CSチャンネル・AXNで新作海外ドラマ シカゴ P.D. シーズン2 の本放送スタートしました!さっそく各話レビューしてみたいと思います。
毎週各話のレビューアップ予定ですので、一気に読みきれない場合は、ぜひブックマークしてください。
シカゴ P.D. とは
「シカゴ・ファイア」ファンであれば、ケイシーやドーソンを苦しめたボイトを憎々しく思うに違いない。だが本作では、シカゴの街を守るため真摯に悪と闘うボイトと、彼が率いる特捜班の姿が描かれる。
巨悪を潰すためには、ルールは不要!本作では、必要とあらば自ら悪に染まることも持さないボイトの真実の姿が描かれる。そして誰もが疑問視した特捜班リーダー就任の真実とは・・・!?
一人息子ジャスティンに見せる父親の顔なども含め、少しずつ明らかとなるボイトの真実の物語に魅了されること間違いなし!
この街を守る。俺のやり方で。シカゴメガヒットシリーズ第2弾!
今度の主役は、事件解決のためには手段を選ばない悪徳警官ボイト。混沌とした街、シカゴを舞台に繰り広げられる、大人のためのダークで刺激的な刑事ドラマ。
「シカゴ・ファイア」シーズン1ではケイシーを脅迫し、命まで狙う≪悪徳≫刑事として登場したボイトの真実に迫るスピンオフ作品「シカゴ P.D.」。シカゴの街とそこに住む人々を愛し、守るためには自らが悪になることも厭わないボイトが見せる男気と勇気、そしてジリジリと犯罪者を追い詰めていく、スリルに満ちたストーリーに魅了されることは間違いない。
AXN より
シカゴ P.D. シーズン2 登場人物
あらすじを追う前に、主要キャラクターをチェック。
ハンク・ボイト
シカゴ警察21分署の刑事。シカゴの街を守るためなら、違法捜査も厭わない。
マシュー・ケイシー殺害を企て服役していたが、出所後、なぜか昇格して特捜班リーダーとなる。その裏にある真実とは…。
演じているのは[actor][name]ジェイソン・ベギー[nname]([altname]Jason Beghe[aaltname])[sameus urls=”http://www.imdb.com/name/nm0000892/”][image urls=”https://motetai.club/wdps/wp-content/uploads/2017/05/1495883893-680×382.jpg”][aactor]。
エリン・リンジー
特捜班の刑事。情報屋として犯罪まがいの事に手を染めていた10代の頃に、ボイトに引き取られ、彼の息子ジャスティンとは、姉弟のように育つ。ボイトが最も信頼している刑事の一人。
演じているのは [actor][name]ソフィア・ブッシュ[nname]([altname]Sophia Bush[aaltname])[sameus urls=”http://www.imdb.com/name/nm0124208/”][image urls=”https://motetai.club/wdps/wp-content/uploads/2017/05/1495883892-680×382.jpg”][aactor]。
ジェイ・ハルステッド
特捜班刑事でリンジーのパートナーを務める。
以前、担当していた潜入捜査が成功し、自ら希望して特捜班メンバーとなった。潜入捜査時に知り合ったアントニオの妹ガブリエラと交際していたこともある。
演じているのは[actor][name]ジェシー・リー・ソファー[nname]([altname]Jesse Lee Soffer[aaltname])[sameus urls=”http://www.imdb.com/name/nm0497522/”][image urls=”https://motetai.club/wdps/wp-content/uploads/2017/05/1495883891-680×382.jpg”][aactor]。
アントニオ・ドーソン
特捜班の刑事。以前は風紀取締班に所属。ボイトを悪徳刑事として快く思っていなかった時期もある。
「シカゴ・ファイア」のガブリエラの兄で、一人息子ディエゴの良き父でもある。
演じているのは [actor][name]ジョン・セダ[nname]([altname]Jon Seda[aaltname])[sameus urls=”http://www.imdb.com/name/nm0781218/”][image urls=”https://motetai.club/wdps/wp-content/uploads/2017/05/1495883889-680×382.jpg”][aactor]。
アルビン・オリンスキー
特捜班のベテラン刑事。ボイトとは付き合いが長く、彼の強引な捜査手法にも理解を示し、協力を惜しまない。思春期を迎えた娘との関係に悩んでいる。
演じているのは[actor][name]イライアス・コティーズ[nname]([altname]Elias Koteas[aaltname])[sameus urls=”http://www.imdb.com/name/nm0000480/”][image urls=”https://motetai.club/wdps/wp-content/uploads/2017/05/1495883888-680×382.jpg”][aactor]。
アダム・ルゼック
警察学校での訓練中、オリンスキーに見出され特捜班に引き抜かれる。優秀だが、経験の少なさゆえ危険を顧みず、無鉄砲なところがある。
演じているのは[actor][name]パトリック・ジョン・フリューガー[nname]([altname]Patrick John Flueger[aaltname])[sameus urls=”http://www.imdb.com/name/nm1005514/”][image urls=”https://motetai.club/wdps/wp-content/uploads/2017/05/1495883887-680×382.jpg”][aactor]。
キム・バージェス
シカゴ警察21分署のパトロール警官。仕事熱心で、機転も利く優秀な警官で、ボイトにも目をかけられている。
演じているのは[actor][name]マリーナ・スコーシアーティ[nname]([altname]Marina Squerciati[aaltname])[sameus urls=”http://www.imdb.com/name/nm2313758/”][image urls=”https://motetai.club/wdps/wp-content/uploads/2017/05/1495883886-680×382.jpg”][aactor]。
ケビン・アトウォーター
シカゴ警察21分署のパトロール警官で、バージェスのパートナーを務める。
演じているのは[actor][name]ラロイス・ホーキンズ[nname]([altname]LaRoyce Hawkins[aaltname])[sameus urls=”http://www.imdb.com/name/nm3146765/”][image urls=”https://motetai.club/wdps/wp-content/uploads/2017/05/1495883884-680×382.jpg”][aactor]。
第1話 「取引」(原題:Call it macaroni)
あらすじ&ネタバレ
ボイトはシーズン1で死んだジンの殺害容疑をかけられ内務調査にかけられる。
いっぽうアントニオの情報提供者からの情報をもとに特捜班は現金輸送車襲撃の予定があると聴きつける。アダムが輸送車の作業員に紛争し潜入捜査にあたるがその最中、交通事故を装って輸送車襲撃が勃発する。銃撃戦のすえ犯人たちは金をもって逃走してしまうが、持ち去ったのはたったの4万ドル(400万円ほど)だった。強盗するには見返りが少ないと考えたボイトは、何か裏があると睨む。
アトウォーターが特務犯に昇格したことで、キムの新しい相棒にはショーン・ローマンが配属されるが彼は女の相棒を持つことをよく思っていない様子。ローマンは現金輸送車の犯人グループのひとりを逮捕した経験があったことからキムと組んで素性を捜査する。
しかし別の情報筋から、オリンスキーが過去に取り逃がした悪党・ベムベネックが裏で輸送車襲撃の糸を引いていると判明し、オリンスキーは彼の逮捕にやっきになる。
ジェイの元にはジンが死ぬ前に送ったと見られる手紙が届く。中には「君を信頼している」というメモとUSBメモリが入っていた。USBにはジンが内務調査部と密通していた証拠が収められていた。ジェイはそのことをボイトに報告する。
ジンの密通を知ったボイトは内務調査部・スティルウェルに取引を持ちかけるが、彼はボイトの不正を盾にお互いの内通をなかったことにしようと持ちかける。
ボイトはスティルウェルの要求を飲み、なかったことにしようとするが、ジェイは報告したにもかかわらずボイトが何も動こうとしないことに不信感を抱く。
いっぽうボイトのもとにはジンの母親がやってくる。小さい頃から警察になることが夢だったジンはボイトのチームに加わったことを喜んでいた、と語り息子の夢を叶える一端を担ったボイトに感謝の意を告げる。母親の言葉を聴いたボイトは、スティルウェルの要求を飲むことを考え直し、署長にUSBの件を報告する。
ボイトの報告によってスティルウェルは逮捕される。さらにボイトは自身の不正を自ら特捜班メンバーに打ち明ける。ジェイはボイトの行動を評価し固い握手を求める。しかしリンジーはショックを隠せない様子…。
ボイトの告白を受けた特捜班はボイト抜きで輸送車襲撃犯の取り押さえに向かい見事逮捕に至る。が、抵抗をうけたジェイは黒幕ベムベネックの弟を撃ち殺してしまう。
ベムベネックの弟を殺したジェイは悪党に懸賞金をかけられてしまい狙われる身となってしまう。
捕まったスティルウェルはボイトの不正を暴露しボイトは責任を問われるが、ジンはスティルウェルだけでなく署内のあらゆる不正をデータに記録していた。ボイトはそれを利用し警察本部長の不正をダシに脅しお咎めを免れる。さらにボイトはジンの父親が借金に苦しんでいることを知り、彼に金を渡して借金苦から抜け出せと諭すのだった。。
見どころ:
終盤でスピンオフ元の「シカゴファイア」シーズン3からレギュラー入りしたシルビーがちょこっとだけ登場しています。
