今日は、8月19日から公開されている映画「 ゴーストバスターズ 」を遅ればせながら観てきました。
84年公開の超有名な同名作のリブート作品、少し前から公開されていて「観よう観よう」と思いつつ後手後手になってしまい、今日やっと観てきました〜。
ゴーストバスターズ とは
84年に公開された同名の「ゴーストバスターズ」という映画が元の作品。説明不要なほどに超有名作ですね。
ボクが生まれる前の作品ですが、テレビでも何度も放送されているのでもちろん視聴済み。続編の「ゴーストバスターズ2」も89年に公開されています。
そこから25年以上の時を経てのリメイクとなった本作。
オリジナル版のキャストは4人の男性がメインキャストだったのに対し、本作では4人の女性がメインの役どころを演じています。
本作は元々のシリーズの3部作目として制作されていたらしいです。
2008年頃から製作は始まっていましたが、主にキャスト面での問題がつづき製作が難航。そのさなかオリジナル版の主要メンバーのひとりであるイゴン役のハロルド・ライミスが逝去。これによって元あった製作案は頓挫してしまったようです。そこから新たに本作のシナリオが構築され公開に至りました。
先にネタバレしてしまうと、本作には前述したハロルド・ライミスを除くオリジナル版の主要キャストがカメオ出演していますが、それぞれオリジナル版とは関係のないまったくの別人の設定で登場しており、いわゆる「続編」的な作品ではないことがわかります。
ちなみにボクが観たのは吹き替え版。
日本での公開にあわせてプロモーションに起用されたのがお笑い芸人の友近、渡辺直美、椿鬼奴、南海キャンディーズの山崎静代の4人。吹き替え版に声優として参加する方もいたり、4人をメインキャストに見立てたプロモーションビデオが公開され、吹き替え版の本編エンディングもこの楽曲が使用されてました。
(正直この曲の仕上がりは…どうかとおもいますが苦笑)
登場人物
登場人物とキャストをさらっと紹介。
主要キャストの女性陣4人はコメディアンとしてのキャリアも持っており、アメリカの有名なバラエティ番組『サタデー・ナイト・ライブ』のレギュラーキャストでもあります。
エリン
物理学者で大学の教授。親友であったアビーと過去に出版したオカルト本の存在が就職の邪魔となり一流大学講師の職を失う。
後にアビーたちとゴーストバスターズを結成する。ケヴィンの見た目が好みらしい。
演じるのは[actor][name]クリステン・ウィグ[nname]([altname]Kristen Wiig[aaltname])[sameus urls=”http://www.imdb.com/name/nm1325419/”][image urls=”https://motetai.club/wdps/wp-content/uploads/2016/10/gb_2016_gallery_watermarked_02.jpg”][aactor]。
肩書としては「コメディエンヌ」とされていて、いわゆる女性コメディアン?過去に映画にもたくさん出演されており、その作品もコメディ作品が多いようです。吹き替え版の声優を担当したのはお笑い芸人の友近。
アビー
エリンの旧友で高校の講師。エリンと出版した本で食いぶちをかせぐ。
オカルト研究に熱をあげすぎて大学をクビに、後にエリンらとゴーストバスターズを結成。なかなかのカーヴィスタイル。
演じるのは[actor][name]メリッサ・マッカーシー[nname]([altname]Melissa McCarthy[aaltname])[sameus urls=”http://www.imdb.com/name/nm0565250/”][image urls=”https://motetai.club/wdps/wp-content/uploads/2016/10/gb_2016_gallery_watermarked_03.jpg”][aactor]。
彼女もコメディアン兼女優。海外ドラマ「ギルモア・ガールズ」や映画「ブライズメイズ 史上最悪のウェディングプラン」に出演、同作でアカデミー助演女優賞にノミネートもされている実力派。吹き替え版の声優を担当したのはお笑い芸人の渡辺直美。
ホルツマン
アビーの研究室で助手をしている物理学者。終始ちょっとネジの外れた言動が目につく。
アビーらとゴーストバスターズ結成、バスターズが使うメカを1人で製作、調整するメカニックでもある。
演じるのは[actor][name]ケイト・マッキノン[nname]([altname]Kate McKinnon[aaltname])[sameus urls=”http://www.imdb.com/name/nm0571952/”][image urls=”https://motetai.club/wdps/wp-content/uploads/2016/10/gb_2016_gallery_watermarked_01.jpg”][aactor]。
彼女もまたコメディアン兼女優。最近の出演作では映画「テッド2」に出演されてました。
パティ
地下鉄の切符切り係。ゴーストを見たことからゴーストバスターズに相談を持ちかけ、のちにメンバーとして加入する。
かなり大柄な女性で、作中では土地勘やそれにまつわる雑学に詳しい。
演じるのは[actor][name]レスリー・ジョーンズ[nname]([altname]Leslie Jones[aaltname])[sameus urls=”http://www.imdb.com/name/nm0428656/”][image urls=”https://motetai.club/wdps/wp-content/uploads/2016/10/gb_2016_gallery_watermarked_06.jpg”][aactor]。
彼女もまたコメディアン兼女優。過去の出演作にピンとくるものはなかったのですが、海外ドラマ「ブラックリスト」に出演していたらしい…出てたっけ…?
