ハンターハンター360話を読んでみた【ネタバレあり】

ハンターハンター 360話

ビルの言う策とはなにか

協専ハンター・ビルとクラピカは各々の目的の違いから警護方針で対立します。

ビル含む協専ハンターは暗黒大陸へ渡った後の探索が目的であり、王子警護はその過程での渡航手段にすぎません。とはいっても途中の任務を蔑ろにはしない、と言っていますが。
パリストンの送り込んだであろう協専ハンター達の目的についてはコチラの記事に考察をまとめました。

パリストンの強制二択と伏兵についてを考えてみる

いっぽうクラピカは、第4王子・ツェリードニヒとの接触が目的であることを話しています。
正直、ここでビルやオイトにも自身の事情を話しているのが驚きました。緋の眼についてまで話したかどうかはわかりませんが、クラピカが自身の事情を打ち明けるとは考えづらかったですから。
このことから考えるとクラピカが十二支ん入りしたことは、未だ公になっていないのでは?と感じます。オイトはともかく協専のハンターがクラピカのことを十二支んメンバーだと認識していれば、もっと萎縮しそうなもの。ましてや、自身の個人的な事情を警護のうえで遂行しようとしていることを知ったのなら、もっと咎められそうなものだからです。

新大陸(仮)への上陸から先は、協専員含むビヨンド側の人間にとっては自分たちの「本来の目的」のスタートになるわけで、そこから先は知りません関係ありません、ではオイトにとっては問題。クラピカはそこを指摘し王位継承戦そのものからの離脱策を考えているようですが、ビルは既にその方法を3つ用意しているといいます。協専ハンター・ビルの策

この策、おそらくはビヨンドもしくはパリストンに何らかの形で助力をこう方法ではないかと考えます。
彼らが単独で何かの能力をもっていて、それが継承戦離脱に使える、ということも考えられます。が、協専およびパリストンが事前に王位継承戦のことをしらなかった以上、パリストンの指示で潜入しているビル達が独断でワブル離脱に助力するとは考えづらいです。

ビルの言う「我々」は警護内の協専員3人のことではないでしょう、十中八九ビヨンドチームもしくはパリストン一派をさしている、と考えられるのではないでしょうか。あくまで、バックの人間(ビヨンドやパリストン)に頼れるという可能性から導き出した策だと考えます。

ワブル離脱への助力、という既成事実がなんらかの形でビヨンドの捕縛状態離脱に役立てられるなら、これを利用する意味も生まれます。
ビヨンド本人にこのお伺いを立てるすべはないでしょうし、これまでパリスの行ってきた根回しも全部パリスの独断で行われてきたような描かれ方をされていますから、ビルがパリスにワブル離脱への助力を報告し、パリスがこれをビヨンドの解放に利用するのではないか?と邪推してみました。

みたび、休載へ…

そして今週掲載分の最終ページに衝撃の記載がありました。

ハンターハンター また休載…

また休載…

二度ならず三度までも…とがしぃぃぃぃっ!!
否、咎死!

連載再開から11話しかもちませんでした…嗚呼なぜ…。ようやく面白くなってきたところだったのに、これでまた数年お預け食らうんでしょうかトホホ…。

あとがき

守護霊獣の登場、寄生型の念能力という新しい設定、とようやくお話が加速しだした矢先の再休載宣言…。
残念でなりません。いやむしろ富樫先生にしてはよくがんばったほう…と言うべきでしょうか。今回の休載が行ったどれ位続くのか、期間が明示されていませんから、もうイヤな予感しかしません。

ここんとこ毎週のっけてた本誌レビュー記事も書けなくなっちゃうなあ…(´・ω・`)

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