ショーン・ローマン役にはドラマ「ボードウォーク・エンパイア」「レイ・ドノヴァン」などに出演しているブライアン・ジェラティ(Brian Geraghty)が出演。
第2話 「旧友」(原題:Get My Cigarettes)
あらすじ&ネタバレ
特捜班はショットガンで射殺された男の捜査に乗り出すが、その矢先にボイトの幼馴染ニック・マルセロが同じ手口で殺害される。
ニックはかつてヤクの取引に手を染めていたが彼と縄張り争いをしていた人物を尋問するも、犯人ではなさそうだった。捜査が一向に進まないまま3人目の犠牲者が発見される。現場に止められていた車のトランクからは血だらけで閉じ込められていた被害者の娘・コレットが救出される。
3人の被害者は同じ投資会社に関係を持っていた。ボイトは別の幼馴染 ドン・エンリエットが何か情報を持っていることに感づくが、それが何かを突き止めることができないでいた。
コレットの証言から犯人のモンタージュが作成される。件の投資会社の債務者を洗っていたアントニオとジェイはその人物がある債務者の息子・ネイトにそっくりだったことを思い出す。彼は陸軍士官学校にい学校からショットガンが盗み出されていることも確認される。
特捜班がネイトの家に急行すると既に逃亡した後だった。彼は父親が投資会社から執拗な取立てを受けるのを見て犯行に及んだらしい。さらにその投資会社には例のドン・エンリエットも関わっていることが判明。ボイトは次に狙われるのがエンリエットだと推測し彼の元へと急行するが、ネイトがすでに襲撃済み、エンリエットは肩に重症をおっていた。
特捜班はあたりを警戒しネイトを発見するが、彼は逃走した末に母親が入院している病院に立てこもる。警官たちに囲まれるなかジェイは丸腰でネイトに近づき語りかけ「借金苦に苦しむ親を助けようとした」ことに理解を示す。ジェイの説得に応じたネイトは大人しく逮捕される。
リンジーの母親は彼女に面会し、再婚を予定していることを明かす。親子の関係をやり直したいと告げるがリンジーは母親を許す気にはなれなかった。
そんななか、ジェイの家が荒らされる。犯人はおそらくベムベネックの息がかかった人間だろう…(第1話参照)。
酒場にやってきたジェイはリンジーにその事を伝えしばらく居候させて欲しい旨を伝えるが、そこにジェイの首を狙った刺客がやってきて銃を発砲。バーの店員・マディが被弾してしまうのだった。。。
第3話 「命をかけて」(原題:The Weigh Station)
あらすじ&ネタバレ
ベムベネックの刺客によってジェイが襲撃を受け、酒場の店員・マディは重症を負う。51分署の救急隊・シルビーが現場に駆けつけ病院へと搬送する。
ボイトはジェイを捜査から外し、捜査に向かう。
オリンスキーは収監されたベムベネックから、ジェイの殺しを指示した相手を聞き出そうとするがベムべネックは答えなかった。
リンジーとアントニオは近くの病院にやってきた銃創のある男を聴取、リンジーは自分が応戦した際の銃創だと見抜き、男が実行犯のひとりだと断定。仲間の居所を聞き出す。
ボイトは実行犯の男を捕らえると、お決まりの暴行と脅迫をつかってベムべネックの関与を証言させる。すると犯人はベムべネックが狙っているのはジェイだけではなく「暗殺リスト」が存在することを白状する。
その矢先、ベムベネックの裁判を担当する弁護士の娘と裁判官の母親が撃ち殺される。犯行にはジョー・プライスという人物が関わっているらしいことが判明。ジョーは自身の犯行を否定し、ショスタフという別の人物が犯行に雇われていることを証言する。
ジョーは特捜班に協力しショスタフをおびき出そうとする。ジェイはジョーに捕らわれたというていでショスタフと接触し逮捕を狙う。
しかし用意周到なショスタフは保険としてジョーの息子を拉致し、それを知らされたジョーは警察を裏切ってジェイをショスタフに売り渡そうとする。
ジェイは自力でジョーの拘束をときショスタフを捕らえようとする。しかしボイトが追跡していることを察知したショスタフはスポーツカーで逃走、ボイトは追跡の末、ショスタフを逮捕する。
オリンスキーはベムべネックへの復讐として、収監されている雑居房にベムベネットに恨みを持つ囚人を送り込むことに…。
エリンは母親が再婚することを聴かされいやいやながら式に参加するが、相変わらず自分本位で娘のことを顧みない母親に憤る。そしてボイトの元に引き取られたことを心から感謝していると告げる。
病院に運ばれたマディはなんとか一命をとりとめ、ジェイは胸をなでおろす。
見どころ:
いじわるなトルーディと事務員ナディアはひょうんなことから仲良くなりはじめる。
ジョー役にはドラマ「ナース・ジャッキー」や「SUITS」に出演しているポール・シュルツ(Paul Schulze)が出演。
第4話 「父と娘」(原題:Chicken, Dynamite, Chainsaw)
あらすじ&ネタバレ
市会議員ベックスの娘アリソンとそ友達ヘイデンが前夜から帰らないとして、ボイトは捜査を依頼される。
ふたりがハイヤーを呼んだ記録が残されていたが、付近ではそのハイヤーが乗り捨てられているのが見つかり、暴行され縛られた運転手も発見される。運転手によれば覆面した2人組に襲われたらしいのだが。。。
ボイトは、ベックスが何らかの汚職に手を染め、娘達がその煽りを受けたのでは?と推測する。
特捜班は運転手の携帯が持ち去られたことに着目し、その電波を追って辺りを捜索する。
すると近辺の建物から銃撃され、姿を消した少女のひとりヘイデンが窓から突き落とされる。特捜班は建物に潜伏していた覆面の男を応酬、ひとりを射殺し、ひとりには逃げられてしまった。
逃げ去った男はアリソンを連れて逃走したらしかった。ヘイデンは救命士・シルビーとミルズによって病院に搬送される。
ボイトはアリソンが生きて連れ去られたことから身代金の要求が来るだろうと予測する。ベックスは自分に恨みを持ちそうな人物をリストアップしボイトに報告する。
死亡した犯人の素性が判明するが、その男とヘイデンの父親が密会していた事実が明らかになる。ボイトはヘイデンの父親が事件に関与していると睨み尋問を開始する。
いっぽうで逃げたほうの犯人 リード・ドライヤーの素性が特定。ヘイデンの父親は数年前にリードに殺しを依頼していたが、その件は失敗に終わりリードは刑務所へ、ヘイデンの父親は報酬を支払うことをためらった。出所したリードはヘイデンの父親に金を要求し、金の代わりに議員の娘を誘拐することを示唆したことを認める。
特捜班はリードの携帯電話を追跡し、籠城しているらしい教会を包囲する。
リードは包囲されてもアリソンの居場所を吐こうとせず投降を拒むが、アトウォーターが教会の中の隠し倉庫を発見し、そこに監禁されていたアリソンを保護する。保護が確認されるとリードは射撃され逮捕に至る。
キムとローマンは地域安全の推進のために「銃の買い戻しキャンペーン」に駆り出されるが、そこで数ヶ月前に起きた未解決殺人の凶器と思わしき銃が回収される。
トルーディは事件の追求はするなと警告するが、ふたりは銃の所有者を特定し件の事件の犯人を立件するに至る。しかし回収した銃から身元を特定するような真似をすれば、市民たちは銃の回収に協力しなくなってしまう、とトルーディはふたりの行動を責める。
ボイトのもとには息子・ジャスティンと交際していたという女性・オリーヴが訪ねてくる。彼女は「ジャスティンの子供を身ごもった」と告げにやってきたのだった。ボイトはジャスティンの息子を身ごもったオリーヴの面倒を見て彼女に金を渡す。
第5話 「けじめ」(原題:An Honest Woman)
あらすじ&ネタバレ
オリーヴはボイトから金の都合をしてもらうことを心苦しく感じるが、ボイトはオリーヴを目にかける。
彼女に養育費の足しにと金庫から金を出そうとしたところへ、見知らぬ二人組の男が侵入してきてボイトをボコボコにしてしまう。
出勤時間になっても姿を表さず、ボイトに連絡が取れないことを訝しんだリンジーとジェイはボイトの家に向かう。ふたりが家に入ると家の中は荒らされボイトの姿はどこにもない。さらに地下室に隠されていた金庫も持ち去られていた。
特捜班は総出でボイトの捜索に当たる。監視カメラに残されていた映像からオリーヴの事件関与を疑う一同、オリンスキーは公開捜査はせず、特捜班だけでボイトを探し出そうと提案する。
男たちに連れ去られたボイトは金庫の番号を吐くよう脅される、拘束されたオリーブにビニールをかぶせ脅す男たち、ボイトは慌てて番号を明かすが犯人たちはビニールをはずそうとせずオリーブは意識を失ってしまう。そこへ携帯の電波をたどった特捜班がかけつける。肝一発でオリーブは一命を取り留めるが、犯人たちには逃げられてしまう。
オリーヴは妊娠に気づく前に、ジャスティンから聴いていた「ボイトの隠し金庫」の話を悪い仲間に話してしまったことがあった。それと妊娠していることを利用されたオリーヴは犯人たちに脅されボイトの家に彼らを招き入れてしまった。
ボイトとオリンスキーはオリーヴが話を漏らしてしまった女を尋問、暴力をちらつかせて犯人たちについての情報を無理やり喋らせる。
そんななか犯人のひとりイアンが自首してくるが、ボイトはイアンを留置所に入れず人気のない場所へとつれていく。銃を突きつけもうひとりの犯人グレゴリーを連れてくるよう要求する。さらにオリーヴがグルかどうかを疑っていたボイトだったがイアンは「オリーヴはグルではない」と証言する。
特捜班はイアンをおとりにつかいグレゴリーをおびき出そうとするが、彼の挙動不審に気づいたグレゴリーはイアンを殺してしまう。特捜班は計画を変更しグレゴリーを取り押さえる。
ボイトはグレゴリーが金庫の中の金を持っていたことを確認するが、その中にはボイトが金庫に隠しておいた「あるモノ」が入っていなかった。『何処へやった!」とすごい剣幕で怒鳴るボイトにリンジーは驚く。ボイトはグレゴリーを人目の付かない場所へ連れていき必要なことを吐かせるのだった。。。
事件が解決するとボイトの息子・ジャスティンは従軍から一時帰宅する。
ひさびさの再会を果たしたふたり、ジャスティンは以前よりも責任感強い人間になりつつあった。オリーヴの妊娠を知ったジャスティンは彼女と暮らす決意をする。それを聴いたボイトはグレゴリーからとりかえした「妻の結婚指輪」を取り出し、ジャスティンに渡す。オリーヴと世帯を持つように、と。
第6話 「潜入」(原題:Prison Ball)
Coming soon …
第7話 「弄ばれた魂」(原題:They’ll Have to Go Through Me)
