【海外ドラマ】ザ・フォロイング シーズン3 第15話「審判」最終回レビュー

CSチャンネル・AXNで 海外ドラマ ザ・フォロイング シーズン3 第15話 「審判」が放送されたのでさっそくレビューしてみたいと思います。いよいよシリーズフィナーレを迎えた最終回。殺人鬼たちを追うライアンの顛末はいったいどうなるのか。。。

ちなみに前回のレビューはこちら。

【海外ドラマ】ザ・フォロイング シーズン3 第14話「死線の果て」レビュー

ザ・フォロイング シーズン3 第15話 「審判」あらすじ

原題は “The Reckoning”

テオに背後を取られたライアンは拘束されていた。

山の中の地下壕に連れてこられたライアンは壕の中の檻に閉じ込められる。
ライアンと同じく捕まったバートン捜査官(第14話参照)は負傷していたが未だ息があった。バートンに道案内させて検問を突破したらしいテオ。ライアンは壕に出口がないか、と調べる。

ザ・フォロイング シーズン3 第15話

いっぽう、マックスやリサはテオに捕まったらしいライアンの消息を追っていた。
すぐに殺さずに連れ去ったのは何故?とリサが不思議に思うと、マックスは「苦しめるためよ、少しでも長く…」と察する。

ライアンの捜索をすすめたいマックスだが、マイクが危険な状態だと聴かされ病院に向かう。

グウェンによれば深刻な状態らしい。マックスはライアンが消息不明なことはグウェンには伏せつつもマイクの回復を願うしかなかった。

ザ・フォロイング シーズン3 第15話

マイクの回復をまつマックスの横で、グウェンはライアンから連絡がないことを心配していた。
その様子をみたマックスは「話すつもりはなかった」と前置きし、ライアンが消息不明になっていることを明かす。

マイクの手術がおわり、なんとか持ち直した様子。しかしグウェンはライアンの事が心配で気が気じゃない。

術後のマイクに寄り添っていたマックス、マイクが目を覚まし安堵の表情を見せる。

ザ・フォロイング シーズン3 第15話

イライザはテオに連絡し、ライアンを生きたまま拘束したことを聞かされる。
しかしテオはペニーを失った今、生きて逃げ延びることよりもライアンへ復讐することを望んでいた。どうしてもライアンを手中に収めたいイライザだが、突然のテオの反逆を目の当たりにして憤慨する。

ザ・フォロイング シーズン3 第15話 ザ・フォロイング シーズン3 第15話

負傷し死期が迫るバートンは怖じ気づくが、ライアンが彼女をはげます。そこへテオがやってきてライアンを壕から連れ出す。
テオはペニーがされたように、ライアンを水に沈めて拷問。たっぷり苦しめた後で殺す、と宣言する。

さらにテオはライアンの目の前にバートンを連れてきて目の前で彼女のクビを切って殺してしまう。

ライアンにも手を出そうとしたところ、黒服の一行が現場を急襲。テオを取り押さえる。
彼らを率いてやってきたのはイライザ。イライザはライアンに発信機をとりつけており、それを辿ってやってきたと話す。

ザ・フォロイング シーズン3 第15話 ザ・フォロイング シーズン3 第15話

イライザはある人物に電話をかける。
相手はFBIのリサ。リサはイライザと内通しており、ライアンに発信機を取り付けたのも彼女だった。

各界の権力者と繋がりを持つイライザはFBI内部の子飼いとしてリサと蜜月関係にある様子。テオを殺し、その遺体をリサに引き渡すことで彼女の昇格を約束したイライザ。
リサはFBI側で現場の場所が特定されないように時間稼ぎをしている様子。

しかし、マイクが目覚めて、捜査に復帰しようとするマックスはハイウェイの監視カメラ映像が改ざんされていることに気づく。
時間稼ぎのためにリサが仕組んだ隠蔽工作だったが、マックスにこのことがバレたことを知り焦る。

ザ・フォロイング シーズン3 第15話

イライザは自らテオを始末しようとするが、テオはイライザの秘密がネット上に流出するようプログラムを組んだ、と明かし自分を殺せばそれが実行されると脅す。
イライザは部下に指示して尋問させ、そのプログラムの解除法を吐かせようとする。

イライザはライアンも何か情報を知っているのではないかと勘ぐるが、ライアンは何も知らない、と話す。

するとイライザはどこから入手したのかグウェンの胎児のエコー写真を取り出し、「産まれるまで生きていられるかしらね」と脅す。

リサはマックスと合流。
マックスの提案のもと改ざんされたビデオの映っていた付近を捜索する。そこで乗り捨てられた車を発見してしまう。
リサはマックスを仕留めるかどうか悩むが、結果手は出せず…マックスはひとりで付近の捜索に行ってしまう。

ザ・フォロイング シーズン3 第15話

イライザの尋問をうけるライアンは、自力で拘束をときイライザに反撃。騒ぎを聞きつけた部下たちが集まってくる。
ライアンは逃走、さらにテオの拷問も中断され、その隙をついてテオも拘束を逃れる。

テオは逃げる途中、イライザが落としたエコー写真を拾う。

ライアンはイライザの部下から銃を奪い逃げるが、その道中で同じく逃走するテオを見つけ追いかける。
テオは、ライアンとグウェンを生かし、産まれた子供をさらって虐待しながら育ててやる、と嘲笑。「あんたには死よりもふさわしい運命だ」と笑う。

ザ・フォロイング シーズン3 第15話

イライザは逃げ出したライアンを追って山中に踏み入るがそこでリサと遭遇する。
マックスが隠蔽に気づいて近くまで来ていることを警告するリサ。イライザは対処しろ、と命令し現場を走り去る。ふたりの会話の様子を見ていたテオは、イライザが去ったあとリサを拘束する。