ケヴィン
ゴーストバスターズの事務所に事務員として雇われた男性。
マッチョで男前なルックスなのに、中身はそうとうのアホでマイペース。エリンは彼の容姿を気に入っているが、メンバー全員からポンコツ扱いされている。
演じるのは[actor][name]クリス・ヘムズワース[nname]([altname]Chris Hemsworth[aaltname])[sameus urls=”http://www.imdb.com/name/nm1165110/”][image urls=”https://motetai.club/wdps/wp-content/uploads/2016/10/gb_2016_gallery_watermarked_04.jpg”][aactor]。
マーベル映画「マイティ・ソー」や「アベンジャーズ」などで主演 ソー役を演じた彼です。ソーとは打って変わっての配役で一瞬戸惑いました苦笑。
あらすじ
有名大学で教鞭をとっていたエリン。
大学に終身雇用される大事な局面で、彼女にとって黒歴史である過去の出版本の存在が露になる。これが元でエリンは職を失ってしまう。
共同出版者であるかつての親友・アビーの元をおとずれ彼女が未だに心霊現象の研究していることを知る。彼女の研究室には研究に助力するホルツマンも。
彼女たちの出版作を知って、連絡をしてきたとある幽霊屋敷のオーナー。
彼女たちは興味本位から屋敷を訪れるが、そこでみたのはホンモノのゴースト。エリンに大量のエクトプラズム(スライム)を吐きかけてゴーストは屋敷の外に飛び去っていった。。。一部始終を録画したビデオをネットにアップしたことでアビーとホルツマンも職を失ってしまい、はれて無職となった3人は、自分たちでゴースト退治をする会社をたちあげた。
中華料理店の上の部屋を借りてはじめた事務所に、事務員として面接を受けに来たケヴィンが訪れる。
容姿のレベルとは反比例にポンコツな彼だが、なぜだか採用してしまう。さらに地下鉄でゴーストを見た、という女性・パティが事務所を訪れる。一行はホルツマンの発明した対ゴースト用の武器を手に地下鉄へ向かう。
地下鉄でホンモノのゴーストに遭遇、撃退したことで彼女たちは本格的にゴーストバスターズとして活動をはじめる。
次にロックフェスに現れたゴーストを退治すると一般市民にも彼女たちの名が知れ渡る。しかし民衆のパニックを恐れた政府は彼女たちを裏で支援しつつも、一連の騒動を「オタク女たちの狂言によるかまってちゃん行為」と発表する。
エリンはこれに納得が行かない様子。
街のいたるところでゴーストが出現する事件が多発し、不可解にも現場には謎の装置が残されていることに気付いた一行。
事件現場を地図上で確認すると直線上で交わる「レイライン」に沿って事件がおきていることに気付く。レイラインの中心地であるホテルを訪れるとそこにいたのはローワンという男性。
彼は昔からいじめられこの世に不条理を感じていて、ゴーストを現世に解き放ち浄化しようと目論んでいた。事件現場に残されていた装置は彼がレイラインを解き放つために作ったものだったのだ。バスターズに追い詰められたローワンは自らあっさりと感電死するが、霊となってケヴィンの体をのっとりレイラインを解放してしまう。
街中に大量にゴーストが押し寄せ、ゴーストバスターズの本領発揮。
ホルツマンの開発したさまざまな武器を駆使してゴーストたちを撃退。おいつめられたローワンはケヴィンの体を捨てるとゴーストバスターズのロゴ・キャラクターに化け、さらに巨大化して街を縦横無尽に破壊する。
4人は霊界への穴をこじあけローワンやゴーストたちを中に吸い込ませて、扉を閉じることに成功。街には再び平和がもどったのだった。
念願の3作目公開!お祝い票でもいいじゃないか。
ストーリーのおおまかな流れはオリジナル版の「ゴーストバスターズ2」に近いかな、ってのが率直な感想。
おそらくオリジナル版を見たことがある前提で劇場に足を運ぶことを想定して作られてるんじゃないかな〜と感じるほどに各所にオマージュ的な部分も散見された。バスターズメンバーの配役も旧昨版キャストとどこか関連性を感じるし、特撮よろしくマシュマロマンの巨大化の流れなんかは、まさにあのシーンのリバイバル!ってカンジだ。
