海外ドラマ・ クワンティコ FBIアカデミーの真実 第22話 「新たな挑戦」が放送(Dlife見逃し配信でも配信)されたので今回もレビューしてみます。いよいよシーズン1の最終回。長きにわたったテロの真犯人・ボイスとの決着は…。
前回のレビューはコチラ。
クワンティコ FBIアカデミーの真実 第22話 最終回 あらすじ
原題は “Yes”
過去視点
訓練生と教官達は卒業記念パーティに参加する。
アカデミー卒業を控えたアレックスたち。ライアンとアレックスはふたたび距離を縮める。
しかし、アレックスには内緒で遠くの配属先へ移るライアン、それを知ったアレックスは憤慨し口論。またもや二人の間には亀裂が。
ケイレヴが大きな部署に配属となったことにシェルビーは憤るが、クレイトンは「ケイレヴには一生デスクワークをさせる」とシェルビーをなだめる。シェルビーはクレイトンの約束に安堵しケイレヴを嘲笑するが、それを聴いたアイリスは「ケイレヴがおとなしくしてるはずない」と。
アイリスの忠告を聴いたシェルビーはケイレヴの所属先に電話をかけると、彼には角部屋の個室を与えられているという。予期していなかった彼の高待遇に憤慨するシェルビー。
クレアに、手紙の代筆の件をバラしケイレヴを攻撃するシェルビー、アレックスとの仲もこじれたままふたりは卒業を迎える。
ニマとミランダは配属後は入れ替わりの任務につくためアカデミー最後の時を二人で過ごす。アカデミーを去った後、音沙汰のなかったミランダからの祝いの品にふたりは笑みを浮かべる。
リアムの過去視点
アカデミーでのリアムの動向が描かれる。
アレックスらが入学後、訓練生達の自室にカメラを仕掛け彼らを監視していたリアム。
退学後のイライアスや、サイモンがオーレンと接触したことも監視。あらゆるシーンでテロ実現のために綿密にねった計画を遂行し、イライアスの協力を得てテロ現場にアレックスを置き去りにしたのだった。
未来視点
リアムは「誤りを正し、FBIが崩壊するのを一緒にみたいだろ」とミランダにトドメはささない。
そのころ、姿を消したミランダが犯人かも?と考えるFBI一同。
手がかりを探すなか、協力するサイモンを執拗に邪険にするニマ、レイナがフォローするのだが。。。そこへリアムが現れる。未だ正体を明かさず、ミランダが犯人であることを確信しているかのように捜査官たちに指示を出すリアム。
囚われたミランダはリアムの車に乗せられFBIの駐車場に連れてこられていた。
逃げ出そうとするミランダを気絶させるオコナーだが、そこへライアンが現れる。事が発覚することを恐れたリアムはライアンを殴りつけ…。
サイモンはミランダのスケジュールを確認するが、ボイスの行動と矛盾することに気づく。サイモン、シェルビー、アレックスの3人は「ミランダが犯人ではない」と考え始める。
ライアンが駐車場の監視カメラに映っていることに気付き、さらにリアムも姿を消したことに気づいたアレックスは焦ったようにどこかへ向かう。
アレックスが向かったのはリアムの部屋。
部屋を捜索するアレックス、そこへリアムの娘・ルイサが現れる。彼女の話しによれば「リアムは今日ワシントンDCにいるはず」と。アレックスはリアムが犯人であると確信、彼の最終目的地がワシントンにあるクワンティコだと考える。
同期たちはクワンティコアカデミーに集結、アカデミーの卒業式で爆破することが効果的だろう、と考えた一行。ライアンとミランダをさがし爆弾テロ阻止のために動き出す。
アレックスとレイナは拘束されたライアンとミランダを見つける。
ライアンも捜索に加わるが再びリアムに捕まってしまう。リアムはFBIの組織の腐敗を壊し改革のために反抗に及んだと語る。
オマハでの事件以降、良心の呵責に耐えながら真実を明かそうとしたアレックスの父親・マイケルだがクレイトンは真実の告白をゆるさなかった。
その様をみていたリアムは組織の腐敗に辟易しながらも、地位を築いた。正当防衛とはいえ父親を殺したアレックスの贖罪に「テロによる組織改革」でチャンスを与えたつもりのリアム。
しかし彼の思うようにならなかったアレックス、そしてライアンを咎め、アレックスに銃をむけるリアム。とっさにアレックスが発砲、ライアンもリアムの銃を奪い彼を撃つ。リアムは即死するが、未だ核爆弾の脅威は残したまま。
施設内に設置された爆弾をみつけたアレックスとライアン。爆弾は止められない、と設計者のサイモン。爆発までの短い時間にアカデミーの訓練生たちを逃し切るのは不可能。途方に暮れる一行、するとサイモンは爆弾を持ってひとり車で走り去る。
