CSチャンネル・AXNで新作海外ドラマ シカゴ・ファイア シーズン3 の本放送スタートしました!さっそく各話レビューしてみたいと思います。
毎週各話のレビューアップ予定ですので、一気に読みきれない場合は、ぜひブックマークしてください。
シカゴ・ファイア シーズン3 登場人物
あらすじを追う前に、主要キャラクターをチェック。
マシュー・ケイシー
はしご第81小隊の小隊長。ダーデンが死んだ責任を感じている。
研修医のハリーと婚約していたが、意見が合わずに別居している。正義感が強く、シカゴ警察のボイトの息子の飲酒運転についても、数々の脅迫に負けずに立ち向かう。
シーズン2でドーソン(後述)にプロポーズする。
演じているのはドラマ「Dr.HOUSE」などに出演していた[actor][name]ジェシー・スペンサー[nname]([altname]Jesse Spencer[aaltname])[sameus urls=”http://www.imdb.com/name/nm0817980/”][image urls=”https://motetai.club/wdps/wp-content/uploads/2017/05/1494296237-680×382.jpg”][aactor]。
ケリー・セブライド
救助第3小隊の小隊長。同僚で子供のころからの友人だったダーデンの死に深く悲しみ、傷ついている。
父親も消防士であり、自身も子供の頃から消防士を目指していた。右肩の痛みをシェイから横流ししてもらった鎮痛剤で凌いでいる。女たらしを自覚するモテ男。
演じているのはドラマ「ヴァンパイア・ダイアリーズ」などに出演していた[actor][name]テイラー・キニー[nname]([altname]Taylor Kinney[aaltname])[sameus urls=”http://www.imdb.com/name/nm1978325/”][image urls=”https://motetai.club/wdps/wp-content/uploads/2017/05/1494296664-680×382.jpg”][aactor]。
ウォレス・ボーデン大隊長
51分署を執り仕切る大隊長。大隊長となった今でも、必要とあらば自身も現場で作業にあたる。
職務に忠実で正義感が強く、真面目で部下を思いやる姿勢から、分署の隊員たちから絶大な尊敬と信頼を寄せられている。
演じているのは[actor][name]イーモン・ウォーカー[nname]([altname]Eamonn Walker[aaltname])[sameus urls=”http://www.imdb.com/name/nm0907708/”][image urls=”https://motetai.club/wdps/wp-content/uploads/2017/05/1494296623-680×382.jpg”][aactor]。
ピーター・ミルズ
はしご第81小隊に着任した新米消防士候補生。殉職した父の跡を追って消防士を目指している。家業のダイナーを手伝っていたため、料理の腕はピカイチ。
ガブリエラ(後述)の元カレ。
演じているのは[actor][name]チャーリー・バーネット[nname]([altname]Charlie Barnett[aaltname])[sameus urls=”http://www.imdb.com/name/nm1854211/”][image urls=”https://motetai.club/wdps/wp-content/uploads/2017/05/1494296620-680×382.jpg”][aactor]。
ガブリエラ・ドーソン
救急第61隊の救急救命士。
兄のアントニオはシカゴ警察の風紀取締班で働く警察官。人命を最優先に考えるあまり、現場では後先考えずに行動することも。
シーズン2からケイシーと交際中。
演じているのはドラマ「ライ・トゥ・ミー」や「グッド・ワイフ」にも出演していた[actor][name]モニカ・レイモンド[nname]([altname]Monica Raymund[aaltname])[sameus urls=”http://www.imdb.com/name/nm2834669/”][image urls=”https://motetai.club/wdps/wp-content/uploads/2017/05/1494296619-680×382.jpg”][aactor]。
レズリー・シェイ
救急第61隊の救急救命士。
レズビアンであることを公表しており、モテるが長続きしない。数年前に別れた恋人に今でも未練がある。分署の同僚であるドーソンとは親友。
演じているのはドラマ「Hawaii Five-0」にも出演中の[actor][name]ローレン・ジャーマン[nname]([altname]Lauren German[aaltname])[sameus urls=”http://www.imdb.com/name/nm0314514/”][image urls=”https://motetai.club/wdps/wp-content/uploads/2017/05/1494296616-680×382.jpg”][aactor]。
クリストファー・ハーマン
はしご第81小隊のベテラン消防隊員。子だくさんの父親であり良き家庭人でもある。
家計のために投資事業に手を出しては失敗するが、いつも同僚に助けてもらっている。後にバーの共同経営者に。
演じているのはドラマ「セックス・アンド・ザ・シティー」シリーズにも出演していた[actor][name]デビッド・エイゲンバーグ[nname]([altname]David Eigenberg[aaltname])[sameus urls=”http://www.imdb.com/name/nm0251678/”][image urls=”https://motetai.club/wdps/wp-content/uploads/2017/05/1494296235-680×451.jpg”][aactor]。
ランディ・”マウチ”・マクホランド
はしご第81小隊のベテラン消防隊員。
51分署の消防士組合代表として機能し、他隊員の懲戒処分や訴訟の際には政治的側面で手助けをする。ラウンジのソファに座ってテレビを見るのがお気に入りのポジション。
演じているのは[actor][name]クリスチャン・ストールティ[nname]([altname]Christian Stolte[aaltname])[sameus urls=”http://www.imdb.com/name/nm0831601/”][image urls=”https://motetai.club/wdps/wp-content/uploads/2017/05/1494296622-680×454.jpg”][aactor]。
ブライアン・”オーチス”・スヴァナチェック
はしご第81小隊。シーズン1で候補生から昇格した消防隊員。お調子者でムードメーカー的存在。
シーズン2ではセブライドの腹違いの妹と交際するも破局。
演じているのは[actor][name]ユーリ・サルダロフ[nname]([altname]Yuri Sardarov[aaltname])[sameus urls=”http://www.imdb.com/name/nm3713971/”][image urls=”https://motetai.club/wdps/wp-content/uploads/2017/05/1494296621.jpg”][aactor]。
ジョー・クルース
はしご第81小隊。弟リオンを気にかけている優しい兄。消防車の運転を任されている。
強面の印象とはうってかわって料理が得意。
演じているのは舞台俳優出身の[actor][name]ジョー・ミノーゾ[nname]([altname]Joe Minoso[aaltname])[sameus urls=”http://www.imdb.com/name/nm2866876/”][image urls=”https://motetai.club/wdps/wp-content/uploads/2017/05/1494296661-680×453.jpg”][aactor]。
第1話 「永遠に」(原題:Always)
あらすじ&ネタバレ
シーズン2ラストで起きた現場での爆発事故に巻き込まれシェイは命を落としてしまった。
自己から1ヶ月たっても相棒だったドーソンは心の整理がつかないままに勤務していたが、そこへシェイの代役としてシルビー・ブレットが配属されてくる。ドーソンは彼女をうまく受け入れることができず辛く当たってしまう。
いっぽうケーシーは、ドーソンが消防士試験に合格し配属予定であった分署のウェルチと険悪な関係となっていた。消防現場でウェルチと喧嘩になりかけるがそれをウォレスが制止する。ウォレスは戒めにケーシーに仕事を与える。それは、爆発事故以来、無断欠勤をつづけていたセブライドを連れ戻すことだった。
セブライドは自己でシェイが亡くなったことから喪失感と仕事への情熱を失い、仕事を辞めることまで考えていた。ケーシーは「失った命だけでなく、救った命の数に意義を見出せ」とセブライドを叱咤する。
翌日、水道管破裂の現場に招集された51分署の面々。シルビーは手際の良い処置で人名を救い、ドーソンも彼女の手腕を認める結果に。
仕事を終えた一行の前にセブライドがやってくる。セブライドはケーシーを誘い、自分とシェイが住んでいた家の荷物を整理しに向かう。シェイの遺品の中から過去に録画したホームビデオを見つけたセブライドは彼女の姿に涙する。
いっぽう、同じように喪失感に見舞われていたドーソンは事故後カウンセリングに通い続けていたが、ようやく重い口を開く決心をつける。
事故の直前、シェイとドーソンは立ち位置を交換したが、その瞬間爆発が起き運悪くシェイは亡くなってしまった。ドーソンは「本当なら自分が死ぬはずだった」と自分が生き残ってしまったことに罪悪感を感じていることを吐露し泣き崩れるのだった。
※シカゴ・ファイア シーズン3 第1話 のもっと詳しいレビューはこちら
見どころ:
シーズン2までのレギュラー・シェイが第1話から早々に降板。
シェイと入れ替わりで登場したシルビー役にはカラ・キルマー(Kara Killmer)が抜擢。シカゴシリーズの他作品(シカゴP.D. / シカゴメッド / シカゴジャスティス)などにも同役で出演しています。
第2話 「心の穴」(原題:Wow Me)
あらすじ&ネタバレ
セブライドはケーシーの家に厄介になることになり仕事にも復帰する。シェイの事が未だに吹っ切れていないセブライドはシルビーの姿にシェイを重ねてしまい動揺する。
ドーソンは51分署を離れ105分署に正式に配属されることとなる。ケーシーは彼女の配属を祝うとともに彼女にプロポーズ、ドーソンもOKする。
幸せの絶頂にいるはずのドーソンだが彼女もまだシェイの事を吹っ切れずに急に泣き出してしまうがケーシーが慰める。
ドーソンとシルビーはシルビーの家の近所の現場に招集される。薬中がうろつく治安の悪い地域なのだが、それに似つかわしくないリッチな暮らしを送っていることを知り、ドーソンは彼女を訝しむ。
出動後、ドーソンは消防局に呼び出しを受け105分署への移動が却下されたことを知らされる。失意のドーソンだがウォレスは他の分署に移れるよう手を尽くそうとする。
セブライドはモリーズで大酒を喰らう。店にやってきたシルビーを見たセブライドは酔った勢いで、「彼女を雇ったことがシェイへのあてつけ」だと言わんばかりに振る舞う。ハーマンやオーチスが彼をなだめ家に帰らせる。
ミルズはニューハウスが突き止めた情報を元に父方の祖父・レオナルドの家を訪ねる。
ミルズの母親は、父方の家族が”人種の違い”を理由に結婚を反対し辛い思いをしたことを吐露、ミルズは母親の心痛に配慮せず行動したことを謝罪する。
翌朝、小隊はガス管は列の現場に急行するが救助の最中、ミルズはガスを吸い込み意識混濁に陥りかける。なんとか一命をとりとめたミルズ。
仕事を終えるとミルズのもとにレオナルドの孫(ミルズのはとこ?)がやってくるが、母親の話を聴いたミルズは先日とは態度を翻し「レオナルド・ミルズはくそくらえ」と罵る。
セブライドは連日、飲んだくれるがその姿を見かねたシカゴ警察のリンジーはセブライドを諭す。するとセブライドはシェイを失った喪失感を彼女に吐露し涙する。
