今日も音楽レビューをひとつ。シシド・カフカさんの トリドリ です。
東京にいた頃によく聴いいていてライブもいってたんだけど、引っ越してからはなかなか近場にライブツアーで回ってくることもなくてライブ行きたい熱がふつふつしています。
シシドカフカ とは
さいきんはドラマに出演したりバラエティに出演したりと、メディア露出がだいぶ増えたので知ってる方も増えたので説明は不要ですかね。
しいて言うならば元々は女優でもなくモデルでもなく、ミュージシャンです。
女性でドラムを叩きながらボーカルをとる、という日本ではあまりみないスタイルのアーティスト。
女性のドラムボーカルなんて、ひと昔まえにいたルーマニアモンテビデオぐらいしか思いつきません…。
デビュー時から前髪ぱっつんの姫カットが印象的ですね。
モデルばりのスタイルだし、なにより美人さんです。テレビやMVなどでみるとクールな印象なんですが、SNSなんかでみせる笑顔はすごく愛らしくてニヤニヤしてる自分がたまらなくキモチワルイです。。
シシド・カフカさん(@shishido_kavka)が投稿した写真 –
トリドリ 収録全曲レビューしてみる
今聴いてるCDの中では、けっこうお気に入りの音源なので全曲レビューをしてみようと思います。
1、Obertura
軽快なドラムとギターリフで始まるインスト曲。
アルバムオープニングという立ち位置からもSE的な役回りでしょうか。
掛け声的なコーラスとブラス隊の掛け合いが勢いあってカッコいいです。ライブのSEでもこれが流れたら高まりそう。
この曲の尺を伸ばして歌付けてもいいんじゃない?ってぐらいオケがカッコいいなとボクは感じました。
松本晃彦さんという方がでかけているようですが、ブラス系の音はこれ様にレコーディングしたものなのかな…?
2、Get up!
こちらも印象的なギターリフから始まる曲。
ザ・シシドカフカって感じのストレートで軽快、アッパーな展開。ボクはシシドカフカさんの曲ではこの手の路線が大好きなので、イチオシです。
楽曲は蔦谷好位置さん作、先日投稿した女王蜂のレビュー記事で紹介した中村達也さんとバンドされている模様。
歌詞も若干のパンク精神が感じられて、聴いていてスカッとしますね。
※歌詞は特設サイトで公開されています
MVもあがっていたのでリード曲的な扱いなんでしょうか?
3、さようなら あたし
これまた印象的なベースフレーズから始まる楽曲。
うねるベースラインにギターがユニゾンでおっかけてくる。変態的なフレーズだな〜と思っていたら楽曲を手がけたのは、東京事変にも参加していた亀田誠治氏。
リズム的には淡々と進んでいく曲ですがベースがグワングワンうねるので、あっさり聴き流すことなくしっかり耳に残る曲です。
曲タイトルだけで想像する音とはだいぶイメージがちがうかも…?
4、朝までsugar me
ちょっとレトロっぽいポップサウンド。
アナログシンセっぽいラインも入ってくるので尚の事そう感じます。楽曲はソウル・フラワー・ユニオンのキーボード・奥野真哉氏。
歌詞が若干…エロティック…なのかな?意味深な単語が並びます。
こちらもMVが公開されていますが、曲のイメージより若干ダークというか妖艶な色使いなビデオです。
5、crying
このアルバム1発目のバラード曲。
シシドカフカさんの曲の中では闇のある曲なのでしょうが、普段もっと暗い曲を聴いてるからそんなにダークに聴こえないんですよね←
サビ終わりの「I’m still crying in the dark」のあとの余韻の感じがいい感じです。楽曲は織田哲郎さん、言わずと知れた大作家さんですね。
歌詞は影のある恋愛詩でしょうか…恋愛系の歌はあんまりピンとこないボクです。。
ドラム「はぶらし / 女友だち」の主題歌にもなっていたようです。
この動画の後半でちょこっとだけ聴けます。
https://youtu.be/zvAUnRm_jWo?t=26m55s
6、Don’t be love feat. 斉藤和義
曲タイトルのとおり斉藤和義さんとのコラボ楽曲です。
ドラマ「医師たちの恋愛事情」の主題歌にもなっていた模様。昨年出したミニアルバム「K⁵」(Kの累乗)にも収録されていた曲ですが、今回のアルバムにも再収録されたようです。
彼女の叩くドラムにかぶせてビート音がなっているので、一聴すると生音っぽくない仕上がりですがサビで展開すると一気にバンド・サウンドっぽさがでてくる楽曲です。
こちらもダークよりな曲調ですが、哀愁っぽいというか中毒性のあるメロディーラインが印象的です。
収録全曲レビューしてみる(後半)