サイモンは車ごと水中にツッコミ被害を最小限にとどめようとする。車を運転しながら電話、同期達と最後の会話を楽しみ、川へ突っ込むサイモン。爆弾が爆発する。
事件は終息、ミランダは副長官に就任、シェルビーはFBIに復帰する。
アレックスはクレアに接触、彼女が「高血圧の病状もないのに入れ替えるための薬瓶」を持っていたことに着目したアレックス。クレアが自分の政策アピールのためリアムと共謀してテロを企てた、と考える。
すでにFBI捜査官の任をとかれたアレックスにはクレアを追跡する権限も証拠もないと語るクレアだが、その話を聞いていたケイレヴ。アレックスはクレアに「犠牲者たちと供にいつもみているから」とクレアを牽制する。
事件から2ヶ月後、オークランドへ移ったアレックス。
彼女のもとにCIAのマシュー・キーズなる男が現れる。FBIを追われた彼女をCIAに誘うマシュー、同時にライアンから電話。選択を迫られるアレックスの出した答えは。。。
テロの真相
真犯人・ボイスの正体はアカデミーの訓練教官 リアム・オコナーだった。
FBIの腐敗に嫌気が差した彼はミランダからの推薦をうけ教官としてアカデミーに入ったときから計画の準備をすすめていた。
自身の過去の同期である、アレックスの父親・マイケル。彼の受けた仕打ちを発端に計画を練ったリアム、アレックスに「父親の大義をはたさせる」という歪んだ名目のもとアレックスを犯人にしたてる算段ですべてが組まれていた。
訓練生たちを監視し、脱落者イライアスを利用し、サイモンの計画を盗み、第1のテロを実行した。
アレックスが逃亡することもおそらくはリアムの計画の一部だったのでしょう。人質をとりシェルビー、サイモン、ウィル、ドリューらを利用し第2のテロを完遂させようと企てていたわけです。
アレックスによれば、もともとはリアムの単独犯行ではなく、彼の計画に協力するカタチでクレアが自分の政策にテロを利用しようとした、と語られていますがけっきょくその真偽が明るみにでることはなさそうですね。。。
同期達の顛末
事件終息後の同期達の顛末は…。
- シェルビー:ミランダの推薦でFBIに復帰。ラストの描写によればアレックスやケイレヴとも和解。
- ケイレヴ:クレアの計画を知りアレックス側につく。FBIへはおそらく在留。シェルビーとの関係はハッキリせず。
- ニマ:死後サイモンへの敵意を改める。
- レイナ:FBIへ復帰。
- ウィル:被爆の後遺症が現れつつも現時点では存命。CIAの追跡から解放される。
- ライアン:休暇をとり、アレックスと旅行へ?
- ミランダ:FBIの副長官に出世。シェルビーをFBIに呼び戻す。
- クレア:アレックスに事件関与を疑われつつも次期大統領選に挑む姿勢。
- サイモン、ナタリー、クレイトン:殉職
- イライアス、ドリュー、リアム:死亡
- アレックス:事件終息の2ヶ月後(ライアンとの旅行のあと?)、CIAのスカウトをうける。
よくわからなかったのですがウィルは結局、アカデミー卒業後にFBI捜査官にはなっていないということなのでしょうかね…?アレックス以外は復職した、とされていることから、ウィルがFBI捜査官だったとしたら長期間CIAに拘束されていたことが情報共有されていなかったことが附にオチないですし。
そもそもCIAに拘束された理由って明示されてない…?
国家安全保障局へのハッキング、を示唆していましたがそれが理由なのかな?それ自体がリアムによる強制だったのなら、他の同期達よりも早い段階でリアムの餌食になっていたってことか。。。
未来視点ではフレッチャーやアイリスは登場せず、その後も不明。
感想&あとがき
[rating]
約半年におよぶ長期クールがようやく終結。
二転三転する内容に正直ちょっと疲れたのは否めないけど、ボク的には充分たのしめました。なんとなく好きになれなかったリアムが結局は真犯人だった、てことも個人的にはよかったかな、って。笑
サイモンがお気に入りのキャラクターだったので、彼の死は残念ですが最終的に皆の羨望の的になれたのはせめてもの救い、か。
本国では現在、続編となるシーズン2が放送中(2016年9月より)。十中八九、CIAでのアレックスの活躍が描かれるのでしょう。。。
シーズン1と同じボリュームの全22話構成となる予定だそうで、順当に行けば来年4月にフィナーレ。日本公開は少なくともその後でしょうね〜。あー続きが早く見たい!
本国のトレーラーにはアレックスのほか、ライアン、レイナ、シェルビーなどの姿も…!
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