CSチャンネル・AXNで新作海外ドラマ「 タイム・アフター・タイム ~ H・G・ウェルズの冒険 」の放送がはじまったのでまとめレビュー。小説家として知られるH・G・ウェルズは、実は天才発明家だった!?全米で話題のミステリードラマ!
毎週各話のレビューアップ予定ですので、一気に読みきれない場合は、ぜひブックマークしてください。
タイム・アフター・タイム ~ H・G・ウェルズの冒険 とは?
天才発明家 VS. 切り裂きジャック!
小説家として知られるH・G・ウェルズは、実は天才発明家だった!?タイムマシンを使い逃走した切り裂きジャックを追い、現代のNYへタイムスリップ!時代の変化に戸惑いつつも、奔走する彼は更なる殺人を阻止することが出来るのか!?全米で話題のミステリードラマ!
大枠のストーリーは1979年に公開された同名の映画「タイム・アフター・タイム」を元に制作された(ほぼ)リブート作品です。
「タイムマシン」「透明人間」「宇宙戦争」など世界的ベストセラーを次々と生み出したH・G・ウェルズ。その彼が実際にタイムマシンを発明し、現代のニューヨークを訪れる。その目的は、タイムマシンを使って逃走した友人の”切り裂きジャック”を捕まえるため!? “SFの父”と崇められるH・G・ウェルズと、世界で最も有名な未解決事件の犯人である切り裂きジャックが、時空を超えた逃走劇を繰り広げるという奇想天外なストーリーを生み出したのは、カール・アレクサンダーとスティーヴ・ヘイズ。 1979年には映画化もされ、タイムトラベル物の傑作と評された作品を満を持してテレビシリーズ化!企画・製作総指揮には「ドーソンズ・クリーク」「ヴァンパイア・ダイアリーズ」などの人気テレビシリーズを手がけたケヴィン・ウィリアムソン。
H・G・ウェルズ役には「ハリー・ポッターと謎のプリンス」に出演した英国人俳優フレディ・ストローマ。そして切り裂きジャック役を、テレビシリーズ「リベンジ」のダニエル役で脚光を浴びたジョシュ・ボウマンが演じるなど、実力派スタッフと若手の注目俳優が集結!
AXNより
登場人物
あらすじの前に主要人物をチェック。
H・G・ウェルズ
本名ハーバート・ジョージ・ウェルズ。後に”SFの父”と言われ、世界的人気を誇る英国の小説家の若き日の姿。
タイムトラベルを夢見て、自らタイムマシンを発明。だが、思わぬ事態に巻き込まれ現代のニューヨークへ。未来が自身が思い描いていた“ユートピア”ではないことに、ショックを受けている。
演じているのは[actor][name]フレディー・ストローマ[nname]([altname]Freddie Stroma[aaltname])[sameus urls=”http://www.imdb.com/name/nm2238815/”][image urls=”https://motetai.club/wdps/wp-content/uploads/2017/09/1505670490.jpg”][aactor]。
映画「ハリーポッター」シリーズにおいて「コーマック・マクラーゲン」という学生役で出演しています。(グリフィンドールのクィディッチ選手)
ジョン・スティーブンソン(切り裂きジャック)
H・Gの友人で職業は医師。だが、その正体は恐るべき殺人鬼の《切り裂きジャック》。
犯行がばれて警官に追い詰められた際に、H・Gが発明したタイムマシン奪い、現代のニューヨークへと逃亡する。
演じているのは、日本ではドラマ「リベンジ」のダニエル役でおなじみ[actor][name]ジョシュ・ボウマン[nname]([altname]Josh Bowman[aaltname])[sameus urls=”http://www.imdb.com/name/nm2811944/”][image urls=”https://motetai.club/wdps/wp-content/uploads/2017/09/1505670484.jpg”][aactor]。年齢と知名度の割には出演作品数が少ない俳優さんです。
ジェーン・ウォーカー
アメリカ宇宙科学博物館のアシスタント・キュレーター。
タイムマシンに乗って現代にやってきたH・Gを助けたことから、切り裂きジャックに狙われる羽目に。行動を共にするうち、次第にH・Gに惹かれるようになる。
演じているのは[actor][name]ジェネシス・ロドリゲス[nname]([altname]Genesis Rodriguez[aaltname])[sameus urls=”http://www.imdb.com/name/nm1270009/”][image urls=”https://motetai.club/wdps/wp-content/uploads/2017/09/1505670481.jpg”][aactor]。
