ここ数日仕事がめちゃくちゃいそがしい。残業続き&仕事持ち帰りで死んだように生きています。最近、そんな屍状態のボクの心に、帰りの電車で聴いてじんわり染み渡る1曲がありまして。
ハルカトミユキ の「奇跡を祈ることはもうしない」のレビューをしてみます。
ハルカトミユキ とは
女性2人組のユニット(?)らしいですが、正直ぜんぜん知らない方々でした。知ったのはツイッターでRTされてきた動画を見て気になったのがきっかけ。
歌人・ハルカ(Vo/Gt)と奇人・ミユキ(Key/Cho)、のユニット。
短歌をこよなく愛する、歌人・ハルカのアイドルは、ニューウェイヴ短歌の旗手、穂村弘。
80’sオタクの奇人・ミユキのアイドルは、Queenの鬼才、フレディ・マーキュリー。
大学で知り合った2人は、2012年11月、1st e.p.「虚言者が夜明けを告げる。僕達が、いつまでも黙っていると思うな。」でインディデビュー。続けざまに、2nd e.p.「真夜中の言葉は青い毒になり、鈍る世界にヒヤリと刺さる。」をリリースし、「Vanilla」「ドライアイス」等、キャンパスで書きためた名曲を連発する。
この無駄に長いタイトルは、実は短歌。
インディCDリリース以前から、ハルカは、ライブ会場で自作短歌集を販売しながら、歌人として活動していた。
オフィシャルサイトより
Lyric Video みなさんのお気に入りベストシーンはどこですか?スクリーンショットをつけて、ぜひ教えてくださいね!( ´ ▽ ` )ノhttps://t.co/96t7Nsc9rQ pic.twitter.com/jLu0Q8Oyeq
— ハルカトミユキofficial STAFF (@harukatomiyukiO) June 19, 2016
東京にいた頃はライブハウスとかインディーズのアーティストを見に行って、お目当てのアーティスト以外に対バンで出てるアーティストとかを見て気になったらチェックして、みたいなサイクルで新しいアーティストを発掘したりしてたんだけど最近はそういうこともなくなって。
もっぱらネットで気になった曲をチェックすることから巡りあうケースのほうが増えました。この曲もまさにそう。
単純にボクが知らなかっただけで、この夏のツアーファイナルでは日比谷野外大音楽堂でワンマンやるみたい。規模的には充分売れっ子じゃ〜ん。。。
聴いてみよう「奇跡を祈ることはもうしない」
Youtubeには公式MVがあがってます。
ボーカルが前面にフィーチャーされた入りから、サビで一気にストリングス系の壮大なバックが加わり迫力のある展開に。バンド・サウンドにありがちな全体の一体感とは逆ベクトルの「終始ボーカルが前面にうきぼりになってる感」が強い。
リリックに少なからず比重を置いているであろう彼女たちの曲においては、このミックスワーク必然なのかもしれない。じっさい歌詞が聞き取りやすいし、聴きながら詞を咀嚼しやすいように感じる。
ボクは事前に、この詞にこめられたバックグラウンドを追ったわけでもないので、実際この歌詞の意図する部分は理解していなかったんだけど、それでも聴き終えた時にナゾの感動と高揚感が残る、そんな不思議な曲。前述したように日々の仕事でげんなりした状態でイヤフォンの密閉空間で聴くこの曲は必要以上に精神に響き染み渡る感覚だった。
あとがき
[rating]
まだ、よく知らないアーティストなので知ったかぶっていろいろ書くのはやめてみた←
ただ1曲聴いただけでもっと別の曲も聞いてみたくなったし、詩人として短歌も書いているというその詩世界を読んでみたくなるほどに、惹きつけられたのは事実。まずは8月に発売されるというアルバム「LOVELESS/ARTLESS」を聴いてみようかな、と思う。
スタジオライブの動画も期間限定でアップされてました。編集技術がすすんだ昨今だからこそ、MVだけじゃなくこういう演奏動画もちゃんとあるのってすごく説得力あるしリスナー目線でのフィルター機能のひとつとして重要だと思います。
あ〜、声がほんとキレイ。
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