いっぽうで脇役ルイス的なポジションにおさまったのが、対極にありそうな男前のケヴィンだってのは、女性のお客さんに向けたサービス精神からだろうか?笑
いっぴきだけ人間じゃないドラゴンみたいなゴーストが出てきたのはナゾだったけど、その他のクリーチャー、武器の造形なんかも素直にかっこよくて、とくにホルツマンとの絵面的な親和性は高い。メカニックという役柄と常に身に着けているスコープがスチームパンクを思わせる風貌でめちゃクールだった。
ゴーストたちとのバトルシーンでは単純なレーザー戦だけでなく、またもやホルツマンが格闘のような身のこなしで武器を振り回しながら闘い、ゴーストたちもアクション映画のような殺陣を演じていたのは良いアクセントにもなっていたと思う。
少なくとも「あの頃の作品を現代の映像技術クオリティーで観てみたい」という旧作リメイクにおける純粋な命題は十二分にクリアしていただろう。
ちなみにオリジナル版にも登場する、緑色の大食漢のゴースト、通称スライマーも登場しました。
作品を単品として見るとエッセンス的な要素が濃いわけでもなく、焼き直し要素だけで構成されているのは否めません。シリーズブランドがあってこその評価でもあるとは思いますが、映像効果の質は間違いなくレベルがあがっていますし、人種的やセクシャリティー的な意図を盛り込んだ様な意図も感じられ、現代的な解釈を取り込んだ「リメイク作品」としてよい出来だったと感じました。
「続編」でなく「現代版ゴーストバスターズ」として新たに焼き直したのは、結果的に良かったのでは?とすら感じます。
旧作キャスト達もカメオ出演
本作では、オリジナル版で出演していたキャスト達もカメオ出演しています。
[actor][name]ビル・マーレイ[nname]([altname]Bill Murray[aaltname])[sameus urls=”http://www.imdb.com/name/nm0000195/”][image urls=”https://motetai.club/wdps/wp-content/uploads/2016/10/201408031117461bf.jpg”][aactor]
旧作でバスターズのメンバー、ピーターを演じたビル・マーレイ。
本作ではバスターズによる心霊現象の研究に懐疑的な意見を示す学者・ハイスとして登場しました。捕まえたゴーストをハイスに見せるために解き放ったことでハイスは窓から突き落とされてしまうのですが、彼が死んでしまったのか無事なのかは作中ではよくわからない表現になってました。
上記の写真は旧作時のものですが、この時から20年以上経過しているわけで当たり前ですが白髪のおじいちゃんになってます。画像検索すれば現在の写真も出てくるとおもいますが、すっかり老けこんでしまっているので、画面で見るとけっこうショッキングでした。。
[actor][name]ダン・エイクロイド[nname]([altname]Dan Aykroyd[aaltname])[sameus urls=”http://www.imdb.com/name/nm0000101/”][image urls=”https://motetai.club/wdps/wp-content/uploads/2016/10/ghostbusters_3_37644.jpg”][aactor]
旧作でバスターズのメンバー、レイモンドを演じたダン・エイクロイド。
本作ではタクシー運転手として登場。「中国人街に乗せていくのは嫌だ」と乗車拒否するシーンだけ、というチョイ役出演でした。
もともとベビーフェイスで当時から額が広かったこともあり、ビル・マーレイほどは経年劣化は無いように見えました。
[actor][name]アーニー・ハドソン[nname]([altname]Ernie Hudson[aaltname])[sameus urls=”http://www.imdb.com/name/nm0001368/”][image urls=”https://motetai.club/wdps/wp-content/uploads/2016/10/ghostbusters.jpg”][aactor]