いっぽう地下壕を抜け出したライアンは近くまで来ていたマックスと合流。
テオがグウェンを狙うと危惧し、FBIに警告する。その情報はリサの元にも届くが、テオに脅されたリサは「その情報がガセだ」と訂正してしまう。

ザ・フォロイング シーズン3 第15話

ライアンとマックスは急いでグウェンの元へ向かうが、道中ライアンは「自分のせいで周りを巻き込んでしまう」「自分が子供を持つなんてふさわしくない」と自虐的になる。
マックスは励ます言葉が見当たらず「自分は幸せになっちゃいけないんだ」と卑下するいっぽうのライアン。

リサの情報に踊らされた捜査員たちはグウェンを連れて家を出ようとするが、そこへリサとテオが合流。
警護の捜査官たちとリサを撃ったテオ、グウェンは慌てて逃げ出しテオがその後を追う。

グウェンは逃げようとするがテオに捕らえられてしまう。

現場にはライアンたちがかけつけるが、部屋は既にもぬけの殻。さらに敷地内で撃たれたリサたちを発見する。
まだ息の合ったリサは、テオに脅されてグウェンを連れ出した、と明かす。

グウェンを連れ去ったテオは「ライアンは死んだ」と嘘をつき、子供の名前はライアンの何あやかろう、と笑ってみせる。

ザ・フォロイング シーズン3 第15話 ザ・フォロイング シーズン3 第15話

ヘリで一体を捜索するライアンは、現場から走り去ったテオのものらしき車を追跡。

車の行く手には検問が敷かれ、それを見たテオは直前で山道にそれて逃亡する。
その姿を確認したライアンはヘリで後を追う。山中で追い詰められたテオは車を捨て、グウェンに銃を向けライアンと対峙する。

ライアンは投稿を求めるが、テオは死ぬ覚悟はできた、とつげグウェンに向けた銃を降ろさない。
ライアンは「負けたよ」と告げ銃を下ろそうとする、その一瞬テオがみせた隙に乗じてライアンが発砲、テオに被弾する。

ザ・フォロイング シーズン3 第15話 ザ・フォロイング シーズン3 第15話

グウェンは無事、ライアンと抱き合うが、その背後で立ち上がるテオ。
弾は急所を外しておりテオが襲いかかる。つかみかかった二人は山の中を流れる川に転落しそうになるがライアンは既の所で橋につかまり宙吊り状態となる。

グウェンが必死にひきあげようとするが、自重に耐えきれずライアンは「愛してる」と告げて濁流に飲み込まれる。

ザ・フォロイング シーズン3 第15話

翌朝、FBIによる山中捜索が展開されるがライアンとテオの遺体は見つからなかった。。。

イライザは両名の死を確信し、結果オーライと決め込みつつライアンの周辺人物に自分たちの情報が漏れていないか警戒を続ける様子。

入院中のマイクはマックスからライアンの訃報を聞き、ふたりで彼の死を悲しむ。

ザ・フォロイング シーズン3 第15話 ザ・フォロイング シーズン3 第15話

マイクの入院していた病院には被弾したリサも入院していたが、彼女の病室に近づく怪しい人影が…。
病室のリサの顔を乱暴に鷲掴みにする男…ライアンだった。。。彼はFBI内部でイライザに内通した裏切り者がリサであることを突き止めていた。イライザに関する情報を聞き出そうとやってきたのだ。

リサは「殺人におよぶ異常者は貧困層からしか生まれない?そうじゃなく富裕層の異常者たちは金で異常性を隠しているだけだ」と語る。

ライアンは「自分が生きている限り」グウェンと子供に危害が及ぶ、と危惧し、自身の死を偽装した。
さらにイライザへの報復を実現するためリサから情報を引き出すと、裏切り者のリサをも殺してしまう。病室を出たライアンは去り際にマイクの病室横を通り、マックス、マイク、グウェンの姿を見つめ物思いに耽る。

ザ・フォロイング シーズン3 第15話

そのまま病院を後にしたライアンは復讐の鬼と化すのだろうか。。。

感想&あとがき

[rating]

ついに迎えた終結…自身の存在が周りに不幸をもたらすと実感したライアンはグウェンと産まれてくる子供のために自らの存在を「消す」ことにした。
自身の死を偽装し、ひとまず身近な人間への危惧を軽減させ、その間にイライザたちへ個人的に対処を図る、ということなのでしょう。

裏切り者のリサを殺した部分には闇をのこしつつ、病室のグウェンやマイクたちを見る表情にはまだ未練らしきものが残っているようにみえます。

ここでシリーズ終焉にせず、ゴーストファイターと化したライアンがイライザら、「富裕層の異常者」を相手に暗躍する、なんて展開での新シーズンも期待したかったのですが…まあそうなるとこのシリーズのテーマと少しずれてしまうか。。。

ちょっとだけ心残りだったのは、シリーズとおしてのヒールでありライアンと切っても切り離せない関係であったジョー・キャロルが第13話以降は一切出てこなかったこと。
どうせなら最後に何かジョーの存在を絡めてほしかったんだけど、テオを殺して幕引き、っていうのがあっさりすぎてちょっと拍子抜け。
リサを殺したあたりで、ライアンの中の闇に託つけてジョーの姿をフィードバックしてもよかったのになあ〜…なんて思いました。

クライム系、犯罪捜査物のドラマもケッコー見る方なんですが、それに比べてもなかなかに陰惨な内容のドラマだったたけに見る側も疲弊する作品でした。。苦笑
これにて観了です。

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