第7話 「弄ばれた魂」(原題:They’ll Have to Go Through Me)
あらすじ&ネタバレ
※スピンオフ元の「シカゴファイア」と「ローアンドオーダー」とのブリッジエピソード。
シカゴファイア S3-EP7でセブライドたちが見つけた写真を元に「チェス&チェッカーズ」という児童ポルノ売買組織によってリンジーの生き別れの弟テディが虐待をうけていたことが明らかになる。ローアンドオーダーS16-EP7の回でNY署はテディを保護し組織の犯人を捕らえるが、組織の黒幕によって犯人は殺され、組織による児童ポルノの生配信が宣言されてしまう。(本エピソードはこのお話に連なるカタチで描かれる)
シカゴの病院では、事件の重要参考人・ルウェレンとその警護をしていた警官・ロスが何者かによって殺される。
NYに出向いていたボイトは知らせを聞いてシカゴに舞い戻る。NY署(ローアンドオーダー)からロリンズとアマーロを迎えた特捜班は合同で捜査にあたることになる。リンジーの弟テディは依然行方をくらましていたが、彼だけが組織の黒幕に通ずる緒だとしてボイトは彼の消息をリンジーに追わせる。リンジーは不仲の母親・バニーに渋々協力を仰ぐ。
ルゼックとアマーロの捜査の結果、児童相談所の職員 マチルダ・ヒューズの関与が浮上する。ハルステッドとドーソンは彼女の家に向かうが、既にマチルダは殺されていた。
ロリンズとリンジーは児童相談所のデータから、頻繁に里親に抜擢されている人物・サムを特定し家に向かうが、家主の男は事件関与がバレたのだと悟り「私は病気だ」と繰り返しながら拳銃自殺してしまう。
キムとローマンは聞き込みの結果、付近の性犯罪者の関与をつかむがその男は逮捕を恐れて逃走。最中に高所から転落して死んでしまう。
特捜班が男の家に踏み込むとチェス&チェッカーズがポルノ配信を予告していた少女・エイミーが発見され無事保護する。エイミーを不憫に思ったリンジーは規則を破ってエイミーをしばらく自宅で保護すると言い出す。
いっぽうでシカゴ署のフィッシャー署長はボイトの捜査の仕方を疎み、重大犯罪科へ捜査権を渡せと命令する。
行き詰ったボイトは珍しく弱気になりNY署のオリビア・ベンソンに助けを求める。ベンソンはボイトにく力スルため翌朝シカゴへとやってくる。
バニーの協力でテディが見つかるとリンジーは、テディに更なる協力を求める。シカゴ署にやってきたテディは、組織の黒幕が児童相談所の責任者 ヴァン・キャンプであると明かす。
ヴァンを捕まえたボイトはいつもどおり非人道的な方法で情報を引き出そうとするが、ベンソンは彼のやり方を認めず「私に5分ちょうだい」と告げる。ベンソンはヴァンに語りかけ良心に訴えかけ、未だ保護されていない少年・クリスの居場所を聞き出すことに成功する。
特捜班とNY署メンバーは証言を元に廃屋に監禁されていたクリスを無事に救出する。
事件が解決するとシカゴ書では殉職したロスを見送るため警官たちが一同に並び敬礼し彼を送る。
テディの証言のお陰で事件は解決、テディはしばらくバニーの元で暮らすこととなる。テディ自身も組織が捕まる日が来るとは夢にも思わなかった、と涙ながらに語る。
リンジーは知り合いづてに、安全な里親をエイミーとクリスに探してやる。ボイトとベンソンは事件解決を酒で祝うのだった。。。
見どころ:
ドラマ「LAW & ORDER:性犯罪特捜班」からオリビア・ベンソン、アマンダ・ロリンズ、ニック・アマーロの3名が客演。演じているのはマリシュカ・ハージティ(Mariska Hargitay)、ケリー・ギディッシュ(Kelli Giddish)、ダニー・ピノ(Danny Pino)。
第8話 「ダイヤの行方」(原題:Assignment of the Year)
あらすじ&ネタバレ
アントニオはローマンから斡旋されたボディーガードの仕事を続けていたが、送迎中に雇い主のアッシャーが何者かに撃たれて死んでしまっていた。
ダイヤモンドのディーラーだったアッシャーの元からは所持していたはずの多量のダイヤモンドが持ち去られていた。