旧作でバスターズのメンバー、ウィンストンを演じたアーニー・ハドソン。
本作ではメンバーであるパティの叔父さん役として登場。葬儀社を経営しており、本作でバスターズが乗っていた車「Ecto-1」は彼の葬儀社の霊柩車を(勝手に)改造したもの。
[actor][name]シガニー・ウィーバー[nname]([altname]Sigourney Weaver[aaltname])[sameus urls=”http://www.imdb.com/name/nm0000244/”][image urls=”https://motetai.club/wdps/wp-content/uploads/2016/10/CqOLeLkUEAAXdoE.jpg”][aactor]
旧作でヒロイン・デイナを演じたシガニー・ウィーバー。
個人的にはゴーストバスターズより「エイリアン」シリーズの印象が強い女優さんですが。本作では最後の最後、アビーの研究に興味を示す科学者(?)として登場。ストーリーの本筋にはほとんど関係ない役柄です。
主要キャストとして出演していた方では、亡くなったイゴン役[actor][name]ハロルド・ライミス[nname]([altname]Harold Ramis[aaltname])[sameus urls=”http://www.imdb.com/name/nm0000601/”][image urls=”https://motetai.club/wdps/wp-content/uploads/2016/10/gb_headshot_thumbs_for_approval_haroldramis1.jpg”][aactor]や、強烈な個性を放っていた脇役ルイス を演じた[actor][name]リック・モラニス[nname]([altname]Rick Moranis[aaltname])[sameus urls=”http://www.imdb.com/name/nm0001548/”][image urls=”https://motetai.club/wdps/wp-content/uploads/2016/10/9e8a0b57.png”][aactor]は出演されていません。リック・モラニスはどうやら役者さん自体も引退しているようですね。。。残念。
個人的には「ゴーストバスターズ2」で登場したヤノシュ役の[actor][name]ピーター・マクニコル[nname]([altname]Peter MacNicol[aaltname])[sameus urls=”http://www.imdb.com/name/nm0001493/”][image urls=”https://motetai.club/wdps/wp-content/uploads/2016/10/gh201.jpg”][aactor]なんかにもぜひ出演してほしかった。当時の役設定も若干のオカマキャラだったので、本作のロックフェス会場の支配人の役とかピッタリだったと思うんだけどなあ…(彼もオカマキャラ)。
あとがき
[rating]
20年越しのシリーズ作品最新作ということもあって期待感を持って観覧させていただきましたが、その期待値は充分みたしてくれる内容だったと個人的には思います。ネット上ではけっこう辛口の評価も見かけたんですが、そんなに悪くなかったと思いますよ〜…。
日曜日に劇場に見に行ったのですが、子連れのお客さんが多くてびっくり。
ゴーストの描写は子供受けするのかもしれませんが、作品の内容自体はそんなに子供向けってカンジでもなかったですし。。。案の定途中から飽きてしまった子供たちが騒ぎ出して落ち着いて見れませんでした。苦笑
けっこうセクシャルな内容のジョークなんかも盛り込まれていて「このシーン、家族連れで見たらバツが悪くないのかな…」なんて思いながら、独り身のボクはニヤニヤしながら観てました。笑
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