CSチャンネル・スーパー!ドラマTVで人気の海外ドラマシリーズ スーパーナチュラル シーズン10 第19話 「ウェルテルの箱」 が放送されたので感想がてらレビューしてみたいとおもいます。サムはカインの刻印を解除するために、魔女・ロウィーナの協力を借りることに。。。
ちなみに前回のレビューはコチラ。
スーパーナチュラル シーズン10 第19話 「ウェルテルの箱」あらすじ
原題は “The Werther Project”
サムから刻印解除を依頼されたロウィーナは、交換条件として「クラウリーを殺す」ことを依頼する。
サムは理由は聞かずクラウリー殺しを引き受ける。
ロウィーナは古代語で書かれた「呪われしもの」を解読するには、コヴェンに属していた魔女・ナディアが書き記した「コーデックス」という本があれば解読が可能だという。
ナディアは賢人たちによって殺されコーデックスは賢人によって奪われたのだというが…。
サムは賢人の記録をあさり、ある記述を見つける。
ナディアからコーデックスを奪った賢人は、原始の剣を有していた呪いの達人 マグナス(カスバート・シンクレア)だった。
マグナスはコーデックスを「ウェルテルの箱」と呼ばれる金庫に収め、「間違った手順で開くと自殺する」呪いをかけた。
この呪いによって賢人や無関係の一般人が犠牲になっていた。マグナスは他の賢人たちに「正しい開け方」を教えようとせず、ウェルテルの箱はそのまま何年もセントルイスに保管されているらしかった。
サムはロウィーナに連絡し、マグナスのかけた呪いを解く方法を聞き出す。
ウェルテルの箱は普通の民家の地下室に隠され保管されていた。しかし件の家には居住者 スージーがおり、立ち入ることが出来ない。
さらにディーンには内緒でやってきたサムだったが、彼を追いかけてきたディーンは「狩りなんだろ?」とふたりで狩りをしようと意気込んでいた。
狩りだと思い込んだディーンは事前に家について調べてきたようで、それによれば家の住人の家族は引っ越してきた早々全員自殺してしまい、一人娘だけがいまも住んでいるらしかった。
ディーンがスージーの気を引いている間に、サムは裏口から侵入する。
サムは地下室でウェルテルの箱を見つける。ロウィーナから教わった呪い解除の方法を試す。
しかしディーンの様子のおかしさに気づいたスージーは彼らが箱を取りに来たのだと気づいてしまう。
スージーは「箱を開ける」ことを何より危惧していたが、サムが箱を開けてしまい金庫から解き放たれた「呪い」は煙となってディーンとスージーの身体の中に入ってしまう。
スージーはすぐさま自殺した家族たちの幻覚を見始め、混乱し銃を乱射する。
家族の幻覚は「箱を開けたスージーのせいで死んだ、お前に殺された」と彼女を責め立て自責の念にかられたスージーは持っていた拳銃で自殺してしまう。
サムはスージーの遺体に駆け寄るが、彼の前には今しがた死んだスージーの幻覚が現れサムを責め立てる。
サムもまた呪いにかかっていたのだ。スージーの幻覚は箱を開けた責任をとって自殺しろ、と喚き立てるが、そこにロウィーナが現れ呪いを解除、スージーの幻覚はたちまち消える。
同じ頃、ディーンも幻覚を見始める。彼の視界にはかつて迷い込んだ「煉獄」の風景が広がっていた。
ディーンの目の前に現れたのは、かつて相棒だった吸血鬼・ベニーの幻覚だった。
ディーンはそれが幻覚だと自覚するが、煉獄の幻覚からは出ることができない。
ベニーの幻覚は「お前は外に出たくないんだ、ここにいれば迷わなくて住むから」と告げる。
煉獄にいれば怪物を追わなくても、向こうからやってくる。カインの刻印に促されるままに思う存分に「殺し」を楽しめる、と。
ディーンは「もう殺しはしたくない」と語るが、ベニーは「ならば自殺という手もある」と誘導する。
いざという時はキャスとサムに始末を頼んでいたディーンだが、ベニーはそんなことしたらふたりが苦しむだけだ、と諭す。その言葉に納得してしまったディーン。拘束を解いて割れた酒瓶を手にとる。。。
ディーンに事がバレる訳にはいかないサムとロウィーナはディーンの呪いは解かずにイスに縛り付けて自殺できないようにする。
ウェルテルの箱を前にしたロウィーナは箱に刻まれた古代語を読み上げる。
それによれば、呪いを特には「賢人の血」が必要だという。
サムが自らの血を与えるとウェルテルの箱は動き出すが、血を与え続けなければ箱は完全にはあかない様子。
サムはディーンを救う方法を得るために、腕を切りつけ血を流し続ける。
ベニーの言葉で自殺を覚悟したディーンだったが、カインの刻印は「宿主が生き続ける」よう働きかけディーンの自殺の決意を払拭する。
ディーンはベニーの幻覚を刺し殺すととたんに幻覚は消え去り、元いた家の景色に戻る。
正気に戻ったディーンはサムを追って地下室へとやってくるが、そこで血だらけのサムとロウィーナを発見。
サムは自身の血すべてを捧げる覚悟だったが、途中からディーンが変わって自分の血を与える。
ふたりの血が、箱を開けるだけの許容量に達すると箱の蓋が開き、その場にいたロウィーナは「まあ、いいわ」と呟いて消え去る。ロウィーナもまた呪いが見せていた幻覚だったのだ。
箱の中には古い革装丁の本「コーデックス」が収められていた。
サムは後日、コーデックスをロウィーナに届けるが、彼女を信用していないサムはロウィーナを拘束して呪いの解除を急かす。
呪いの解除が成功すれば、交換条件の「クラウリー抹殺」を遂行する、と言い残して。。。