あらすじ&ネタバレ
※スピンオフ元の「シカゴファイア」と「ローアンドオーダー」とのブリッジエピソード。
シカゴファイア S3-EP7でセブライドたちが見つけた写真を元に「チェス&チェッカーズ」という児童ポルノ売買組織によってリンジーの生き別れの弟テディが虐待をうけていたことが明らかになる。ローアンドオーダーS16-EP7の回でNY署はテディを保護し組織の犯人を捕らえるが、組織の黒幕によって犯人は殺され、組織による児童ポルノの生配信が宣言されてしまう。(本エピソードはこのお話に連なるカタチで描かれる)
シカゴの病院では、事件の重要参考人・ルウェレンとその警護をしていた警官・ロスが何者かによって殺される。
NYに出向いていたボイトは知らせを聞いてシカゴに舞い戻る。NY署(ローアンドオーダー)からロリンズとアマーロを迎えた特捜班は合同で捜査にあたることになる。リンジーの弟テディは依然行方をくらましていたが、彼だけが組織の黒幕に通ずる緒だとしてボイトは彼の消息をリンジーに追わせる。リンジーは不仲の母親・バニーに渋々協力を仰ぐ。
ルゼックとアマーロの捜査の結果、児童相談所の職員 マチルダ・ヒューズの関与が浮上する。ハルステッドとドーソンは彼女の家に向かうが、既にマチルダは殺されていた。
ロリンズとリンジーは児童相談所のデータから、頻繁に里親に抜擢されている人物・サムを特定し家に向かうが、家主の男は事件関与がバレたのだと悟り「私は病気だ」と繰り返しながら拳銃自殺してしまう。
キムとローマンは聞き込みの結果、付近の性犯罪者の関与をつかむがその男は逮捕を恐れて逃走。最中に高所から転落して死んでしまう。
特捜班が男の家に踏み込むとチェス&チェッカーズがポルノ配信を予告していた少女・エイミーが発見され無事保護する。エイミーを不憫に思ったリンジーは規則を破ってエイミーをしばらく自宅で保護すると言い出す。
いっぽうでシカゴ署のフィッシャー署長はボイトの捜査の仕方を疎み、重大犯罪科へ捜査権を渡せと命令する。
行き詰ったボイトは珍しく弱気になりNY署のオリビア・ベンソンに助けを求める。ベンソンはボイトにく力スルため翌朝シカゴへとやってくる。
バニーの協力でテディが見つかるとリンジーは、テディに更なる協力を求める。シカゴ署にやってきたテディは、組織の黒幕が児童相談所の責任者 ヴァン・キャンプであると明かす。
ヴァンを捕まえたボイトはいつもどおり非人道的な方法で情報を引き出そうとするが、ベンソンは彼のやり方を認めず「私に5分ちょうだい」と告げる。ベンソンはヴァンに語りかけ良心に訴えかけ、未だ保護されていない少年・クリスの居場所を聞き出すことに成功する。
特捜班とNY署メンバーは証言を元に廃屋に監禁されていたクリスを無事に救出する。
事件が解決するとシカゴ書では殉職したロスを見送るため警官たちが一同に並び敬礼し彼を送る。
テディの証言のお陰で事件は解決、テディはしばらくバニーの元で暮らすこととなる。テディ自身も組織が捕まる日が来るとは夢にも思わなかった、と涙ながらに語る。
リンジーは知り合いづてに、安全な里親をエイミーとクリスに探してやる。ボイトとベンソンは事件解決を酒で祝うのだった。。。
見どころ:
ドラマ「LAW & ORDER:性犯罪特捜班」からオリビア・ベンソン、アマンダ・ロリンズ、ニック・アマーロの3名が客演。演じているのはマリシュカ・ハージティ(Mariska Hargitay)、ケリー・ギディッシュ(Kelli Giddish)、ダニー・ピノ(Danny Pino)。
第8話 「ダイヤの行方」(原題:Assignment of the Year)
あらすじ&ネタバレ
アントニオはローマンから斡旋されたボディーガードの仕事を続けていたが、送迎中に雇い主のアッシャーが何者かに撃たれて死んでしまっていた。
ダイヤモンドのディーラーだったアッシャーの元からは所持していたはずの多量のダイヤモンドが持ち去られていた。
ボイトはアントニオのために警察友愛会のエド・グレッサーに相談を持ちかけるが、アッシャーに盗品のダイヤモンド買い付けの過去があったことが判明し、アントニオは犯罪者とつるんでいたとみなされ免職の恐れがある、と警告する。エドは2日間だけ時間をかせぐからその間に事件を解決しろ、と告げる。
いっぽうでオリンスキーはアントニオを救うため、万が一のときのために言い逃れのための筋書きをたてるため資料改ざんにいそしむ。
アントニオはアッシャーが前科犯だったことを知らずに仕事を振ったローマンを責める。ボイトもローマンの招いた厄災に立腹、彼を威嚇する。
いっぽうでアッシャーの妻・レイラが聴取に呼ばれる。アントニオは彼女の関与を疑うが証拠は掴めなかった。
リンジーはアッシャーと関係の有りそうな宝石商・ウェルズを見つけ捜査に向かう。ウェルズの元にはアッシャーから盗まれたダイヤを売りに男が来たという。アントニオはその男がレイラから使わされたのだと推測する。
特捜班は事件当夜にレイラがいたクラブを操作しようとするが、レイラは各所の権力者に働きかけ捜査を妨害し始める。
正式に捜査許可がおりなかったことから、リンジーとハルステッドはカップルに扮装し件のクラブ(セックスクラブ)へと潜入する。ふたりは店のウェイターを脅して情報を入手する。
レイラに雇われたテリーという男は別の宝石商の元へ、盗んだダイヤモンドを売りにやってきていた。アントニオ達は宝石商を利用してテリーを誘い出そうと考える。アントニオとローマンはテリーを誘い出すことに成功するが警察に気づいたテリーは白昼堂々発砲しその場から逃走しようとするが、アントニオが拘束する。
アントニオはレイラニそそのかされ犯行に関与していたが、レイラが事前にダイヤモンドを偽物にすり替えていたことを知るとテリーはレイラを売る証言を始める。
レイラはシカゴ署に自らやってきて国外逃亡する気であることを告げる。
アントニオはテリーの証言をとってはいたものの逮捕状はとれておらず彼女を捕まえられない。彼女は全て事前に計算済みらしく、余裕綽々な表情でアントニオの前から去っていった。
レイラを捕らえることは出来ないまま事件は終結を迎える。
リンジーのもとには献辞補のスティーブ・コットが再び彼女をスカウトにやってくる。誘いの答えを数日後に聴く、と言いに。
オリンスキーの作り上げた偽の資料を元に、ボイトとアントニオは「アッシャーの元に潜入捜査していた」という嘘の事実を作り上げる。
グレッサーはそれが嘘だとわかりつつも、暗に「そういうことにして処理する」といった呆れ顔でボイトのオフィスを去る。アントニオはメンバーの尽力に感謝を伝える。
第9話 「相棒」(原題:Called in Dead)
あらすじ&ネタバレ
ナディアは薬中の友人エリーシャが苦しみだしたことからリンジーに助けを求める。エリーシャは「パッション」という違法薬物に手を出していた様子。
リンジーはエリーシャから薬の入手先であるクラブを聞き出す。特捜班メンバーは強盗を装ってクラブに押し入り、貯蔵されていた薬物をすべて盗み出すことに成功する。
ボイトと特捜班は正式な許可を踏まずに作戦を実行したが、すでに薬物による被害者が一般人に出始めていたことからフィッシャー署長も彼らを咎めるわけには行かなかった。
強盗を装ったことで密売組織がライバル組織の犯行だと思いこめば、黒幕をあぶり出すことにつながるかもしれないと考えたボイト。
いっぽうでボイトはリンジーがFBIへのスカウトを受けていることを気にかけるが。。。
オリンスキーはある夜、家に帰ると妻メレディスが武装した男たちに拘束されていた。
男たちは特捜班が奪った薬を取り返しにやってきた密売組織の一味だった。男たちは妻の命と引き換えにオリンスキーに薬をもってくるように命令する。悩んだ挙句オリンスキーは警察の保管庫から押収した薬を持ち出す。しかし男に薬を渡さずその場で撃ち殺したオリンスキー。密かにボイトに応援を頼み、自宅へと引き返す。
妻を見張っていたもうひとりの男に銃を突きつけるボイトとオリンスキー。ボイトは「生かしておかなくていい」と煽るがオリンスキーは妻の前で人を撃つことはできなかった。
オリンスキーの家の住所が何者かによって外部に漏らされたのだと察したボイトは、内部にスパイがいると疑う。オリンスキーは捕まえた男に脅しをかけるが何も吐かない。
さらに男の審問には過去に贈賄容疑がかかったラクラン判事の名前が上がる。特捜班は男や組織の後ろ盾に判事が関わっており、裁判記録の閲覧からオリンスキーの住所を割り出したのでは?と考えた。
ボイトは判事を捕まえ聴取室に引っ張り出すが、アトウォーターは判事の助手に怪しい通話記録があることを見つける。
特捜班が踏み込むと判事の助手が資料改ざんや情報漏えいさせていたことが判明する。
リンジーのもとにはFBIのデイヴィッド・ラングがやってくる。デイヴィッドはリンジーがスカウトを受けたタスクフォースのメンバーであり、彼女の決断を後押ししに来たのだ。
リンジーは考えた挙句スカウトを受けようと考えボイトにそれを伝える。ボイトは「お前の決断を応援する」と彼女の意思を尊重することを伝える。
ボイトとハグしたリンジーは、メンバーたちの前でスカウトの申し出を受けることを発表する。
ローマンとキムはトルーディからある捜査への指示を受け、警察犬部隊と協力することになるが派遣されてきた部隊員はローマンの前のパートナーで彼が好きになってしまった人物 ジェーン・キャシディーだった。
ローマンもキャシディーもお互いに悪態をつく。キムはふたりの不仲の理由を知りながらも「関わりたくない」といった感じでバツが悪い。
キムとローマン、キャシディーは不審者の家に訪問調査に出向くがローマンとキャシディーは相変わらずいがみ合って口喧嘩を辞めない。
呆れたキムはひとりで家の戸を叩くが直後ドア越しに発砲を受け、銃弾に倒れてしまう。
第10話 「ゆがむ心」(原題:Shouldn’t Have Been Alone)
あらすじ&ネタバレ
銃撃を受けたキムを処置するキャシディー、ローマンはひとり家の中へと潜入する。
家の中は明かりがつかずまっくら、手探りで進むローマンだがバスタブの中で溶かされた遺体を発見。さらに家の中にはいたるところに仕掛けが張り巡らされており、ローマンは銃の自動射出装置に足をかけてしまう。
知らせを受けた特捜班は現場に急行、キムは病院に搬送される。
ボイトが現場につくと家の中から銃声が響く。ボイトがローマンのもとへ向かうがローマンはかろうじて仕掛けを避けて無傷だった。ボイトは辺り一帯を封鎖し緊急事態を宣言する。
