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【海外ドラマ】タイムレス TIMELESS 第3話「クリスティ・ピット」レビュー

CSチャンネル・AXNで新作海外ドラマ タイムレス TIMELESS 第3話 「クリスティ・ピット」が放送されたのでさっそくレビューしてみたいとおもいます。ルーシーたちはフリンを追って核実験が盛んに行われていた時代のラスベガスに飛ぶが…。

ちなみに前回のレビューはコチラ。

【海外ドラマ】タイムレス TIMELESS 第2話「リンカーン大統領暗殺」レビュー

タイムレス TIMELESS 第3話 「クリスティ・ピット」あらすじ

原題は “Atomic City”

過去が変わったことで、知らない男と婚約することになってしまったルーシー。
アルバムを見て、自身に覚えのない過去に戸惑う。

婚約者・ノアに対して同接していいかわからないルーシー、そこへデニースから招集がかかる。
ふたたびフリンが動き始めたらしい。

メイソンインダストリーズの代表コナーはルーファスを自室に呼び出す。

フリンによって連れ去られた技術者・アンソニーを心配していた一行だったが、フリンの襲撃直前にアンソニーの携帯から所持者不明の謎の番号へ電話した記録が見つかる。コナーはアンソニーがフリンの協力者だったのではないか?と考え始める。

しかしルーファスは仲間を疑うような事をいいだしたコナーに不快感を露わにする。

ジヤは、フリンが1962年9月21日のラスベガス周辺に移動したことを突き止める。
ルーシーによればその日、その近くのホテルでケネディ大統領が出席する民主党大会が行われているらしい。

フリンの目的がケネディや大会出席者の暗殺だと推察した一行は現地へと向かうことに。

会場となるサンズホテルにはケネディ大統領が宿泊していた。彼の部屋には愛人 ジュディス・キャンベル の姿も…。

ホテルの宿泊客一行はホテル中に響くアナウンスを聞きつけ、ベガス郊外の砂漠に目を向ける。
するとまばゆい閃光と共に大きなキノコ雲が出現する。この当時、アメリカは原子爆弾の実験を盛んに行っていたのだ。

実験によるキノコ雲を見て拍手を送る一同。ケネディもジュディスと共にその光景を眺める。

ふたりが窓から砂漠に目を向けている様を、ホテルにやってきたフリンは物陰からじっと観察していた。。。

タイムマシンに乗り込むルーシー、ワイアット、ルーファスの3人。
ルーシーは過去が変わったことで、まだ名字すら知らない婚約者・ノアが出現したことを愚痴る。

マシンが作動し、ネバダの砂漠に降り立つ。

実験場からは離れて入るもののキノコ雲があがっているのを目撃した一行は息を呑む。

一同は砂漠から歩いてベガスの街までやってくる。
件のホテルではフランク・シナトラ率いる”シナトラ一家”のショーが開催される予定。しかしチケットは完売してしまっていた。

どうにかして潜り込む方法を考える一同、ルーファスはホテルの従業員の制服を盗みスタッフとして潜入しようと提案する。

ウェイターに扮した3人はシナトラ一家のショーに潜入。
ルーシーとワイアットは要人があつまった会場で事件が起きないかと目を光らせる。

すると会場に同じくウェイターに扮したフリンが現れる。

フリンは会場にいたジュディス・キャンベルに電話がかかっている、と彼女を会場から連れ出す。

ルーファスは人混みの中にアンソニーの姿を目撃。
声をかけるが、拉致されたはずのアンソニーが拘束も監視もされずに出歩いていることに不信感を覚えたルーファス。

ルーファスは「フリンに協力しているのか?」と問うが、アンソニーはそれには答えず「クリスティ・ピットに乾杯」と酒をあおる。

「やつに見つかったら殺されるぞ」と話しルーファスに逃げるように諭すアンソニー。

ワイアットはフリンの後を追うが、途中でフリンに気づかれ乱闘。
ジュディスはそのスキに逃げ出し、追ってきたルーシーとルーファスに保護される。フリンは逃走。

3人はジュディスをモーテルに連れてくる。
ジュディスはフリンだけでなく3人のことも怪しむ。ワイアットは「フリンからあんたを守ってやってる」と伝えるが、彼女の不信感は解けない。

 

歴史に詳しいルーシーは、当時の政治においてジュディスの重要さを熟知していた。

ケネディの愛人だけでなく、当時の有力なマフィア サム・ジアンカーナの愛人でもあったジュディス。
当時カストロ暗殺をもくろんでいたジアンカーナと時の権力者ケネディを裏で橋渡ししていたのがジュディスだと言われていたのだ。

