CSチャンネル・AXNで新作海外ドラマ タイムレス TIMELESS 第5話 「勝利を!さもなくば死を!」が放送されたのでさっそくレビューしてみたいとおもいます。ワイアットはタイムトラベル作戦からの解雇通告をうけながらも新たな任務へと就くことになるが。。。
ちなみに前回のレビューはコチラ。
タイムレス TIMELESS 第5話 「勝利を!さもなくば死を!」あらすじ
原題は “The Alamo”
ルーファスはリッテンハウスの人間に脅迫されたことをコナーに明かす。
コナーが密告したのかと憤慨していたルーファスだったが、コナーにはこころあたりがない。リッテンハウスによってコナーもルーファスも監視され、逃げられない立場なのだと痛感するルーファス。
ワイアットは政府のテロ対策本部から「フリンの抹殺司令を完遂できていない」と叱責を受け、タイムトラベルへの任務を解雇される。
しかし時を同じくしてフリンに動きがある。ワイアットの後任の到着を待つわけには行かず、仕方なくワイアットは最後のタイムトラベルに参加することになる。
ルーシーにも招集がかかるが、彼女の母親はルーシーがコナーインダストリーズの仕事に参加することを快く思っていない。いっぽうで父親の存在を隠していた(第2話参照)ことで母親に不信感を抱いていたルーシー、ふたりは口論になってしまう。
それぞれに思うところを残したまま3人はタイムマシンに乗り込む。
ワイアットは解雇通告をうけたことを明かすが、後任者が知人らしく、あまり深刻そうではない。
フリンが移動したのは1836年3月、アメリカとメキシコの間で起きた「アラモの戦い」付近。
ワイアットは「戦争に紛れてフリンを暗殺できれば、自分をクビにした上層部の鼻をあかせる」と考え手榴弾を持参する。
フリンは当時メキシコを統治していたスペインからの大使に扮して、メキシコ軍の将軍に謁見。
アメリカ(テキサス)との戦いに助力すると申し出る。
1836年にやってきたルーシーたちは戦火に晒されたアラモ砦にやってくる。
そこで「アラモの戦い」で活躍したとされる英雄ジム・ボウイ(ジェームズ・ボウイ)と遭遇する。
フリンがメキシコ軍に加担するであろうと推測したワイアットは、フリンを見ていないか?と尋ねるがジムには心当たりがなかった。
いっぽうルーファスは、人だかりの中から、「アラモの戦い」のもうひとりの英雄 デイビー・クロケットを発見。
彼の演説を聴いたルーファスとルーシーは感激するが、ワイアットは「旅行じゃないんだぞ」と一喝。
依然、フリンは見つからない。
ワイアットは戦下の雰囲気にあてられたのか、唐突に従軍時代の光景がフラッシュバックし頭を抱える。
そのころフリンは、「アラモの戦い」でジムとともに戦った軍人 ウィリアム・トラヴィスを暗殺する。
銃声でジムたちは駆けつけるがすでにウィリアムは殺されていた。
その銃声が現代の銃のものだったと感づいたワイアットはこれがフリンの仕業だと思い至る。
史実ではウィリアムはこの4日後に死ぬ運命だったが、フリンは何故先んじて彼を殺したのか?
それはこの戦いの最中、ウィルアムがアメリカ政府宛に援軍を求める「勝利を、さもなくば死を」という手紙を出す予定だったから。フリンに殺されてしまったことによって援軍要請の手紙は送られないこととなってしまう。
フリンが過去をかえたことによって、状況は史実と食い違い始める。
メキシコ軍は大勢で攻め込まんと押し寄せていた。ワイアットは、ウィリアムが書くはずだった手紙を、ルーシーに代わりに書くように指示。
メキシコ軍に応戦せんとするジムに対し、「あんたの作戦じゃ全滅する」と史実を明かしてしまう。
しかし侮辱されたと誤解したジムはワイアットの話を聞こうとしなかった。
そのころメキシコ軍では赤旗を挙げてアラモ砦に進行する準備をすすめていた。
フリンは砦内の女子供は逃したあとで攻撃すべきだと考えたが、メキシコ軍の将軍はそれを認めず女子供まとめて皆殺しにしようとする。
それは避けたいと考えたフリンは止めようとするが、将軍は聞く耳を持たず、「邪魔をするならお前も殺す」と一喝。
協力するはずが出し抜かれたことに悔しそうなフリン。
ルーファスは砦から川に通じる総水路をつたって女子供を逃がそうと考える。
ルーシーはウィリアムの手紙の代筆を担っていたが、いくら歴史の講師とはいえ、歴史上の手紙を一字一句思い出して書くことは不可能。
ワイアットは創作でいいから書き上げろとせっつく。
上層部からの解雇通告を受けて、見返そうと必死になっていたワイアットだが事がうまく進まずに憤っていた。
そこへ砲撃の音が鳴り響く。メキシコ軍がアラモ砦に攻撃を仕掛けてきたのだ。
砲撃に倒れた少年に、従軍時の記憶がまたもフラッシュバックする。
ジムの息子らしきその少年を助けたワイアット。ジムは息子を助けてもらったことでワイアットに一目置くようになる。
ワイアットが警告したとおりメキシコ軍の勢力は増すばかり。
ジムはワイアットの提案通り総水路から女子供を逃がすために時間稼ぎをすることに同意する。