ローマンとキャシディーはキムの乗った救急車に同乗するが彼女の容態は思わしくなくローマンは怒りの遣りどころがない。キャシディーに「今夜はもう君の顔はみたくない」と告げると、現場へと引き返す。
現場となった家は無人でそこらじゅうに仕掛けが仕込まれていた。犯人はすべてを計算して警察を待ち構えていたらしい。
リンジーはタスクフォースへの転入を一日引き伸ばして捜査協力にやってくる。彼女をチームに迎えようとしていたラングは面白くない、といった顔だがリンジーの申し出を受け入れる。
バスタブで解けていた遺体の身元も判明するが別段危険な人物ではなさそう。捜査をすすめるとある大学の生徒のヨークが浮上する。
躁病に悩まされていたヨークは、病気を理由に自身を大学から追放した大学教授を恨んでいたらしい。ヨークの家に向かうとそこにもまた仕掛けが施されているのが発見される。爆弾処理班を待つか踏み込むかを躊躇している間に、部屋の中では爆発が起きる。
なんとか怪我人は出ずに済むがリンジーは現場で自分たちを見つめる不審な男を発見する。
いっぽうアントニオとオリンスキーは件の教授が軟禁されていたのを発見、教授の奥さんは行方不明となっていた。
現場にいた不審な男を捕まえるハルステッド、彼こそが容疑者の生徒・ヨークだった。ヨークは尋問を受けるも何も話さず、教授の妻は依然行方不明。
ボイトは教授の妻が浮気していたらしいことから、その浮気相手の元へと捜査に向かうが、そこで妻の叫び声を聞きつける。
ローマンは仕掛けを恐れて処理班の到着を待とうとするがボイトはかまわず中へと入っていく。妻は椅子に拘束されその周りには様々な仕掛けと時限爆弾が施されていた。パニックになる妻を落ち着かせようと近づいたボイトは仕掛けを踏んでしまう。
ローマンとハルステッドは彼女の背中に時限爆弾が設置されているのを発見する。パニックになって取り乱す彼女を落ち着かせながらハルステッドは爆弾の雷管を引き抜き解除に成功する。
病院に運ばれたキムはしばらくして目を覚ます。見舞いに来ていたトルーディとルゼックは一安心。
事件が解決するとボイトも見舞いに訪れ、キムの働きを評価。リンジーの抜けた補填にキムを特捜班に迎えると伝える。
第11話 「合同捜査」(原題:We Don’t Work Together Anymore)
あらすじ&ネタバレ
リンジーはタスクフォースへ移る。初仕事はシカゴに暗躍するメキシコの麻薬カルテルを挙げることだった。情報提供者である女性・カイリーは怯えるがリンジーは彼女を励まし捜査に協力させる。
武装してカルテルの隠れ家を急襲するタスクフォース。しかし捕まえるはずだったカルテルメンバーは事前に逃げていた、どうやらカイリーが情報を漏らしてしまったらしいのだが。。。
捜査に行き詰ったラングのチームは、シカゴの街を知り尽くした特捜班に協力を依頼するよう打診する。ボイトはリンジーの申し出を受け入れ特捜班は合同作戦につくことになるが、ラングは特捜班に対して高圧的な態度を見せ空気がピリつく。
いっぽうでカイリーには子供がいたことが判明する、リンジーは情報提供者の詳細を知らされていなかったことで憤慨しラングに文句を言うが、上司であるラングは「必要のない情報」だと言わんばかり。情報提供者の身辺情報は何よりも重要だと考えていたリンジーにはその考えは理解できなかった。特捜班との仕事のやり方の違いに憤るリンジー。
特捜班のメンバーたちはタスクフォースに移ったリンジーを目の当たりにして各々物思いに耽る。
特捜班はカルテルのメンバーが一般人名義の車を何十台も所有しているという情報を入手。情報を元にオリンスキーとルゼックはカルテルメンバーのひとりを拘束する。
ボイトはいつものどおりのやり方で情報を引き出そうとするが、ラングはボイトのやり方を否定し勝手に司法取引をすることを決定してしまう。リンジーはボイトとラングの間で板挟みに。
いっぽうキムが仕事に復帰する。しかしまだ身体が本調子でないと心配したトルーディは彼女の代わりにローマンと組んでパトロールに向かってしまう。キムはトルーディの代わりに署のデスク仕事を請け負う。
ローマンはキムの負傷で責任を感じていたが、トルーディは自分の昔話をして聴かせはげます。
ラングが司法取引したことでカルテルは金をもってメキシコに逃げる気であることが判明。さらにカルテルのボスは部下をひとりずつ殺して金を独り占めにしている様子。その様子ではカイリーの見にも危険が迫っているに違いない、と。
そこでトルーディはその人望を利用して街の情報屋からリンジーの事件がらみの情報を集め、カルテルメンバーのたまり場らしき場所を特定する。ボイトは「自分たちに任せろ」と言い、リンジーもそれを後押し、ラングはしぶしぶ特捜班に一任することにする。
ボイトはカルテルメンバーの中の裏切り者を見つけ出し、ボスを売るであろう人物から有力な情報を引き出す。
それをもとに特捜班とタスクフォースはトラックでメキシコへ逃げようとするカルテルのボスを追跡、拘束。一緒に捕まっていたカイリーも無事に救出する。
ローマンはキムに謝罪し、彼女の昇進を祝う。
しかし相棒を失うことで寂しそうなローマンをみたキムは、ボイトに「今はまだその時ではない」と特捜班昇進を断る旨伝える。
事件は解決したものの、情報提供者であるカイリーへの報奨金は「でないかもしれない」とラング。リンジーはカイリーと約束し彼女は身を危険にさらしたのにもかかわらず、あんまりな対応に言葉をなくすリンジー。
彼女はその足でハルステッドの家に向かう。「チーム内での恋愛禁止」というルールに慕う必要のなくなったふたりは。。。
第12話 「父の務め」(原題:Disco Bob)
あらすじ&ネタバレ
リンジーとハルステッドは晴れて男女の仲になるが、捜査の一環で半年程ボリビアに立つことを告白するリンジー。
特捜班はルゼックの父・ボブが取り仕切る現場へと急行、とある家庭が襲われ妻・ルーシーと娘が射殺、父と息子が行方不明となっていた。現場には子供の血痕が残されており息子ジョーダンは負傷しながらも逃げたらしかった。
ボイトはボブの捜査のツメの甘さを指摘し、ボブは「見下された」と憤慨。板挟みのルゼックは父を諌める。
現場近くにで父親・ウェスを発見し拘留した特捜班。
ウェスは事件については知らず涙を流すがボイトはウェスの犯行を疑い尋問をする。ウェスは「何もしらない」と憤慨するがボイトの疑いの目は緩まなかった。
特捜班入りを断ったキムはローマンと共にジョーダン捜索の聞き込みにあたる。キムの被弾の一件(第10話参照)以来「相棒のそばを離れない」と誓ったローマンは、嫌がるキムに張り付いて一緒に行動をしたがるようになっていた。
ふたりは殺された娘の彼氏オーウェンに聞き込みし「ジョーダンと共に近くの空き家によく行っていた」との情報を得る。件の空き家に向かうと負傷したジョーダンを発見し病院へと搬送する。
あくる朝、ボブは現場に怪しい人物が姿を現したことをボイトに報告しにやってくる。さらにそれに沿えて、ボイトの人柄をよく知っているボブは特捜班勤めとなった息子を心配し「アダムを悪事に巻き込んだらたたじゃおかない」と警告する。
ルゼックはボブとボイトの確執を気にしてその理由をオリンスキーに訪ねる、するとかつてボブが酒の勢いでボイトの事を同僚たちの前で痛烈に批判し、ボイトもそれに応戦してしまったらしく、それ以来二人の仲は険悪だという。
ボブのタレコミにあがった人物アレクサンダー・ゲイジの部屋を捜索すると部屋には殺されたルーシーの写真や動画が並べられており、どうやら彼女のストーカーだったらしいことが伺えた。ハルステッドとアトウォーターはゲイジ本人の後を追いかけ拘束に至る。
ゲイジを尋問した結果、新聞記者だったルーシーの記事で痛手を被ったゲイジは彼女の不倫現場を押さえてゆすろうと監視を続けていたらしい。
ルゼックとオリンスキーはふたたび父親のウェスに同行を求めるが、一度疑いの目に晒されたウェスは任意同行を拒否、仕方なく無理やり拘束するハメになる。ボイトはウェスが犯人だと睨み、檻に監禁。息子が生きていたことを明かすがウェスは何も語らず「弁護士を呼べ」と言うばかりだった。
ボイトはルーシーがボランティアで参加していた炊き出し所の従業員の写真を入手、意識を回復したジョーダンに写真を見せて、家に押し入ったらしい人物 キャリガーを特定する。ウェスとキャリガーが何らかの方法で手を組み犯行に及んだと考えたボイト。特捜班は列車で逃亡しようとしていたキャリガーを拘束する。
尋問されるとキャリガーは「オーウェンにそそのかされた」と証言する。オーウェンは娘との交際をルーシーに反対されており、キャリガーを使ってルーシーを脅し交際を認めさせようとしたが、破産申告中だったルーシーには金がなくキャリガーが侵入した際に渡す金を持ち合わせていなかった。そのためキャリガーは引っ込みがつかなくなりルーシーと娘を殺してしまったのだった。
事件は解決し、ボイトはウェスを疑ったことを真摯に謝罪する。
いっぽうリンジーはボリビア行きの捜査(=麻薬カルテルの捜索)にあたるため出勤するが、上司のラングは他の部署からお呼びがかかり、代役にジム・アンダーロフがやってきていた。FBI内の部署同士の問題からボリビア行きは延期となる。ジムはリンジーに色目を使うが、拒否されたことに腹を立てたのかリンジーを嘲笑的に扱い、呆れてしまうリンジー。
タスクフォースに愛想を尽かしたリンジーはボイトの家を訪れ、特捜班に戻りたいと伝える。ボイトは即座に「よく戻った」と彼女を迎え入れる。
見どころ:
冒頭で登場した警官・ルゼックの父親 ボブ役にはドラマ「HEROES」シリーズや「バーンノーティス」などに出演していたジャック・コールマン(Jack Coleman)が客演。
アンダーロフ役にはドラマ「クワンティコ FBIアカデミーの真実」の出演や「スーパーナチュラル」でルシファー役を演じていたマーク・ペルグリノ(Mark Pellegrino)が客演。
第13話 「神のあやまち」(原題:A Little Devil Complex)
あらすじ&ネタバレ
※スピンオフの「シカゴ P.D.」とのクロスオーバーエピソード 後編
特捜班に復帰したリンジー、メンバーは歓迎する。
が、彼女と男女の仲になったハルステッドは神妙な面持ち。チーム内での恋愛はご法度だが、ハルステッドはボイトに隠し事をしたくないと関係を公にしたがり、リンジーは逆に隠したがる。
アントニオは妹からの協力要請をうけ、シェイが死亡した放火の犯人と思われるギッシュを調べようと彼の職場へと向かう。