映画「泥棒は幸せのはじまり」「恋愛だけじゃダメかしら?」などに出演。ピクサー映画の「ベイマックス」では声優として参加しています。
ヴァネッサ・アンダース
現代で、H・G・ウェルズが発明したタイムマシンを所有するアンダース社のCEO。
彼女とH・Gの間には彼も知らないある関係が・・・。
演じているのは[actor][name]ニコール・アリ・パーカー[nname]([altname]Nicole Ari Parker[aaltname])[sameus urls=”http://www.imdb.com/name/nm0662519/”][image urls=”https://motetai.club/wdps/wp-content/uploads/2017/09/1505670487.jpg”][aactor]。
映画、ドラマ共に多数出演していますが日本ではあまり有名な作品はみあたらず…映画「タイタンズを忘れない」「エンド・オブ・バイオレンス」など。
第1話「旅立ち」(原題:Pilot)
あらすじ&ネタバレ
1893年のロンドン。『切り裂きジャック』による娼婦を狙った通り魔事件が起きる。
離婚して独り身となった作家 H・G・ウェルズは仲間うちを集めて、自身が夢中になっているという「タイムマシン」を作成したとお披露目する。呼ばれた仲間たちのひとり、医者のジョン・スティーブンソンも、ウェルズが大金をかけて完成させたタイムマシンを目にして驚く。
ジョンを除く仲間たちは小馬鹿にするが、ジョンだけはタイムマシンに興味を示す。
SF小説を書いていたウェルズは未来の世界が素晴らしい『ユートピア』になっていることを願い、未来の世界に行くことに焦がれていた。ジョンはタイムマシンが本物だとは信用していなかったが、ウェルズを焚き付けてマシンを試運転してみようと誘う。
そこへ警察が訪ねてくる。近くで起きた通り魔事件を調べに一件ずつ回っているらしかった。
警察はジョンのカバンを見つけると中身を改める、すると中からは血染めの肉切り包丁がでてきて、ウェルズも警察も目を見開く。
ウェルズが慌ててタイムマシンのあった部屋に行くと、そこにはジョンの姿はなく、更にタイムマシンも消えていた。驚いたウェルズの眼前で突如タイムマシンが姿を現す。
何が起きたのか理解できないままにウェルズはタイムマシンに乗り込み、2017年3月3日行きにセット。マシンのスイッチをオンにする。電流が走りマシンが作動。マシンのガタツキが収まると、次の瞬間ウェルズは見知らぬ場所にいた。
博物館らしき場所に展示されたタイムマシン。その中から顔出したウェルズ。
入場者たちが訝しげに彼を見つめるなか、駆けつけた警備員によって取り押さえられてしまう。その際、ウェルズが目にしたのは、張り出された「作家として大成したウェルズ」のポスターだった。
どうやらウェルズは未来のアメリカ宇宙博物館にやってきた様子、彼はそれとなくそれを理解していた。警備員につれられ博物館の事務所に連れてこられたウェルズ。
博物館のアシスタント・キュレーターのジェーン・ウォーカーに面通しされる。ジェーンはウェルズが近くで開催される演劇の俳優だと思い込み「タイムマシンから出てくるパフォーマンス」で宣伝しようとしているのだと、思っていた。
ウェルズは誤解をとこうとするが聞く耳を持たないジェーン。さらに彼女の話ではウェルズよりも前にもう一人同じようなことをした男がいたという。ウェルズはそれがジョンだと考え探そうとするのだが、ジェーンは話を聞かず彼を追い出してしまう。(しかしジェーンはウェルズの容姿が気に入った様子)
いっぽうジョンはウェルズの読み通り、一足先に未来の世界へやってきていた。
持ち前の理解力を発揮し、瞬時に未来の世界での立ち振舞を察したジョン。金時計を質に入れ現金を手にすると俳優を装ってホテルに宿泊する。
ウェルズはジョンが近くのホテルに向かったということを聴き、博物館を後にする。建物の外に出るとそこには未来の世界が広がっていた。
ハイテク文明に感動するいっぽうで、世界中で起きている戦争や殺戮のニュースを目にしたウェルズは思い描いていた「ユートピア」とかけ離れた世界に絶望する。
ウェルズはジョンの宿泊しているホテルを見つけ出し、ジョンと再会する。
