海外ドラマを多く放送している無料チャンネル・Dlifeで海外ドラマ 見えない訪問者 ~ザ・ウィスパーズ~ 第13話 「ゲーム・オーバー」が放送されたのでレビューしてみようと思います。母星とコンタクトをとったドリル、彼らの計画がいよいよ始まってしまう。。。
ちなみに前回のレビューはコチラ。
見えない訪問者 ~ザ・ウィスパーズ~ 第13話 「ゲーム・オーバー」 あらすじ
原題は “Game Over”
カサンドラの身体を乗っ取ったドリルは報道カメラの前で母性に向けて信号を送信した。
報道中継によってその映像は各地に知れ渡りアメリカ国内では不安の声が広がる。
失意の大統領をよそに、フロマーは事態の収集に向けて動き出そうとしていた。
ウェスは捉えたカサンドラ(=ドリル)から何が起きているかを聞き出そうと、彼女を聴取のために極秘施設へと移送する。
クレアはカサンドラの移送に付き添い、ショーンはトーマスの父親が傍受したとされる「彼らの通信」を手がかりにドリルが「何を伝えたのか」を探ろうとする。
極秘施設に連れてこられたドリルは檻の中に閉じ込められる。
クレアはドリルに語りかける。ドリルは「身体を乗っ取ったときに既にカサンドラは死んだ」と語り始め、クレアの問いかける質問に応える姿勢を見せる。
クレアは母星におくったメッセージの意味を問う。するとドリルは「支配のはじまり」を母星にむけておくったのだと明かす。
ドリルは、クレアに向けて「君からありがとう、と言ってもらっていない」と語る。
砂漠でショーンの命を助け、ヘンリーの耳を治したことについてだ。クレアは当然感謝することはない。
そこへウェスがやってくる。
ウェスはドリルへの尋問を担当することになったと告げるが、ドリルは「停電の晩にニコラスと共に殺すべきだった、それがドリルを止める最後のチャンスだった」と嘲笑する。
ウェスは兵器による尋問をちらつかせるが、ドリルは「勝つために犠牲はいとわない」とつぶやくと、カサンドラの身体をまばゆく発光させる。
次の瞬間、カサンドラの身体は灰のように崩れ落ちてしまう。ドリルは自殺を図ったのだ。。。
施設から解放されたヘンリーは、「ドリルだと疑った」ことをミンクスに謝罪する。
ミンクスは謝罪を受け入れ、いままで自分がドリルに加担したことを後悔する。「誰かドリルをやっつけてくれますように…」と。
ヘンリーはミンクスに手話を教えてあげることにするが、ちょうど同じ頃カサンドラが自殺を図った。
彼女が死んだ直後、ヘンリーやミンクス、ドリルと関わりのあった子供たちはみな何かを感じ取る。するとミンクスは「ニヤリ」と不敵に微笑んだ。。。
ドリルから何らかの信号を受け取ったらしい子どもたちは、一斉に荷物の準備をはじめる。
あるものは親を部屋に閉じ込めて家を出、あるものは親の飲み物に薬をまぜて眠らせそのスキに家を出る。
FBIで捜査を勧めていたロリンズの元には、前妻のタマラが現れる。
一連の報道で一般市民のなかにも終末の不安を感じる者が出始めていた。タマラも「世界が終わるなら一緒にいたい」とロリンズの元にやってきたのだった。
人々は物資を買いあさり車の燃料を備蓄しはじめる。
クレアは民衆の混乱を目の当たりにしてため息を漏らすが、ふと目を外に向けると、ドリルと接触のあった子どもたちが集まって何やら話しているのを目撃する。
不穏なものを感じたクレアは子どもたちの後を追うが、彼女の前には「クレアの名前を知っているらしい大人の女性」が立ちはだかる。
さらに不審に感じるクレアだが、その女性の仲間らしい大人たちに取り囲まれてしまう。
ショーンはトーマスの父親にコンタクトを取る。
すると父親は「送信されたメッセージだけでなく、返事も聴いた」のだと明かす。
ショーンは「返事」の内容を翻訳することができれば、ドリルの仲間たちと交渉することが可能になるかもしれない、と考えその旨をクレアに伝える。
トーマスの父親を招き、彼が受け取ったという「返事」について聞き出そうとする。
父親はNASAを辞めた後、その「返事」を独自に翻訳することを試みていた。その結果「111215」という数字を繰り返していることが判明する。
ショーンにはその数字に心当たりがあった、
ドリルに操られていた間、体中に刻んだタトゥーのひとつにその数字が刻まれていたのだ。
それを元にドリルたちの言語を翻訳できないか、と訴えるショーン。
ふたりが話していると、見知らぬ女性が訪ねてくる。