無実を訴えるギッシュを半ば無理やりシカゴ署に連行してしまうアントニオ。ボイトに事情を説明し尋問をはじめる二人。アントニオは犯人が捕まっていないことを比喩し「俺達が”神の過ち”を正す」と告げる。しかしギッシュは動じない。それどころかドーソンがアントニオの妹だと見抜き脅すような発言を始める。
ボイトも負けじと威嚇するが弁護士がやってきて尋問は終了となってしまう。
特捜班はギッシュが犯人だと睨み、彼にはりついてイラツカせ、犯行を誘発させ現行犯逮捕を狙う。
しかし特捜班が捜査をすすめるとギッシュは12年前に火事で亡くなった人物の身分を語っていることが判明、名前すら「ギッシュ」ではないようだった。
ボイトはキムとローマhンに制服のままギッシュを尾行させ、彼をイラツカせる作戦に出る。
さらに令状を持って彼の家に押し入り、めちゃくちゃに荒らす特捜班。キム達に続きハルステッドとリンジーが尾行に回る。しかしめざとく尾行に感づくギッシュ。悔しそうなハルステッドたちだが、その目の前でキム達の乗ってきたパトカーが爆発する。幸い一同は無事だったが、驚く一行の前から意気揚々とギッシュは歩き去っていった。
キムとローマンはパトカーを壊されたことでトルーディーにどやされるが、朝から査察官らしき男に監視されているトルーディーはいつもの調子でキム達を叱ることができない。様子のおかしさに気づいたキムが事情を聴くと、誰かがトルーディーの勤務態度に苦情を申し入れ市の役員が監査にやってきているらしいのだ。
トルーディーは「私を追い出すなら今がチャンスよ」と悪態をつくが、キムはこっそりと査察官にトルーディーを褒めてみせるのだった。
特捜班は51分署のウォレス、ドーソン、シェイの姉・メーガンを呼びつける。ドーソンはカニンガムが突き止めた20年前からの不審火のデータを特捜班に渡す。
ギッシュの本名が「ロス・マクゴーワン」という名前だと判明するも、それを聴いたウォレスは息を呑む。その名前の人物はミルズの父親と共に火災で死んだ人物だったのだ。つまり「マクゴーワン」も偽名ということ。してやられたとイラつくボイト。
ドーソンは早くギッシュを捕まえて殺してしまえ、と暗にボヤくが、アントニオは「俺は法を信じる」とドーソンの言葉に食って掛かる。
しかし「また犠牲者が出たら兄さんのせいよ」と言い捨てられてしまい…。
ルゼックとオリンスキーはギッシュを尾行してマーケットへやってくる。ふたりの存在に気づいたギッシュは談笑してみせレジへと並ぶ。
レジ係の女性は過去に火事で顔に火傷を負っていた。ギッシュが話を誘導すると9年前の小学校火事の犠牲者だという。どうやらその火事もギッシュの仕業らしいのだ。ルゼックとオリンスキーにその会話を見せつけるように話すギッシュ。
その際、ふたりはギッシュの腕にも火傷のあとがあることを見逃さなかった。その情報を知らされたボイトは彼自身も火事の犠牲者だったのでは?と考える。更に過去の事故録をあたり、火事で家族が焼死しひとりだけ生き残った少年 トレントン・ラモントという人物を特定する。
ラモントの住所は更地になっていたが、そのすぐとなり敷地にギッシュは部屋を借りていた。ボイト達は部屋に突入する。
部屋には盗撮されたドーソンの写真が並べられており、それを見たアントニオは戦慄する。さらにギッシュのパソコンからはシルビーを装ったいドーソンを呼び出す偽のメールが送信されていた。
次の標的はドーソンなのか…?焦るアントニオはルゼックとオリンスキーに電話しギッシュを拘束するよう伝える。ふたりがギッシュの後を追うと彼は不審火を起こして撹乱、姿をくらましてしまった。
その頃ドーソンはメールで呼び出された建物へやってきてエレベーターに閉じ込められてしまっていた。救助を要請したドーソンだがエレベーターの天窓を開けて現れたのはギッシュだった…!
「僕は全員に警告したんだよ」とつぶやきエレベータの中にガソリンを流し込むギッシュ、戦慄するドーソンを前にギッシュはライターを取り出す。
アントニオとボイトは急いでドーソンの元へと向かう。
ギッシュは怯えるドーソンに語りかけながら火をつけようとするが、既の所で駆けつけたアントニオはエレベーターをこじ開けギッシュを射殺。彼の手からこぼれたライターをドーソンがギリギリでキャッチし難を逃れた。
事件解決後、ギッシュ死亡の報を聞きつけ、ウォレス、ミルズ、メーガンも胸をなでおろす。アントニオは平静を装うが既の所で妹を失うところだったことに恐怖し手の震えが止まらなくなっていた。
翌朝、新聞にはトルーディーを褒め称える記事が掲載される。トルーディーを監視しにきていたのは実は査察官ではなく新聞記者だったのだ。トルーディーはキムを騙して自分を褒めそやすコメントをまんまとしゃべらせたのだ。騙されたと呆れるキム。
リンジーは母親バニーに呼び出されるが、彼女が働くレンタカー屋に度々車を借りに来る人物がおり、社内から血痕付きのゴム手袋が見つかったというのだ…。
見どころ:
スピンオフ元の「シカゴファイア」とのクロスオーバーエピソード。本エピソードは「シカゴファイア」S3 EP13 からと続くカタチとなっている。
ギッシュ役には「プリズン・ブレイク」シリーズのティーバッグ役でおなじみ、ロバート・ネッパー(Robert Knepper)が客演。
第14話 「エリンの母」(原題:Erin’s Mom)
あらすじ&ネタバレ
リンジーはバニーからの情報をボイトに報告する。
ボイトはバニーのいい加減な人柄を知っているためノリ気ではないが、リンジーが下調べすると車の借り主は前科者で怪しい人物。「調べる価値はある」とボイトを説得する。
件の人物を張り込みに出かけた、ハルステッドとリンジーは自分たちの恋愛関係をボイトに明かすかどうかで揉めていたが、そこへその人物 ニック・ボッシュが現れる。尾行するとリンジー達の前で強盗行為に及ぶジャレッド。
ハルステッドとリンジーは催涙ガスをつかってボッシュを陽動し狙撃する。ボッシュは銃弾に倒れるが、人質にとられていた女性は「この男に夫と息子を人質にとられている」と訴える。
知らせを受けたキムとローマンが女性の家に向かうと確かに住人が連れ去られたような形跡が残されていた。
特捜班はアントニオの元相棒で強盗科の刑事・ジーナを迎え捜査にあたる。
ジーナによればボッシュはコンビで強盗を働いていたらしく、有力な情報源には多額の報奨金も用意されていたらしい。それを聴いたリンジーとボイトはバニーが情報をもってきたのは「報奨金目当て」なのだと察して呆れる。
キムとローマンはボッシュの相棒を探そうとする家庭で怪しげなトラックを発見。特捜班が捜索すると近くの川に車が落ちた形跡が発見される。
消防が呼ばれトラックが引き上げられると中から連れ去られた夫と子供の遺体が発見される。ルゼックとオリンスキーは訃報を知らせに女性の元へ向かうが、やるせない光景にルゼックは言葉をなくし、オリンスキーは犯人逮捕を約束する。
ボイトとリンジーはボッシュの運ばれた病院にやってきて、回復したばかりのボッシュを手荒な方法で尋問。相棒のジャレット・ミコの居場所を吐かせる。
特捜班はジャレッドを捕まえるが、ジャレッドは車を借りる際にバニーに多額の金を握らせて黙認するように指示したことを明かす。
それを聴いたリンジーは母親の愚行に憤る。バニーが事前に犯行を知っていたのだろうと考えたリンジーは彼女の職場に出向き罵倒する。
同じ頃、ジャレッドは雑居房に監禁されていたが他の収監者を殺して服をすり替え、まんまと逃走を果たす。
まさかの失態に責任を感じるトルーディ。ボイトは一般警官も投入し逃走したジャレッドを捜索させる。キムとローマンは街でタクシー運転手を襲った男がジャレッドの特徴と一致、ある場所に向かおうとしているらしいことを突き止める。
ボイトは再びボッシュを聴取し「その場所に住むボッシュの父親の家に金を隠している」と明かす。ジャレッドはボッシュの父親を殺襲って金を奪う気なのだ。
特捜班が現場に向かうと既にジャレッドは金を奪って逃走、特捜班が追跡して逮捕する。
ジャレッドを再びシカゴ署に収監しようとする一行だが、報道陣も駆けつけた面前で件の女性が現れジャレッドを銃で撃ち殺して知った。ニュースでジャレッドの再逮捕をしった女性は「どうしても許せなかった」「悪いとは思わない」と話す。
オリンスキーは訃報を伝えた際、彼女をなぐさめるつもりで「この世には生きる資格のない者もいる」と話したのだが、女性はそれを曲解してしまったのだ。
情報提供者への報奨金支払いを期待していたバニーだが、彼女が事前に情報を知っていたことが「共犯」にあたるとして報奨金支払いは白紙。それどころかバニーを告訴すると言い出す。バニーはアテがハズレて憤慨するが、ボイトは「娘を巻き込んで、俺を出し抜けると思ったか?」と一喝。
いっぽうで、バニーは悪徳高利貸しから借金していたがボイトはその返済を肩代わりしてやるのだった。ボイトは返済の代償に「金輪際リンジーに関わるな」と警告するがバニーは承諾しなかった。
捜査を終えるとアントニオとジーナは飲みに出かける。お互いに離婚を控えフリーになることを知った二人は男女の関係になってしまい…。
第15話 「倉庫の中で」(原題:What Do You Do)
あらすじ&ネタバレ
キムは自分の人生に変化を求め、特捜班への誘いを断ったことを後悔しはじめる。
ローマンにその悩みを打ち明けるのだが、彼には理解してもらえなかった。ふたりパトロール巡回している最中、怪しげな人物をみかけた二人は不用意に後を追いかけてしまい、銃を持った中国人に拘束されてしまう。
ローマンはキムをかばい自分一人で犯人の男と施錠された建物の中へと入っていってしまった。建物の中から銃声が聞こえ、慌てたキムは助けも呼ばずに建物の中へと潜入する。
建物の中では犯人の男と共に、頭に傷を追ったローマンが倒れていた 。
キムはローマンを手助けして脱出しようとするが、中国人の男が立ち上がりキムに襲いかかる。キムも応戦するが犯人は銃を拾いキムに向ける。直後、中国人の男は何者かに撃たれて死亡する。撃ったのはローマンとは別に倒れていた黒人の男。男は混乱した様子で銃をキムに向けるが、キムはローマンを介抱したいと申し出てる。
銃を向けられたままローマンの様子を確かめるキムだがローマンは意識もなく重症な様子。
男・オーブリーは負傷しており、どうやら犯人の男と何かの取引の最中、負傷したらしかった。