ジョンは自分が「切り裂きジャック」だということがウェルズにバレたことを悪びれもしない。ウェルズはジョンを過去に連れ戻し通報しようと考えていたが、ジョンは拒み、タイムマシンの「鍵」を渡せとウェルズにナイフを突きつける。
ウェルズはジョンを突き飛ばし必死で逃げ去るのだが、走り去る最中にタクシーにはねられてしまう。
博物館のジェーンの元には、ウェルズのタイムマシンを「展示品」として貸与したオーナー ヴァネッサ・アンダースが現れる。ジェーンがウェルズとジョンを解放したことを叱責し、二人を探し出すように命令する。
病院に運ばれたウェルズ。幸い軽い脳震盪で済んだようだった。
ウェルズがジェーンの名刺を持っていたことから、ジェーンが病院に呼ばれる。ジェーンはヴァネッサから責任を問われていることを明かし、ウェルズの正体を訪ねる。
するとウェルズはとっさに嘘をつき「自分は俳優だ」と身分を偽る。ジェーンは少しがっかりした様子で病院を出る。直後にウェルズが病院から出てきて行く宛もなさそうにしているのを見たジェーンは、彼を家に泊めてあげることにする。彼女の人となりをしったウェルズも彼女に興味をいだき始める。
そのころジョンはすっかり現代のふるまいを身に着け、クラブへと繰り出していた…。
翌朝、ウェルズが目覚めるとテレビニュースで女性の他殺体が発見されたとの報道が流れる。
遺体の発見場所は「クラブ・ユートピア」。遺体の口には鍵の束が押し込まれていた。ウェルズはこれがジョンからの当て付けのメッセージだと直感する。ウェルズは自身がタイムトラベルをしてきたこと、ジョンが「切り裂きジャック」であることをジェーンに明かす。ジェーンは信じようとしないが、ウェルズは彼女の協力を得たいがため「証明する」と訴える。
博物館にやってきたウェルズはジェーンと共にタイムマシンに乗り込みスイッチを入れる。
するとタイムマシンが動き始め、次の瞬間ふたりは3日後の世界へと飛ぶ。信じられないジェーンだが、スマホの時計(衛星で時刻が自動設定される)は正に3日後を指していた。
にわかには信じられないジェーンだがウェルズの言っていたことが本当だと知り、史実の偉人と話していることに感激する。
興奮冷めやらぬジェーンが手近に置いてあった新聞を手に取ると、そこには3日後、切り裂きジャックの犯行で3人目の被害者としてジェーンが命を落としたことが報道されていた。
元の時間に戻ったふたりは、ジョンの犯行を止めるため2人目の被害者を助けに向かう。
遺体が発見された場所へふたりが向かうと、ジョンが被害者の女性に手をかけるところだった。ウェルズはジョンを静止しようとするがジョンは言うことを聞かない。ウェルズはジェーンから預かった銃を取り出しジョンを牽制。ジョンは渋々女性を解放する。しかし銃を打つ勇気のないウェルズ、ジョンは彼のスキをついて殴り合いに発展する。
ジェーンは大声で助けを叫び、ひるんだジョンはウェルズの脇腹を切り裂いて逃走する。
ふたりは家に帰りウェルズの傷の手当をするが、そこへ後をつけたジョンがこっそりと部屋に侵入してくる。ジョンは「鍵をよこせ」というメッセージを残してジェーンを連れ去ってしまう。焦ったウェルズは道に飛び出すが、そこにヴァネッサが現れる。彼女は彼がウェルズであることもジョンが切り裂きジャックであることも知っていた。
会ったこともないヴァネッサが事情を知っていることを不思議に思うウェルズ。するとヴァネッサは「私はあなたの玄孫(孫の子供)なの」と告げる。
見どころ:
日本版のエンディングテーマはシンディーローパーの「タイム・アフター・タイム」が起用されている。
第2話「未来からの伝言」(原題:I Will Catch You)
あらすじ&ネタバレ
ヴァネッサはジョンの捜索を手伝うと申し出るが、彼女を信用できないウェルズは走り去ろうとする。しかしヴァネッサの部下たちによって拘束されてしまう。
ヴァネッサの家に連れてこられたウェルズは傷の手当を受ける。ヴァネッサの話によれば家系図上ではウェルズとの血縁を確認できなかったが、大学時代に突如駆け寄ってきたウェルズそっくりの男が「自分は君の高祖父だ」と告げたらしい。
さらに後に現れる自分自身に渡すよう、ヴァネッサに手紙を託していた。それは紛れもなくウェルズ自身の筆跡だった。手紙を託したウェルズは「ヴァネッサとの血縁が本物だ」ということだけを書き記していた。
そのころジョンはジェーンを連れ去っていた。鍵とジェーンを交換するためジョンはウェルズと連絡をとろうとする。
ウェルズがジェーンの携帯を持っているだろうと推測したジョンは電話番号を聞き出そうとするが、ジェーンは協力しようとはしない。するとジョンは拉致した別の女性を人質にしジェーンを脅す。