第3話 「2人の機関員」(原題:Just Drive the Truck)
あらすじ&ネタバレ
ウォレスはドーソンを51分署の消防士に採用することを決める。
しかしそれは職場内結婚が禁じられている消防所において、ケーシーとドーソンが「結婚できない」ことを意味していた。ドーソンはその話を受け入れるが少なくとも1年は結婚できなくなることにドーソンは悩む。
ケーシーたちは現場に招集されるが、現場に向かう道中ウェルチ率いる消防車に追突されてしまい横転、マウチが重症を負う。ウェルチの隊にも重傷者がでる。セブライドたちが現場に駆けつけ救助にあたるが、救助中にミルズは意識が遠のき作業からはずされてしまう。
運転していたクルースは気が動転、事故の原因はクルースの信号無視だと疑われ警察の聴取をうけることになる。さらに道路の監視カメラ映像からはクルースが信号無視していたことが問題視される。消防現場に駆けつけるためには「信号を守ってはいられない」と反論するクルースだが彼に責任を取らせたい上層部はクルースを事故の原因として訴追するかまえを見せる。
ミルズは現場で起きた不審な症状から精密検査を受けるが、見つかっていなかった爆発事故の後遺症で「消防士としては働けない」と診断されてしまう。
人生の岐路に立たされたミルズは養護施設に入っていた祖父・レオナルドに会いにいく。母親からレオナルドの話を聴いていたミルズは彼への怒りを払拭できていなかったが、施設に面会にいくと以外にもレオナルドはミルズとの面会に感激してみせる。
ミルズは仕事を失ったことに気を落とすがニューハウスは「他に合う仕事がきっとある」とミルズを励ます。
ハーマンはモリーズの2号店を出店することになりマウチたちの提案でトラック販売を始めようと計画する。
しかし思うように車の調達が進まず行き詰まったところ、ニューハウスがツテをつかいバンを調達する。ニューハウスはそれを提供する代わりに自身もモリーズへの共同経営に参加したいと申し出る。
衝突事故で昏睡に陥ったウォレスの部下・モリーナの安否が危ぶまれるなか、モリーナが目覚め事故の真実を語る。
それによれば51分署に対抗心を抱いていたウェルチの指示でモリーナは無茶な運転をし事故を誘発した。その証言をもとにクルースの潔白が明らかとなる。胸をなでおろすクルース。
ケーシーは正式にドーソンを消防士と迎え入れることを消防本部に報告。それを聴いていたミルズはドーソンの代わりに救急隊に移ることを考え始める。。。
第4話 「不言実行」(原題:Apologies Are Dangerous)
あらすじ&ネタバレ
セブライドは酒を飲んだ帰りに列車のハイジャック現場に遭遇してしまう。
犯人をいなし通報するが、犯人には仲間がいたため追われるハメになってしまう。負傷者を連れて線路におりて逃げるセブライド。シェイに教えてもらった救急処置を駆使して負傷者を治療する。犯人たちに追いつかれてしまい絶体絶命の状態に陥るが、通報で駆けつけたシカゴ署のキム、ローマンたちによって救われる。
ドーソンは正式に消防士として51分署に配属され、消防士としての活路を断たれたミルズはドーソンの穴を埋めるべく救命士へ転職を果たす。ミルズはドーソンの代わりにシルビーとコンビを組むことになる。
51分署にはシルビーとの結婚を破談にした男性・ハリソンが謝罪しにやってくる。シルビーは救命士になったことも隠していたため驚くが、話をする間もないまま現場からの招集がかかる。
救出作業にかかる一同だが消防士としての初任務であるドーソンと、救命士として初任務であるミルズは共に不慣れで上手いこと作業が出来ず不甲斐ない思いをする。ドーソンは自分のミスを謝罪しようとするが、ハーマンは「不用意にミスを謝罪することはやめたほうがいい」と忠告する。
しかし自身の気が済まないドーソンはハーマンの言葉に耳を貸さずケーシーに謝罪の意を伝えてしまう。それをうけたケーシーも何も措置をとらないわけにはいかず、チーム一丸で追加訓練をおこなうことになってしまう。一同ため息。
セブライドはウォレスから地下鉄での件を一喝される。救助したことは立派な行為だったが捨て身で命を投げ売るような行為をしたことに、彼がシェイの件を未だに引きずっていることを感じ取ったのだ。セブライドは周りの者達から気にかけてもらうのだが、その思いとは裏腹に自分の中の殻に閉じこもっていってしまう。
モリーズ2号店の準備を進めていたハーマンたちだが、用意していたバンは消防局からの営業許可がおりず、更なる設備投資を求められることになってしまう。
ハーマンは消防局の本部に自分を嫌っている人間がいるため、営業の妨害を受けているのだと察する。贈答品を持って件の人物に謝罪に伺うがその甲斐もむなしく贈答品を突き返されてしまうハーマン。
ハリソンはシルビーとの復縁を望むが、シルビーには救命士としての生活を捨てる気はなかった。
明くる日、火災現場に招集された一行だが付近の消火栓がことごとく壊され消火作業が難航する。ドーソンは機転を利かせ付近の建物の水道から水を確保することに成功。
シルビーは救助された子供が現場で命を落とすところに遭遇しすっかり気を落としてしまう。
ケーシーは殻に閉じこもったセブライドをはげまし、ミルズも気を落としたシルビーを叱咤する。
セブライドのもとには地下鉄事件で命を救った負傷者が礼に訪れ、セブライドと彼に救命の知識を授けたシェイに深く感謝する。その言葉を聞いたセブライドは何かを悟ったように深く頷くのだった。
第5話 「守りたいもの」(原題:The Nuclear Option)
あらすじ&ネタバレ
ケーシーの元には姪のヴァイオレットが訪ねてくる。彼女は顔にアザをつくりながらも詳しくは語らず、ケーシーに転校の手続きの書類にサインするよう求める。何の知らせも受けていなかったケーシーは面食らってしまう。
ケーシーはヴァイオレットのことを危惧し姉・クリスティーのもとを訪れるが彼女は何も語ろうとはせずケーシーは訝しむ。不審に思ったケーシーは夫であるジムに相談に向かうがそこで姉夫婦が離婚したこと、ジムには新たに女が居ることを知り憤慨する。
ケーシーは姉夫婦の件を個人的に調査しようと、シカゴ署のアダム・ルゼック(スピンオフ「シカゴ P.D.」の登場人物)に相談を持ちかける。
ルゼックの調べではどうやらジムは秘書と不倫し、クリスティーと別れることを予期し資産をあちこちに隠し、さらに会社の名義も秘書のものに書き換えていた。離婚に至ってもクリスティーには一銭も入らないように画策していたのだ。。。
ドーソンは候補生として仕事をこなしていたが、ケーシーが彼女を特別扱いするかのような態度が目立つようになりハーマンたちから寒々しい視線を送られるようになってしまう。
ハーマンはドーソンの特別扱いを報告し対処を求めるが、ウォレスはドーソンの存在がシェイを亡くした51分署の再起に貢献したとしてお咎めをしないことを伝える。
ハーマンは「ケーシーの下で特別扱いをされている限りドーソンが正当に評価されることはない」と警告、そのうえでドーソンはハーマンとペアを組み評価を挽回しようとする。
シルビーは元婚約者・ハリソンに復縁をせまられ、彼女は断りきれずに悩んでいた。
ミルズとシルビーは街で拘束された半裸の薬中男の搬送に向かうが男が大暴れしシルビーは薬で男を眠らせる。シルビーが仕事を終えて家に帰ると扉が壊され家は荒らされ邦題、さらに押し入った強盗の男と鉢合わせしてしまったシルビーはバットで強盗を追い出した。
ハリソンは彼女が酷いめにあったことを心配しつつもコレで彼女が地元に帰ることを承諾するだろうとどこか嬉しそう。しかしシルビーはそんなハリソンの態度に腹を立て復縁を拒絶する。
セブライドは依然自暴自棄な生活を改めておらず、仕事に大酒を煽る生活を続けていた。署員たちにも飲みの誘いを断られるようになってしまったセブライドはついに署の秘書・コニーを飲みに誘うようになる。
51分署はビルのエレベーターに閉じ込められた人達を救助に向かう。
狭いエレベーターをこじ開けてハーマンが中に救出に向かうのだが、彼がエレベーターに乗り込むと同時にエレベーターは下階へと急降下してしまう。セブライドの機転でなんとか救助を成功させるに至る。
ケーシーはジムの不倫をクリスティーに明かし、姉無念を晴らすために動き出す。ジムと秘書のケリーに宣戦布告し彼らの悪策を暴こうと意気込む。
第6話 「危険な駆け引き」(原題:Madmen and Fools)
あらすじ&ネタバレ
ケーシーは姉の夫・ジムが浮気の末に離婚を考え、資産を不正に隠そうとしていることに激怒。裁判も辞さないか前だがジムはそれに備えて証拠の隠蔽を万全に整えていた。
ケーシーとニューハウスの紹介で優秀な離婚弁護士をつけるようとするが、母親は裁判は起こさず示談に従おうと考えていた。しかし娘のバイオレットが両親の離婚で苦しんでいることに心を傷めたケーシーは、黙って示談を受け入れることなどできなかった。
51分署は子供の救助任務に招集されるのだが、現場でドーソンはハーマンに付き従うように指示され、ろくな作業もさせてもらえず不満をためる。
子供は無事救助され病院に搬送されるのだが、母親による虐待容疑がかけられ、母子は引き離されてしまう。
途方に暮れた母親は51分署にやってきて「虐待などしていない」と訴え、承認になってくれるように依頼する。同情したシルヴィーは親身に話を聞こうとするが、セブライドは母親の言葉を遮るように「俺達の仕事は終わりました」と告げ、母親を追い返してしまう。
シルヴィーはセブライドの態度に疑問を感じ彼の言動を問いただす。すると彼はシェイが現場で出会った男に関わった(自殺の現場をみせられた)がゆえに後々まで苦しんだことを語り、それ異常かかわらないように諭す。しかしシルヴィーは助けを求めている人を頬っておくべきじゃない、とセブライドを説得し返すのだった。
シルヴィーとセブライドは件の母親の元を訪れ、事情を聴く。
母親が過去に酒に溺れたこと、しかし今は禁酒しまともな暮らしを送っていることを確認するふたり。母親は貧乏ながらも必死に息子を育てているようだった。その様子を確認したふたりは母親を助けることを決意する。
シルヴィーとセブライドは福祉局にかけあい虐待容疑が間違いだと訴える、ふたりの尽力の甲斐あって母親の虐待容疑は晴れ、親子はふたたび一緒に暮らせるようになる。
ニューハウスはケーシーのために情報をかきあつめ、ジムの浮気相手が過去に結婚詐欺で逮捕状が出ていることを突き止める。
ケーシーはその事実をジムにつきつける。ケーシーが通報すれば彼女は逮捕され、資産隠しのために彼女の名義にしていた資産は全て消えてしまう。そう警告したケーシーは「バイオレットのために正しいことをしろ」と諭す。
ケーシーの脅しのおかげでジムは資産の取り上げを考え直し、姉クリスティーとバイオレットにも平穏が訪れる。
ニューハウスは「いいバイトがある」とミルズを誘い、郊外で「故障者を見ているフリ」をさせる。言われるがままに車の近くで待機していたミルズだが突如フロントガラスに発砲を受ける。
驚くミルズ、次いでニューハウスは犬を抱きかかえて戻ってきて車を出すように急かす。ニューハウスの後ろからは猟銃を持った男が追ってきていた。
命からがら逃げ出したふたり。ニューハウスは「離婚相手から犬を取り戻したがっている女性」の依頼を受け離婚相手から愛犬を取り戻しに言ったのだ。理由がわかりほっとするミルズ。
いっぽう依然、仕事後は奔放に暮らすようになっていたセブライドは仕事終わりにラスベガスに遊びに行くが、そこで魅力的な女性ブリタニー・ベーカーと出会う。
第7話 「ベガスの土産」(原題:Nobody Touches Anything)
あらすじ&ネタバレ
※「シカゴ P.D.」と「ロー・アンド・オーダー 性犯罪特捜班」とのクロスオーバーエピソード。
セブライドはラスベガスから戻るとやけに上機嫌。ベガスで出会った女性ブリタニーと「結婚した」と発表し分署の一同を驚かせる。
ケーシーはセブライドの突拍子もない行動を心配するが、彼の嬉しそうな表情に祝福を述べる。51分署は横転した車の救助作業に向かう、無事救助を成功させるとセブライドはさらにテンション高く喜ぶ。
マウチはセブライドに結婚を考え直すよう諭し、オーチスたちは破局するまでの時間で賭け事をはじめる。ウォレス署長もせブライドの行動を案じるのだが…。
分署にはブリトニーが挨拶にやって来る。分署の一同は暖かく迎えるが、ドーソンはシルヴィーの様子がおかしいことに気づき始めていた。
セブライドを居候させていたケーシーとドーソン、ブリタニーも家に転がり込んでくるとしったドーソンは面白くない様子。ドーソンはセブライドの結婚を考え直すように諭すが、ケーシーとの結婚を先延ばしにしていることを突かれ反論されてしまうのだった。