ボイトはアントニオのために警察友愛会のエド・グレッサーに相談を持ちかけるが、アッシャーに盗品のダイヤモンド買い付けの過去があったことが判明し、アントニオは犯罪者とつるんでいたとみなされ免職の恐れがある、と警告する。エドは2日間だけ時間をかせぐからその間に事件を解決しろ、と告げる。
いっぽうでオリンスキーはアントニオを救うため、万が一のときのために言い逃れのための筋書きをたてるため資料改ざんにいそしむ。
アントニオはアッシャーが前科犯だったことを知らずに仕事を振ったローマンを責める。ボイトもローマンの招いた厄災に立腹、彼を威嚇する。
いっぽうでアッシャーの妻・レイラが聴取に呼ばれる。アントニオは彼女の関与を疑うが証拠は掴めなかった。
リンジーはアッシャーと関係の有りそうな宝石商・ウェルズを見つけ捜査に向かう。ウェルズの元にはアッシャーから盗まれたダイヤを売りに男が来たという。アントニオはその男がレイラから使わされたのだと推測する。
特捜班は事件当夜にレイラがいたクラブを操作しようとするが、レイラは各所の権力者に働きかけ捜査を妨害し始める。
正式に捜査許可がおりなかったことから、リンジーとハルステッドはカップルに扮装し件のクラブ(セックスクラブ)へと潜入する。ふたりは店のウェイターを脅して情報を入手する。
レイラに雇われたテリーという男は別の宝石商の元へ、盗んだダイヤモンドを売りにやってきていた。アントニオ達は宝石商を利用してテリーを誘い出そうと考える。アントニオとローマンはテリーを誘い出すことに成功するが警察に気づいたテリーは白昼堂々発砲しその場から逃走しようとするが、アントニオが拘束する。
アントニオはレイラニそそのかされ犯行に関与していたが、レイラが事前にダイヤモンドを偽物にすり替えていたことを知るとテリーはレイラを売る証言を始める。
レイラはシカゴ署に自らやってきて国外逃亡する気であることを告げる。
アントニオはテリーの証言をとってはいたものの逮捕状はとれておらず彼女を捕まえられない。彼女は全て事前に計算済みらしく、余裕綽々な表情でアントニオの前から去っていった。
レイラを捕らえることは出来ないまま事件は終結を迎える。
リンジーのもとには献辞補のスティーブ・コットが再び彼女をスカウトにやってくる。誘いの答えを数日後に聴く、と言いに。
オリンスキーの作り上げた偽の資料を元に、ボイトとアントニオは「アッシャーの元に潜入捜査していた」という嘘の事実を作り上げる。
グレッサーはそれが嘘だとわかりつつも、暗に「そういうことにして処理する」といった呆れ顔でボイトのオフィスを去る。アントニオはメンバーの尽力に感謝を伝える。
第9話 「相棒」(原題:Called in Dead)
あらすじ&ネタバレ
ナディアは薬中の友人エリーシャが苦しみだしたことからリンジーに助けを求める。エリーシャは「パッション」という違法薬物に手を出していた様子。
リンジーはエリーシャから薬の入手先であるクラブを聞き出す。特捜班メンバーは強盗を装ってクラブに押し入り、貯蔵されていた薬物をすべて盗み出すことに成功する。
ボイトと特捜班は正式な許可を踏まずに作戦を実行したが、すでに薬物による被害者が一般人に出始めていたことからフィッシャー署長も彼らを咎めるわけには行かなかった。
強盗を装ったことで密売組織がライバル組織の犯行だと思いこめば、黒幕をあぶり出すことにつながるかもしれないと考えたボイト。
いっぽうでボイトはリンジーがFBIへのスカウトを受けていることを気にかけるが。。。
オリンスキーはある夜、家に帰ると妻メレディスが武装した男たちに拘束されていた。
男たちは特捜班が奪った薬を取り返しにやってきた密売組織の一味だった。男たちは妻の命と引き換えにオリンスキーに薬をもってくるように命令する。悩んだ挙句オリンスキーは警察の保管庫から押収した薬を持ち出す。しかし男に薬を渡さずその場で撃ち殺したオリンスキー。密かにボイトに応援を頼み、自宅へと引き返す。
妻を見張っていたもうひとりの男に銃を突きつけるボイトとオリンスキー。ボイトは「生かしておかなくていい」と煽るがオリンスキーは妻の前で人を撃つことはできなかった。
