【海外ドラマ】シカゴ P.D. シーズン2 全23話 ネタバレ&まとめ レビュー

シカゴ P.D. シーズン2

第19話 「6人の犠牲者」(原題:The Three Gs)

シカゴ P.D. シーズン2 シカゴ P.D. シーズン2

あらすじ&ネタバレ

オリンスキーの娘・レクシーは大学へいかず彼氏のバンドにくっついてツアーをしたいと言い出す。オリンスキーはリンジーを伴って彼女を説得しようとするのだがうまくいかない。リンジーは彼女の好きにさせるべきだと促すのだが。。。
リンジーはオリンスキーを納得させようと、マウスに頼んでレクシーの彼氏の素性調査を依頼することに。

ふたりは警察無線で付近の工場跡に呼び出される。現場ではヒドイ腐臭が立ち込めており、鍵を壊して突入すると中で複数のアジア人女性が鎖につながれたまま死亡していた。
どれも若い女性であり、オリンスキーはその姿をみて絶句してしまう。いっぽうで現場近くから立ち去る不信なアジア人を目撃。お輪スキーが声をかけると男はマシンガンを取り出し乱射。オリンスキーは負傷した通行人を庇いながら応戦するが、男は車で走り去ってしまう。

キムとローマンも現場に招集されるが、現場脇の店の中では流れ弾にあたった子供が重体。ローマンはパトカーに乗せて病院に搬送しようとするが、負傷者をパトカーにのせることは警察の規則違反にあたる。責任問題に鳴ることを恐れた他の警官たちは子供をのせるな!と保身に走るが、ローマンはそんな警官たちを拳で一蹴。有無を言わさず子供をパトカーにのせる。

ローマンのおかげで病院に運ばれた子供は一命を取り留めるが、殴り倒された警官はローマンを告訴すると言い始め、署長はローマンを停職にしてしまう。
事態に怒ったキムは告訴を起こした警官の食事時を訪ねて、訴えを取り下げるよう求めるが門前払いされてしまう。

鎖につながれていた女性たちは飢えと脱水によって全員死亡していた。顔に傷を追っているものもいたことから、鎖につながれながらも少ない水を求めて争った様子。
ボイトが現場にやってくると、アジア人の男性が「中に入れてほしい」とやってくる。男性には娘がおり、遺体の中にその姿を発見して泣き崩れる。男は娘をアメリカに入国させるため「デニス・リー」というマフィアに密入国を依頼したが、追加で金を請求され、払うことが出来ず連絡が途絶えてしまったという。

デニス・リーには大量の余罪があり、密輸や密入国斡旋を主動する大物犯罪者であった。現場から逃走した男はデニスの甥 エディ・カオらしい。
特捜班はカオの潜伏先である偽ブランド品工場を急襲。ボイトとオリンスキーは薬でハイになっていたカオを捕まえ、縫製用のミシンでカオの手を縫い上げると脅す。カオは叔父からの指示で女性たちを監禁したことを白状。更に叔父が近く武器の密輸取引を予定していることを明かす。

特捜班は取引を予定している場所に張り込む。現場に現れた車を包囲するもどれも取引相手の車でデニスの姿はなかった。取引予定とされてた武器が入っているはずのコンテナはからっぽ、取引相手のジェシー・コンは「デニスにハメられたんだ」と訴える。
ボイトはハメられたと訴えるジェシー・コンに「デニスを探せ」「見つけたら今回の件は見逃す」と取引を持ちかける。

そんななか書には被害者女性たちの親達が情報強力したいと集まってくる。親たちの涙ながらの訴えを聴いたオリンスキーはやるせない思いにかられる。

その夜、オリンスキーはガレージをひっくり返し始める。彼の様子のおかしさを心配した妻のメレディスはボイトを呼び出し、話すように依頼する。
オリンスキーはガレージにしまいこんでいた過去の捜査資料を探していた。かつてデニスの捜査をした際に彼の愛人に関する情報があったことを思い出したからだ。被害者の親たちの懇願を目の当たりにしたオリンスキーは何が何でもデニスを逮捕したいという思いにかられていたのだ。かつでの事件でもデニスを取り逃がしていたオリンスキーは被害者女性たちに対しても自責の念を感じていたのだ。
それを知ったボイトは一緒になって資料探しに明け暮れる。