男は自分はもう助からないと思い込みキムを人質にとって籠城を決め込むつもりだが、キムはローマンを助けたい一心で彼を説得しようとする。そんななかローマンは気が付き、キムが銃を向けられているのを目にする。彼女を守ろうと警棒を手に取ろうとするがオーブリーに気づかれなぶられる。
銃を向けられたキムは覚悟を決めるが、オーブリーもキムを殺す決心がつかない。キムは決死の覚悟で歩き出しローマンを抱えて建物を出ようとする。
しかし、そこへオーブリーの取引仲間が現れ、タイミング悪くオーブリーは負傷の影響で気を失ってしまう。
仲間のひとりオライオは事件の発覚を恐れてオーブリーもろとも始末しようと考え、もうひとりはオーブリー助けようと考える。ふたりが仲間割れする最中、ローマンの的確な指示をうけてキムはオーブリーの肺気胸を処置する。
そのころ特捜班ではメンバーはスタンガン講習を受けている最中だったが、ルゼックはキムに留守電を残しても応答がないことが気になり始める。
トルーディを経由してキムたちのパトカーの位置を特定、キムたちと連絡がつかないことをボイトに報告する。
キムは無事にオーブリーを救うのだが、直後オライオが発砲。オーブリーともうひとりの仲間を射殺してしまう。キムとローマンはとっさに逃げ出すがオライオは依然あとを追いかける。
ローマンはキムに逃げるよう指示するのだが、それを拒んだキムはオライオと取っ組み合いになる。負傷したローマンには彼女を守ることはできず絶体絶命のピンチだが、キムはとっさにオーブリーの処置につかった刃物をオライオの首に突き立て彼を殺してしまうのだった。
難を逃れた二人の前に、今度は中国人の仲間が現れる。銃撃戦にもつれこむのだが、現場に駆けつけた特捜班が突入しふたりは無事に救助される。
署に戻ったキムは、ひとりで相棒を守り密輸組織を潰した手柄で、トルーディや署長から激励を受ける。
しかし内心恐怖でいっぱいだったキムは後にルゼックの前で泣き崩れるのだった。。。
第16話 「裏切り」(原題:What Puts You on That Ledge)
あらすじ&ネタバレ
シカゴ署・麻薬科の刑事がカルテルに潜入捜査を行っていたが、ある日突然連絡が取れなくなる。
何年もかけた捜査を打ち切って突入するわけにもいかず、署長はかつて潜入捜査を行い裏社会にコネのある刑事=特捜のアントニオに様子を探ってほしいと打診する。
アントニオはふたたび潜入捜査に取り組み、とあるバーでかつての先入先で知り合った男・クーパーと再開する。しかし彼からは中々情報を引き出すことができない。そこで特捜は一芝居うつことにする。
クーパーが店を出たところで強盗(に扮した警官)が彼に銃を向ける、アントニオはそれを助ける芝居をうってクーパーに取り入ることにしたのだ。その目論見は成功する。
いっぽうハルステッドとリンジーは相変わらず特捜メンバーやボイトに内緒で交際を続けていたが、ハルステッドはボイトに隠し事をするのが落ち着かない様子。奇しくもボイトはハルステッドに心なしか強めの当たりで接するようになっており、いつもならリンジーとタッグを組むのはハルステッドなのに、今回はオリンスキーと組むことになる。何か不穏なものを感じるハルステッド。
リンジーとオリンスキーは消息を絶った刑事 リック・マニングの身辺を調査、彼の家で不審な大金がカバンに詰め込まれているのを発見する。
聞き込みによればリックはどうやら”浮気”していたらしいのだが…特捜はマニングがカルテルから金を盗んで殺されたか誘拐されたのだろうと考える。
いっぽうアントニオはクーパーの紹介でカルテルの重鎮・テリーとヴィンスの元へと案内され、薬品工場から薬を盗み出す仕事を請け負う。
アントニオはクーパーたちと工場に押し入るが、そこには既に特捜のメンバーが待機していた。特捜はアントニオたちに薬をわざと盗ませ潜入捜査が上手く運ぶよう取り計らう。
盗みの成功で株をあげたアントニオは組織への加入を認められ、忠誠心のテストとして「裏切り者殺し」を任される。
特捜ではジンの死後(S1ラスト)、長らく技術担当者が不在だったがその後任にハルステッドの従軍時代の同僚のクレイグ・”マウス”・ガーウィッツが迎えられる。
マウスの卓越したIT技術からマニングが”浮気”していたらしい女性が特定される。
「裏切り者」の監禁場所につれていかれるアントニオ、そこにいたのは拘束されたマニングだった。
マニングはヴィンスの金を盗んだと疑われていたのだが、彼はそんなことはしていないと否定。さらに命惜しさに自分が潜入捜査官であると自白するも、ヴィンス達は苦し紛れの嘘だと信じなかった。
アントニオはマニングを殺すまいと時間稼ぎをするがヴィンスに怪しまれ銃を向けられる。そこへ特捜が突入。ヴィンスはためらわずボイトに発砲。腕に命中しボイトは悶絶。銃撃戦に発展する。
アントニオは銃撃戦の最中ヴィンスを刺殺し事件は終結。最後までアントニオを信用していたクーパーだけが彼に失望の目を向ける。
クーパーは証言の代わりに減刑を約束されるが、アントニオの裏切りを許せず「あんた(ルゼック)に話す」とアントニオの顔も見ようとはしなかった。
マニングはなんとか命をとりとめたが、彼が金を着服しようとしたという疑いは晴れていなかった。(おそらく浮気相手の女性からの証言があったのだろう…)
キムとローマンはあるアパートに招集される。州の法律を逆手にとって不法占拠を決め込む男の対応に追われる。その男・フリードマンは、ローマンがかつて勤務していた区画でも有名な要注意人物であり、警官の一挙一動に難癖をつけてふたりを煙に巻こうとする。
ローマンはたまたま署に来ていた消防署のマウチの協力を得て、フリードマンの部屋の立ち入り調査をでっちあげる。部屋に入ると壁に不自然な補修跡が認められ、マウチが壁を引き剥がすと中からビニール詰めの女性の遺体が発見されフリードマンは逮捕される。
ハルステッドは針のむしろに耐えかね、リンジーとの交際のことをボイトに打ち明けようとするのだが、リンジーは「そんなに簡単なことじゃない」と彼を止める。なにか複雑な事情を感じ取ったハルステッドは彼女の希望通り打ち明けることを辞める。
リンジーは仕事の後、モリーズにやってきてドーソンに悩みを打ち明ける(奇しくもドーソンも職場恋愛に悩んでいたからだろう。。)
見どころ:
スピンオフ元の「シカゴファイア」からマウチが客演。トルーディをクルースのZUMBA教室に誘う(「シカゴファイア」S3EP7~8参照)。
クレイグ・”マウス”・ガーウィッツ役にはドラマ「エンパイア」などに出演しているサミュエル・ハント(Samuel Hunt)が客演。マウスはスピンオフ元の「シカゴファイア」にも今後登場します。
フリードマン役にはドラマ「Dr.HOUSE」や「ジーニアス」に出演していた[actor][name]ピーター・ジェイコブソン[nname]([altname]Peter Jacobson[aaltname])[sameus urls=”http://www.imdb.com/name/nm0414772/”][image urls=”https://motetai.club/wdps/wp-content/uploads/2017/05/1500095461.jpg”][aactor]が客演。
第17話 「本当の名前」(原題:Say Her Real Name)
あらすじ&ネタバレ
特捜のメンバーたちはシカゴで開かれる貿易会議に備えて、街中の講義グループに潜入調査を行っていた。
ルゼックは環境保護を訴える過激派団体に潜入し、そこでシエラという女性メンバーに気に入られてしまう。ある日、シエラから助けを求めるメッセージが電話に届きルゼックとオリンスキーは彼女の滞在先のホテルへとやってくる。
ふたりが到着すると間もなく、ホテルの上から道路に止まっていた車の上に下着姿の女性が落ちてくる。女性はシエラ、即死だった。
ルゼックはホテルを封鎖しシエラが落ちてきたらしい部屋を捜査。そこには会議に出席予定のアルゼンチンの高官 ファビアン・ソーサが泊まっていた。ルゼックは捜査しようとするがFBI捜査官がやってきてルゼックをホテルの外に追いやってしまう。
捜査に協力しようとしないFBIに憤慨するルゼックをなだめ、ボイトは一時その場を収める。
特捜班はシエラが会議に集まる高官目当てのコールガールだったのではと考えたが、身近に接していたルゼックは彼女がそういうタイプには思えなかった。
キムはルゼックが潜入中にシエラと親密だったのかと誤解し、不安になる。が、ローマンはふたりには何もなかっただろうと慰める。
特捜班は街のコールガールに聞き込みをする。するとシエラが慣れていない様子で客引きをし、ファビアンに声をかけられていたとの証言を得る。
リンジーはインターポールからの情報を得る、それによればファビアンはコールガールを買うことで有名な女好きらしかった。各国で問題を起こしていたが、外交特権を利用しすべてをもみ消しているという。ファビアンに手出し出来ないことにルゼックは憤慨する。
ボイトは強行捜査に乗り出す。移動中のファビアンの車を急襲する特捜班。銃を突きつけ護衛達をひれ伏せさせると、ファビアンを無理やり車から降ろしカーマインの店に連れて行き尋問を始める。
新たに特捜に入ったマウスはファビアンの携帯を解析する。そこにはファビアンのことを脅す内容のメールと、彼がシエラとベッドに入っている動画が残されていた。動かぬ証拠の動画を突きつけられたファビアンは大人しくシエラを買ったことを認めるが、彼女を殺したことは否定する。
ファビアンは動画の存在を隠蔽する代わりに、ボイトに拉致されたことも不問にするよう約束する。
マウスはファビアンのもとに送られたメールの送信主 メイソン・ルドウスキを特定。彼はルゼックが潜入していた過激派団体の先導者だった。
ルドウスキは団体のメンバー達にデモを支持する。特捜はデモ行列の中から闘争しようとするルドウスキを見つけ捕らえる。しかしルドウスキは犯人ではないらしかった。
特捜はファヴィアンに届いた脅迫メールに応じるフリをして要求された金を指定の場所へと運ぶ。
犯人が金を受け取りに来たところを特捜が取り押さえる。犯人はルドウスキの団体の腹心・ポープだった。彼はシエラをダシに使いファヴィアンをハメようと思ったが、現場で揉めて足を滑らせ落ちたのだという。ポープの証言ではその計画を企てたのはシエラ本人だという。
ポープの証言が信じられないルゼックはボイトさながらの脅しを披露。するとポープは証言を翻し自分が突き落としたことを認める。
いっぽうシカゴ署にはハルステッドの兄・ウィルから呼び出しの連絡が入る。ウィルは仕事をクビになりシカゴに戻ってきていた。