オリンスキーの家の住所が何者かによって外部に漏らされたのだと察したボイトは、内部にスパイがいると疑う。オリンスキーは捕まえた男に脅しをかけるが何も吐かない。
さらに男の審問には過去に贈賄容疑がかかったラクラン判事の名前が上がる。特捜班は男や組織の後ろ盾に判事が関わっており、裁判記録の閲覧からオリンスキーの住所を割り出したのでは?と考えた。
ボイトは判事を捕まえ聴取室に引っ張り出すが、アトウォーターは判事の助手に怪しい通話記録があることを見つける。
特捜班が踏み込むと判事の助手が資料改ざんや情報漏えいさせていたことが判明する。
リンジーのもとにはFBIのデイヴィッド・ラングがやってくる。デイヴィッドはリンジーがスカウトを受けたタスクフォースのメンバーであり、彼女の決断を後押ししに来たのだ。
リンジーは考えた挙句スカウトを受けようと考えボイトにそれを伝える。ボイトは「お前の決断を応援する」と彼女の意思を尊重することを伝える。
ボイトとハグしたリンジーは、メンバーたちの前でスカウトの申し出を受けることを発表する。
ローマンとキムはトルーディからある捜査への指示を受け、警察犬部隊と協力することになるが派遣されてきた部隊員はローマンの前のパートナーで彼が好きになってしまった人物 ジェーン・キャシディーだった。
ローマンもキャシディーもお互いに悪態をつく。キムはふたりの不仲の理由を知りながらも「関わりたくない」といった感じでバツが悪い。
キムとローマン、キャシディーは不審者の家に訪問調査に出向くがローマンとキャシディーは相変わらずいがみ合って口喧嘩を辞めない。
呆れたキムはひとりで家の戸を叩くが直後ドア越しに発砲を受け、銃弾に倒れてしまう。
第10話 「ゆがむ心」(原題:Shouldn’t Have Been Alone)
あらすじ&ネタバレ
銃撃を受けたキムを処置するキャシディー、ローマンはひとり家の中へと潜入する。
家の中は明かりがつかずまっくら、手探りで進むローマンだがバスタブの中で溶かされた遺体を発見。さらに家の中にはいたるところに仕掛けが張り巡らされており、ローマンは銃の自動射出装置に足をかけてしまう。
知らせを受けた特捜班は現場に急行、キムは病院に搬送される。
ボイトが現場につくと家の中から銃声が響く。ボイトがローマンのもとへ向かうがローマンはかろうじて仕掛けを避けて無傷だった。ボイトは辺り一帯を封鎖し緊急事態を宣言する。
ローマンとキャシディーはキムの乗った救急車に同乗するが彼女の容態は思わしくなくローマンは怒りの遣りどころがない。キャシディーに「今夜はもう君の顔はみたくない」と告げると、現場へと引き返す。
現場となった家は無人でそこらじゅうに仕掛けが仕込まれていた。犯人はすべてを計算して警察を待ち構えていたらしい。
リンジーはタスクフォースへの転入を一日引き伸ばして捜査協力にやってくる。彼女をチームに迎えようとしていたラングは面白くない、といった顔だがリンジーの申し出を受け入れる。
バスタブで解けていた遺体の身元も判明するが別段危険な人物ではなさそう。捜査をすすめるとある大学の生徒のヨークが浮上する。
躁病に悩まされていたヨークは、病気を理由に自身を大学から追放した大学教授を恨んでいたらしい。ヨークの家に向かうとそこにもまた仕掛けが施されているのが発見される。爆弾処理班を待つか踏み込むかを躊躇している間に、部屋の中では爆発が起きる。
なんとか怪我人は出ずに済むがリンジーは現場で自分たちを見つめる不審な男を発見する。
いっぽうアントニオとオリンスキーは件の教授が軟禁されていたのを発見、教授の奥さんは行方不明となっていた。
現場にいた不審な男を捕まえるハルステッド、彼こそが容疑者の生徒・ヨークだった。ヨークは尋問を受けるも何も話さず、教授の妻は依然行方不明。
ボイトは教授の妻が浮気していたらしいことから、その浮気相手の元へと捜査に向かうが、そこで妻の叫び声を聞きつける。
ローマンは仕掛けを恐れて処理班の到着を待とうとするがボイトはかまわず中へと入っていく。妻は椅子に拘束されその周りには様々な仕掛けと時限爆弾が施されていた。パニックになる妻を落ち着かせようと近づいたボイトは仕掛けを踏んでしまう。