ジェーンは渋々番号を教えジョンはウェルズと連絡を取る。鍵の引き渡しにセントラルパークにくるよう要求したジョン。
ジェーンはジョンが電話している好きにジョンを殴りつけて気絶させる。人質にとられていた女性を解放して二人で逃げ出そうとするが、途中でジョンが目覚めてしまい。女性は再び人質にとられる。見捨てることの出来ないジェーンは大人しくジョンに捕まる。
ジェーンはジョンが原題では「切り裂きジャック」として悪名高い存在になっていることを教える。史実では性的不能から娼婦を襲ったとされ正体も不明とされていた。
自分が名を残せず、ウェルズは作家として名を残している現状に憤慨する。
翌朝、ヴァネッサの家には彼女の恋人・グリフィンがやってくる。ヴァネッサは彼にはウェルズのことを隠しておきたい様子。
ヴァネッサの部下・ダグはセントラルパークの交換についていくと申し出るが、ウェルズは断り独りで人質交換へ向かう。セントラルパークの橋の上で落ち合うウェルズとジョン。ウェルズは独りで交渉に来たつもりだったがヴァネッサの部下たちに囲まれていることに気づき、取引を焦る。鍵を渡してしまいそうになったところで部下が割って入り、ジョンは逃げてしまった。
ヴァネッサに騙された事、取引が失敗に終わったことに憤慨するウェルズ。ヴァネッサは彼に協力したがるがウェルズは「追うな」と言い残し立ち去ってしまう。
しかしまたしても何者かにつけられていると感じたウェルズ。その実、ヴァネッサの部下が彼を監視していた。
ウェルズに仲間がいたと憤慨したジョンは鍵なしでもタイムマシンを動かし別の時代に逃げようと考える。ジェーンはジョンが「名無しの殺人鬼として終わりたくなければ、殺しを辞めるべきだ」と諭すのだが感情的になったジョンは聞く耳を持たなかった。
ダグはセントラルパークでもみ合った際にジョンの携帯を入手、そこから潜伏先を特定し部屋に向かう。が、すでにジョンは逃げた後、ジェーンも連れ去られており、人質となった女性は殺されずに拘束されていた。
ジョンはジェーンをつれて博物館にやってくる。ジョンは彼女をつれて別の時代に移動しようとするが、そこにウェルズが現れる。
ウェルズは鍵とジェーンを交換。ジョンは鍵を手に入れてタイムマシンに飛び乗る。
ウェルズはとっさにマシンのコードを引きちぎってマシンを止めようとする。その甲斐あってかジョンは時間移動することができずタイムマシンから飛び出してくる。襲い掛かってきたジョンを警備員が取り押さえるが、目覚めたジョンは銃を奪って逃走してしまった。
逃走したジョンはウェルズに電話してきて「タイムマシンと鍵を手に入れるまで毎日1人殺す」と宣言する。
ジェーンは連れ去られた際に、人質の女性が殺されたと思いこんでいたが彼女が殺されずに生かされた事を知り、ジョンの心変わりを期待したのだが。。。
ヴァネッサはウェルズに謝罪し和解。自身がバイオ企業のCEOであることを明かし、多額の資金を投入してウェルズが壊したタイムマシンを修復すると申し出る。さらにウェルズの傷から採取した血液を検査した結果、ヴァネッサとウェルズには確かに血縁関係が確認されたらしかった。
ジェーンは大事を取りしばらくウェルズとともにヴァネッサの家で厄介になることになる。ウェルズとジェーンは互いに惹かれ合うのを感じ始めるのだった。。。
ジョンはバーで女性に声をかける。新たな標的だろうか…。
彼が女性を誘うさまを物陰から監視する人物。彼はどうやらジョンだけでなくウェルズのことも監視しているらしいのだが。。。
見どころ:
原題の「I Will Catch You」はテーマ曲となっているシンディーローパーの「タイム・アフター・タイム」の一説からの引用
ダグ役を演じているのは、ドラマ「MR.ROBOT」でベラ役を演じていたエリオット・ビラー(Elliot Villar)。
第3話「運命の瞬間」(原題:Out of Time)
あらすじ&ネタバレ
ウェルズはヴァネッサの会社の技術者 マーティ・スコットを助手にタイムマシンの修復にとりかかる。ジョンはウェルズがマシンを直していると知ると、「12時間以内にマシンと鍵をもってこい」とウェルズに要求を出し、従わなければ人を殺すと脅す。
ウェルズはマーティのチカラを借りマシンを「ウェルズ意外が使うと自動的に元の場所に戻る」よう改造する。しかし改造は失敗し、マシンのコアである「アレキサンドライト」が損傷してしまった。
いっぽうジョンは街に出かけるが、見知らぬ男につけられていることに気づく。男の尾行をまいたジョンはひょんなことから街なかで、神経病理医のブルックと出会い彼女を飲みに誘う。