しばらくのあいだハルステッドの家に厄介になることになったウィルだが、ある日ハルステッドが帰宅するとウィルは顔に青あざを作っていた。ウィルは「実はお前にまだ話していないことがあるんだ…」と語りだす。。。
見どころ:
ウィル役にはドラマ「シェイムレス」や「ニュースルーム」に出演していたニック・ゲールフース(Nick Gehlfuss)が客演。ウィルはスピンオフもとである「シカゴシリーズ」の「シカゴファイア」や「シカゴメッド」にも出演しています。
第18話 「信頼」(原題:Get Back to Even)
あらすじ&ネタバレ
吹雪の夜、ギャング絡みと思われるトラック襲撃事件が起きる。トラックの運転手は見当たらず、襲った側のギャング2名の遺体が見つかる。トラックの荷台には料理用のソースの中に袋詰された大量の麻薬が隠されていた。
殺されたギャングの男はギャングの新入りらしく、自宅を捜索すると一緒に暮らしていた幼い妹と、部屋からはボイトの名刺が見つかる。
ハルステッドとリンジーはボイトの関与を疑うがボイトは否定する。ボイトは殺された男と一緒に行動していたらしいチャールズ・グレイという男が怪しいと睨むのだが。。。
ボイトは懇意にしていた弁護士のミッチェル・ポストに会いに行く。ポストは問題児の更生に関わっており、担当であったチャールズに「困ったことがあれば相談しろ」とボイトの名刺を渡していたらしいのだ。
ボイトは殺された男たちに見覚えはないかと訪ねるがポストには心当たりはないという。ポストの言葉を信用したボイトはチャールズは事件には無関係だと断定。しかしその理由を説明しないことにハルステッドとリンジーは疑問を抱く。
マウスの協力を得てギャングの取引場所を割り出した特捜メンバーは現場に向かう。工場から出てきたギャングメンバーらしき少年を取り押さえ工場の中に入るが、少年たちは慌てて外に出ようとする。直後工場の中から出火、ドアは自動ロックされ、少年たちとともに特捜メンバーは中に閉じ込められてしまった。
ハルステッドは通気口から外へ飛び出し施錠を解除、なんとか大事を逃れる。
少年たちの証言によれば、殺されたギャングの男たちは取引場所で待機するはずだったが、何故か彼らは持ち場を離れトラックのそばで死んでいた。
どうやら別の組織と手を組んでギャングを裏切り、麻薬を奪う算段だったらしい。
ハルステッドは焦って行動し危険を招いたことをボイトに謝罪。するとボイトはチャールズが自身の情報屋の息子だと明かす。ハルステッドは「知り合いの息子だから信用するのか?」と問うがボイトは「オレは信用する」と断言する。
チャールズが大型トラックの免許を持っていたことから、ギャングに脅されて逃走用のトラック運転手として駆り出されたのだろうと考える。
ハルステッドはボイトの独断に納得が行かない様子だがリンジーに諭され、なんとか折り合いを付けようとする。
オリンスキーとアントニオはトラックの運転手の家を捜索、すると庭のシェルターの中に身を隠していた運転手を発見する。
運転手は金欲しさにギャングの取引に加担して麻薬の運送を請け負っていたらしいのだが、今回の取引にはメキシコ人の用心棒が着いてきたらしくその男がギャング2名を射殺したのだという。
運転手の話によればその用心棒はチャールズのことも依然置い続けているという。
トルーディは殺された男の妹の面倒をみていたが、幼い彼女にはヤク中の叔母しか身寄りが残されていなかった。そんな人物に幼い少女を引き渡すことを躊躇したトルーディは少女を叔母から取り上げ、児童福祉施設へと通報する。
特捜班のジムとして働いていたナディアは警官を目指し勉強していたが、遂にトルーディーのお許しが降りてキムとローマンと一緒にパトロールに出ることを許される。キムとローマンはナディアをパトカーに残して、通報のあった家にかけつける。すると家の中には拘束された住人の姿があった。
いっぽうで家の裏口から覆面の男たちが逃げ出すのを目撃したナディアは独断でパトカーを走らせ犯人たちを牽制する。しかしそれは逆効果、犯人たちはパトカーに向けて発砲。
騒ぎを聞きつけたキムたちが駆けつけ犯人は拘束され、ナディアもなんとか無事だったが独断の行動で問題を起こしたことでナディアは署長直々にお咎めを受けることになってしまう。。。
ナディアは署長に怒鳴られたことでショックを受け落ち込むが、リンジーは彼女の勇気ある行動を賞賛する。リンジーの励ましを受けたナディアは「シカゴ警察の警官になりたい」と意志を固める。
チャールズが用心棒に追われて命を狙われていること、さらにハルステッドはチャールズがギャングに正式に加入していたらしい証拠もみつけ、ボイトはポストの証言が嘘だったのでは?と疑い始める。ポストによればチャールズは更生したらしかったが、どうやらチャールズは更生などしていなかったのだ。
ボイトはポストが正直に離そうとしないことに腹を立て恫喝する。
するとポストは負傷したチャールズを匿っていることを告白する。ボイトはハルステッドに頼んで医者で彼の兄であるウィルを呼びつけ内密に手当させる。
チャールズは母親を人質にとられ無理やりギャングの仕事をさせられたと証言。
ポストの家で治療が行われるなか、チャールズを追ってきた用心棒たちが急襲してくる。
ウィルはチャールズをつれて地下室に逃げ込み、ボイトとハルステッドは用心棒達を応戦する。用心棒はウィル達の隠れた地下室に逃げ込むが追ってきたボイトによって撃ち殺される。
ボイトはチャールズがやり直せるだけの金を彼に託す。そこまでしてくれる事を不思議におもうチャールズだがボイトはそれには答えなかった。
第19話 「6人の犠牲者」(原題:The Three Gs)
あらすじ&ネタバレ
オリンスキーの娘・レクシーは大学へいかず彼氏のバンドにくっついてツアーをしたいと言い出す。オリンスキーはリンジーを伴って彼女を説得しようとするのだがうまくいかない。リンジーは彼女の好きにさせるべきだと促すのだが。。。
リンジーはオリンスキーを納得させようと、マウスに頼んでレクシーの彼氏の素性調査を依頼することに。
ふたりは警察無線で付近の工場跡に呼び出される。現場ではヒドイ腐臭が立ち込めており、鍵を壊して突入すると中で複数のアジア人女性が鎖につながれたまま死亡していた。
どれも若い女性であり、オリンスキーはその姿をみて絶句してしまう。いっぽうで現場近くから立ち去る不信なアジア人を目撃。お輪スキーが声をかけると男はマシンガンを取り出し乱射。オリンスキーは負傷した通行人を庇いながら応戦するが、男は車で走り去ってしまう。
キムとローマンも現場に招集されるが、現場脇の店の中では流れ弾にあたった子供が重体。ローマンはパトカーに乗せて病院に搬送しようとするが、負傷者をパトカーにのせることは警察の規則違反にあたる。責任問題に鳴ることを恐れた他の警官たちは子供をのせるな!と保身に走るが、ローマンはそんな警官たちを拳で一蹴。有無を言わさず子供をパトカーにのせる。
ローマンのおかげで病院に運ばれた子供は一命を取り留めるが、殴り倒された警官はローマンを告訴すると言い始め、署長はローマンを停職にしてしまう。
事態に怒ったキムは告訴を起こした警官の食事時を訪ねて、訴えを取り下げるよう求めるが門前払いされてしまう。
鎖につながれていた女性たちは飢えと脱水によって全員死亡していた。顔に傷を追っているものもいたことから、鎖につながれながらも少ない水を求めて争った様子。
ボイトが現場にやってくると、アジア人の男性が「中に入れてほしい」とやってくる。男性には娘がおり、遺体の中にその姿を発見して泣き崩れる。男は娘をアメリカに入国させるため「デニス・リー」というマフィアに密入国を依頼したが、追加で金を請求され、払うことが出来ず連絡が途絶えてしまったという。
デニス・リーには大量の余罪があり、密輸や密入国斡旋を主動する大物犯罪者であった。現場から逃走した男はデニスの甥 エディ・カオらしい。
特捜班はカオの潜伏先である偽ブランド品工場を急襲。ボイトとオリンスキーは薬でハイになっていたカオを捕まえ、縫製用のミシンでカオの手を縫い上げると脅す。カオは叔父からの指示で女性たちを監禁したことを白状。更に叔父が近く武器の密輸取引を予定していることを明かす。
特捜班は取引を予定している場所に張り込む。現場に現れた車を包囲するもどれも取引相手の車でデニスの姿はなかった。取引予定とされてた武器が入っているはずのコンテナはからっぽ、取引相手のジェシー・コンは「デニスにハメられたんだ」と訴える。
ボイトはハメられたと訴えるジェシー・コンに「デニスを探せ」「見つけたら今回の件は見逃す」と取引を持ちかける。
そんななか書には被害者女性たちの親達が情報強力したいと集まってくる。親たちの涙ながらの訴えを聴いたオリンスキーはやるせない思いにかられる。
その夜、オリンスキーはガレージをひっくり返し始める。彼の様子のおかしさを心配した妻のメレディスはボイトを呼び出し、話すように依頼する。
オリンスキーはガレージにしまいこんでいた過去の捜査資料を探していた。かつてデニスの捜査をした際に彼の愛人に関する情報があったことを思い出したからだ。被害者の親たちの懇願を目の当たりにしたオリンスキーは何が何でもデニスを逮捕したいという思いにかられていたのだ。かつでの事件でもデニスを取り逃がしていたオリンスキーは被害者女性たちに対しても自責の念を感じていたのだ。
それを知ったボイトは一緒になって資料探しに明け暮れる。
オリンスキーは件の愛人・アナの情報を見つけ出し、マウスが現在の居場所を特定する。アントニオとオリンスキーは彼女の家を急襲し、彼女の家でデニスのパスポートを発見する。悪びれもしないアナを冷ややかに尋問するオリンスキー。
彼女の通話履歴から武器の密売相手らしき人物を特定した特捜班は現場に急行する。現場は有名な音楽スタジオ、そこのエンジニアの男が取引相手だった。男は取引についてしらばっくれる。
いっぽうでマウスはジェシー・コンの車に取り付けた監視カメラから彼らがデニスを見つけたらしいことを察知する。
ボイト達はジェシーの跡を追うが、現場ではすでにジェシーとデニスが銃撃戦を始めてしまっていた。
特捜班はジェシーとデニスを確保、オリンスキーはデニスを物陰に連れて行って跪かせ額に銃を突きつける。ルゼックはオリンスキーが私刑に走ろうとするのを止めなかったが、ボイトはオリンスキーを静かになだめ銃を降ろさせる。
特捜班の事務係をしていたナディアは警官への昇級試験を受けることになり緊張を隠せないが、そんな様子を見かねたトルーディが試験パスのためのアドバイスをしてなんとか合格する。