「あなたがヘンリーのお父さんね」とほほえむ女性。不審がるショーンはドアを閉めようとするが、彼女の仲間らしき男たちがすでに部屋の中に侵入していた。
男たちはショーンを拘束する。
その様子を影からみまもっていたヘンリーとミンクス。女性が近づくとヘンリーはひとこと「準備できた?」とつぶやいた。
ウェスはショーンがメッセージの翻訳を果たすことに期待し、それをまっていた。
しかしクレアともショーンとも連絡がつかなくなってしまう。
そのころクレアとウェスは見知らぬ廃墟にとらわれていた。彼らを捕らえた大人たちは「すぐに終わる」と意味深に微笑む。
大人たちは「ことがスムーズに運ぶように」大人たちを操っているらしい。
「ドリルと友達になった人はずっと友達よ」と語る彼ら、どうやら彼らがドリルと接触したのは最近ではなく、彼らが子供の頃らしい。
ドリルの自殺が引き金になって彼らが動き出したのだろう、と推測するクレア。
ロリンズはタマラからの誘いに乗り、仕事を放り出してふたりで時を過ごそうとする。
車で街へ出ると、そこでハーパーが見知らぬ女性とバス停にいるのを目撃、不審に思い話しかける。
ハーパーは「家族ぐるみの付き合いをしている人だ」と説明する、ロリンズは不審におもいつつ車へもどる。
やはり何かが気になるロリンズはこの件をFBIに報告しようとするが、助手席に乗っていたタマラは「…なんで気づいてしまったの?」とロリンズに視線を向ける。
ウェスは連絡の取れないクレアを心配し彼女の家にやってくる。
しかし家はもぬけの殻、預けていたはずのミンクスの姿も見当たらない。
ウェスは部屋の片隅でトーマスの父親が死んでいるのを発見する(大人たちにやられた?)。
ミンクスとヘンリーをさがすウェスは自宅に戻りミンクスを探すが、そこに現れたのは「見知らぬ大人」たちだった。。。
ウェスはロリンズに電話をかけるが、彼はタマラに気絶させられ車のトランクに押し込まれているらしかった。
ロリンズの電話から位置を特定しようと試みるウェス。
そのころ国防総省のフロマーの元にはある情報が舞い込んでくる。
衛星が捉えた宇宙の映像によれば、「惑星大」の巨大な飛行物体が地球を目指し移動してきている、らしいのだが。。。
その飛行物体とは、砂漠で発見されたあの「発行する岩石」とよく似た物体だった。
クレアは、大人たちがトーマスと同年代であることに気づく。
「ドリルの友達はずっと友達、だというがトーマスは数日前ドリルに殺されたのよ?」とクレアは明かすが、彼らもそれは知っていた。
それを知った上で、ドリルに協力しているのだという。
ウェスはロリンズを追跡しとある廃屋にやってくる。
そこには無数の大人たちが集まっていた。おかしな光景に不安を募らせるウェス。
そこでタマラに銃を突きつけられながらロリンズが連れてこられるのを目撃する。
ウェスはタマラに銃を向けロリンズを解放させようとするが、彼女のことを死なせたくはないロリンズは必死に止める。
しかし洗脳されたタマラはロリンズに発泡しようとしたため、ウェスは仕方なく彼女の腕を打ち抜き無力化する。
その銃声を聴いたクレアとショーン。
ロリンズが連れてこられたのは彼らが監禁されていたのと同じ場所だったのだ。
銃声にひるんだスキにショーンは拘束を解き逃げ出そうとするが、クレアが人質に取られてしまう。
が、そこへウェスが駆けつけ再び発砲。クレアは無事に解放される。
ウェスとロリンズ、ショーンとクレアは合流し大人たちを探そうとするが、既に彼らは姿を消していた。
いっぽうで「ヘンリーが警察に保護された」という知らせが入ってくる。しかしミンクスは依然行方知れず。
何が起きているか分からない一行だが、突如夜空が青白く光る。
ついに「彼ら」がやってきたらしいのだが。。。
FBIに戻ってきた一行は保護されたヘンリーと再開する。
するとヘンリーは「ミンクスは決められた場所にいる」とつぶやく。
世界各国では空が青白く光る現象が目撃される。
そのころミンクスは、ドリルに指示されたらしい山奥へと向かっていた。
彼女と同じくハーパーやニコラスなど、子どもたちはそれぞれが「決められた」場所へと向かっていた。
ウェスは、子どもたちなら「彼らのメッセージ」を翻訳できる、と推察。
ヘンリーに翻訳させようとするのだが、フロマーはウェスの案を待たずして軍事行動を開始してしまう。
飛行物体にミサイルを着弾させることに成功すると空の光は途絶え暗闇が訪れる。