ローマンとハルステッドは彼女の背中に時限爆弾が設置されているのを発見する。パニックになって取り乱す彼女を落ち着かせながらハルステッドは爆弾の雷管を引き抜き解除に成功する。
病院に運ばれたキムはしばらくして目を覚ます。見舞いに来ていたトルーディとルゼックは一安心。
事件が解決するとボイトも見舞いに訪れ、キムの働きを評価。リンジーの抜けた補填にキムを特捜班に迎えると伝える。
第11話 「合同捜査」(原題:We Don’t Work Together Anymore)
あらすじ&ネタバレ
リンジーはタスクフォースへ移る。初仕事はシカゴに暗躍するメキシコの麻薬カルテルを挙げることだった。情報提供者である女性・カイリーは怯えるがリンジーは彼女を励まし捜査に協力させる。
武装してカルテルの隠れ家を急襲するタスクフォース。しかし捕まえるはずだったカルテルメンバーは事前に逃げていた、どうやらカイリーが情報を漏らしてしまったらしいのだが。。。
捜査に行き詰ったラングのチームは、シカゴの街を知り尽くした特捜班に協力を依頼するよう打診する。ボイトはリンジーの申し出を受け入れ特捜班は合同作戦につくことになるが、ラングは特捜班に対して高圧的な態度を見せ空気がピリつく。
いっぽうでカイリーには子供がいたことが判明する、リンジーは情報提供者の詳細を知らされていなかったことで憤慨しラングに文句を言うが、上司であるラングは「必要のない情報」だと言わんばかり。情報提供者の身辺情報は何よりも重要だと考えていたリンジーにはその考えは理解できなかった。特捜班との仕事のやり方の違いに憤るリンジー。
特捜班のメンバーたちはタスクフォースに移ったリンジーを目の当たりにして各々物思いに耽る。
特捜班はカルテルのメンバーが一般人名義の車を何十台も所有しているという情報を入手。情報を元にオリンスキーとルゼックはカルテルメンバーのひとりを拘束する。
ボイトはいつものどおりのやり方で情報を引き出そうとするが、ラングはボイトのやり方を否定し勝手に司法取引をすることを決定してしまう。リンジーはボイトとラングの間で板挟みに。
いっぽうキムが仕事に復帰する。しかしまだ身体が本調子でないと心配したトルーディは彼女の代わりにローマンと組んでパトロールに向かってしまう。キムはトルーディの代わりに署のデスク仕事を請け負う。
ローマンはキムの負傷で責任を感じていたが、トルーディは自分の昔話をして聴かせはげます。
ラングが司法取引したことでカルテルは金をもってメキシコに逃げる気であることが判明。さらにカルテルのボスは部下をひとりずつ殺して金を独り占めにしている様子。その様子ではカイリーの見にも危険が迫っているに違いない、と。
そこでトルーディはその人望を利用して街の情報屋からリンジーの事件がらみの情報を集め、カルテルメンバーのたまり場らしき場所を特定する。ボイトは「自分たちに任せろ」と言い、リンジーもそれを後押し、ラングはしぶしぶ特捜班に一任することにする。
ボイトはカルテルメンバーの中の裏切り者を見つけ出し、ボスを売るであろう人物から有力な情報を引き出す。
それをもとに特捜班とタスクフォースはトラックでメキシコへ逃げようとするカルテルのボスを追跡、拘束。一緒に捕まっていたカイリーも無事に救出する。
ローマンはキムに謝罪し、彼女の昇進を祝う。
しかし相棒を失うことで寂しそうなローマンをみたキムは、ボイトに「今はまだその時ではない」と特捜班昇進を断る旨伝える。
事件は解決したものの、情報提供者であるカイリーへの報奨金は「でないかもしれない」とラング。リンジーはカイリーと約束し彼女は身を危険にさらしたのにもかかわらず、あんまりな対応に言葉をなくすリンジー。
彼女はその足でハルステッドの家に向かう。「チーム内での恋愛禁止」というルールに慕う必要のなくなったふたりは。。。
第12話 「父の務め」(原題:Disco Bob)
あらすじ&ネタバレ
リンジーとハルステッドは晴れて男女の仲になるが、捜査の一環で半年程ボリビアに立つことを告白するリンジー。
