CSチャンネル・FOXで海外ドラマ ウォーキング・デッド シーズン7 第2話 「王国」が放送されました。さっそく視聴したので感想をレビューしてみたいと思います。ウォーカーに襲われたキャロルとモーガンを助けた謎の一団、彼らの住む集落は「王国」とよばれていた…。
ちなみに前回のレビューはこちら。
ウォーキング・デッド シーズン7 第2話 「王国」あらすじ
原題は “The Well”
第2話では前回とは一変、キャロル達のその後の動向が描かれています。
シーズン6の終盤でアレクサンドリアを離れたキャロルとモーガンはウォーカー(ゾンビ)の群れに襲われます。キャロルは重傷を追いますが、鎧を着て馬に乗った男たちが現れ二人に助勢したところまでが描かれていました。
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武装し馬に乗った男たちに救い出されたキャロルとモーガン。キャロルは重傷を負い、男たちの暮らす集落へと運ばれることに。
集落の名は「王国」。武装した兵士が守り、作物を育て平和に暮らしている集落であった。運ばれたキャロルは2日間眠り続け、その間モーガンは集落の仕事を手伝いながらキャロルを看病していた。
「王国」を治めているのは「王」と呼ばれる男 エゼキエル。傍らにトラを従えた怪しい風貌の男。
目を覚ましたキャロルはモーガンに連れられエゼキエルに救出の礼をしにいくが、エゼキエルの風貌と「王国」などと名づけ王を演じていることを嘲笑する。エゼキエルには礼をつたえつつも、モーガンには「ここはまるでごっこだ」と言い、王国を出ていこうとする。
いっぽうでモーガンは集落の仕事の一環として、街の外に借り出される。
とある廃屋でウォーカーたちの肉を餌に豚を育てていたエゼキエル。なぜそのようなことをするのか不思議そうなモーガン。この豚は貢ぎ物。「王国」もまた「救世主」たちに物資供給を強制されている身であった。「王国」は作物や豚を育て提供することで集落の平穏をなんとか保っていたのだった。
さらに、モーガンの棒術に目をつけたエゼキエルは集落の若手に戦闘技術の師範をするよう依頼、集落への貢献のためモーガンもそれを快諾する。
モーガンたちを連れて、「救世主」たちへの約束を果たすため礼の豚を献上するエゼキエル。
「救世主」側のメンバーには横暴な輩もおり、殴りかかってくるが「王国」側は応戦できない、歯向かえばたちまち餌食にされてしまう。なんとか矛を収めさせ「救世主」たちは帰って行くが、エゼキエルも思うところがある、といった表情だ…。
キャロルは「王国」を出ていくため、集落の物資をすこしずつくすねていた。服、ナイフ、作物など。
本人はバレないように行動していたつもりだったが、エゼキエルはお見通しだった。事がバレて焦るキャロルにエゼキエルは静かに語りかける。彼にはキャロルを咎めるつもりはなく、彼女を止める気もない。出て行くなら必要な物資を渡すとまで言い伝える。その言葉を受けて不思議そうにするキャロル。
キャロルが「王国」や「王」を演じていることを嘲笑していたことをエゼキエルは感じ取っていたが、仲間たちには指導者が必要だった、と説く。
自分が元は動物園の飼育員で、釣れているトラは世界の変貌が起きる前から自分に慣れていたこと、大層な響きの名前・エゼキエルは本名、など手の内を全てキャロルに明かし、敵意のないことを示すエゼキエル。彼の言葉に何かを揺さぶられつつもキャロルの決意はかわらぬまま…。
キャロルは「王国」へ運ばれる前にみかけた廃屋にひとりで移り住むことを決意。
モーガンも彼女の意思を尊重し、廃屋に送り届けた後は王国に戻っていった。屋内を掃除し住めるようになった廃屋に、突如ドアをノックする音がひびく。
一瞬身構えたキャロルがドアをあけると、そこにはトラを連れて作物の「リンゴ」を自ら彼女に届けに来たエゼキエルの姿があった。
新たな登場人物たち
エゼキエル
「王国」の長。
自分のことを「王」としつつも、頭が逝かれているわけではなく、あくまで「指導者を演じる」ことで集落の平穏を保っている。元は動物園の飼育員であり、俳優をしていた過去もあるらしい。
今回の描写では見た目の異質さに反して、良い奴なんじゃないか?という印象。
演じるのは[actor][name]カリー・ペイトン[nname]([altname]Khary Payton[aaltname])[sameus urls=”http://www.imdb.com/name/nm1146051/”][image urls=”https://motetai.club/wdps/wp-content/uploads/2016/11/lvdead26f.jpg”][aactor]。
映画、ドラマにも出演していますが声優としての活動も行っているようで、ゲームやアニメの声優作品のほうが多い模様。それあってのことかドラマ出演作などもローティーン向けの作品が多い印象です。
シヴァ
エゼキエルが連れているトラ。メス。
世界の変貌以前、怪我をしたシヴァを助けたことからエゼキエルになついている。それ以来絶対にエゼキエルには牙をむかない。シヴァを連れていることがエゼキエルを王と崇めさせる要因のひとつにもなっている。あきらかにCG。
ベン
「王国」の若者。
1年前に死んだ父親がエゼキエルの友人、それ故なのかエゼキエルはベンに目をかけている。ウォーカーとの戦いになれておらず、銃や剣術もモノにならない。見かねたエゼキエルはモーガンをベンの戦闘訓練の師範に据えた。
演じるのは[actor][name]ローガン・ミラー[nname]([altname]Logan Miller[aaltname])[sameus urls=”http://www.imdb.com/name/nm2383250/”][image urls=”https://motetai.club/wdps/wp-content/uploads/2016/11/7×02-The-Well-Benjamin-the-walking-dead-39981874-500-352.jpg”][aactor]。
日本未公開の作品出演が多いですが、ドラマ「GRIMM」などにも出演歴あり。過去にゾンビ映画にも出演していたようで本作がゾンビ初体験ではないようですね。
救世主への貢ぎもの
エゼキエル率いる「王国」もまた、「救世主」たちに搾取される側の一団でした。
「王国」では作物を育て、敷地の外で豚を養殖していた模様、しかしその豚たちのエサがなんと「ウォーカーの肉」。
豚事態はゾンビ化してないみたいだけど、果たして米豚ならぬゾンビ豚を食べることになる「救世主」の面々は大丈夫なんだろうか…?
あとがき
[rating]
なんか、なんか、エゼキエルいい感じじゃないっすか?笑
ニーガンもなかなかぐっとくるキャラでしたが、やっぱり第1話の衝撃があって素直にすきになれない部分も…。トラと見た目が厨二心をくすぐり、キャロルとの会話や今回のラストシーンの笑顔なんか、サイコーにいい奴で頼もしい印象をうけました。
前回のレビューの中にも書いたんですが、個人的にキャロルは思い入れがあるキャラクターなので悲惨な死を迎えてほしくないんですよね。
だからエゼキエルがなんとか今後のキャロルに助勢してくれないかな〜、なんて期待しています。
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