CSチャンネル・AXNで新作海外ドラマ タイムレス TIMELESS 第9話 「ボニー&クライドのラスト・ライド」が放送されたのでさっそくレビューしてみたいとおもいます。フリンが探しているらしい「カギ」を求めて、ルーシーたちはかの有名な「ボニーとクライド」に会いに向かう。
ちなみに前回のレビューはコチラ。
タイムレス TIMELESS 第9話 「ボニー&クライドのラスト・ライド」あらすじ
原題は “Last Ride of Bonnie & Clyde”
メイソンインダストリーズでは、フリンが1934年5月22日に移動したことを感知する。
フリンの隠れ家を急襲した際に押収した荷物の中からは「何かのカギ」を探しているらしい痕跡が発見され、それがどうやら今回のタイムスリップに関係がアルようなのだが。。。
ルーシーは婚約者・ノアと食事の機会を設ける。彼との生活に慣れようとするのだが、どうも上手くはいかない様子。
ワイアットは、ノアが「本来の未来」で一緒になるはずだった相手がいるはずだ、と語り、ノアと無理やり仲良くするのではなく、彼を解放して上げるようにと諭す。
過去にやってきた3人は車を乗り継ぎながらアーカンソーの街にやってくる。
69年にアンソニーが残していったアタッシュケース(第8話参照)から、とある銀行の場所がメモされていたことから、3人はその銀行へと捜査に赴く。
調査をはじめようとした矢先、男と女の2人組が銀行に押し入り銃を乱射。金を要求する。かの有名な「バロウ・ギャング」・ボニーとクライドが押し入ってきたのだった。
ボニーとクライドは銀行内の人々を一箇所に集め、金を奪おうとする。
おとなしく二人の言うことに従うルーシーとワイアット。ボニーの首にはフリンが持っていたものと同じ「カギ」がぶら下がっていた。
ルーファスは黒人であるが故、銀行には入れず外で待っていたのだが、そこに武装した男たちが来るまで乗り付けるのを目撃。その男たちの中にはフリンの姿も混じっていた。
ボニーとクライドは金を盗むと人質たちには手を出さず銀行を後にしようとする。
しかしフリンを始め武装した男たちは銀行の外で待ち構えふたりを撃ち殺そうとしていた。ルーファスはとっさに「ふせろ!」と警告しボニーとクライドは難を逃れる。
銃撃戦がはじまりワイアットとルーシーも応戦する。
ボニーとクライドは警察に追われており射殺命令が出されていた。ふたりは犯罪者である自分たちを援護するワイアットが不思議でならなかったが、ルーシーは「私達も警察に追われている」と嘘をついて取り入り、ふたりと一緒に逃げることを提案。
ルーシーとワイアットはルーファスをその場に残したまま、ボニーとクライドを連れて車で走り去る。
史実ではボニーとクライドの強盗事件は多数記録されていたが、そのうちの幾つかは便乗犯による冤罪であった。
ルーシーとワイアットは彼らの侵していない強盗を自分たちの仕業だと偽り、ボニーとクライドと同じ境遇(流浪の強盗)であるかのように語る。
ふたりはクライドの隠れ家にやってきて宿泊することになる。
ワイアットはボニーのカギを奪ってすぐ逃げようと考えるが、ルーシーは「リッテンハウス」に関わる情報が得られるかもしれない、とボニーとクライドと行動をともにしようとする。
しかし彼らには時間がない。史実ではこの明朝(5月23日)にボニーとクライドは警察に取り囲まれ蜂の巣にされて亡くなる運命にあったからだ・・・。
ルーファスは「現場近くにいた黒人」というだけで警察に連行されてしまう。
無実を訴えるルーファスだが、そこにフリンが現れ戦慄。フリンは、ボニーとクライドを追っている捜査官 フランク・ヘイマーを焚き付けルーファスに尋問を要求する。
フリンはルーファスがボニーとクライドの一味だと焚き付けるが、ルーファスは事前に用意してきた偽造IDを提示しヘイマーの疑いを晴らすことに成功する。
ボニーとクライドは二人の馴れ初めを語って聞かせる。