彼女と意気投合したジョンは一夜を共にする。
ジョンに巻かれた男の名はチャド。チャドは「タイムマシン」と「H.G.ウェルズ」、さらに「切り裂きジャック」が現代に現れることをも知っていた。
それはチャドの母親・フィリスによって知らされたらしく、彼女はこの先に起きる「重大な事件」を止めるためにチャドにウェルズ探しを託したらしいのだが。。。
ヴァネッサの恋人のグリフィンは議員であり政治家としての出馬を控えていたが、ウェルズが現れて以来ヴァネッサの様子がおかしいことに疑問を感じ始めていた。ヴァネッサはグリフィンにウェルズの正体を明かしてしまうが、グリフィンは信じることが出来なかった。
ジェーンは博物館の仕事柄、宝石の扱いに詳しい鑑定士・ポールに連絡を取り、コアの代わりとなる「アレキサンドライト」が手に入らないか交渉を試みる。ポールはジェーンに気があるらしく、ウェルズもふたりの関係に気をもむ。
ウェルズはポールが貯蔵していたアレキサンドライトのなかから目当ての物をみつけるが、そこへウェルズをつけてきたチャドが急襲する。
チャドの銃撃を受けて逃げ出すウェルズとジェーン。
チャードがウェルズや切り裂きジャック、タイムマシンのことを知っていると告げ驚くウェルズ。銃を向けられ一巻の終わりかと思われたが、ダグがかけつけチャドを撃ち殺してしまった。
ヴァネッサ邸に戻ったウェルズは、チャドがタイムマシンのことをしっていたことを訝しみ、警察にコネのあるダグに調査してもらうことに。
ポールから買い取ったアレキサンドライトを元にウェルズとマーティはタイムマシンの改造を再会。さらにヴァネッサはウェルズが本物であることを証明するため、その場にグリフィンを同席させる。
改造実験は成功、ウェルズの想定通りマシンが自動的に元の場所に戻るように改良した。
そのころジョンはベッドを共にしたブルックに手をかけ殺そうとするのだが、ジョンの思惑を見抜いていたブルックは彼の首筋に薬を注射し眠らせてしまう。
じょんが目覚めるとブルックの研究台の上で拘束されていた。ブルックは「切り裂きジャック、貴方に会えるのを待っていたの」と告げる。
ウェルズはジョンからの連絡を待っていたが、ジョンからは連絡がない。連絡を待ちわびたウェルズに、ジェーンは顔を近づけキスをする。
いっぽうタイムマシンの存在をしったグリフィンにも不穏な「裏の顔」があるようだが。。。
第4話「盗まれた秘密」(原題:Secrets Stolen)
あらすじ&ネタバレ
女医のブルックに拘束されてしまったジョン。ブルックはタイムマシンこともジョンが切り裂きジャックであることも知っていた。
さらにウェルズにはヴァネッサが助力している事も知っており、ジョンに協力したいと申し出る。
ジョンは次第に事態を察し冷静さを取り戻す。ブルックはジョンの拘束を解き、自身が遺伝子研究をしておりジョンの遺伝子を解析していることを明かす。
ブルックによればジョンは現代に渡ってくるよりも後の時代で結婚し子供も作っているらしいが、現在のジョンにとってはまだ身に覚えのないことだった。ブルックは遺伝子研究の代償にタイムマシン奪還に助力すると申し出るが、ジョンは未だに彼女を信用することができなかった。
ブルックは遺伝子操作によって脳内の蘇生を変化させ、ジョンの「殺人衝動を抑える」実験を試したがっていた。しかしブルックを信用しないジョンは彼女のスキをついて逃げ出そうとする。扉の外に駆け出すが密閉された地下廊下が続き何処へ進んでいいかわからない。手当たり次第に開けた扉の中に進むと点滅する証明に照らされた巨漢の男が佇んでいた。
男はジョンに馬乗りに成り殴りかかるが、かけつけた警備によって男は鎮静されジョンは難を逃れる。さらに手当を受けているスキに警護を襲い、まんまとラボの外に逃げ出してしまう。
そのころヴァネッサとダグはウェルズを襲った男の正体がチャド・ホランドだと特定する。ウェルズはジョンから連絡がないことから、チャドが絡んでいるのでは、と睨む。
ウェルズとジェーンはチャドのアパートを訪ね、管理人の協力で部屋へと通してもらう。
すると部屋にはウェルズに関する資料が山のようにピンナップされていた。さらに現代にやってきたウェルズとジョンを盗撮した写真も見つかる。ジェーンは「R.H」と書かれたバッグを発見、中からは座標らしき数字が書かれたメモが見つかる。
メモの座標はある場所と特定の時刻が示されていた。ウェルズはその時刻、場所にタイムマシンで飛んで事態を確認しようと考える。ウェルズとジェーンはタイムマシンを作動させ1980年のグレンコーブへと移動する。
