【海外ドラマ】ジーニアス 世紀の天才 アインシュタイン 全10話 ネタバレ&まとめ レビュー

ジーニアス:世紀の天才 アインシュタイン 第1話

第1話 “Chapter One”

ジーニアス:世紀の天才 アインシュタイン ジーニアス:世紀の天才 アインシュタイン

あらすじ&ネタバレ

過去(1894年)

ドイツの大学に通う若き日のアルベルトは大学に通いつつも退屈な講義に飽き飽きしていた。もっと本域の学問を学びたいと考えていたが、父親に叱責を受けてしまう。
さらに家族はアルベルトをドイツにひとり残し、イタリアへと移住してしまう。

ひとりでの生活に耐えられなかったアルベルトは勝手に大学を辞めてイタリアの家族の元へと出向く。隣国であるスイスの大学を受験し家から通おうとするのだが、「数学」と「物理」意外の成績がからっきし悪かったアルベルトは入学試験に落ちてしまう。しかし天才的な数学の成績を評価した教師が、個人的な知人であるヨスト・ウィンテラーのもとで学問に取り組むよう勧める。

アルベルトは進められるままスイスの田舎町にあるウィンテラーの家にやっかいになる。そこでウィンテラーの娘・マリーと恋に落ちるアルベルト。ヨストにも気に入られ、マリーと結ばれたアルベルトは、1年後にふたたび試験を受けてスイスの連邦工科大への入学をパスする。

マリーとの別れを惜しみながらチューリッヒに入学したアルベルトは、後に結婚することにもなる秀才のミレヴァ・マリッチと出会う。

現在(1922年)

大学で講義をとっていたアルベルトの元に友人である政治家のヴァルター・ラーテナウが暗殺された、という報が届けられる。
ユダヤ人迫害の風潮が高まっていた時代、アルベルトの妻のエルザは恐怖し移住を考え始める。

それでもアルベルトはドイツに滞在することを選び続け、ラーテナウの死から10年もの月日をドイツで過ごしていた。
しかし街なかでナチス党員のリンチを目の当たりにしたアルベルトはアメリカへの移住を決意。アメリカ大使館へと相談に訪れる。

するとそこでアルベルトは、前妻であるミレヴァ・マリッチの素性と彼女の政治思想について尋問を受けることになってしまうのだが…。

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第2話 “Chapter Two”

ジーニアス 世紀の天才 アインシュタイン 第2話 ジーニアス 世紀の天才 アインシュタイン 第2話

あらすじ&ネタバレ

過去

アルベルトは賢いミレヴァに興味をもつが粗野に扱われてしまう。いっぽうでアルベルトは同じ講義をとっている男子学生ベッソ、グロスマンと親しくなる。

アルベルトは大学に入学してから事あるごとに講師たちに盾突き反感を買っていた。彼の才能を見込んだ講師・ウェーバーだけは彼をかばっていたのだが。。。

まだ女性が学問を学ぶことに閉鎖的な時代、加えて中東系の人種であることと足が不自由であることからミレヴァの進学は危ぶまれてきたが、彼女の科学に向ける熱心さを組んだ父親は彼女を大学へと進学させるにこぎつける。
そのため、ウェーバーはアルベルトがミレヴァにうつつをぬかすことを危惧していた。

アルベルトの熱心なアピールが続きミレヴァは彼に心を開き始めるが、彼にはマリーという婚約者がいたと知りショックを受ける。
とうのアルベルトはマリーとの仲を深め彼女の父・ヨストにも「責任を果たせ」と将来を期待されるが、科学的な話しをすることができないマリーに、アルベルトは不足感を抱き始めていた。そんななかアルベルトはミレヴァにアピールをつづけるが、彼にフィアンセがいることをしったミレヴァは「弄ばれている」と感じ彼を突き放そうとする。

ミレヴァはアルベルトと距離を置くためドイツの大学に聴講しにやってくるが、そこで学んだ興味深い科学の話を、どうしても彼と交わしたくなり手紙をしたためる。彼女の手紙に触発されたアルベルトはまたも講義で問題を起こし、ついにウェーバーに見放されてしまう。

スイスよりも保守的であったドイツでは女性であることが学問の妨げになるということを肌で感じだミレヴァはスイスへと戻ってくる。アルベルトはマリーを捨てミレヴァとの関係に興じ、彼女もそれを受け入れる。ミレヴァは彼が肉体関係だけを求めているのだと危惧するが、彼は「彼女の頭の良さに恋をしている」と告げる。