7、明日を鳴らせ
ボク的に大本命の曲。
アニメ「フェアリーテイル」のOP曲になっていた楽曲で先行配信リリースもされています。
アニメクールの切り替わりでOP曲が切り替わった時に、前情報なしで聴いたのですが「あれ?このイントロアニメっぽくなくてかっこいい…あれ?この声なんか聞き覚えあるぞ…あっ!」って感じで、クレジットをみてシシドカフカさんの楽曲であることを知りました。
こちらもシシドカフカ王道のアッパーソング、イントロのがとにかくカッコいいです。
アニメタイアップの印象が彼女になかったので、意外でした。
さすがエイベックス、移籍の底力をみせてくれますね←
8、Spider trap
強めのトレモロ(ビブラート?)がかかったギターから始まる妖艶な楽曲。
マイナー調進行ですが、暗いというより「妖艶」。全体的にアラビアっぽいとうかラテンぽいっと言うか異国感が前面にだされたアレンジです。
間奏のバイオリンかな?の主旋律がすごくキレイ。こういう曲もやるんだあ〜!って感じで意外性をみせてくれた楽曲でした。
9、ROLLING ROLLING
こちらも軽快なナンバー。
シシドカフカファンなら何となくわかるかもしれませんが、ビール&焼き肉ソングの系譜を受け継ぐ呑ん兵衛ナンバー(笑)
過去にも「100年ビール」や「焼き肉プリンセス」という歌詞がおもしろい楽曲が存在するのですが、その路線の楽曲。決してネタ曲というわけではなく楽曲のサウンドはカッコいいんです。
じっさいに効かなきゃなかなかわかりづらいとは思いますが。。
13曲入りというアルバム構成の中で、いい息抜きになっていると思います。
10、特別な人
タイトルからバラード曲かな?とおもったらこれも割りとアッパーソング。
楽曲を手がけたK.MASAKIさんを存じあげなかったのだけど、調べたらmoumoonというユニットをされてる方?のよう。
moumoonは名前聞いたことあります。
素人耳なので見当違いかもしれませんが、この曲だけドラムの金物がキンキンいってる気がしてちょっと気が散りましたね。。
11、バネのうた feat. 甲本ヒロト
作詞作曲、さらにコーラスにザ・クロマニヨンズの甲本ヒロトが参加しています。
説明なしに聴いても甲本ヒロトっぽい曲だな!て感じますねコレ。
こちらも昨年出したミニアルバム「K⁵」(Kの累乗)にも収録されていました。
シシドカフカっぽさ、とはちょっと違いますがアッパーな感じはやはり彼女に合いますね。
良い意味でアルバムのアクセントになってる気がします。
12、最低な夜のあと
バラード曲。
「アノヒトの笑顔が正解になる」という一節があるので恋愛的な側面もあるのでしょうが、完全な恋愛詩というよりは日々の生活、人間関係、悩みなどの様々な要素を内包して指している歌詞なのかなあ、と感じました。
ポジティブとはいいきれない、けどネガティブで終わってもいない印象ですが、曲自体はマイナーな感じではなくて先に希望が見える闇、といった印象を受ける曲です。
楽曲を手がけているのは大西省吾さん。
シシドカフカさんのツアーのバンマスも努めていらっしゃるようですね。
13、春の約束
アルバムの締めはふたたび亀田誠治氏の楽曲。
タイトルもあいまってすごく春っぽい爽やかさのある疾走ソング。個人的にはじゃっかん「閃光少女」や「透明人間」などの東京事変の亀田曲を彷彿とさせる感じがしました。
それこそ青春系のアニメか清涼飲料水のタイアップとれそうな仕上がり。
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【亀田誠治 FM KAMEDA】シシドカフカさん @shishido_kavka 迎えてココロオドル音楽との出会い<後半>https://t.co/eOUCSXyVB2#jwave #beatplanet pic.twitter.com/sRnx6apqO0— J-WAVE BEAT PLANET (@beatplanet813) April 20, 2016
バラードでしっとりと締めくくるよりは、ちょうどいいアッパー系で締めてくれたほうが好みなので、この曲がエンディングでよかったなと思います。
あとがき
[rating]
Youtubeを漁っていたら、シシドカフカのライブ行きたい欲がつよまってきてしまった。。でも今回のツアーも住んでる近くに来ないんだよなあ…。
ぐあああああ、もうちょっと細かくツアーまわってくれよおお〜…!!
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