郊外に建てられた豪邸が見え、そこではガーデンパーティが開かれていた。庭で遊んでいた女の子がボールを蹴るとウェルズの足元に転がってくる。彼がボールを取ってあげるのだが、彼女の名前は「ヴァネッサ・マリー・アンダース」、ウェルズの玄孫・ヴァネッサと同名。つまりその女の子はヴァネッサの幼き日の姿だった。
なぜチャドはヴァネッサの幼少期を狙ったのか?謎はふかまるばかりだが、ふたりは偽名を使ってパーティに潜入することに。
ふたりはヴァネッサの両親(ウェルズの子孫)に接触し情報を探ろうとするが、庭先に例の「R.H」のカバンを持った人物が現れたのを発見する。パーティの客によれば男の名前は『ホランド』、チャドの父親らしかった。
そのころ現代のヴァネッサは、ウェルズたちが自分の幼少期の実家に移動したことを知り驚く。恋人のグリフィンは彼女のスキをついてタイムマシンを保管している部屋のカードキーをくすねる。
ウェルズとジェーンはチャドの後をつけると、ホランドはヴァネッサの父親・デヴィッドにとある研究資料を渡す。資料は「ユートピア計画」に関するものらしい。
その計画を使って儲けようと考えていたが、ホランドは大金を要求、デヴィッドと口論になりもみ合いの末、デヴィッドはホランドを殴り殺してしまう。ウェルズたちが驚き放心するなか、彼はホランドの遺体を車のトランクに隠す。
しかしデヴィッドに一部始終を見ていたことがバレてしまい、ウェルズとジェーンは走ってその場から逃げ去る。タイムマシンに逃げ込んだふたりはデヴィッドに追いつかれる前に現代へと戻ることに成功する。
現代に戻ったふたりはヴァネッサには真相を伝えないままにする。ちょうどヴァネッサの家ではパーティが開かれており客人たちが招かれていた。
ブルックの元を逃げ出したジョンはヴァネッサの家にタイムマシンがあることを聴かされ、パーティに紛れて家の中に侵入する。キッチンでウエイトレスをひとり気絶させると料理用のナイフを盗みパーティ会場へと向かうジョン。
いっぽうパーティにはブルックもやってくる、なぜならブルックはヴァネッサの恋人・グリフィンの妹だというのだ。。。
ブルックはグリフィンと共に「とある計画」を進めている様子。それによれば二人の父親が計画した「ユートピア計画」なる技術を、ホランドが盗みだした。そして彼を殺したデヴィッドがそれを我が物としたらしい。しかしヴァネッサによれば父から受け継いた会社の資料には「ユートピア計画」などというものは存在しないというのだが。。。
ジェーンは博物館の同僚に相談して史実のなかから「ユートピア計画」に関する情報を探そうとするのだが、携帯電話と取りにいったところでジョンと鉢合わせしてしまう。ジェーンはとっさに大声を張り上げ警護を呼び、ジョンは慌てて逃げ出す。
グリフィンは盗んだカードキーでタイムマシンの部屋に侵入するが、そこにジョンもやってきて乱闘になる。ジョンはグリフィンの首を絞め気絶させ、タイムマシンに乗り込む。ダグやウェルズたちが駆けつけたときにはマシンが作動してしまっていた。
ウェルズは慌ててタイムマシンを元の位置に呼び戻すが、時すでに遅し、ジョンは1918年のパリに移動しタイムマシンを降りてしまっていた。
見どころ:
前回までの描写だとお話は現代で展開していくのかと思いきや、「タイムレス」のようにいろんな時代をまたにかける感じの模様。今回の登場要素だけでも、思った以上に相関図や関係性が複雑そうでちょっと混乱してます。。
第5話「救いたい人」(原題:Picture Fades)
Coming soon …
第6話「ユートピア計画」(原題:Caught Up in Circles)
あらすじ&ネタバレ
負傷したウェルズは何とか起きられるまでに回復する。
いっぽうヴァネッサは「ユートピア計画」がヴァネッサの父親ではなく誰か別人によって計画されたものだということを突き止める。さらに計画の実験対象とされているのは資料によれば「ジョン」だったが、彼は1980年には行っておらず、今後時間移動するのかもしれない、と危惧する。
ウェルズはヴァネッサの屋敷に幽閉されていたジョンに事情を尋ねにいく。命を救われたことを感謝するがウェルズは彼を解放しようとはしない。
「ユートピア計画」にジョンのDNAが使われていることを明かすと、ジョンは「心当たりがある」と漏らし解放を要求する。
いっぽうでウェルズは1980年に行った際に、ヴァネッサの父親がホランドを殺したことを告げる。衝撃を受けるヴァネッサ。