ジュディスは、3人が「自身がケネディの愛人であること」を知っていることに驚く。
そしてフリンにケネディとホテルに泊まっているところを写真に取られ、脅されたと明かす。当時選挙を控えていたケネディのために、スキャンダルを恐れたジュディスは大人しくフリンに従おうとしたのだという。

ルーシーは、女性下位の時代にありながら、愛人という立場ながらもそれを活かしているジュディスに敬意を示す。

「ケネディとであったことで一夜にして世界が変わった」と語るジュディス、ルーシーも意味は違えど同じ境遇にいたことから彼女の言葉に惹き込まれる。
さらに「元の自分に戻りたいとは思わない」と続けるジュディス、ルーシーはその話を興味深く聴いていた。

ルーファスはアンソニーと接触したことを明かす。

フリンに先回りされることにイラ立ちを感じたワイアットは、ジュディスをホテルに戻し、フリンが再び拉致しにやってくるところを急襲しようと考えた。
しかしジュディスをオトリに使うような案にルーシーは難色を示す。しかしワイアットはルーシーの意見は効かずにオトリ作戦を強行してしまう。

郊外の砂漠では、フリンが仲間たちと合流する。

アンソニーに対し「やつら(メイソンインダストリーズ)には場所の特定はできないはずじゃなかったのか?」と問い詰めるフリン。
優秀なエンジニアであるルーファスとジヤが特定方法をみつけたのだろう、と語るアンソニー。

腹を立てたフリンはルーファスを消そうと考えるが、それをアンソニーが止める。
フリンが目的のために手段を選ばないことを、アンソニーが案に責めると、フリンはバツが悪そうに背を向けジュディスを取り戻しに街へと戻っていった。

 

ルーファスとルーシーは、アンソニーが言い残していった「クリスティ・ピット」が人の名前だろうと推測しホテルの顧客名簿をあたるが、該当人物は見当たらない。
するとホテルにフリンと仲間がやってきたのを目撃する。

ジュディスはホテルの部屋に戻り、ワイアットは隠れてフリンが現れるのを待つ。
が、ワイアットのスキをついてジュディスは部屋を逃げ出してしまう。ホテルに戻ってきたフリンと鉢合わせしたジュディスは「写真を取り戻す」ために自らフリンに協力を申し出る。

みすみすジュディスに逃げられてしまったことで肩を落とすワイアット。

ワイアットはホテルの電報サービスの窓口に目を留める。
その時代から50年後の2012年に宛てて電報を残すことにしたワイアット。なんらかの理由で死んでしまった自分の妻宛にメッセージを残す。

おそらく妻が死ぬことになった原因を回避させるための思惑だっとのだろう。

ルーシーはその様子を観るとワイアットに声をかける。
彼女に咎められるのだろうと覚悟したワイアットだったが、ルーシーは「自分も妹を取り戻すためだったらなんでもする」と彼の行動に理解を示す。

わだかまりを解いた二人の元へルーファスが駆けよってくる。

「クリスティ・ピット」は人の名前ではなく、ある科学用語を指していた。それが意味するのは「原爆の核」。
一同は一瞬にして不安感を募らせる。

ジュディスはフリンを連れてネバダの核実験場にやってくる。
軍の統治する実験場だが、軍のお偉いさんの中にもジュディスを愛人にしている人物がいるらしく、ジュディスは軽々と実験場の検問をパスする。

ジュディスはその人物から核実験施設のカギを盗み出す。

盗み出したカギと引き換えに、ケネディとの盗撮写真を取り返したジュディス。フリンは「もう少し付き合ってもらう」とジュディスを連れて各施設へと向かう。

フリンは原子爆弾から核を取り出し、タイムマシンで別の時代にそれを持ち込もうとしていた。

一行は車を調達し砂漠の実験場へと車を走らせる。

道中、フリンの車を発見したワイアットはフリンの車を追い詰める。銃撃戦になる中、ルーシーはジュディスを救出。
ジュディスは「爆弾のことなんて知らなかったの」と取り乱す。

ルーファスは取り出した核を持ったアンソニーに語りかけ、「こんなことしてはいけない」と諭す。
アンソニーから核を奪い返したルーファス。

フリンはアンソニーを連れて現場を立ち去ろうとするが、ワイアットが彼らに銃を向ける。

ルーファスはすかさず前に立ちふさがり「アンソニーは友達なんだ助けてくれ」と発砲をくいとどまらせる。そのスキにフリンは逃げ去ってしまった。

ひと段落つき、ジュディスと別れた一行。
その後の、歴史上ではジュディスとケネディのフリンは公になり、彼女は民衆に散々叩かれた挙句にガンで亡くなる。

その晩期を聴いて肩を落とす一同。

ルーファスはアンソニーから受け取った核のケースを開くが、そこには核は収められていなかった。
「入れ替えられていたんだ…!」と焦る一同、核はフリンの手中に収まってしまったのだ。。。