ボイトはローマンを訴えた警官を自分のオフィスに呼びつけ「(殴られて折れた)歯の治療費は持ってやる」とひとこと。警官は起訴を取り下げる気はないと伝えるが、ボイトの一歩も引かない睨みに気圧される。さらに「歯だけじゃ済まなくなるぞ」とおどされるとすごすごと立ち去っていった。
リンジーはレクシーの彼氏の身元調査が問題なかったことをオリンスキーに伝える。が、彼は事件が解決したにも関わらず心が貼れないままだった。
しかしオリンスキーはレクシーの彼氏を認め、彼を家の夕食に招くのだった。
見どころ:
ジェシー・コンを役には日韓ハーフの俳優さんブライアン・ティー(Brian Tee)が客演。ドラマ、映画ともに出演作多数で、「シカゴシリーズ」ではドクター・イーサン役で「シカゴファイア」「シカゴメッド」にも出演しています。このイーサンは「シカゴ P.D.」の後続シーズンにも登場しますが、ジェシー・コンとはまったくの別人の設定です。
アナ役にはドラマ「ブラインドスポット」「クワンティコ FBIアカデミーの真実」などに出演していたリー・ジュン・リー(Li Jun Li)が客演。彼女も別人の役柄で「シカゴファイア」「シカゴ P.D.」の後続シーズンに出演しています。
第20話 「手術着の男」(原題:The Number of Rats)
あらすじ&ネタバレ
※「シカゴ P.D.」と「ロー・アンド・オーダー 性犯罪特捜班」とのクロスオーバーエピソード。「シカゴ・ファイア」S3EP21から引き継ぐカタチで物語が描かれる。
ボイトとNY署のオリヴィアは重症を負ったレイプ被害者に聴取を行う。被害者女性・ヴィクトリアはシカゴ医療センターの看護師で、ハルステッドの兄・ウィルとも顔見知りだった。
ヴィクトリアは犯人の顔は見ておらず、聴取の最中に急変し有力な情報は得られないまま息を引き取ってしまう。
オリヴィアによればNY署で追っていた10年前の連続レイプ殺人の再来らしく、すでに3人の犠牲者が出ていた。
特捜班とNY署は合同で捜査をすることになり、NY署のアマーロ、フィンもシカゴへと招集される。
ハルステッドはシカゴ51分署のケーシーの協力を得て、火事現場の再調査に当たる。リンジーは現場から、犯人が被害者の爪に塗ったらしい「緑のマニキュア」を発見。
いっぽうオリヴィアの部下は調査をすすめる中で、過去の被害女性の交遊関係の中にハルステッドの兄・ウィルの名前が上がったことを知らせる。
オフィヴィアはそのことをハルステッドには伏せたままに、ボイトにウィルの件を報告し聴取したい旨を伝える。奇しくもウィルがシカゴにやってきたタイミングで事件が再発したからだ。
シカゴ書ではオリヴィアとボイトがハルステッドに事情は明かさないままウィルを呼びつける。
ハルステッドはふたりの様子のおかしさに気づき事情聴取に参加したがる。ウィルの事情聴取が始めるとオリヴィアは過去のレイプ事件の被害者の写真を取り出す。ウィルは知り合いであることを認めるが、ハルステッドは疑いをかけられていることに憤慨する。
ウィルは「自分は犯人じゃない」と訴えむしろ聴取に協力したがるが、ハルステッドは「弁護士が来るまで喋るな」とわめきたて聴取を無理やり終了させてしまう。
オリヴィアは一時的にNYに戻ることになり、ハルステッドとの仲をこじらせたことをボイトに謝罪する。
アントニオとアマーロは警察のホットラインに寄せられた情報を元に、不審な「手術着の男」に声をかけられたという女性を見つける。
マウスは女性の証言から、現場から逃走したと思われるワゴン車を特定。キムとローマンがその車の足取りを追う。すると現場に手術着を着た男が現れる。二人が話を聴くと明らかに男の言動がおかしく、警察へ連行する。
疑惑の男 グレッグ・イエーツは聴取に半笑いで答える。決定的な証拠はみつからずイエーツは釈放されてしまう。
ボイトはイエーツが犯人だと睨み、彼を逮捕するためにあらゆる手続きをぬかりなく進めるよう指示を出す。さらにウィルへの容疑が晴れたことを告げると、イエーツはかつてウィルの上司だったことが判明。女性に対して執拗に執着する性格だったことが明らかになる。
そんななかイエーツからリンジーを名指しで電話がかかってくる。イエーツはリンジーを公園に呼び出し、特捜班はその誘いに乗って捕獲を狙う。
待ち合わせ場所の公園にはイエーツがやってくる。イエーツは監視を恐れてリンジーを別の場所に移動させる、呼び出した理由には答えずイエーツは講釈をたれ始める。リンジーは物怖じせず彼を挑発するが、異変に気づいたのかイエーツは何もせずにその場を去って行ってしまう。
すると同じ時刻、51分署のウォレスから電話がかかってくる。例の事件と同じく放火事件が発生、現場からはまたもや女性被害者の遺体と「緑のマニキュア」が見つかる。
特捜班は、何らかの方法でイエーツが遠隔で放火し、同時にリンジーと会うことで「アリバイづくり」に協力させられたのだと睨む。
イエーツのアパートを急襲することにしたボイト、アマーロとフィンに「一緒に来るなら俺のやり方に従え」と忠告する。アパートを急襲すると地下室から緑色のマニキュアだけが発見され、イエーツは逃げた跡だった。
そのころ、特捜班でジムをしていたナディアは車を降りたところをイエーツに襲われてしまう。気を失ったナディアを車に乗せてイエーツは連れ去ってしまうのだが。。。
見どころ:
今回のエピソードの続きは「ロー・アンド・オーダー 性犯罪特捜班」のシーズン16第20話に引き継がれる。
ドラマ「LAW & ORDER:性犯罪特捜班」からオリビア・ベンソン、オダフィン・チュツォーラ、ニック・アマーロの3名が客演。演じているのはマリシュカ・ハージティ(Mariska Hargitay)、アイス-T(Ice-T)、ダニー・ピノ(Danny Pino)。
イエーツ役を演じていたのはダラス・ロバーツ(Dallas Roberts)。ドラマ「アメリカン・クライム」「ウォーキング・デッド」「グッド・ワイフ」などの人気作にも多数客演、「ロー・アンド・オーダー 性犯罪特捜班」では今回演じたイエーツ役で複数話出演しています。
イエーツに連れ去られてしまったナディア…嫌な予感しかしないんだけど。。。
第21話 「追悼」(原題:There’s My Girl)
あらすじ&ネタバレ
※第20話「手術着の男」は「ロー・アンド・オーダー 性犯罪特捜班」シーズン16第20話に引き継がれ、その後が描かれる。
イエーツによって殺されてしまったナディア。リンジーは彼女を失ったことにショックを受けていた。トルーディも柄にもなくナディアを失ったことに涙を見せる。
特捜班のメンバーはナディアの遺品整理を始める。ハルステッドはリンジーを気遣うのだが誰の目から見てもリンジーの動揺っぷりは明らかだった。
特捜班は街で起きた爆発現場に呼び出される。とあるカフェが爆破され負傷者が多数出ていた。
現場近くでは何かを訴えたげな少女・イザベラがハルステッドに話しかけるが、母親に制止され何も聞き出すことはできなかった。事件性が高いため証言すれば娘の身が危険にさらされると心配してのことだった。それでも気がかりなハルステッドは母親に詰め寄るが聴取の機会すら得られなかった。
トルーディは亡くなったナディアに名誉勲章を授ける旨の嘆願をだすが、上層部はそれを却下。その決定に激怒したトルーディをなだめるキム。
まだ警官でなかったが故にナディアの勲章は却下されたのだが、怒りのトルーディは上層部に直訴する。しかしそれでも却下の決定は覆らなかった。
聴取の結果、カフェには度々「ケートリック」という地元のギャングが「用心棒代」と称したショバ代をせびっていたという。
ルゼックとリンジーはケートリックを連行し聴取するが、彼は「ショバ代を拒否されたからといって殺人まではしない」と否認する。
ボイトもリンジーの様子のおかしさを心配するが、リンジーは強がるが「抱え込むなよ」と声をかける。
ハルステッドはイザベラの安否を気遣う母親を説得するため、彼女の転校先を工面し母親を説得、イザベラに話を聞く。すると爆破の直前に「あごひげの白人」を見たと証言する。
イザベラの証言から怪しい人物 サム・カーデンが浮上する。特捜はカーデンを逮捕しに向かうが、カーデンは車で逃走。カーチェイスの末に逮捕される。
特捜の考えでは、爆破されたビルのオーナーが地代の高騰を理由に入居者を立ち退かせるため、爆破事件を自作自演。カーデンにそれを実行させたのだと推測していた。それを問いただそうとしたボイトだったが、尋問室から少しの間離れている間にカーデンは自殺してしまっていた。尋問室から目を話したアトウォーターは責任を問われそうになる。
特捜は地主の犯行を疑っていたが、マウスが調査した結果カフェのオーナー・メイソンが何度も名前を変えて過去に保険金殺人を企てていたことが明らかになる。
今回も同じことを繰り返し、妻が爆破で死んで保険金が入っていた。ボイトはいつもどおり「不正な」尋問を行い、メイソンは自白する。
ボイトはアトウォーターの責任を問い、内部調査が終わるまで彼を一時的に制服警官に戻す決定を下す。アトウォーターはローマンと組むことに成り、その間キムが一時的に特捜に迎えられることとなる。
いっぽうでボイトはトルーディの憤りをうけて、却下命令を下したバームガードーナーに掛け合う。彼の過去の不正を握っていたボイトはその資料を持ち出しバームガードナーを脅す。
まんまとナディアの慰霊許可を得たボイト。トルーディも感謝する。
ボイトとトルーディの尽力のお陰でナディアの名前はシカゴ署の慰霊碑に刻まれることなり、正式にシカゴ署の警官として迎えられる決定がくだされた。
しかしリンジーはナディアが警官になろうとした肩を押したことが、彼女を死に追いやったのだと思い込み自責の念にかられるのだった。。。
見どころ:
第20話のお話はそのまま「ローアンドオーダー」に繋がれたため、ナディアが亡くなったくだりは「シカゴ P.D.」では放送されていません。(イエーツに連れ去られたナディアは殺されたあと浜辺に捨てられているのが発見される)。
スピンオフ元の「シカゴファイア」よりクルース役のジョー・ミノーゾ(Joe Minoso)が客演。
マウスが髪を切ってサッパリしてる!!笑
第22話 「苦悩」(原題:Push the Pain Away)
Coming soon …
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