ふたりは関係に没頭し講義をサボるようになるが、アルベルトの部屋でマリーからの恋文を発見してしまったミレヴァは、彼が誠実な関係を求めているのではないと知り憤慨する。アルベルトは正式にマリーに別れを告げ、ミレヴァに謝罪、正式にミレヴァにプロポーズを申し込む。
しかし恋に興じた挙句、成績を落としてしまったミレヴァは落第してしまう。

8ヶ月後、ミレヴァは故郷のセルビアに帰郷するが、彼女を暖かく迎えた父親に、彼女は「アルベルトの子供を妊娠してしまった」ことを告げる。

見どころ:

ベッソ役を演じているのはドラマ「フリンジ」シリーズに出演していたセス・ガベル(Seth Gabel)

セス・ガベル(Seth Gabel)

第3話 “Chapter Three”

ジーニアス 世紀の天才 アインシュタイン 第3話 ジーニアス 世紀の天才 アインシュタイン 第3話

あらすじ&ネタバレ

過去(1901年)

ヴィルヘルム・レントゲンという人物がレントゲン写真の原理を発見しノーベル賞を受賞する。おなじ原理を研究していたドイツの大学講師 フィリップ・レーナルドはみすみす他人に栄誉を譲り渡してしまったことに「なぜ自分は気づけなかったのか」と悔しがる。

アルベルトもその報を聞かされるが、彼にとっては他人の受賞よりも、自身の職探しのほうが重要だった。ミレヴァを妊娠させたアルベルトは職を探すためほうぼうの大学に履歴書を送り、ようやくひとつの大学から講師としての職を得ることができた。
しかし、大学の講義でさんざん迷惑をかけてきたアルベルトのことをよく思っていなかったウェルナーは、アルベルトの就職先の大学に「推薦しない」旨を伝え、アルベルトの就職は白紙になってしまう。

なにがなんでも科学の職に就きたいと願うアルベルトだったが、仕事は一向に決まらない。父親とは不仲なため母親に金の無心をするのだが、マリーと別れミレヴァと結婚することを聴いた母親は困惑し立ち去ってしまう。アルベルトは妹のマヤにだけは本音を漏らす、「子供ができてしまい責任をとらなければいけないが、いま結婚したら科学者として羽ばたくことができなくなってしまうだろう…」と。

セルビアの実家に戻ったミレヴァは出産しアルベルトと一緒になることを望むが、彼女の将来性を買っていた父親は、「母親」の器におさまり科学者としての道を閉ざされるのでは…?と落胆していた。
ミレヴァ自身も自分の将来に不安を抱え、更にアルベルトが頼りにならないと感じ始めていた彼女は、自分の子供を親友の養子にだすことも考え始める。

依然、職の見つからないアルベルトは物理を教える家庭教師として募集広告を出す。すると個人的に物理を学びたいという青年 モーリスソロヴィーヌとコンラット・ハビヒトから声がかかる。ふたりはアルベルトの奇想天外荒唐無稽な理論に興味を示す。すっかり意気投合した3人は科学について探求するサークル「オリンピアアカデミー」を結成する。

そのころミレヴァはアルベルトの娘・リーゼルを出産する。
アルベルトはミレヴァに会いに行こうとするが、モーリスは彼が「父親という立場に甘んじれば科学者として成功することはできない」と諭し、ミレヴァを捨てることを勧める。悩むアルベルトの元には、さらなる知らせが届く。アルベルトの父親が重病に倒れてしまったというのだ。
アルベルトは久しぶりに父親の元に姿を現す。病床の父親に優しく諭されたアルベルトは父の死を看取り、ミレヴァと結婚することを決意する。

しかしその後すぐに、生まれたばかりの娘・リーゼルは病気で亡くなってしまう。失意の二人に対し、マヤは「これでミレヴァと結婚する義務はなくなった」と兄を諭し、ミレヴァの父も「やり直す機会を神が与えてくれたのだ」と諭す。お互いに悩み抜いた末、アルベルトは正式にミレヴァに結婚を申し込むことになる。
ふたりで暮らし始めることになり、職が必要になったアルベルトはグロスマンの勧めで特許局の事務の仕事に就く。が、やはり彼にとっては退屈な職場になりそうだ。。。

そのころレントゲンに手柄を奪われたと感じているフィリップ・レーナルドはノーベル財団に講義の手紙を出すが、その甲斐もむなしく撥ね付けられてしまう。このころからフィリップはユダヤ人に対しての憎悪を高まらせていくのだった。