3人は現代に帰ってくる。
核が奪われたことを明かすと、デニースは憤慨する。

アンソニーがフリンに加担していることを知ったデニースは「次はしとめてちょうだい」とアンソニーを抹殺対象に含める決定を下してしまう。

ワイアットは2012年の妻宛におくった電報で、未来が変わることを期待していたが、結果その未来は変わっておらず妻は亡くなったままだった。

ルーシーは彼をなぐさめようとするのだが、憤るワイアットは早々に立ち去ってしまう。

家に帰ってきたルーシーは婚約者・ノアに「結婚を考え直したい」旨を伝える。
ノアはショックを受けるが、「ここで君を待ってる」と告げルーシーが母の家に移ることを承諾する。

ルーファスはアンソニーを撃たないでいてくれたことを、ワイアットに感謝する。
さらに詳しい理由がわからないままミッションに送り出されるだけの状況に疑問を感じていることを明かす。

そのころ、ジヤはコナーからの依頼で「現代に戻ったフリンの位置」を特定しようと作業を進めていた。
作業の末、フリンが80km圏内にいることを突き止める。

同じ頃、現代に戻ってきたフリンはネバダの砂漠を目指していた。

土を掘り返し埋まっていたドラム缶を掘り出す。そこには1962年で土に埋めてきたらしい「核」が収まっていた。。。

客演

[actor][name]マット・フリューワー[nname]([altname]Matt Frewer[aaltname])[sameus urls=”http://www.imdb.com/name/nm0001242/”][image urls=”https://motetai.club/wdps/wp-content/uploads/2017/04/1492516009-680×382.png”][aactor]

アンソニーを演じていたのはマット・フリューワー

映画「ウォッチメン」「ドーン・オブ・ザ・デッド」「50/50 フィフティ・フィフティ」などに出演。
カナダ制作のドラマ「オーファンブラック」や「フォーリングスカイズ」などにレギュラー出演、ごく近年だとディズニー映画「BFG: ビッグ・フレンドリー・ジャイアント」などにも出演しています。

[actor][name]エレナ・サチン[nname]([altname]Elena Satine[aaltname])[sameus urls=”http://www.imdb.com/name/nm2180812/”][image urls=”https://motetai.club/wdps/wp-content/uploads/2017/04/1492516004-680×382.png”][aactor]

ジュディスを演じていたのはエレナ・サチン

国内の公開作品だとドラマ「リベンジ」の後期シーズンで登場したルイス・エリス役が有名でしょうか。
そのほかドラマ「エージェントオブシールド」ではローレライ役で出演、映画作品だと「ZIPPER/ジッパー エリートが堕ちた罠」「ウソツキは結婚のはじまり」など。

[actor][name]ダニエル・ディトマソ[nname]([altname]Daniel di Tomasso[aaltname])[sameus urls=”http://www.imdb.com/name/nm5116901/”][image urls=”https://motetai.club/wdps/wp-content/uploads/2017/04/1492516007-680×439.png”][aactor]

ノアを演じていたのはダニエル・ディトマソ

比較的最近に活動を始めた俳優さんのようですがドラマ「CSI」「GRIMM」などの人気作の客演を経て、「イーストエンドの魔女たち」や「メジャークライムス」の最新シーズンではレギュラー出演陣に名を連ねています。

今回の描写だとノアがちょっと可哀想でしたね。。。
ルーシーにとっては「突如現れた見知らぬ男」扱いでしょうが、彼からしてみたら最愛の人がいきなり自分を遠ざけ始めたらショックだろうなあ…。

感想&あとがき

[rating]

ミッション失敗…みすみす核弾頭を持ち去られてしまう。。。
というか、いままで過去も変えずミッションを成功したためしがないんだよね、よく考えると。苦笑

今回の描写から推測するに、アンソニーがフリンに同調するには何らかの理由がありそう。
フリンの表情も終始固く、悪役がやるような「ニヤリ…」みたいなあくどい表情は一切ないし。前回ルーシーと接触したときも目的のために仕方なくやっている、というような言い分だったし。

彼が目的としている「リッテンハウス」とはいったいなんだのだろう。。。

 

ちなみに今回のお話の「ケネディの愛人」について詳しく知りたい方はWikipediaに詳しく記述されています。

ジョン・F・ケネディ – Wikipedia

フランク・シナトラ – Wikipedia

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