オリンスキーは件の愛人・アナの情報を見つけ出し、マウスが現在の居場所を特定する。アントニオとオリンスキーは彼女の家を急襲し、彼女の家でデニスのパスポートを発見する。悪びれもしないアナを冷ややかに尋問するオリンスキー。
彼女の通話履歴から武器の密売相手らしき人物を特定した特捜班は現場に急行する。現場は有名な音楽スタジオ、そこのエンジニアの男が取引相手だった。男は取引についてしらばっくれる。
いっぽうでマウスはジェシー・コンの車に取り付けた監視カメラから彼らがデニスを見つけたらしいことを察知する。

ボイト達はジェシーの跡を追うが、現場ではすでにジェシーとデニスが銃撃戦を始めてしまっていた。
特捜班はジェシーとデニスを確保、オリンスキーはデニスを物陰に連れて行って跪かせ額に銃を突きつける。ルゼックはオリンスキーが私刑に走ろうとするのを止めなかったが、ボイトはオリンスキーを静かになだめ銃を降ろさせる。

特捜班の事務係をしていたナディアは警官への昇級試験を受けることになり緊張を隠せないが、そんな様子を見かねたトルーディが試験パスのためのアドバイスをしてなんとか合格する。

ボイトはローマンを訴えた警官を自分のオフィスに呼びつけ「(殴られて折れた)歯の治療費は持ってやる」とひとこと。警官は起訴を取り下げる気はないと伝えるが、ボイトの一歩も引かない睨みに気圧される。さらに「歯だけじゃ済まなくなるぞ」とおどされるとすごすごと立ち去っていった。

リンジーはレクシーの彼氏の身元調査が問題なかったことをオリンスキーに伝える。が、彼は事件が解決したにも関わらず心が貼れないままだった。
しかしオリンスキーはレクシーの彼氏を認め、彼を家の夕食に招くのだった。

見どころ:

ジェシー・コンを役には日韓ハーフの俳優さんブライアン・ティー(Brian Tee)が客演。ドラマ、映画ともに出演作多数で、「シカゴシリーズ」ではドクター・イーサン役で「シカゴファイア」「シカゴメッド」にも出演しています。このイーサンは「シカゴ P.D.」の後続シーズンにも登場しますが、ジェシー・コンとはまったくの別人の設定です。

ブライアン・ティー(Brian Tee)

アナ役にはドラマ「ブラインドスポット」「クワンティコ FBIアカデミーの真実」などに出演していたリー・ジュン・リー(Li Jun Li)が客演。彼女も別人の役柄で「シカゴファイア」「シカゴ P.D.」の後続シーズンに出演しています。

リー・ジュン・リー(Li Jun Li)

第20話 「手術着の男」(原題:The Number of Rats)

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あらすじ&ネタバレ

※「シカゴ P.D.」と「ロー・アンド・オーダー 性犯罪特捜班」とのクロスオーバーエピソード。「シカゴ・ファイア」S3EP21から引き継ぐカタチで物語が描かれる。

ボイトとNY署のオリヴィアは重症を負ったレイプ被害者に聴取を行う。被害者女性・ヴィクトリアはシカゴ医療センターの看護師で、ハルステッドの兄・ウィルとも顔見知りだった。
ヴィクトリアは犯人の顔は見ておらず、聴取の最中に急変し有力な情報は得られないまま息を引き取ってしまう。

オリヴィアによればNY署で追っていた10年前の連続レイプ殺人の再来らしく、すでに3人の犠牲者が出ていた。
特捜班とNY署は合同で捜査をすることになり、NY署のアマーロ、フィンもシカゴへと招集される。

ハルステッドはシカゴ51分署のケーシーの協力を得て、火事現場の再調査に当たる。リンジーは現場から、犯人が被害者の爪に塗ったらしい「緑のマニキュア」を発見。

いっぽうオリヴィアの部下は調査をすすめる中で、過去の被害女性の交遊関係の中にハルステッドの兄・ウィルの名前が上がったことを知らせる。
オフィヴィアはそのことをハルステッドには伏せたままに、ボイトにウィルの件を報告し聴取したい旨を伝える。奇しくもウィルがシカゴにやってきたタイミングで事件が再発したからだ。