ウェルズとジェーンは資料の中にあった名前を頼りに、計画に参加したとみられる看護師 ジョンソンを訪ねる。ジョンソンは既に高齢で認知と記憶に問題を着たしており、介護士に付き添われて軟禁生活を送っていた。実のところこのジョンソンは、死んだホランドの母・フィリスだった。
ジョンソンに話を聞こうとするが、彼女の話は要領を得ない。さらに彼女に付き添っていた介護士は実はブルックの手の物で…。
しかしフィリスは計画の首謀者が「モンロー」という医者であるとだけ明かし、それがブルックとグリフィンの父親であると察したウェルズ。
すべてはモンロー一族が仕組んだことだと察するのだが、そこで介護士のサムがウェルズに襲いかかる。さらに加勢しようとジェーンには凶暴化したフィリスが襲いかかる。なんとか家から逃げ出したふたりはヴァネッサに連絡を取ろうとするのだが。。。
そのころブルックはグリフィンを焚き付け、タイムマシンの奪還を計画する。
ヴァネッサの屋敷にやってきたふたり、グリフィンは盗み出したカードキーをつかってタイムマシンの部屋へと潜入。マシンを制御するパソコンにウイルスを忍ばせる。さらにブルックがヴァネッサの気を反らせている間に屋敷にはブルックの被験者ニックとアレックスが侵入してしまう。
そこにウェルズとジェーンが帰宅する。ふたりは計画の首謀者がモンロー医師であり、ブルックとグリフィンがそれを引き継いでいると告げる。ヴァネッサは恋人であるグリフィンのことを信じたかったが、その話を聞いている間にブルックとグリフィンは姿を消していた。
ブルックとグリフィンは屋敷の電源を落とし、ニックとアレックスは暗闇に紛れてウェルズを拉致する。
ジェーンは暗闇の中ウェルズを探そうとするが麻酔銃に倒れた警備員を発見。追手から逃れるためとっさに入った部屋は、ジョンが幽閉されていた部屋だった。ブルックはドアを破壊しようとし、ジョンは「自分を信用しろ」と伝えてジェーンをベッドの下に隠す。
ドアを破壊するとブルックはジョンの拘束を解いて連れて行ってしまった。
ウェルズとジョンを手に入れたブルックはふたりを連れてタイムマシンの部屋へ行こうとするが、ウェルズとジョンは旧知の仲を発揮、タイミングよく二人一緒に逃亡する。ブルックは追手を差し向けるが、ウェルズは警備員から奪ったスタンガンでニックを攻撃、ジョンの窮地を救う。
いっぽうヴァネッサは暗闇のなか屋敷をあら捜ししていたグリフィンと遭遇する。グリフィンは計画の資料を奪おうとしていたが、ヴァネッサの抵抗にあい彼女を納戸に監禁してしまう。
ブルックはアレックスとともにタイムマシンの部屋へと向かうが、停電で事態のおかしさに気づいたマーティンは部屋の電子ロックを変更し侵入を拒む。
ドアを破壊して中に入ろうとするのだが、マーティンは事態を危惧し、自らの判断でマシンに乗って別の時間へ移動する。
先手を打たれたと感じたブルックはジェーンを人質にウェルズを脅そうとする。焦ったウェルズはジェーンを探しに向かうが彼女は無事だった。
ニックはジョンによって殺され、打つ手なしと判断したブルックは拘束したヴァネッサを連れて退散する。
グリフィンはヴァネッサへの情が残っていたが、冷徹にヴァネッサを利用とするブルック。ヴァネッサに情を示さないブルックは兄に協力する気がないと知ると、アレックスに指示してグリフィンを追い返してしまう。
ブルックはウェルズに電話をかけ、ヴァネッサとタイムマシンの交換を要求。
それに応じることにしたウェルズ。しかしバカ正直に交換に乗る気はなかった。ウェルズは利害の一致したジョンと手を組みブルックに反撃する決意を固める。
第7話「動き出した陰謀」(原題:Suitcases of Memories)
あらすじ&ネタバレ
ダグたちはブルックの隠れ家を急襲するが、すでに蛻の殻だった。
ウェルズと一緒にやってきたジョンはブルックの地下研究室へと彼らを案内する。彼女がそこで遺伝子研究していたことを明かすジョン。
いっぽうでマーティンはブルックから逃れるためマシンを同じ時代の別の場所(ヴァネッサ所有の倉庫)へと移していた。ダグはマーティンを迎えに、ジョンに発信気をつけ気を許すなとウェルズに忠告する。
そのころブルックはヴァネッサを連れて別の隠れ家へと身を寄せる。
グリフィンが忍ばせたコンピューターウイルスを使ってマシンの挙動を掌握しようとしたブルックだが、マーティンがマシンの電源を落としているためにウイルスは作動しない。さらに証拠隠滅のためにウイルスは24時間以内に自己消滅してしまうため、ブルックに残されて時間はわずかだった。
ブルックはヴァネッサに「父親の研究を盗まれた」と恨みを吐露する。