するとヘンリーは天を指差す。
無数の発光物体が上空に現れヘンリーはそれを笑顔で見つめ続ける。
クレアは心配になりヘンリーに語りかけるがヘンリーは応答しない。
クレアはかつてのように手話でヘンリーに話しかける。するとヘンリーは手話を使って返事を返してくる。
クレアは「返事」の内容をヘンリーに尋ねる。
その内容は「子どもたちの準備は?」だという。
ドリルたちが狙っていたのは地球侵略ではなく、子どもたちを地球から連れ去ることだったのだ。。。
クレアたちは計画を立て直し子どもたちが奪いさられないよう手を尽くそうとする。
ウェスは監禁場所の大人たちが見ていた地図を携帯カメラで撮影していた。その地図を改めるとショーンがその地図にピンとくる。
タトゥーに刻まれた模様の一つから、地図上を渦を巻くようにして子どもたちが配置され、彼らを順番にさらっていくつもりだろう、と推測する。
クレアはヘンリーに、ミンクスの居場所へ案内するように言い聞かせる。
そのころミンクスは山奥の所定の位置に立っていた。
山奥はやってきたウェスとショーン、クレアは手分けしてミンクスの捜索を始める。
いっこうに見つからないミンクスだが、ヘンリーが森の奥を指差し、クレアとショーンはそこへミンクスを探しに行く。
するとヘンリーは彼らにはついていかず、離れた場所から「ごめんなさいママ」とひと言。
ウェスは別の場所でミンクスをみつけ駆け寄るが、同じ頃街の各地では、飛行物体による子どもたちの連れ去りが始まっていた。
ミンクスとヘンリーの頭上にも飛行物体が現れ彼らを照らす。
ミンクスは娘を連れ去らせまいと走り寄るが、間に合わずミンクスは上空へと連れ去られてしまう。
クレアも同じようにヘンリーを連れ去らせまいとしてかけよりヘンリーを突き飛ばす。
代わりにクレアの身体は光りに包まれ上空へと連れ去られてしまった。ショーンが阻止する間もないまま。。。
あっけにとられるショーンはヘンリーを抱き起こす。
するとヘンリーは今までとは打って変わって正気を取り戻していた。
娘を失ったウェスは失意の中、フラフラとショーンに歩み寄る。
世界中で子どもたちが一斉に連れ去られ、その消息は一向につかめないまま。。。
シリーズ打ち切りで、尻切れ終わり状態に…。
クレアと子どもたちが連れ去られたことで、次の展開へ繋げるかのようなカタチで終わったシーズン1なのですが、制作陣の思惑とは裏腹に、視聴率低迷でシーズン1で打ち切りに。。。
これ、おそらく間違いなくシーズン2を予期しての終わり方だと思うんですが、打ち切りだったらまったくもって意味不明な終わり方ですよね。苦笑
海外ドラマ多シーズン展開を前提に作られている作品も少なくないいっぽうで、けっこうシビアに打ち切りが決断されるので、こういう尻切れ状態で終わってしまう作品がケッコーあります。(ぼくが過去みた作品だと「HELIX -黒い遺伝子-」「カイルXY」など)
続編ありきの作り方をしているとこういう残念な結果になるので、せめてシーズンごとに、ある程度話を完結させて欲しいですよね。。。
感想&あとがき
[rating]
というわけで、なんとも中途半端な結末で終了。
観ることのできなかった次シーズンではどんな展開が予定されていたのでしょうか…。
クレアと子どもたちを奪還するためウェスやショーンが尽力したのか?それともクレア達目線で地球へ帰還する話が描かれたのか?
はたまた子どもたちの奪還は地球侵略への序章に過ぎず、さらなる困難が地球をおそったのか…。
ん〜、前回と前々回は少しだけお話が面白くなってきたと感じたところだったので、この締め方はあまりにも残念。
まったくもって救いのない展開もアレでしたし…。
説明足らずで無理矢理な展開が散見された作品だったので、視聴率を維持できなかったのも少しうなずけてしまうのですが。。。
個人的に高評価しているミンクス役のカイリー・ロジャース出演に期待しての視聴だったため、最後までミンクスが「なんとなく不気味」「なんとなく邪悪」な感じに描かれてしまったことも残念でした。
カイリー・ロジャースの「良い演技」がみたい方はぜひ、映画「天国からの奇跡」見てください。オススメです!笑
作品としてはやはり高評価はつけ難いですね。。。
というわけで、「見えない訪問者 ~ザ・ウィスパーズ~」これにて観了です。
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