シカゴ書ではオリヴィアとボイトがハルステッドに事情は明かさないままウィルを呼びつける。
ハルステッドはふたりの様子のおかしさに気づき事情聴取に参加したがる。ウィルの事情聴取が始めるとオリヴィアは過去のレイプ事件の被害者の写真を取り出す。ウィルは知り合いであることを認めるが、ハルステッドは疑いをかけられていることに憤慨する。
ウィルは「自分は犯人じゃない」と訴えむしろ聴取に協力したがるが、ハルステッドは「弁護士が来るまで喋るな」とわめきたて聴取を無理やり終了させてしまう。

オリヴィアは一時的にNYに戻ることになり、ハルステッドとの仲をこじらせたことをボイトに謝罪する。

アントニオとアマーロは警察のホットラインに寄せられた情報を元に、不審な「手術着の男」に声をかけられたという女性を見つける。
マウスは女性の証言から、現場から逃走したと思われるワゴン車を特定。キムとローマンがその車の足取りを追う。すると現場に手術着を着た男が現れる。二人が話を聴くと明らかに男の言動がおかしく、警察へ連行する。

疑惑の男 グレッグ・イエーツは聴取に半笑いで答える。決定的な証拠はみつからずイエーツは釈放されてしまう。
ボイトはイエーツが犯人だと睨み、彼を逮捕するためにあらゆる手続きをぬかりなく進めるよう指示を出す。さらにウィルへの容疑が晴れたことを告げると、イエーツはかつてウィルの上司だったことが判明。女性に対して執拗に執着する性格だったことが明らかになる。

そんななかイエーツからリンジーを名指しで電話がかかってくる。イエーツはリンジーを公園に呼び出し、特捜班はその誘いに乗って捕獲を狙う。
待ち合わせ場所の公園にはイエーツがやってくる。イエーツは監視を恐れてリンジーを別の場所に移動させる、呼び出した理由には答えずイエーツは講釈をたれ始める。リンジーは物怖じせず彼を挑発するが、異変に気づいたのかイエーツは何もせずにその場を去って行ってしまう。

すると同じ時刻、51分署のウォレスから電話がかかってくる。例の事件と同じく放火事件が発生、現場からはまたもや女性被害者の遺体と「緑のマニキュア」が見つかる。
特捜班は、何らかの方法でイエーツが遠隔で放火し、同時にリンジーと会うことで「アリバイづくり」に協力させられたのだと睨む。
イエーツのアパートを急襲することにしたボイト、アマーロとフィンに「一緒に来るなら俺のやり方に従え」と忠告する。アパートを急襲すると地下室から緑色のマニキュアだけが発見され、イエーツは逃げた跡だった。

そのころ、特捜班でジムをしていたナディアは車を降りたところをイエーツに襲われてしまう。気を失ったナディアを車に乗せてイエーツは連れ去ってしまうのだが。。。

見どころ:

今回のエピソードの続きは「ロー・アンド・オーダー 性犯罪特捜班」のシーズン16第20話に引き継がれる。

ドラマ「LAW & ORDER:性犯罪特捜班」からオリビア・ベンソン、オダフィン・チュツォーラ、ニック・アマーロの3名が客演。演じているのはマリシュカ・ハージティ(Mariska Hargitay)、アイス-T(Ice-T)ダニー・ピノ(Danny Pino)

マリシュカ・ハージティ(Mariska Hargitay) アイス-T(Ice-T)、ダニー・ピノ(Danny Pino)

イエーツ役を演じていたのはダラス・ロバーツ(Dallas Roberts)。ドラマ「アメリカン・クライム」「ウォーキング・デッド」「グッド・ワイフ」などの人気作にも多数客演、「ロー・アンド・オーダー 性犯罪特捜班」では今回演じたイエーツ役で複数話出演しています。

ダラス・ロバーツ(Dallas Roberts)

イエーツに連れ去られてしまったナディア…嫌な予感しかしないんだけど。。。

第21話 「追悼」(原題:There’s My Girl)