ブルックはジョンに電話しヴァネッサとの交換を要求するが、ジョンは独断でその要請を跳ね除けてしまう。更にブルックの研究室に潜んでいたアレックスがジョンを急襲。ジョンに襲いかかったところで、ウェルズが駆けつけ鎮静剤を注射し難を逃れる。
ジェーンはアレックスの怪力を目の当たりにし、ブルックの実験していた人体実験こそが「ユートピア計画」なのではないかと推測する。
ウェルズの著書である「モロー博士の島」には動物実験を繰り返す科学者が登場するがそのモデルこそが「モンロー博士」だったのではないか、と。(この時点でウェルズはまだ「モロー博士の島」を執筆していないため)
ジョンはアレックスを尋問するため、ブルックのラボにあった薬を手当たり次第に注射する。
アレックスは拒否反応が現れ苦しみだす、それでもブルックの居場所を吐かないアレックス。ウェルズは情報を手に入れるため非情さを露わにし、ジョンに「もっと薬を打て」と指示。ウェルズの闇を垣間見たジョンはニヤリと微笑む。
グリフィンはブルックの元にやってきて謝罪し和解する。
しかしその和解は嘘。グリフィンはこっそりとヴァネッサの監禁場所に近づき敬語を毒物で殺す。そして監禁されていたヴァネッサを逃してやることにする。グリフィンは「信じないかもしれないが君のことを愛している」と告げる。
ブルックはマシンの隠し場所を特定したことをウェルズに報告。それを受けてウェルズはマーティンに連絡しマシンをヴァネッサ邸に戻すよう指示を出してしまう。しかしこれはブルックの罠、焦ってマシンを起動してしまったためブルックの部下が本当にマシンの場所を特定、忍ばせたウイルスを使ってマシンを自分たちの元に引き寄せようとしたのだ。
グリフィンがウイルスを忍ばせたと知ったヴァネッサはブルックの罠に気づきウェルズに警告しようと電話するが、時既に遅し。一瞬マシンはヴァネッサ邸に戻るのだが、次の瞬間再び姿を消してしまう。
マシンはブルックの睨み通り、彼女の隠れ家に移動してしまう。マーティンは焦るも操作不能。マシンから出たところでブルックはマーティンを射殺してしまう。
打つ手が失くなったウェルズ。ジョンはアレックスを泳がせて自分がブルックの居所を見つけると申し出る。
ウェルズはその案に乗るが、未だにジョンを信用しきれないウェルズは事前にダグから預かっていた追跡装置を使ってジョンの動向を探る。
いっぽうでブルックは逃げ出そうとしたヴァネッサとグリフィンが殺した警備を発見。ブルックはグリフィンがヴァネッサのために裏切ろうとしているのではないかと勘ぐる。
そこへジョンとアレックスがやってくる。ウェルズとジェーンもジョンの後を追ってブルックの隠れ家近くへとやってくる。
ジョンはブルックに取り入ろうとするが、守りの固くなったブルックを口説き落とすことは出来ず、ジョンは地下牢に監禁されることになってしまう。
しかし隠し持っていたナイフで警備をあっさりと殺したジョンは同じく地下牢に監禁されていたヴァネッサを救い出し、一緒に逃亡を図る 。しかし彼が逃げ出したことに気づいたブルックは銃を持ってジョンに迫る。
ジョンとヴァネッサは走って逃げ、ジョンはタイムマシンに飛び乗りマシンを作動させる。ブルックはマシンの制御を奪ったことであっさりと彼を見逃すのだが。。。
ウェルズとジェーンも隠れ家にやってくるが、見張りのアレックスに見つかってしまう。
しかしグリフィンが現れアレックスのスキをついて銃殺。「ヴァネッサを探そう」と声をかける。グリフィンが寝返ったことに驚きを隠せないウェルズ。ヴァネッサは何とか逃げ延びウェルズ達と合流するが、すぐにブルックに見つかってしまう。
実の妹に手は挙げられないと銃を降ろしたグリフィンだが、ブルックの方は躊躇なくグリフィンの足を撃ち抜く。
ブルックはウェルズは連れて過去に戻り、自分の父親の汚名を晴らし歴史を通うと企んでいた。
そのためには「ジョンとウェルズを過去に送る」必要があったらしい。しかしウェルズは彼女のすきをついてジェーンと共にマシンに乗り込みマシンを作動させてしまう。ブルックの計画では「ジェーン」が過去にいくと計画が台無しになってしまうらしいのだが、マシンは起動し最早制御不能となってしまった。
次の瞬間ウェルズはひとり海の只中に放り出される。一緒にいたはずのジェーンの姿はない。
浜辺に降り立ったウェルズはジェーンの名前を叫ぶのだが彼女の返事はなかった。。。
第8話「漂着」(原題:If You’re Lost)
Coming soon …
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