ドーソンはセブライドに言われたことからか、彼の結婚に反対することを辞める。そしてケーシーと結婚できない状況に悩み彼自身にも本音を吐露する。ケーシーも同じ思いであることを伝える。
シルヴィーはカラダを鍛えるためZUMBAの教室に通い出すのだが、そこに現れたインストラクターは…ハイテンションに踊るクルースだった。お互いの姿を認め驚いてしまうふたり。恥ずかしい姿を見られてしまったクルースは同僚たちに内緒にしてもらう代わりにある条件をうける。
料理が得意だったシェルビーはその腕前を披露して、モリーズの新メニュー考案に苦戦していたクルースに「料理を教えさせて」と提案した。クルースにとっては願ってもない申し出に承諾するクルース。
後日、シルヴィーとクルースは彼女の考案した新メニューを試作、署員たちの評判は上々。
ニューハウスは副業絡みでトラブルに巻き込まれたらしく、ミルズを率いてある男の元へと出向く。「俺は手を引く」と何かの仕事から手を引く旨を伝え、その男の車に密かにGPSを仕込むニューハウス。ミルズは彼の不審な行動に疑問を抱くのだが。。。
しかしニューハウスの車には殺人予告のメモ書きがついた意思が投げ込まれる。ただ事ではない事態に心配したミルズ、ニューハウスは窃盗犯であった件の男を追っていた。彼を監視し彼が州を越えたところで捕まえれば多額の懸賞金が入るからだ。ミルズは「娘のためにも危険なことは辞めるべきだ」と諭し、密かにケーシーに相談する。
火事の現場に招集された51分署、地下室から男を救出したセブライドだが男は写真の詰まった箱を落とす。
その箱の中には「監禁されたらしい人達の写真」が詰まっていた。男が犯罪に関与していると疑ったセブライドはシカゴ署のボイトとリンジーを呼びつける。写真には裸で縛られ監禁された無数の子どもたちが映っていた。ハンクは救出された男が犯人だと睨む。
写真に写った被害者の中にはリンジーの生き別れの弟 テディ・コートニーの姿もあった。動揺するリンジーは性犯罪捜査科に協力を依頼する。
ニューハウスは娘のために金をためていたのだが、事情を知ったミルズ、ケーシー、そして分署のメンバーは彼のためにカンパを募り金をニューハウスに渡す。
見どころ:
スピンオフ作品「シカゴ P.D.」からボイトとリンジーが登場。演じているのはジェイソン・ベギー(Jason Beghe)とソフィア・ブッシュ(Sophia Bush)。
さらに別シリーズで、「シカゴ P.D.」とコラボもしているドラマ「ロー・アンド・オーダー 性犯罪特捜班」からはアマンダ・ロリンズが登場。演じているのはケリー・ギディッシュ(Kelli Giddish)。
第8話 「悲しみの渦」(原題:Chopper)
あらすじ&ネタバレ
ヘリコプターがビルの上に墜落。51分署は現場に駆り出される。現場はひどい惨状、ミルズとシルヴィーのまで救助も虚しく人々が命を落としていく。
ふたりは路地に止まった車の中に重症の負傷者を発見するが、その弾性は無数の偽造パスポートを所持。それを見たシルヴィーは怪訝な表情を浮かべる。それでもシルヴィーは彼を助けようとするのだが、男は銃を取り出しシルヴィーを脅す。
しかし怪我の痛みに耐えかねた男はシルヴィーに促されるまま治療を受けるのだった。
現場は混乱を極め、ドーソンはビルの中で崩落に巻き込まれる。心配したケーシーは彼女を探しに向かおうとするが、ドーソンは自力で脱出し事なきを得る。
ヘリのプロペラは折れて近所の庭に落ちる。不運にも女性がその下敷きとなっていた。オーチスとハーマンは女性を助けようと奮闘する。甲斐あって女性は救助されるがヘリのプロペラにはドローンの残骸らしきものが絡みついていた。
セブライドと結婚したブリタニーは仕事中もお構いなしにセブライドに電話をかけていたが、救助中とあって電話に出られない時間が続くと現場におしかけてくる。ウォレスは「旦那の仕事の邪魔をするな」と一括する。それでも不安そうなブリタニーに、ウォレスはセブライドとの交信の声を聴かせて上げる。
現場は徐々に終息に向かうが、ドーソンは道で発見した血痕を追って負傷した少年を発見する。彼の手にはドローンの操縦機が握られており、「ごめんなさい、ボクのせいだ…」と繰り返していた。少年の話では兄もどこかで怪我をして倒れているはずだ…と。
ケーシーとクルースは倒れている兄を発見するが彼の近くには切断された高圧線がぶらさがっており救出は困難だったが、なんとか救助に成功する。
セブライドはビル上のヘリから負傷者を救出することにギリギリ成功するが、セブライドを乗せたままヘリはビルの屋上から落ち始める。隊員たちの助力のお陰で肝一発セブライドは命を取り留める。
ウォレス署長とドナは胎児の検診に訪れるが、そこで母体の生命にかかわる異常が発見されてしまう。絶望するウォレスだがハーマンは「たとえ空が曇っていてもいつも飴が降るとは限らない」と助言する。
シルヴィーは仕事を終え家に車を走らせるが、不審な車につけられていることに気づく。怖くなったシルヴィー。例の治療した男が追ってきたのだった。彼女は殺されるかとビクビクするが、男は治療の感謝を告げると去っていった。
セブライドはブリタニーが現場にまでやってきたことに憤慨するが、彼女が妹を亡くして以来事故に必要以上におびえてしまうようになったことを聞かされる。シェイを亡くした辛さで彼女の苦しみが痛いようにわかるセブライドはすぐに彼女と仲直りする。
シルヴィーとクルースはZUMBAの件以来仲良くなっていたが、ケーシーとセブライドは彼らが親密になったのだと勘違いしてしまう。
シルヴィーは取り繕おうとするがZUMBAのことはクルースから口止めされていたため、「ふたりは親密」だということにしてしまう。その噂はたちまち署内に広まってしまう。収拾のつかなくなったシルヴィーは署員たちに真実を話し…クルースのZUMBA教室に署員総出でさんかするのだった。。。
第9話 「置いてけぼりの心」(原題:Arrest in Transit)
あらすじ&ネタバレ
クルースはZUMBAの一件以来、シルヴィーが気になるようになっていた。彼女をデートに誘うのだが断られてしまう。
分署はトラックの事故現場に招集される。大量の塩酸を積載していた搬送トラックが道路に塩酸をぶちまけてしまうのだが、ドーソンは付近にいた工事トラックをつかって砂を巻き塩酸の拡散を防ぐことに成功する。機転を利かせたことに評価を期待したドーソンだが、彼女の行動は逆に上層部に目をつけられる結果になってしまう。
ケーシーは上司としてドーソンを叱責し、「今度同じことをしたらハシゴ隊から外す」と警告する。
マウチはひょんなことから眼科検診の女医とデートすることになってしまう。その気のなかったマウチは「トルーディに殺される」と動揺する。
動揺しながらも待ち合わせに現れたのはトルーディ。彼女が全てお見通しなことに圧倒されるマウチ。
ミルズとシルヴィーはプールで溺れた少年を搬送するが、搬送中に急変し心停止、病院でそのまま死亡が確認される。
少年の死はすぐさま大ニュースとなる、少年の父親はシカゴのマフィアの大物「パパ・ルロ」だったのだ。息子を亡くし怒り狂ったルロはミルズを逆恨みし分署にやってきて「お前も死ね」と言い残す。不安を募らせるミルズ。
ミルズはルロとの和解を望むがシカゴ署のハルステッドはミルズに「これ以上関わるな」と警告する。
セブライドはブリタニーの心痛を察しようとしていたが、彼女が妹の死を理由に家族と向き合うことを避けてきたのだと察する。彼女が家に帰り家族と向き合うよう諭し、彼女との別れを決意するセブライド。自身もまたシェイを忘れるためにブリタニーに逃げたのだと、認める。
お互いの存在の大切さを噛み締めながら、ブリタニーは家に帰りセブライドは彼女の背中を見送る。
シルヴィーはクルースの優しさに気づき始め、彼とデートすることを了承する。嬉しそうなクルース。
ミルズはモリーズの閉店後に店に訪れドーソンの悩みを聴く。ケーシーとの関係に悩んでいたドーソンだが、元カレであるミルズはふいに彼女の手を握ってしまう。しかしタイミング悪くその場を目撃してしまったケーシー。あらぬ誤解をうんでしまうのだった。。。
第10話 「クリスマスの贈り物」(原題:Santa Bites)
あらすじ&ネタバレ
シカゴマフィアのルロは息子を失った悲しみのあまり救護に当たったミルズに逆恨みをしていたが(第9話参照)、数日後冷静さを取り戻しミルズに謝罪を告げる。
ひと安心したミルズだが、彼には別の問題=ケーシーにドーソンとの仲を疑われてしまっていた。「ドーソンとは何もない」と釈明するがケーシーは怪訝な表情を浮かべるのみだった。
51分署は火事の現場へと招集される。
現場では妻を火の中に残して自分はそそくさと助かろうとする夫の姿が見られ、ハーマンをはじめ署員達はあきれてしまう。妻も無事に救出されるが、夫は報道陣の前に姿を現すとまるで妻思いの夫のごとく誇張した話をまくしたて、更に署員達は呆れ返ってしまう。
しかし件の夫は分署にやってきて「まるで自分が英雄かのように報道された」ことを謝罪、そして署員たちに感謝を伝える。
子供の頃に火事を経験し身体に大火傷を追っていた彼は、「火事」にことさらにパニックになってしまったのだと弁明した。いきさつを知った署員たちは頭ごなしに呆れ返ったことを反省する。
オルロフスキー牧師は付近のホームレスのために分署員たちにカンパを求めにやってくる。牧師はドーソンの様子を認め、彼女が悩みを抱えていそうだと見抜くのだが。。。実際ケーシーとの関係に悩んでいたドーソンだが、ケーシーとは話しても和解には至らなかった。ドーソンの様子を気に留めたシルヴィはドーソンを励ます。
おなじくケーシーの様子に気づいたセブライドは彼を誘ってバーに繰り出す。しかし二人で羽目をはずしてしまい行きずりの女性の部屋で夜を明かしてしまった。ケーシーは過ちを犯してしまったかと焦るが、セブライドによれば部屋にいっただけで寝落ちしてしまっただけだという。
安心したケーシーだが、女性の家にスマホを忘れそれを届けに来た女性とドーソンが鉢合わせしてしまい新たな誤解を生んでしまった。お互いの過ちを咎め合う二人の間には亀裂が生まれてしまう。
時はクリスマスを迎え、ハーマンたちはモリーズ2号店となるフードトラックをホリデーフェスティバル会場でデビューさせる。
報道カメラの前で宣伝をしようとしたハーマンだが、ブレーキをかけ忘れたトラックが暴走し会場は散々たる有様に。新聞にも大々的に報道されてしまう。ブレーキをかけ忘れた代償にクルースとマウチはモリーズの共同出資者をクビにされてしまう。
汚名を挽回したいハーマンたちはフードトラックをオルロフスキーに提供し、炊き出しのために利用させてあげることを思いつく。喜ぶオルロフスキー。
セブライドは要請を受けて件の火事の現場に調査へ向かうのだが、現場では放火の証拠が見つかる。例の夫は自ら火事を起こし妻を危険に晒したのだ。(理由は不明)
ドナは出産を控えウォレスも楽しみにしていたが、ドナから子供に別姓をつけたいと提案されたことから意見を違え微妙な雰囲気になってしまう。
ふたりはお互いに意見を譲らないが興奮したドナは産気づいてしまう。焦るウォレスと隊員たちに連れられてレスキュー車で病院へ搬送されるドナ。しかしクリスマス渋滞にハマってしまう一行。仕方なくレスキュー車の中でウォレスが子供を取り上げる。無事に生まれた男の子、ウォレス感激。
しかし病院に到着すると赤ん坊の容態が急変してしまう不安そうなドナ、ウォレスをよそに救命措置が施される。
そのころミルズとシルヴィーは足を轢かれた男性の救助へ向かうが、その現場に怪しい車が乗り付ける。
出動から何時間たっても戻ってこないふたりを心配したケーシー達は現場へと向かうが、そこには救助を求めた男性とレスキュー車が残され、ふたりの姿はなかった。。。
第11話 「生死の狹間」(原題:Let Him Die)
あらすじ&ネタバレ
ミルズとシルヴィーが姿を消したことでケーシーはシカゴ署のハルステッドを呼ぶ。ハルステッドはマフィアのルロが絡んでいると睨むのだが。。。
署員達はふたりの動向を心配する一方で、ウォレスの赤ちゃんのことも心配していた。治療は続けられていたが、状況は不明なままだった。
ハルステッドと同行したクルースは廃棄場につっこんだ車を発見するが、車の中には誰も残っていなかった。現場には血痕が残されており、負傷しているなら遠くへは行っていないだろうと察しをつける。
その実、ふたりは黒ずくめの男に車で拉致されていた。
ミルズはルロの差し金だと考えていたが男たちはどうやら別の目的で二人をさらったらしかった。ミルズは連れ去られる車の中で激しく抵抗した末に、車は廃棄場に頭から突っ込み停車する。