ワイアットは四方を壁に囲まれたアラモ砦の、北側の壁だけを破壊し、敵をそこからわざと中に誘い込むよう提案。
一箇所からだけの攻撃を護るだけならば、しばらく持ちこたえて時間稼ぎができると考えた。
ワイアットの的を得た作戦の提案に、ジムは「過去にも同じような経験をしたのか?」と勘ぐる。
するとワイアットは自身の従軍時の話を思い起こす。自分だけが生き残ることとなったその作戦に対し、ワイアットは後悔の念が残っている様子。
ワイアットの真摯な話を聴いたジムは、彼の作戦を実行に移す決断を下した。
ルーファスは総水路から逃げられるように準備をすすめるが、思ったように作業がはかどらない。
憤るルーファスにデイビー・クロケットが声をかけてはげます。
ルーファスは英雄と讃えられる彼のようになりたいとこぼすが、するとデイビーは自身の英雄談は「創作」であることを明かし、ときには恐怖心も必要だと諭す。
彼の正直な話を聞かされたルーファスは少しだけ勇気づけられる。
ワイアットの話を影で聞いていたルーシーも触発され、アメリカ政府への援軍要請を「自身の創作」で書き上げる。
戦いが始まり、戦況は困難を極める。
ルーファスは総水路に人が通れるように掘削をすすめていたが、そこであることを思いつく。
ワイアットがフリンを倒すためにもちこんだ週榴弾があることに気づいたルーファスは、それをつかって総水路を爆破し、大穴をあけることに成功する。
ルーシーは女子供を逃し、ワイアットも連れにやってくるが、ワイアットは再び従軍時の記憶がフラッシュバック。
命をとして戦っているジムたちの姿をみたワイアットは、またしても「自分だけ逃げて生き延びることはできない」と戦場に残ることを決意する。
ルーシーは必死に説得しようとするが、軍の動機や愛妻を既に失っているワイアットには「失うものはもうない」。
せめてルーシーたちが逃げ延びるチャンスを作りたい、と語るが、ルーシーは「あなたが必要なの」と涙ながらに訴えワイアットもそれを承諾する。
ルーシーとワイアットは、ウィリアムの手紙を政府に届けるメッセンジャーである少年 ジョン・スミスに手紙を渡し、政府に届けるよう指示する。
ジムやデイヴィッドを戦場に残し、ワイアットたちは総水路から脱出する。
仲間たちを置いていく気のないジムは、ワイアットに自分の愛用のナイフを託す。ワイアットは「あんたの死は決して無駄にはならない」と伝え総水路から脱出する。
(このとき受け取ったナイフはジムの名前にちなんで「ボウイナイフ」と呼ばれ狩猟用として後世量産される)
戦火を免れた一行は未来にもどってくる。
未来は多少変わってしまっていたが、ルーシーの書いた手紙は無事にアメリカ政府に届き、援軍がメキシコ軍を撃退、ほぼ史実と同じ道をたどった。
フリンは予定通り解雇通告をうけるが、ルーシーがそれを止める。
ルーファスもそれに同調し「ワイアットが辞めるならわたしたちは辞める」と伝える。ルーシーはともかくルーファス意外にタイムマシンを操縦できるものはおらず、上層部はしぶしぶワイアットの残留を認める。
ふたりの言葉に嬉しそうにニヤつくワイアット。
仕事を終えてルーシーは母親の家に帰ってくる。
ふたたび喧嘩が始まるかと身構えた母親だが、「人生は短い」「もう喧嘩はいや」とルーシーは母親によりそう。
すると母親はこれまで隠していたルーシーの父親のことを語りだす。
ルーシーと同じく大学講師だった父親と母・キャロルは恋に落ち、やがてルーシーを妊娠する。
父親は結婚を申し込むが、キャロルのほうが結婚を望んでおらずそれ以来、父親とは音信不通になってしまったのだという。
最後にルーシーは父親の名前を書いたメモ書きをわたされるが。。。
客演
[actor][name]ジェフ・コーバー[nname]([altname]Jeff Kober[aaltname])[sameus urls=”http://www.imdb.com/name/nm0462116/”][image urls=”https://motetai.club/wdps/wp-content/uploads/2017/05/1493731697.jpg”][aactor]
デイヴィッド・クロケットを演じていたのはジェフ・コーバー。
ドラマ「サンズオブアナーキー」や「ウィーキング・デッド」に客演。そのほか近年の作品だと映画「ハドソン川の奇跡」などに出演しています。
感想&あとがき
[rating]
今回はフリンによる未来改変は回避できた模様。
メキシコ軍が独断で動いたことでフリンの手には余る事態になったのかな、フリンほとんど出番なし。苦笑
ワイアットのパーソナリティについても少し触れられたけど、ルーシーとくっついたりスルのかな…?
なんかそんな感じも匂わされた気がしたんだけど。。苦笑
ちなみに今回のお話の「アラモの戦い」について詳しく知りたい方はWikipediaに詳しく記述されています。
[myphp1 file=”series_timeless”]