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あらすじ&ネタバレ

※第20話「手術着の男」は「ロー・アンド・オーダー 性犯罪特捜班」シーズン16第20話に引き継がれ、その後が描かれる。

イエーツによって殺されてしまったナディア。リンジーは彼女を失ったことにショックを受けていた。トルーディも柄にもなくナディアを失ったことに涙を見せる。
特捜班のメンバーはナディアの遺品整理を始める。ハルステッドはリンジーを気遣うのだが誰の目から見てもリンジーの動揺っぷりは明らかだった。

特捜班は街で起きた爆発現場に呼び出される。とあるカフェが爆破され負傷者が多数出ていた。
現場近くでは何かを訴えたげな少女・イザベラがハルステッドに話しかけるが、母親に制止され何も聞き出すことはできなかった。事件性が高いため証言すれば娘の身が危険にさらされると心配してのことだった。それでも気がかりなハルステッドは母親に詰め寄るが聴取の機会すら得られなかった。

トルーディは亡くなったナディアに名誉勲章を授ける旨の嘆願をだすが、上層部はそれを却下。その決定に激怒したトルーディをなだめるキム。
まだ警官でなかったが故にナディアの勲章は却下されたのだが、怒りのトルーディは上層部に直訴する。しかしそれでも却下の決定は覆らなかった。

聴取の結果、カフェには度々「ケートリック」という地元のギャングが「用心棒代」と称したショバ代をせびっていたという。
ルゼックとリンジーはケートリックを連行し聴取するが、彼は「ショバ代を拒否されたからといって殺人まではしない」と否認する。

ボイトもリンジーの様子のおかしさを心配するが、リンジーは強がるが「抱え込むなよ」と声をかける。

ハルステッドはイザベラの安否を気遣う母親を説得するため、彼女の転校先を工面し母親を説得、イザベラに話を聞く。すると爆破の直前に「あごひげの白人」を見たと証言する。
イザベラの証言から怪しい人物 サム・カーデンが浮上する。特捜はカーデンを逮捕しに向かうが、カーデンは車で逃走。カーチェイスの末に逮捕される。
特捜の考えでは、爆破されたビルのオーナーが地代の高騰を理由に入居者を立ち退かせるため、爆破事件を自作自演。カーデンにそれを実行させたのだと推測していた。それを問いただそうとしたボイトだったが、尋問室から少しの間離れている間にカーデンは自殺してしまっていた。尋問室から目を話したアトウォーターは責任を問われそうになる。

特捜は地主の犯行を疑っていたが、マウスが調査した結果カフェのオーナー・メイソンが何度も名前を変えて過去に保険金殺人を企てていたことが明らかになる。
今回も同じことを繰り返し、妻が爆破で死んで保険金が入っていた。ボイトはいつもどおり「不正な」尋問を行い、メイソンは自白する。

ボイトはアトウォーターの責任を問い、内部調査が終わるまで彼を一時的に制服警官に戻す決定を下す。アトウォーターはローマンと組むことに成り、その間キムが一時的に特捜に迎えられることとなる。

いっぽうでボイトはトルーディの憤りをうけて、却下命令を下したバームガードーナーに掛け合う。彼の過去の不正を握っていたボイトはその資料を持ち出しバームガードナーを脅す。
まんまとナディアの慰霊許可を得たボイト。トルーディも感謝する。
ボイトとトルーディの尽力のお陰でナディアの名前はシカゴ署の慰霊碑に刻まれることなり、正式にシカゴ署の警官として迎えられる決定がくだされた。

しかしリンジーはナディアが警官になろうとした肩を押したことが、彼女を死に追いやったのだと思い込み自責の念にかられるのだった。。。

見どころ:

第20話のお話はそのまま「ローアンドオーダー」に繋がれたため、ナディアが亡くなったくだりは「シカゴ P.D.」では放送されていません。(イエーツに連れ去られたナディアは殺されたあと浜辺に捨てられているのが発見される)。

シカゴ P.D. シーズン2

スピンオフ元の「シカゴファイア」よりクルース役のジョー・ミノーゾ(Joe Minoso)が客演。

ジョー・ミノーゾ(Joe Minoso)

マウスが髪を切ってサッパリしてる!!笑

シカゴ P.D. シーズン2

第22話 「苦悩」(原題:Push the Pain Away)

Coming soon …

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