事故で負傷した犯人のひとりを応急処置するが病院に行かなければ死にかねない重症。しかし犯人たちは病院に行くことは断固として拒む。ミルズは自分たちを解放することと引き換えに、資格のない医療行為(切開)を行うことにする。
ミルズとシルヴィーは麻酔もなく切開手術を始める。シルヴィーはこっそりとミルズに耳打ち。男をそのまま死なせて、もうひとりの動揺を誘おうと提案する。その提案を拒んだミルズは男を助けるが、疑り深いもうひとりの男はふたりを解放しようとしない。
シルヴィーはスキをついて彼らの銃を奪い向けるが、怒りを買ってしまい銃撃戦になってしまう。ミルズとシルヴィーはとっさに現場から逃げ去るが行き止まりに追い込まれてしまう。
そのころ病院に運ばれたウォレスの子供・テレンスの容態は極めて厳しい状況だった。
ハーマンは見舞いにやってくるが、彼がしきりに携帯で連絡をとっていることからウォレスは「何かあった」ことに気づく。ウォレスを心配させまいと黙っていたハーマンだが、問い詰められミルズ達の件を白状する。
分署員たちは現場に集まり手がかりを探す。ドーソンは救命のつかう道具が落ちているのを発見し、ハルステッドがミルズ達の潜伏場所を見つけることに成功する。
絶体絶命のところにハルステッドたちが突入しふたりは無事に救出される。まっさきにシルヴィーに駆け寄りハグするクルース。それをみて意味深な表情を浮かべるオーチス。
ヴィックステッドは二人の犯人がルロの指示で動いていたのだろうと考える任意の尋問を行うが、ルロは無関係を訴え打つ手がない。ミルズは肩を落とす。
いっぽうでシルヴィーは警察では役に立たないと考え、第8話で助けた謎の男・ガスに助けを求めようと考える。クルースは彼女が深入りすることを心配するのだが。。。シルヴィーは件の男に経緯をはなし男は「なんとかしてみる」とだけ応える。
ガスの尽力の甲斐あってか、犯人のひとり=負傷した男・ヴィックはミルズとの面会を承諾する。彼はあくまでルロとは関係ない、と訴えるがミルズはそれを信じることはできなかった。
しかしガスの影響力は総統なものだったのか、その後ヴィックは黒幕がルロだと自白し、ルロは逮捕される。
いっぽうでシルヴィーは自分の命がかかっていたとはいえ、人を殺すように指示したことを今更ながら恥じる。
ドーソンは仲間の窮地に私的な感情に振り回される自分に嫌気がさし、ケーシーと距離を置く決意をし家を出ていってしまう。
その後、上司と部下の関係に戻ったふたりはどこかぎこちなく。。。
ウォレスの息子・テレンスは容態を回復、奇跡的に後遺症が残る心配もなかった。ずっと心配をかかえていたドナとウォレスは笑顔を浮かべ、そこにウォレスの父親が見舞う。
51分署はとある貸倉庫での火事の消火へと招集されるが、そこには燃えやすいもの発火しやすいものが並べられまるで「放火魔の導き」のようだった。
さらに現場にはシェイが殉職したことを伝える新聞の切り抜きが残されていた。それを見て怪訝な顔を浮かべるセブライドだが。。。
第12話 「命の重み」(原題:Ambush Predator)
あらすじ&ネタバレ
貸倉庫の火事に残された多量の燃焼促進剤とシェイ殉職の新聞記事。セブライドはシカゴ署のアトウォーターを呼びつけ、放火犯の関与を疑う。
51分署メンバーも憤りを覚えるが、事件調査はシカゴ署に任せることになる。
ミルズとシルヴィーは第11話での立てこもり事件を受けてカウンセリングを勧められる。
いっぽうで救護の通報を受けたふたりはある家にやってくるが、家から出てきた鼻血を流す主婦は「大丈夫だから」と言いながら彼らを家に入れない。ふたりは家庭内暴力被害を疑い、強行的に家に押し入る。夫の様子のおかしさに気づいたミルズは間に割って入るが怯えた妻は何も語ろうとはせずふたりは帰るほかなかった。
ハシゴ隊は衝突事故の現場に招集されるが、片方の車の被害者は意識不明となったオルロフスキー牧師だった。
ケーシーは私情を挟まないよう指示をだし双方の被害者を順番に救出する。病院に搬送されるも牧師の容態は思わしくない。自分の判断が招いた結果だと責任を感じるケーシーだが、ドーソンやハーマンはそれを慰める。
オルロフスキーが重体なことからケーシーは彼の身寄りを探そうと、彼の自宅の管理人に頼んで部屋に入れてもらう。
そこで知ったのは牧師にはまったく身寄りが無く誰も気遣ってくれていない、という悲しい事実だった。
いっぽうセブライドは例の貸倉庫の件からシェイが死んだ爆発事件が「放火によるものだった」ことを疑い始める。
事故現場の再調査を始めるセブライドとドーソン。ドーソンは事故当時のことを思い出し涙ぐむ。放火の証拠らしきものは見つからなかったが、出火の痕跡が不審なことからセブライドは正式に放火の疑いを調査してもらうよう火災調査室に要請する。
火災調査室は既に調査を終え通常の火災として処理し終えていたが、責任者のリネット・カニンガムはセブライドとドーソンの強い要望に心動かされ再調査に尽力することを約束する。
カニンガムはこっそりと調査資料を写真にとってドーソンに渡す「仲間を失う悲しみはわかる、思う存分(調査を)やりなさい」と告げる。
ウォレスとドナの息子・テレンスは容態を回復し退院、ウォレスの父・ボーデンと共に分署に顔を出す。ボーデンはテレンスの育児にクチを出したがるがドナはそれを疎ましく思っている様子。ウォレスはドナにせっつかれ育児に口出ししないよう伝えようとするが、それに先んじてボーデンは自身が余命4ヶ月の末期がんであることを告げる。
ケーシーの家を出たドーソンはシルヴィーの家で暮らし始める。
クルースがシルヴィーにご執心な様をみたドーソンは苦笑い。オルロフスキーやケーシーのことで元気がないドーソンをシルヴィーは暖かく迎え入れる。
ミルズとシルヴィーは救護任務で病院を訪れるが、そこに例のDVを受けていた女性が運び込まれてくる。ミルズは予期していた最悪の事態に遭遇し憤る。
例の家にやってきたミルズは独りで家の中へ押し入る。問答無用で夫に殴りかかり「今度同じことをしたらお前を殺す」と脅すミルズ。
シルヴィーはミルズの無謀な行動を咎め、カウンセリングを受けるべきだと叱責するがミルズには彼女の言葉は響いていない様子で。。。
オルロフスキーは難を脱し意識を回復する。ハーマンは自分の息子が参加するホッケーチームの監督に牧師を迎え景気付けすることに。さらにチームの子供達を引き連れて、一人寂しく暮らしていた牧師の家の改装を行うことを思いつく。
シカゴ署のアトウォーターは火事の件で怪しい人物の存在を明かすが、事件と断定されていない以上シカゴ書は正式に手を出せない。
セブライドとドーソンはアトウォーターからの情報を元に調査をすすめ他の地区でも似たような不審火事件が起きていることを突き止める。火事の現場を入念に調べた結果セブライドは、細工されたマッチの燃えカスを発見。シェイの死んだ事件が放火であったという確信を得る。
見どころ:
スピンオフの「シカゴ P.D.」からアトウォーターが客演。演じているのはラロイス・ホーキンズ(LaRoyce Hawkins)。
カニンガムを演じていたのはドラマ「ザ・フォロイング」や「パーソン・オブ・インタレスト」など人気ドラマにも多く客演しているアニカ・ボラ(Annika Boras)。
第13話「弔いの鐘」(原題:Three Bells)
あらすじ&ネタバレ
※スピンオフの「シカゴ P.D.」とのクロスオーバーエピソード 前編
シェイの事件が放火であったと確信を得たセブライドとドーソン。ふたりはシェイの姉・メーガンをシカゴに呼びつける。
メーガンは「シェイは救急の仕事の危険さ故に命を落とした」と考えており51分署に足を運ぶのも嫌だった様子。泊まり先のないメーガンをシルビーとドーソンは家に迎える。
クルースとオーチスの済む家にはオーチスの祖母が居候することになる。クルースはシルビーとの関係を進めたいため、祖母の居候に猛反対。
いっぽう収監された元消防員のハドリーは刑務所からセブライド宛に電話、面会しに来るよう要求する。セブライドは断るが、「シェイの件が放火だと気づいたか?」とタイムリーな発言をするハドリー。当然セブライドは詳細を聴くため刑務所へと面会に出向く。
全身火傷で無残な姿となったハドリーと面会するセブライド。ハドリーのもとには何者かから、シェイの殉職を報じる新聞の切り抜きが送りつけられそこには「事故じゃないのにな」と書き添えられていた。手紙の封筒には差出人の住所も乗っており、それを渡す代わりに「マットレスを買ってくれ」と要求するハドリー。
セブライドが分署に戻ると火事現場からの要請が届く。現場は施錠され中の人を容易に助け出すことが出来ず苦戦する一行。
ケイシーは負傷者を救助する過程で負傷するが何とか難を逃れる。ドーソンは彼を心配し、その様子を見たケイシーは再び彼女への想いにもどかしさを募らせる。
刑務所の看守の協力を得てハドリーの隠していた手紙の住所を入手したセブライド、しかしその住所は空き家となっていた。
ハドリーのハッタリかと肩を落とすセブライドだったが、ウォレスはその住所が「かつてミルズの父親が命を落とした事故現場」のものだと気づき、息を呑む。20年以上も離れた事故に関連性があるとでもいうのか…。
カニンガムは20年間に起きた未解決の放火事件を調査し、特定の地域に放火が集中していることに気づく。
いっぽうウォレスは一連の件をミルズに話す。とりみだすミルズだが、ウォレスは「必要なら俺が犯人に償わせる」と諌める。セブライドは件をドーソンに報告、話を聞いたメーガンも憤る。
明くる朝、シルビーはメーガンに救急の現場を見学させようと仕事に同行させる。
錯乱してさけぶ男のもとに駆けつけた救急だが、話を聞こうと近づいたシルビーに男がナイフを突きつける。ミルズが飛びかかり難を逃れ、男は「刑務所に戻りたかった」と話し、現場に駆けつけたシカゴ署のキムとローマンによって連行される。しかし現場を目の当たりにしたメーガンはショックを受けて泣き出してしまう、シェイがこんな過酷な現場で働いていたのか、と。
カニンガムは放火事件の容疑者の写真を集め、例の倉庫の借り主に見せる。するとその中からエイドリアン・ギッシュという男が浮上する。
カニンガムとセブライドはギッシュに任意同行を求めようと彼の職場にやってくるが、それに先んじてギッシュの方からふたりに話しかけてくる。彼は自分が疑われていることを見抜き、シェイの事件を「本当に悲劇だった」とニヤけて見せる。
ギッシュは任意同行を拒み立ち去ってしまう、セブライドは怒りに任せようとするがカニンガムがそれを制止する。
その頃、分署ではシェイを讃え偲んだ儀式が開かれる、メーガンもそれに参加し妹を送る。分署の救急車にはレズリーの名前が刻印され、それをみたメーガンは息を呑む。
儀式の後、ケーシーとドーソンは仲直りし、ふたたび関係を修復するための一歩を踏み出す。
いっぽうクルースはシルビーを家に招きいいムードになるのだが、オーチスの祖母が現れムードぶち壊し、悶絶するクルース。
ウォレスは父親の身体を心配するが、もはや余命がないと知っている父親は苦しむだけの投薬治療を拒み始める。ウォレスは父親に楽しい思い出を残してあげようと考えるが「薬は飲んでくれ」と忠告する。
カニンガムは分署のメンバーに悪い知らせを持ってくる。上層部の決定でギッシュを追うことは断念せざる負えなくなってしまったのだ。「ギッシュの犯行を立証するのは難しい」と。カニンガムは味方してくれると思っていただけにドーソンとセブライドの失望は大きい。
しかしドーソンは憤るだけでは終わらず、シカゴ署・特捜班の兄 アントニオに協力要請の電話をかける。
見どころ:
スピンオフ「シカゴ P.D.」とのクロスオーバーエピソード。この話の続きは「シカゴ P.D.」S2 EP13 へと続くカタチとなる。
ギッシュ役には「プリズン・ブレイク」シリーズのティーバッグ役でおなじみ、ロバート・ネッパー(Robert Knepper)が客演。
第14話「出会いと別れ」(原題:Call It Paradise)
あらすじ&ネタバレ
シカゴの真冬の極寒のせいで分署の車のエンジンがやられ、救急要請のシステムもうまく機能しなくなる。ウォレスとケーシーは厳しい一日になりそうだ、と署員たちに警告する。
寒さが苦手なクルースは絶望感を顔に露わにするが、ニューハウスが休暇を取ってサンディエゴに行っていると知り自分も休暇をとろうと意気込む。
そんな中、分署の外にはダンボールに入れられた赤ん坊が置き去りにされているのをドーソンが発見する。見つけるのが早かったため赤ん坊に大事はなかった。病院に運ぼうにも救急車は依然動かず署内で面倒を見ることになる。
