡きアレックスの父親。。
ライアンがアカデミーを去るシーンで登場した古い写真。これは若き日のリアムとアレックスの父親…か?
第7話にして、未来視点での訓練生たちの動向がだいたい回収されましたが、依然としてアレックスの父親にまつわる謎は残されたまま。
ここが今後のお話でのキーポイントになってくるのではないでしょうか。
あとがき
[rating]
今回の流れだとニマ&レイナの双子もシロっぽいですよねえ…。
ただミランダの手を離れて潜入していたとなると、いったい誰に仕えていたのか。。
そしてクレイトンの怪しさも臭ってきました。
こう毎回毎回、矛先が変わるのも若干疲れてきたんですが、登場キャラの未来視点での動向がほとんど回収されたので今後のお話の展開の仕方は若干かわるかな〜なんて予想しています。
まったく話がそれるんですが、今回の冒頭で訓練生達がきてたコレ。ユニクロのライトダウンジャケットですかね?ボクの持ってるのにそっくりなんですが…!
[myphp1 file=”series_quantico”]