ルーシーとワイアットは話を合わせるために自分たちもカップルであることを装う。ワイアットは自身が妻にしたプロポーズのことを思い出し語って聞かせる。
ふたりを信用させるためワイアットはルーシーの顔を引き寄せキスする。ルーシー動揺。
ボニーは「ふたり一緒に死ねればいい」と幸せそうに語るが、彼らの運命を知っているルーシーとワイアットは複雑な表情。
ルーシーはボニーのカギについて訪ねると、それはクライドがある人物から盗み出したものだと語り始める。
自動車メーカー「フォード」に執心していたクライドは、創始者であるヘンリー・フォードの屋敷に盗みに入りそのカギを盗み出した。彼らはそれがどんなものだか理解はしていなかったが、カギの表面に刻まれたラテン語には「すべての時の始まりと終わりへのカギ」と刻まれていることにルーシーが気づく。
ヘンリー・フォードもリッテンハウスの一員だったのか…?ワイアットは訝しむ。
いっぽうでフランク・ヘイマーはかつてバロウ・ギャングに属していた男・ヘンリーを聴取しボニーとクライドの隠れ家を特定する。
同時に、ルーファスが仲間でないことも証明され、ルーファスは警察から解放される。
そのころ未来ではコナーがリッテンハウスのケイヒルと密会。
フリンの残した証拠や、ルーシーたちの証言からデニースが「リッテンハウス」について調査しだしたことを報告する。
ケイヒルはデニースを止めなければ始末する、と揶揄する。ケイヒルは「たとえ政府職員(デニース)であっても例外はない」と脅す。
コナーは戦慄するが、彼らの密会の様子をデニースは密かに写真にとらえていた。。。
クライドの隠れ家には聴取を終えたヘンリーがやってくる。
史実ではヘンリーがボニーとクライドを巻き込み殺人狂へと駆り立てた挙句、彼がふたりを警察に売り死に至らしめる。それを知っているルーシーはヘンリーが現れたことに憤る。
さらにアジトにはヘンリーの後をつけたルーファスもやってくるが、警察署でヘンリーと顔を合わせているルーファスがいたことから、クライドに怪しまれ3人は拘束されてしまう。
「ヘンリーが警察にしゃべった」と訴えるルーファスだが、ヘンリーは否定する。
しかしルーファスはコナーから渡されていた盗聴器を使って、ヘンリーが自白した際の声を録音していた。それをボニーとクライドに聞かせると、怒ったクライドがヘンリーを射殺してしまう。
ヘンリーの証言でフランクとフリンは部下を従えてアジトにやってくる。銃撃を受けるなかふたりは逃げ出すがフランクの銃撃にクライドが倒れる。
動揺するボニーをフリンが捕まえ、彼女から例のカギを奪う。
クライドを殺されたボニーは悲しみと怒りにまかせ銃に手を伸ばし、フランクに撃ち殺される。奇しくもふたりは元の史実に近い形で共に逝くこととなったのだった。。。
未来に戻ってきた3人だが、結局カギはフリンに奪われてしまった。
「リッテンハウス」について手詰まりになってしまったデニース。コナーはデニースに「リッテンハウス」についての調査もメイソンインダストリーズが一任するよう打診する。それは暗に、デニースが始末されないようにするため、コナーが調査の主導権を握ることを意味していた。。。
デニースはコナーに隠れて、ルーファスに接触、メイソンインダストリーズへの資金提供者について情報を聞き出そうとする。
コナーと密会していたケイヒルの写真を見せて情報を聞き出そうとするのだが、同じようにリッテンハウスについて調べようとして家族を危険にさらしかけたルーファスは、「この件からすぐに手を引け」とデニースに警告する。
しかしデニースに強く求められたルーファスは「リッテンハウス」について語ることを決意してしまう。。。
そのころフリンはボニーから奪ったカギを使ってある建物に侵入していた。
そこに貯蔵されていた仕掛け時計にカギを差し込むと、時計の中に隠されていた謎の手紙が姿を現す。。。