しばらくすると捨てられていた赤ん坊の母親を名乗るトニー・ジェサップが現れる。薬中の旦那が赤ん坊を勝手に捨てたのだと主張するが、署員達はその主張の裏が取れるまで赤ん坊は渡さない構え。
いっぽうでカニンガムが51分署を訪れる。セブライドは、上層部に従ってギッシュ逮捕を諦めてしまったカニンガムに冷たくあたる。
カニンガムは原因不明の火災案件について調査の協力を求めに来たのだったが、ギッシュの件を根に持ったセブライドは協力を拒む。その態度をみたカニンガムは「私情を挟まず頭を冷やせ」と一喝。
カニンガムに諭されたセブライドは調査をすすめ、カニンガムも見落としていた事実をつきとめる。
セブライドの手腕に改めて感心するカニンガム、彼女はセブライドの能力を買い、火災調査室へスカウトする。
ウォレスの父親・ボーデンは延命治療で苦しむことを拒んでいたが、対してウォレスは治療を受けて少しでも回復に努めてほしいと意見をぶつからせる。父親の頑固さに呆れてしまうウォレス。
救急車のエンジンがなんとか治りミルズとシルビーは混戦する無線をたよりに街へ救急車を走らせる。
極寒のなかドラッグでハイになったカップルを発見、女性はハイになり防寒もせずに走り去ってしまった。放っておけば死んでしまう、とシルビーはひとりで彼女を捜索に出る。
廃工場の中で彼女をみつけたシルビーだが足を滑らせ階下へ滑り落ちそうになってしまう。ミルズも現場に駆けつけるが。。。
ウォレスはドナのお産の担当医を呼びつけ、赤ん坊の診察をさせる。それによれば赤ん坊はどうやら早産だった模様。
署員達には出動要請がかかりドーソンを残して出動するが、入れ違いにトニーが出生証明の書類を持って再来する。しかし彼女がもってきた書類は正式なものではなく、エコー写真もインターネットからプリントしただけのもの、明らかに偽物だった。さらに赤ん坊が早産であったことも知らない要素のトニー。
ドーソンは彼女を怪しみその場を離れようとするが、嘘に気づかれたトニーは銃を取り出し赤ん坊をよこせと要求する。
ちょうどそこへ署員たちが帰還し、トニーは逃げ出す。幸いドーソンにも赤ん坊にも怪我はなかった。
シルビーとミルズと連絡が取れないことからハシゴ隊も廃工場へとかけつける。署員達は総出で階下に落ちそうになっている女性を助けることに成功する。
その後、トニーは警察に逮捕され精神科の通院歴があったことが判明。まったくの他人の家から赤ん坊を連れ出し、自作自演で自分のものにしようとしたらしかった。
本当の親に引き取られる赤ん坊の姿を見たドーソンは「家庭」への憧れを感じるのだった。
仕事が終わると、寒さを忘れるため「南国風」のパーティがモリーズで開かれる。ウォレスの父親は予てから「パーティ」を望んでいたため楽しそう。
カニンガムもやってくるがセブライドは彼女からのスカウトを断る。しかしカニンガムは諦めておらず「考え直したら連絡して」と伝える。
ケーシーは、ドーソンとの関係に区切りをつける決心をし、店に来ていた女性に声をかける。
パーティを終え、家に帰るとウォレスはテレンスを寝かしつける。
テレンスが眠りリビングに戻ってくるとボーデンはソファーに座ったまま眠るように息を引き取っていた。父が逝ったことを知り泣きながら抱擁するウォレス。
セブライドは自宅に帰りシェイのホームビデオを取り出す。ギッシュの件が一段落し彼女への想いに浸るように。。。
第15話「災いの予感」(原題:Headlong Toward Disaster)
あらすじ&ネタバレ
ウォレスは父親を亡くし有給休暇をとることになる。
51分署にはウォレスの代理として17分署の元所長・プリジェンがチーフとして迎えられる。同じく休暇中のニューハウスの代理としてプリジェンは、51分署の大敵であるウェルチを招くことになり、隊員たちに緊張が走る。ケーシーたちは反発するがプリジェンは「うまくやれ」と決定を覆すことはなかった。
分署はボーリング場に招集され、ボーリングピンの巻き込み装置に挟まれた男性を救助する。セブライドは率先して指揮を執るがプリジェンの意見を遮ったことで彼の怒りをかってしまう。
いっぽうで救助の後、ボーリングレーンで滑って転んだオーチス。プリジェンは彼の姿をみて笑いものにするが、その様を見た一同は大人げない彼の言動に呆れてしまう。
オーチスはプリジェンにしつこく馬鹿にされ、珍しく怒り心頭。「ウォレスなら署員を馬鹿にせず、やる気を出させるはずだ」と早くもウォレスを懐かしむ。
それでもオーチスを馬鹿にする態度を辞めないプリジェンにさすがの署員達も顔をひきつらせる。
シルビーの元には前回救助した約中の女性・シリアが訪問する。
助けてくれたことをシルビーに感謝するシリアだが、彼女の家庭に問題があることを聴いたシルビーは複雑そう。シリアがどこかで愛用のギターを失くしてしまったと聴かされたシルビーは彼女のために自前でギターを購入してあげるのだが、母親はシルビーの行為を跳ね除ける。それどころかシルビーとシリアをそれ以上関わらせまいと引き離してしまう。
ケーシーは行きずりの女性・ベスと関係を持つようになる。
ケーシーは知らなかったのだが、ベスは旦那と離婚協議中であり、その旦那というのがプリジェンだった…!ケーシーはトラブルを予見しベスとの関係を終わらせようと焦るが、ベスの誘惑に勝てず「秘密の関係」を続けることになる。
事情を知っているセブライドは「ベスとは別れるべきだ」と忠告するのだが。。。
いっぽうでケーシーや部下たちの反目を感じ取ったプリジェンは「ケーシーを監視しろ」とセブライドに命令する、もちろんセブライドは断る。
火事の現場に招集された51分署、プリジェンへのわだかまりを払拭できないままに一同は救助へとあたる。
しかしそのことに気を取られたオーチスは些細なミスから火事現場に閉じ込められてしまい救助されるハメに陥る。そのことをまたもやプリジェンがコケにするが、それを聴いてついにキレたケーシーは署員全員の前でプリジェンをなじる。おかげでカンカンのプリジェン。
バカにされた腹いせに、プリジェンは権威をふりかざしハシゴ隊全員に懲罰的な清掃を言いつける。子供じみた真似に呆れるケーシーとセブライド。
ベスは離婚手続きに託つけて署にやってくるが、ケーシーの不安をよそにベスは彼にキスしようとする。ケーシーは誰かに見られたのではないかと焦るが、運悪くウェルチにその場面を見られてしまっていたようで。。。ウェルチはそのことをドーソンにバラしてしまう。
見どころ:
前回、今回と登場したシリアを演じていたのはリズ・E・モーガン(Liz E. Morgan)。出演作品は極少ですがドラマ「ウォーキング・デッド」でシェリーの妹・ティナ(シーズン6で死亡)を演じています。
第16話「和解」(原題:Red Rag the Bull)
あらすじ&ネタバレ
ケーシーはベスとの関係がバレるのを恐れていたが、元夫のプリジェンにそれがバレてしまう。
ウェルチがばらしたのだろうと察しを付けるケーシーだが、ウェルチはシラを切り「あんたの転落する姿を見物させてもらう」とニヤける。
分署は火事の現場に招集されるが、プリジェンはベスのことを根に持って、意図的にケーシーを別の現場へと追いやってしまう。プリジェンの独善的な行動に呆れるセブライド。
プリジェンはケーシーを追いやっていい気味といった表情だが、そんななか火事現場のビルから逃げようと飛び降りた男性が重症を追う。自分の現場で起きた失態に言葉を失うプリジェン。
現場を諌めた後、ケーシーはプリジェンにベスとの関係を終わらせたことを告げ、嫌がらせを辞めるように求めるが彼の態度は変わらない。さらにウェルチもケーシーに対してつきまとっていたが、プリジェンはそれも辞めさせようとはしなかった。
そんななか、火事の現場で負傷した男性が危篤になったという知らせが入る。不幸なことに彼の姉が弁護士であり51分署は「職務怠慢」で調査を受けることになってしまう。
上層部はプリジェンがケーシーを現場から追いやった事が理由だと考えていたが、プリジェンは「ケーシーが時間をかけすぎて現場に戻ってくるのが遅れたからだ」と責任をケーシーになすりつける。セブライドはプリジェンの悪行に警告の視線を向けるが、彼はあくまで態度を改めようとはしない。
マウチは精子バンクに呼び出しを受ける。かつて精子提供者として匿名でドナーになったマウチだが、精子バンクが不正アクセスを受けて情報が流出。「マウチの精子をによって誕生したかもしれない人物に情報が漏れたかもしれない」と警告される。
マウチは「子供がいたとしても知りたくない」と考えていたが、不安は的中しマウチの生物学的息子らしき人物から「会いたい」と連絡がきてしまい、戸惑うマウチ。
子供の件は交際中のトルーディにまで露呈し、話を聞きつけた彼女は息子に会うように説得。マウチは息子に会う決心を固める。
シルビーはケーシーと別れたドーソンを気遣い知り合いの男性を誘ってダブルデートすることを提案する。
クルースはケーシーとドーソンの関係に気を使い、「自分は関わりたくない」といった態度だがシルビーに押し切られてしまう。救急病院のフィルを誘ってダブルデートにこぎつけるが、ドーソンとはどうも反りがあわない様だった。
セブライドはプリジェンの判断ミスを証明するため、ケーシーへの命令を聴いていたウェルチに証言を求めるが、ウェルチは保身に走り協力しようとしない。それどころか「上司に逆らったバツだ」とケーシーを罵る。
八方塞がりのケーシーは休暇中のウォレスに相談にやって来る。ケーシーはウォレスに早急に復帰するよう求め、ウェルチを追い出すようにせっつく。ハーマンも署の惨状を告げにやってくるが、ウォレスの妻・ドナは「みんなのためにも(ウォレスは)仕事にもどったほうがいい」と発言する。
いっぽうセブライドは消防の地区次長 タイバーグ・チーフの元にやってきて、件の現場での真実を報告する。
プリジェンは自分の言い分とセブライドの言い分が食い違っていることを挙げられ焦り、セブライドに対して昇進をちらつかせて証言の撤回を求めるがセブライドははねのける。
セブライドに跳ね除けられてあとがなくなったプリジェンはウェルチを呼び出して、自分の証言が正しいことを認める宣誓報告書にサインさせようとする。迷うウェルチ。答えを出す前に分署には招集の報が入る。
暴走した車に複数の人が跳ね飛ばされていた。どうやらはねられた人の中にギャング絡みの人物がいたらしく、ドライバーはその人物を狙って無差別に人をはねたらしかった。分署が救助に当たる中、現場には件の車が舞い戻ってきて銃撃戦が始まってしまう。
事態をとっさに理解したケーシーは銃弾の飛び交う中、立っていたウェルチに覆いかぶさり難を逃れる。ギャングの人物は死亡するが隊員に怪我はなかった。
分署にもどったウェルチはプリジェンにサインをせっつかれるが、ケーシーに命を救われたウェルチは更に迷ってしまう。
プリジェンは「サインをしなければ追い出すことも出来る」と脅しをかけるが「あんたに従う気はない」とサインを拒む。憤慨したプリジェンはウェルチに「荷物を整理して出て行け」と言い捨てる。
ウェルチがサインをしなかったとしったケーシーは彼に感謝し握手でウェルチを見送る。
ウェルチのサインがないことでプリジェンは指揮権を剥奪される。代理がいなくなったことでウォレスは署に呼び戻されることになり、そのことをドナに言い出せないウォレス。しかしドナの本音は「仕事にもどったほうがいい」という思いだったので内心ニンマリだった。
マウチは息子だと名乗る人物・エメットに会いにいくが、彼の姿を遠巻きに認めると土壇場で怖気づいてしまい車で走り去ってしまう。
その足でモリーズにやってきたマウチ、トルーディには「息子と会った」と話すのだが彼女はマウチの様子がおかしいことに感づいていた。。。
第17話「セカンドチャンス」(原題:Forgive You Anything)
あらすじ&ネタバレ
ケーシーは元消防隊員で現在はストリップクラブのオーナーをしている人物 ジャック・ネスビットから依頼を受けて店の地下スペースの改築の法的基準の調査を請け負うことになる。
セブライドの元には旧友 スコット・ライスが現れる。
かつて31分署で働いていたライスはセブライドを介してレスキュー隊への加入を依頼してくる。署員達の噂では現場でケンカ騒ぎを起こしてクビになった人物らしい。
ニューハウスの後釜にスコットが加入するのかと皆が予想するなか、病院の検査でレスキューへの復帰が期待できそうだと喜んでいたミルズだけは複雑な表情を浮かべる。ウォレスの許可がおりてスコットは試験的に51分署に配属されることになる。ミルズは再検査を受けてレスキュー隊への復帰を望んでいる旨をウォレスに伝える。