特捜班はルゼックの父・ボブが取り仕切る現場へと急行、とある家庭が襲われ妻・ルーシーと娘が射殺、父と息子が行方不明となっていた。現場には子供の血痕が残されており息子ジョーダンは負傷しながらも逃げたらしかった。
ボイトはボブの捜査のツメの甘さを指摘し、ボブは「見下された」と憤慨。板挟みのルゼックは父を諌める。
現場近くにで父親・ウェスを発見し拘留した特捜班。
ウェスは事件については知らず涙を流すがボイトはウェスの犯行を疑い尋問をする。ウェスは「何もしらない」と憤慨するがボイトの疑いの目は緩まなかった。
特捜班入りを断ったキムはローマンと共にジョーダン捜索の聞き込みにあたる。キムの被弾の一件(第10話参照)以来「相棒のそばを離れない」と誓ったローマンは、嫌がるキムに張り付いて一緒に行動をしたがるようになっていた。
ふたりは殺された娘の彼氏オーウェンに聞き込みし「ジョーダンと共に近くの空き家によく行っていた」との情報を得る。件の空き家に向かうと負傷したジョーダンを発見し病院へと搬送する。
あくる朝、ボブは現場に怪しい人物が姿を現したことをボイトに報告しにやってくる。さらにそれに沿えて、ボイトの人柄をよく知っているボブは特捜班勤めとなった息子を心配し「アダムを悪事に巻き込んだらたたじゃおかない」と警告する。
ルゼックはボブとボイトの確執を気にしてその理由をオリンスキーに訪ねる、するとかつてボブが酒の勢いでボイトの事を同僚たちの前で痛烈に批判し、ボイトもそれに応戦してしまったらしく、それ以来二人の仲は険悪だという。
ボブのタレコミにあがった人物アレクサンダー・ゲイジの部屋を捜索すると部屋には殺されたルーシーの写真や動画が並べられており、どうやら彼女のストーカーだったらしいことが伺えた。ハルステッドとアトウォーターはゲイジ本人の後を追いかけ拘束に至る。
ゲイジを尋問した結果、新聞記者だったルーシーの記事で痛手を被ったゲイジは彼女の不倫現場を押さえてゆすろうと監視を続けていたらしい。
ルゼックとオリンスキーはふたたび父親のウェスに同行を求めるが、一度疑いの目に晒されたウェスは任意同行を拒否、仕方なく無理やり拘束するハメになる。ボイトはウェスが犯人だと睨み、檻に監禁。息子が生きていたことを明かすがウェスは何も語らず「弁護士を呼べ」と言うばかりだった。
ボイトはルーシーがボランティアで参加していた炊き出し所の従業員の写真を入手、意識を回復したジョーダンに写真を見せて、家に押し入ったらしい人物 キャリガーを特定する。ウェスとキャリガーが何らかの方法で手を組み犯行に及んだと考えたボイト。特捜班は列車で逃亡しようとしていたキャリガーを拘束する。
尋問されるとキャリガーは「オーウェンにそそのかされた」と証言する。オーウェンは娘との交際をルーシーに反対されており、キャリガーを使ってルーシーを脅し交際を認めさせようとしたが、破産申告中だったルーシーには金がなくキャリガーが侵入した際に渡す金を持ち合わせていなかった。そのためキャリガーは引っ込みがつかなくなりルーシーと娘を殺してしまったのだった。
事件は解決し、ボイトはウェスを疑ったことを真摯に謝罪する。
いっぽうリンジーはボリビア行きの捜査(=麻薬カルテルの捜索)にあたるため出勤するが、上司のラングは他の部署からお呼びがかかり、代役にジム・アンダーロフがやってきていた。FBI内の部署同士の問題からボリビア行きは延期となる。ジムはリンジーに色目を使うが、拒否されたことに腹を立てたのかリンジーを嘲笑的に扱い、呆れてしまうリンジー。
タスクフォースに愛想を尽かしたリンジーはボイトの家を訪れ、特捜班に戻りたいと伝える。ボイトは即座に「よく戻った」と彼女を迎え入れる。
見どころ:
冒頭で登場した警官・ルゼックの父親 ボブ役にはドラマ「HEROES」シリーズや「バーンノーティス」などに出演していたジャック・コールマン(Jack Coleman)が客演。
アンダーロフ役にはドラマ「クワンティコ FBIアカデミーの真実」の出演や「スーパーナチュラル」でルシファー役を演じていたマーク・ペルグリノ(Mark Pellegrino)が客演。