スコットが51分署にやってくると歓迎する者、彼のお調子者加減を疎む者、反応は様々。オーチスもスコットの人柄が気に食わないらしく彼の過去の失態を挙げてケーシーに警告するのだが彼は気にもとめていなかった。
マウチは第16話で判明した息子からの呼び出しに応じず面会を拒否してしまったが、当の息子・エメットは51分署にやってくる。
マウチは待ち合わせをすっぽかしたことを正直に謝罪するが、実はエメットはマウチの息子ではなかった。エメットの妹・リジーがマウチの精子によって生まれた子供であったが、兄のエメットは素性の知れない父親と会うことを心配して事前に人柄を確かめようとしたのだった。
そうとはしらず待ち合わせをすっぽかしたマウチ。エメットは「あんたは最高の娘と会う機会を逃した」と罵り去っていった。
マウチは子持ちのハーマン、ウォレスに悩みを打ち明け、娘に面会する決心をつける。
とはいってもエメットの連絡先がわからないマウチは、トルーディに協力を頼み警察の情報網からエメットの連絡先をこっそり探してもらうことにする。
シルビーはドーソンとクルースを誘ってクラブ遊びに興じようと考えるが、クルースは外に遊びに行くことにノリ気でなく家で一緒にゆっくりしたい、と語る。シルビーは次第にクルースとの感覚の違いに悩まされ始める。
しかたなくドーソンとシルビーは2人でクラブに繰り出す。婚約を破断にしてシカゴにやってきたシルビーは「生活への変化」を求めるが故にクルースとの交際に違和感を感じてしまっていた。
分署は劇場に招集される、舞台天井で頭をうち今にも天井から落ちそうな男性を助けに向かう。
レスキューよりも先に現場に到着した救急、ミルズは率先して彼を助けに向かおうとするがハシゴを登っている最中に足が震え動けなくなってしまう。気を取り直して天井へ登るミルズ。男性を引き上げ治療にあたる。
ミルズは自分の働きと再検査の話をセブライドに伝えてレスキュー隊への復帰を請うが、セブライドは友人のスコットを無碍にする気はなかった。
セブライドはスコットから話を聞いて、高校時代に気になっていた女性 エイプリル・セクストンが救急病院で働いていることをしり会いにいく。
再会を喜んだふたりだが、エイプリルはセブライドが「過去にした何か」対して起こっているらしく、彼からの飲みの誘いを断ってしまう。セブライドは心当たりがない、といった様子だが。。。
セブライドは高校時代の荷物の中からエイプリルと一緒に行くはずだったエミネムのライブチケットを見つける。それを持って再びエイプリルのもとへ向かうと呆れたように笑うエイプリル。
トルーディの協力を得てスコットの職場を突き止めたマウチはエメットに謝罪し、リジーへの面会を懇願する。マウチの懇願に根負けしたエメットは「今度は失敗するな」と忠告しリジーの連絡先をマウチに渡す。
尚もトルーディに叱咤されたマウチはリジーを呼び出し、ひとりで会うことに。レストランでリジーと面会しハグするふたり。
オーチスはスコットの噂を真に受けて彼を追い出そうとウォレスに打診するが、ウォレスはスコットの事情を組んでいた。
彼は過去に妻を亡くし、その失意のなか現場で荒い態度を取ってしまい免職に至っていた。幼い息子もいるスコットには情状酌量と再起のチャンスが必要だと。それを聴いたオーチスは言葉をなくす。
ミルズは再検査を受けに病院へ、その結果が出るのは1週間後だという。。。
見どころ:
エイプリル・セクストン役にはヤヤ・ダコスタ(Yaya DaCosta)が抜擢。ドラマ「アグリー・ベティ」(ウィルミナの娘・ニコ役)や映画「トロン:レガシー」に出演していました。エイプリルは「シカゴシリーズ」の新たなスピンオフ作品「シカゴ・メッド」の主要キャラです。
スコット・ライス役にはウォーレン・クリスティー(Warren Christie)が客演。
ジャック・ネスビット役にはこちらもドラマ「アグリー・ベティ」にダニエル編集長役で出演していたエリック・メビウス(Eric Mabius)。
第18話「無償の愛」(原題:Forgiving, Relentless, Unconditional)
あらすじ&ネタバレ
スコットはセブライドとエイプリルの会話の場を設ける。学生時代からの知り合いである3人はしばし談笑する。
分署は火事の現場に招集される。
建物は崩壊寸前となり一同は救助を中断して堆肥を始めるが、炎の中に子供の泣き声を聞きつけたハーマンは頬っておけずにひとりで炎の中へと戻っていってしまう。炎に囲まれ逃げ出せなくなったハーマンは子供を抱えて窓から飛び出し何とか一命を取り留める。
父親であるハーマンは子供の状態を気にかけるが、救急に運ばれ子供も大事を脱する。
ハーマンは子供を救いに戻った際、退避命令を無視したことを認めざるをえなかったが、ケーシーは彼の行動を評価する 。
件の火事について、シカゴ署のキムとローマンが聴取にやってくる。それによれば救助された子供の父親は薬中であり、その出火原因も彼の仕業ではないかと疑われていた。キム達の元には父親の知人からの動画も送られてくており、そこには子供の目の前で覚醒剤を吸い煙を子供に吹きかける様が映し出されていた。それを見たハーマンは激しく憤る。
さらに父親は運ばれた病院から姿を消したという。さらに憤慨するハーマン。
ハーマンは現場付近の住人と昔なじみであり、「警官に話さないようなことも自分になら話してくれる」と訴え、署員達とともに現場付近へと赴く。
ハーマンは付近の情報通に話をきき、件の家庭がひどい環境であったことを知らされる。さらに父親が潜伏しそうな場所をききつけたハーマン。しかし何故かそのことを署員たちには告げずに隠してしまう。
ケーシーは憤るハーマンの様子に気づき、署員達にも目を配るように忠告する。
セブライドはエイプリルとふたりで出かける。かつて父親の不倫によって家を失くしたセブライドはエイプリルの家に居候させてもらっていた。心から感謝していたが、同級生の家に厄介になったことが噂になりそれを恥じてしまったセブライドはエイプリルを遠ざけるような態度をとったのだという。エイプリルはそれをずっと怒っていたが、セブライドが真摯に謝罪したことでわだかまりをとくに至る。
ハーマンはひとり、情報通から聞き出したバーへと赴く。そこには話の通り件の父親の姿があった。感情的になったハーマンは父親に殴り掛かるが、彼のことをひそかにつけていたケーシーが仲裁に入る。
キムとローマンが呼ばれ、父親は勾留される。ふたりの捜査の結果、火事の火元は推測の通り父親の覚醒剤用のパイプだった。ローマンとキムはハーマンが父親を殴ったらしいことに気づいて履いたが、彼の気持ちを察して暴行の罪は見逃すことにする。
シルビーはクルースと別れることを決意しドーソンに相談するが、それを言い出せず、さらにクルースをふろうとしていることに罪悪感を感じ始める。ドーソンはなんと声をかけていいかわからなかった。
クルースはシルビーの好みに合わせて洒落た店へ食事に出かける。シルビーはクルースへの別れ話を告げるつもりだったが、なんとクルースのほうからシルビーに別れ話を告げられる。予期しなかった展開に放心状態のシルビー。
ミルズはガンビアから帰国した姉・エリスと再会。祖父に当たるレオナルド(第2話参照)と会ったことを告げる。
レオナルドは後に亡くなったが、生前に和解したことで彼はミルズに遺産として所有物件のダイナーを残していた。エリスは火事で閉店した母親の店をふたたびオープンし、弟と母親と共にふたたびレストランをやろうと持ちかける。ミルズはレスキューへの復帰を考えていたところだったが、思うようにいっていなかったことから一瞬迷ってしまう。
シルビーはクルースが家に忘れていった本を持ち寄る。クルースがオーチスから借りた本だったためシルビーはオーチスに本を返すのだが、彼と本の趣味が合うことを知りしばし談笑。オーチスはシルビーに惚れてしまう。
オーチスはケーシーに相談するが、ケーシーは考え直せと一喝される。
件の子供は依然、病院で治療をうけていたが状態は思わしくなく手術を受けることになる。
署員達は容態を心配しみんなで病院へとかけつける。気落ちしているハーマンの様子を認めたオルロフスキーは声をかける。ハーマンは両親に恵まれなかったその子を助けたことが、むしろ子供を苦しめ続けることになったのでは、と自責の念にかられる。
署員一同が手術が終わるのを見守り、病院にいたエイプリルも一緒に手術が終わるのを待つ。しかし皆の祈りも虚しく、子供は手術中に息を引き取ってしまう。途端に泣き出してしまうハーマン。
ミルズの元には再審査の結果が届き、正式にレスキューに戻れると診断がくだされる。エリスは複雑な表情をしつつも彼の復職を祝う。
セブライドは久しぶりに、エイプリルの家へと招かれる。彼女の両親もせブライドを暖かく迎えるのだった。。
見どころ:
エリス役を演じているのはアレクサンドラ・メッツ(Alexandra Metz)。近年だとドラマ「殺人を無罪にする方法」に出演。
スピンオフの「シカゴ P.D.」からキム役のマリーナ・スコーシアーティ(Marina Squerciati)とローマン役のブライアン・ジェラティ(Brian Geraghty)が客演。
第19話「見えない恐怖」(原題:I Am the Apocalypse)
あらすじ&ネタバレ
※「シカゴシリーズ」の「シカゴ P.D.」と「シカゴメッド」とのコラボエピソード
51分署は薬品工場のガス漏れ現場へと招集される。事故の被害は甚大で大量の急患が予想される事態だった。
シカゴ署のハルステッドの兄・ウィルは医者ながらひとつの職場で長続きせずハルステッドの家に厄介になっていた。(シカゴP.D. S2 EP17参照)
シカゴ医療センターに新任として訪れたウィルはここでも長居する気はなく早々に辞職を考えていたのだが、ガス漏れ事故の急患でてんやわんやとなり治療に当たるハメになる。
51分署の署員達も急患を病院に搬送する。エイプリルは混乱する院内でトリアージしようと患者に声をかけるが、そこで様子のおかしい男が前に進み出て「2週間以内に全員死ぬ」と大声で叫ぶと手に取った手榴弾を爆発させる。
セブライドはとっさにエイプリルを庇い男を壁のほうへ押し飛ばすが、爆風で辺行ったが吹き飛ばされる。
ケーシーやドーソンも爆発に巻き込まれ、しばらくして目を覚ます。
男は自爆の寸前に「エボラよりも強力なウイルスを持っている」と語っており、それを聞き逃さなかったウィルはとっさに病院の封鎖を指示する。何かに感染したと恐れた患者たちは皆散り散りに逃げ出してしまい、分署の隊員たちは患者たちを追いかけて病院からでないように捕まえる。
署員達に引き止められた患者たちは「家に帰る」ことを強く要求する。うち1人の男は暴力的な行動に出ようとしウォレスが引きとめようとする。そこへシカゴ病院の精神科部長・チャールズが遅れて出勤。男の精神状態を瞬時に見抜いたチャールズは言葉巧みに彼をなだめてみせウォレスも驚く。
シカゴ署のハルステッドも現場に招集され、ウィルは犯人の素性と感染していた病気について調べるよう要求する。
隊員たちはウィルの指示で手当てを補助するが、爆風で重症を負ったセブライドは意識不明の重体。黒いタグを勧められる(トリアージにおいて助かる見込みが最も低い患者に付与される)。
外科医のハンナはセブライドの治療に当たるが状態は思わしくない。ハンナは少ない機材を使いセブライドを手術する。彼女が悪戦苦闘する間、セブライドはずっとシェイの夢をみていた。。。
ハンナの治療の甲斐あってセブライドはなんとか持ち直す。
院内が混乱を極める中、階上では火災が発生。ケーシーとオーチスは患者たちがパニックを起こさないよう内々に消火作業にあたろうとするが、封鎖された院内では手持ちの消火剤も底をついてしまう。
院外で待機していた署員達は感染の危険を犯しても消化器を中に持ち込む役に志願。クルースとライスが院内へと送り込まれる。持ち込まれた消化器でなんとか火災は沈下する。
ひといきついたケーシーだったが、外でチャールズに制止された男が再び激昂。「外に出る」と言ってケーシーに襲いかかる。乱闘になりかけるもエイプリルがとっさに首筋に睡眠薬を注射して大事には至らなかった。
現場には犯人の両親と思われる人物が駆けつける。犯人は家族に書き置きを残していたらしいのだ。ハルステッドとルゼックは両親の聴取する。すると犯人は感染症研究ラボで働いておりそこでなんらかの病気に感染したらしい。
それによれば犯人が感染していたのはソ連の開発した生物兵器「マールブルグ」だったらしい。その感染力が強力であったのならば、感染は恐らく院内だけにはとどまらない。ハーマンは思わず財布のなかの家族写真を握りしめる。
現場に招集された分析医のカルマンはハーマンの血を使って「マールブルグ」の検査を行う。するとこの菌には感染能力はないことが判明。院内の一同が胸をなでおろし喝采する。病院の封鎖は解除される。
ひと仕事終えた一同はモリーズで祝杯をあげる。
事件を終えた安堵からかドーソンとケーシーはお互いに「よりを戻す気はない」としつつも再び一夜を共にすることに。
病院で目覚めたセブライド、彼の病床によりそっていたエイプリルはそっと彼のおでこにキスする。
見どころ:
ウィル役にはドラマ「シェイムレス」や「ニュースルーム」に出演していたニック・ゲールフース(Nick Gehlfuss)が客演。ウィルは「シカゴメッド」レギュラーメンバーとして出演。
ハンナ役にはドラマ「ウィーキングデッド」や映画「ミスト」「サイレントヒル」などで有名なローリー・ホールデン(Laurie Holden)が客演。ハンナも「シカゴメッド」レギュラーメンバーとして出演。
チャールズ役にはドラマ「FARGO」や映画「X-MEN: ファースト・ジェネレーション」に出演しているオリヴァー・プラット(Oliver Platt)が客演。「シカゴメッド」のほか「シカゴ P.D.」「シカゴジャスティス」などのシリーズ作品にも客演。
第20話「旅立ち」(原題:You Know Where to Find Me)
あらすじ&ネタバレ
ミルズは再検査の結果、消防隊への復帰を認められる。セブライドが爆破テロの影響で入院していることから、ミルズはライスと組むことになる。
救急のシルビーにはミルズの代わりにマコーリーという人物が配属されるも、陰気で有名なその人物が配属されるとしった一同は顔を曇らせる。士気が下がるだけだと心配したドーソンは勢いで「(マコーリーが来るぐらいなら)私が救急を手伝う」と言ってしまい、ウォレスもそれを認める。
ドーソンはせっかく消防に入れたと言うのに、シルビーの手伝いで救急に回されることになってしまった。
新体制となった51分署、吹雪のなか橋の上の電柱に宙吊りになった男性を救出に向かう。
消防に復帰したミルズの働きによって男性は無事に救出される。男の背中には電柱の一部が突き刺さっていた。いったい何故そんなところに宙吊りになっていたのか?搬送される男は「バナナ…」とうわ言をつぶやいていた。
署員達は男がなぜ電柱にぶらさがっていたのか、「バナナ」とは何なのか、事情を推察するが誰にもその答えはわからなかった。
セブライドは身体が回復したことを訴え、退院を求める。医者は「無理はしないこと」と忠告する。入院中、彼のことを見守ってくれていたエイプリルの姿が院内に見当たらないことにセブライドは怪訝な顔を浮かべる。
彼女の家を訪ねたセブライドはエイプリルが病院を辞めるつもりであることを知る。エイプリルは件のテロ事件を受けて、人生観を見つめ直し、長期休暇をとって世界周遊の度に出ようと考えていた。それを知ったセブライドは彼女を食事に誘うが、エイプリルは「帰国したらそうしましょ」と返す。
しかしその夜エイプリルはセブライドの部屋を訪ねる。エイプリルはセブライドに想いがあることを告げ二人はそのままベッドへ…。
51分署にはミルズの母親と姉・エリスが訪ねてくる。
ふたりはミルズの祖父であるレオナルドが残してくれた遺産の店を見に行き、そこで再びレストランを始めたいという夢をかたる。ミルズと3人でノースカロライナ(アメリカ南東部)に移ろう、と誘うのだが消防に戻れたばかりのミルズは困惑してしまう。
ドーソンとシルビーは学校の乱闘騒ぎの現場に招集される。すると乱闘をしていた学生の独りは感情が高ぶりシルビーに椅子をふりかざす。ドーソンは担架をつかって彼を転ばせ、そこにシカゴ署のキムが駆けつけ取り押さえ難を逃れる。
いっぽうでキムは51分署が救出した宙吊り男の素性を調査し、マイアミで仕事をしていたらしいということだけ突き止めた。
ケーシーとドーソンは爆破テロの夜に一晩を共にしてしまったが、お互いにヨリを戻す気はなかった。
いっぽうでケーシーがジャック・ネスビットの店の改築工事を請け負った(第17話参照)ことが署員たちにバレてしまう。オーチスとクルースはバイトとして自分たちも手伝いたいと申し出てケーシーもふたりを雇うことにする。
ケーシーはオーチスとクルース、さらにキャップをつれて施工に取り掛かるが対して3人はジャックの経営するストリップクラブの女の子たちに興味津々。特にジャックの命でケーシーの世話役をする女性・カティアの美しい姿をみた3人は「サイコー!」と鼻の下をのばす。
シングルファザーであるライスの息子の誕生日を祝うためミルズとエリスは彼の家に出向き料理の腕を振るう。
妻の死後も家族の関係を大切にするライスの様子を目の当たりにしたミルズは、母親とエリスと一緒にレストランをやることを真剣に考え始める。消防員だった亡き父親の勲章を見つめるミルズは、ウォレスを呼び出し消防を辞めることを告げる。
翌日、ミルズは署員達に辞めることを告げ、最後の勤務を「消防員」として勤め上げることになる。
ハーマンはミルズのお別れパーティをモリーズで開こうと声をかけるが、突然のことに一同は暗い空気を払拭できずにいた。ドーソンは「みんな貴方と離れたくないのよ」と言うとミルズは「じゃあ一緒に来て」と返す。一瞬驚くドーソンだが元恋人同士故のジョークだと気づき笑うドーソン。
いっぽうでケーシーとセブライドは彼の辞職を考え直すように説得する。
51分署は車の衝突事故現場に招集される。
片方の運転手は意識不明、セブライドはひと目で彼が手遅れであることを察するがミルズは救急と消防の両方の知識を活かして必死に蘇生処置を施そうとする。ミルズの必死の処置で男性は息を吹き返し病院に搬送されることとなった。
最後にお手柄をたてたミルズ。署に戻るとクルースは「世界一の仕事をしてるのに、なんでココを去るんだ」と憤りをぶつけ、ミルズは押し黙ってしまう。
件の電柱男は搬送先の病院で意識を取り戻す。「バナナ」は「バナン」の誤りだった。ビジネスマンで各地を飛び回っていた男性はシリアで「バナン」という女性と知り合い恋に落ちるが、内戦で彼女は亡くなってしまった。絶望した男はビルから飛び降り自殺を図るも、運がよいのか悪いのか通りかかったトラックの上に落ち、しばらく走行して橋の上で振り落とされ電柱にぶらさがることになったらしい。
ミルズは改めてウォレスに決意を問われるが、ミルズは変わらず辞めることを告げる。
牧師のオルロフスキーはハーマンと共に、ハーマンの息子ルークが参加するホッケーチームのコーチをしていたがハーマンが自分の息子ばかりえこひいきすることに、メンバーの親から苦情が殺到。オルロフスキーはやむなく、オーチスとクルースを介してルークを補欠に回すことを伝える。
しかし、それを聴いたハーマンは激昂してしまう。
試合の当日、ハーマンはルークに補欠に回されることを告げるが、そもそもルークは試合に出ることを望んでいなかった様子で「よかった!」と声を挙げる。
それを聴いたハーマンはバツが悪そうにクルース達に顔を向ける。
ケーシーはジャックの店にやってくるが、そこにはスーツ姿の男達が集まっていた。
ジャックはストリップクラブの大規模なチェーン店化を図っており、ケーシーの増改築の腕を見込んで仕事仲間に彼を紹介しようとする。ケーシーは断ろうとするのだがジャックに押し切られてしまい。。。
その夜、モリーズではミルズのお別れパーティが開かれる。ミルズは涙ながらに感謝と別れの言葉を告げる。
ミルズは去り際、ドーソンに唐突にキスをする。驚くドーソンだが「もしここ(シカゴ)で上手くいかなかったらボクのところへおいで」と言い残し去っていった。
見どころ:
ミルズ役のチャーリー・バーネットが今回の出演で降板。最後のシーンを見るとドーソンとの復縁絡みの展開もあるのかな?と思えましたが、残念ながら以後は「シカゴシリーズ」のどの作品にも登場していません…。
第21話「変わりゆく仲間たち」(原題:We Called Her Jellybean)
あらすじ&ネタバレ
※「シカゴ P.D.」と「ロー・アンド・オーダー 性犯罪特捜班」とのクロスオーバーエピソード。
ミルズが去り、救急の責任者にはジェシカ・チルトン(通称:チリ)がやってくる。
チリはやる気満々だが、51分署の面々はミルズが去ったことに未だに納得がいかずチリに冷たい態度をとってしまう。その様をみたウォレスは珍しく怒号をあげる。
そんななか、51分署は火事の現場に招集される。
セブライドとライスはタッグを組んで救助に当たるが、ライスはマスクが壊れていることに気づき取り替えるため現場の外へと出る。しかし現場に独り残ったセブライドは火事の現場で窮地に陥る。ケーシーらの援護で難を逃れたセブライドだったが、オーチスは現場を離れたライスの責任を問い、彼の行動に疑問を抱き始める。
救助された女性は重度の火傷をおい重症、チリは独自の判断で適切な処置を行いシルビーは感嘆する。
救助を終えた51分署にはドーソンの兄・アントニオがやってくる。アントニオの話によれば火傷をおった女性にはレイプされた痕跡があったというのだが。。。
ドーソンは女性の階下に住んでいたビリー・カーソンという男性を救助していたが、彼は自分のタコ足配線が原因で火事が起きたのだと思い込み、ひどく動揺していた。ドーソンは彼を慰めていただのが、同時にレイプへの関与を疑い始める。
ドーソンはレイプの犯人が放火したのだと考え、セブライドを交えて調査を始める。
さらに51分署あてに匿名でごちそうの宅配が届く。ノースカロライナに移ったミルズからのねぎらいの品だった。
一同が見る図の思い出にひたる様をみたチリは自分が歓迎されていない理由をなんとなく察する。
シルビーとチリは柵越えに失敗して負傷した男性を救助に向かう。男は脚を骨折して重症。シルビーは男の様子に不審なものを感じ、柵越えした家の中へと入っていく。するとそこにはその男に襲われたらしい女性が血まみれで助けを求めていた。男は強盗で女性を襲い、逃げる途中で負傷したのだ。シルビー達は警察を呼び男を逮捕させる。
火災の現場に調査にやってきたセブライドとドーソン。現場には何者かによって故意に火が起こされた痕跡が発見される。近隣の住民の話では「医者の格好をした男」が走り去るのが目撃されたらしい。
話を聞いたシカゴ署はNYの捜査チームのオリヴィア・ベンソン(「ロー・アンド・オーダー 性犯罪特捜班」より客演)に協力を依頼し捜査を始める。するとオリヴィアが10年前に担当したレイプ事件と同一犯らしいことが示唆され、オリヴィアはシカゴに向かう。
チリは仕事のかたわら、アイデア商品の開発をしており即席でシャンパンを冷やせる商品を考案していた。
そのアイデアに食いついたハーマンは「モリーズで売り出そう」と提案。分署に移動してきて以来はじめて受け入れてもらえたことにチリは喜ぶ。
ドーソンは「医者の格好の男」の浮上から、ビリーへの容疑が晴れたことを本人に伝えようとするのだがビリーとは音信不通。さらにドーソンの携帯にはビリーの怯えた伝言が残されていた。かつてシェイとダリルがそうだったように、冤罪に怯えたビリーが「自殺するのでは」と危惧したドーソンは、アントニオに協力を依頼しビリーの捜索をはじめる。
その結果、ビリーは高架の上で飛び降りようとしているところが発見される。分署総出で説得にあたろうとするが怯えたビリーは聞く耳を持たない。ドーソンは命綱を付けてビリーの元へと近づく。しかしロープがひっかかって動けなくなったドーソンは命綱を外してビリーの元へ向かう。
ビリーは自身のタコ足配線が火災の要因になったのだと思い込み自責の念にかられていた。ドーソンはそれが事故の原因でないことを伝え彼を引き寄せる。
オーチスはライスを怪しみ、クルースに相談。クルースもまたライスの行動を怪しみだす。クルースとオーチスは告発を考えるが、ハーマンとマウチは「よほどの証拠がなけれがやめたほうがいい」と忠告する。
ふたりがコソコソとライスを嗅ぎ回っていることを知ったセブライドは噂好きなオーチスを叱責、旧知の仲であるライスのことを庇い、クルースとオーチスに「今度何か言ったらただじゃおかない」と警告する。
ケーシーは改修工事を依頼されていたジャック・ネスビット素性を調べ始める。かつて同じ分署で働いていたことのあるライスによれば、分署で盗難騒ぎが起きた際に疑われたことに怒ったネスビットは悪態をついて問題になったらしいのだ。。。
ネスビットを疑いつつも改修工事を進めていたケーシーだが、ネスビットの助手・カティアと仲良くなり始める。カティアの後押しもあってネスビットの仕事を続ける決心をしたケーシーだが、いっぽうでネスビットが怪しい人物たちとつるんでいることを知ったケーシーは再び考えを改め、ネスビットとの仕事を早々に切り上げることを決める。
NY署のオリヴィアがシカゴに到着、シカゴ署のボイトとともに51分署にやってくる。オリヴィアがかつて担当したレイプ殺人事件の被害者の容姿や手口が酷似しており、オリヴィアは連続犯だと断定する。
見どころ:
今回のエピソードは「シカゴ P.D.」シーズン2の第20話、および「ロー・アンド・オーダー 性犯罪特捜班」シーズン16の第20話へと続くカタチとなっている。
チリ役にはドーラ・マディソン・バージ(Dora Madison Burge)が客演。シカゴシリーズ「シカゴメッド」にも同役で出演している他、「シカゴ P.D.」過去シーズンでは別人の役柄で出演しています。
オリヴィア役にはマリシュカ・ハージティ(Mariska Hargitay)が客演、ドラマ「ロー・アンド・オーダー 性犯罪特捜班」からのカメオ出演です。
オーチスって陽気なムードーメーカーなイメージだったんだけど、今回のエピソードだとちょっーと嫌味な感じ…彼の言動が分署メンバーの仲に溝を作ってしまいそうだけど。。。
第22話「対立」(原題:Category 5)
あらすじ&ネタバレ
オーチスとクルースに疑いをかけられたライス、彼と旧知の仲であるセブライドはライスの動向に気を遣う。ライスも自分に向けられるオーチスの態度が悪いことに気づいており、あからさまに仲違いし始めてしまう。
51分署は崖に転落した少年の救出に向かう。少年は崖から転落し崖の中ほどの隙間に血を流して倒れていた。
先に現場についたケーシーはレスキュー隊の到着を待たずして救助を開始、レスキュー隊のセブライドは追って現場へと到着する。しかしすでに救助を開始していたケーシー率いるハシゴ隊がレスキューに手出しさせず、更にハシゴ隊のオーチスはあからさまにレスキューのライスに食って掛かる。
ライスだけでなくレスキュー隊は一様にハシゴ隊に不満をいだいていた。怒りが頂点に達したセブライドは署の全員の前でオーチスを一喝する。
その様子を見たケーシーはオーチスとクルースに事情を聞く。バツの悪そうなふたりはライスの行動を探っていたことを白状するが、ケーシーは二人の行動を叱責する。
ケーシーはネスビットの仕事を終え次第関わりを断とうとしていたが、ネスビットはケーシーのご機嫌をとろうと分署に差し入れを届ける。
いっぽうでケーシーの元にはシカゴ署のボイトから連絡が入る。ボイトのことをよく思っていないケーシーは彼の連絡を無視していたが、今度は本人が51分署を訪ねてくる。するとボイトはネスビットが何らかの犯罪に関わっていることを匂わせ、ケーシーに潜入捜査の依頼をしてくる。しかしやはりボイトに関わりたくないケーシーは拒否してしまう。
救急に入ったチリはアイデア商品「チリーズ」の開発に私財を投入し貧しい暮らしを送っていた。それを見かねたシルビーとドーソンはのめり込まない様に促そうとするが、「チリーズ」をモリーズで売り出そうと考えていたハーマンは逆にチリを焚き付けてしまう。
呆れるドーソンの元にシカゴ署のアントニオから連絡が入る。アントニオによればネスビットは東ヨーロッパから女性を密入国させ人身売買しているらしいのだ。心配したドーソンはケーシーに捜査協力するよう促す。
ドーソンに水を指されたハーマンは「クラウドファンディングで資金を募れ」とチリを焚き付ける。手始めに資金集めのパーティーを開けと伝えるのだが。。。
救急は教会に招集される。結婚式の最中に牧師が卒倒し失神してしまったのだ。
シルビーの的確な措置により牧師は一命をとりとめ教会は拍手につつまれるが、結婚式が中断してしまってひとり不服そうな新郎。人の命がかかっているのに身勝手な言動の新郎にお灸をすえるため、シルビーはそのまま牧師を病院に搬送してしまうのだった。
オーチスとクルースのライスいじりは留まることを知らず、耐えかねたセブライドはウォレスに報告。さらにハシゴ隊の上司であるケーシーの監督不行き届きを責める。
ドーソンに促されたケーシーはボイトの元を訪れる。ケーシーは意に反しネスビットの仕事に復帰することに、そのまま潜入調査をするようボイトに伝えられる。
ネスビットはケーシーの復帰を喜ぶ。彼の秘書であるカティアもケーシーの復帰を喜びつつ、彼が「自分の味方になってくれる」ことを期待している、と伝える。意味深な言葉を告げられ訝しむケーシー。
モリーズでは「チリーズ」の資金集めパーティーが開かれるが、酒の入った勢いでオーチスがレスキュー隊とライスに食って掛かり、それにキレたセブライドはオーチスに殴りかかろうとするが、周りに止められ店を出る。図らずもチリのプレゼンは中断されてしまうのだった。
ケーシーはモリーズでの話を聴いてオーチスの肩を持ってしまう。それを聴いたセブライドは驚きと怒りを露わにし、二人の間に溝が生まれてしまうのだった。
オーチスは未だに承服しかねるといった態度だったが、ケンカの件がウォレスの耳にも入りウォレスはオーチスを一喝。これ以上問題を起こすなと釘を指す。
51分署は事故現場に招集される。
重傷者を救助する最中、火に包まれた車が走り出し周辺は騒然とするがセブライドが身を挺して車を止め大事を逃れる。仲違いしていたオーチスも彼の勇気ある行動に感銘を受ける。
ハーマンはチリのプレゼン失敗を受けて「チリーズ」開発を一端休止したらどうだ、と提案する。しかしチリは「チリーズ」が死んだ父親の考えであると明かし、何が何でもやり遂げたいのだと明かす。思わぬ事情を聴かされたハーマンは面食らってしまう。
ハーマンは考え直し「チリーズ」開発に協力することを打診。奥さんと相談し開発資金も私財を投入することを決める。感激したチリは泣き出してしまう。
セブライドはライスに面と向かって、現場での「マスクの故障」が事実だったのかを問う。ライスは故障だったと応えるが、セブライドに疑われたことにショックを受け「友人としての関係」を断つと言い放ってしまう。
ネスビットの元に潜入することになったケーシーはシカゴ署のマウスに盗聴用の携帯をもたされ、ネスビット主催の「密入国女性の品評会」に出席することになる。
品評会にやってくると怪しい黒ずくめの男たちが店を闊歩し、カティアは怯えた様子を見せる。さらにネスビットは店の奥にケーシーを通す。そこには怪しげな男たちが鎮座し、ケーシーの身体検査をする。さらに携帯電話を見せるように言われたケーシーは内心ビクビクで携帯電話を差し出すのだが。。。
見どころ:
オーチスとクルースめちゃめちゃ感じ悪いなあ…苦笑。そんで結局は板挟みだったセブライドが悲しい思いをするハメに…ライスの信用は取り戻せるのか?!
シーズン5 最終回 第23話「勇気ある抵抗」(原題:Spartacus)
あらすじ&ネタバレ
怪しげな男たちのボディーチェックをうけ、携帯電話まで調べられてしまったケーシー。マウスの仕込んだ盗聴器がバレるかとヒヤヒヤするも、なんとかバレずに難を凌いだ。ケーシーは嫌な予感がしたため事前に盗聴器を店のトイレで外しておいたのだった。ネスビットと男たちは店舗を増やし脱税を計画している様子、しかし違法なことは何一つ口走らない。
ボイトのもとに戻ったケーシーはそれを報告、相手が予想以上に用心深いことに捜査は難攻しそうな様子。
翌朝、ライスはセブライドの元にやってきて「友達をやめる」と言ったことを取り消し謝罪する。セブライドも「俺はお前の味方だ」と受け入れる。
いっぽうでケーシーはオーチスの肩を持ち、ライスの「サボり」疑惑を信じるかのような発言。セブライドとの溝は更に深まっていく。
51分署はガス漏れ疑惑のある家に招集される。調査の結果、家屋の中は濃厚なガスで充満していた。
セブライドたちレスキュー隊は住人を助けるために突入、ケーシーは爆発を危惧し突入を辞めるよう命令するがセブライドは聞く耳を持たず突入してしまった。不安は的中し引火、爆発が起こるがセブライドは肝一発で住人の老人を助け出すことに成功する。
しかし命令違反をしたセブライド、セブライドと反目するケーシー、ハシゴ隊とレスキュー隊ともにウォレスの叱責を喰らう。
署に戻るとハシゴ隊のオーチス、ハーマン、マウチ、ドーソンはレスキュー隊にあてつけするように、レスキュー隊の席に陣取る。それを見たケーシー、レスキュー隊、救急の面々は呆れ顔。ウォレスもそれを見て署員の溝をハッキリと感じ取る。
ウォレスは署内での明確な敵意を目の当たりにし、署長としての自身を失いかける。妻のドナは彼を慰めるのだが。。。
いっぽうでシカゴ署のボイトとアントニオはネスビットの潜入調査を本格化するためケーシーをシフトから休ませるように進言、ウォレスもそれを承諾するのだが、その様子をネスビットは影からこっそりと確認していた。。。
チリはハーマンの支援を受けて「チリーズ」を完成させる。出来栄えは上々、チリは歓喜する。
ふたりは「チリーズ」をヒット商品にするため、とある有名人を広告塔にしようと考える。電気系統に長けたオーチスの助けをかり、あるホテルのエレベーターを故意に停止させる。そこに乗っていたのはプロバスケットボール選手のスコッティ・ピッペンだった。
チリは停止したエレベーターから彼を助けるフリをして、チリーズの広告塔に誘い、彼もそれを承諾する。
ネスビットの元にやってきたケーシー。ネスビットはケーシーに「警察に接触されたか?」と訪ねるがケーシーは否定する。するとネスビットは何かを決断したかのような表情を浮かべ、ケーシーを翌日のミーティングに呼び出すのだった。
セブライドは消防隊の備品整備を行う修理屋を訪ねる。
ライスの話では「不調だったマスクや調整器は整備に出した」との証言だったが、修理屋は「51分署から整備は受けていない」と返されてしまう。ライスに嘘をつかれたと判断したセブライドはウォレスに相談した上でライスの解雇を決める。
するとライスは、妻を失った後ひとり息子を残して死んでしまうかもしれないという恐怖に襲われるようになった、と語る。しかしそれは家族のいる署員なら共通の事情であり職務怠慢の理由にはならない。セブライドは「仕事に復帰するには早すぎたんだ」とライスに伝え、ライスは署を去る。
ウォレスは署員達の前でライスの解雇を宣言、さらにクルースをレスキュー隊員へ昇格させる。クルースはそれを承諾するが、オーチスは面白くないといった表情。さらにケーシーが不在の間ハシゴ隊にはウォレスが自ら指揮をとると宣言する。
間を置かずして51分署は現場に招集されるが、オーチスはクルースにこれみよがしに嫌味をたれる。
大規模な火災現場に招集された51分署は他の分署とともに逃げ遅れた人、戻らない隊員の救助にあたる。救助は進むが、火の手が大きくなりセブライドとドーソンは火の中に取り残されてしまう。
ドーソンは酸素ボンベが殻になってしまい、それを聴いたウォレスは51分署のメンバーに「何があっても絶対に中に入るな、ボスの命令だ」と言い残すと、自ら火の中に飛び込んでいった。
いっぽう日の中で倒れたドーソンをセブライドが発見。ふたりはなんとか出口を目指すのだが、セブライドのボンベも空になってしまう。
ふたりは放水ホースから水を噴出し、水と一緒に外から流れ込んでくる僅かな酸素を吸ってながらえる。だが、建物の外では「もう助からない」と判断した他の分署のチーフが送水を停止してしまう。クルースはふたりがホースから空気を吸っているかもしれない、とドンピシャの指摘をするのだが送水は止められてしまった。
絶望する51分署隊員たち。しかしウォレスの決死の突入でふたりを無事に救出する。九死に一生を得たセブライドとドーソンだった。
51分署に戻るとクルースがチーフに噛み付いた件が問題視される、クルースは自分の非を認め罰を受けようと名乗り出るが、オーチスが、セブライドが、署員の全員が「自分だ」と名乗り出る。署員達の庇い合いにあきれてしまう上層部。ウォレスも署員たちも団結を取り戻し嬉しそうな表情。
仕事のあとモリーズで祝賀会が開かれ、クルースとオーチスも仲直りする。
しかしハーマンとチリは、ふと見たテレビで「チリーズ」と同じような商品のCMが流れているのを見てしまう。既の差で他社に先を越されてしまったのだ。
あまりのことに泣き出してしまうチリ。ハーマンは「またいいアイデアが出てくるさ」と励ます。
シルビーはモリーズで出会ったシカゴ署のローマンと男女の仲に…。
さらにドーソンはケーシーの子を身ごもったことが判明する。それを伝えようとケーシーの部屋を訪れたドーソンだが、部屋は何者かによって荒らされていた。そして部屋の奥では、無残な遺体となったカティアが倒れているのを発見してしまう。。。
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