CSチャンネル・FOXの海外ドラマ フィアー・ザ・ウォーキング・デッド 第4話 「隔離された街で」を視聴したので感想をレビューしてみたいと思います。軍隊によって隔離された街、一向に回復しない事態を怪しみだしたマディソンは…。
ちなみに前回のレビューはこちら。
フィアー・ザ・ウォーキング・デッド 第4話 「隔離された街で」あらすじ
原題は “Not Fade Away”
軍隊が介入し、マディソン達の住む街はフェンスで隔離される。
フェンス外への出入りは禁じられ、物資が供給される。軍隊は「12の安全区域が存在し、この街もそのひとつだ」と説明するが。。。
軍が介入したことでトラヴィスはより一層、状況を楽観視しはじめる。その様子を見たマディソンは苛立ちを隠せない。
クリスは屋根に登り遠くの街をカメラに納めていた。すると離れた建物から、何者かが太陽光を反射させて合図を送っているのを目撃する。
興奮気味にトラヴィスにそのことを伝えるが、「外に生存者がいるわけがない」とトラヴィスはまじめに取り合わない。
薬中のニックはそれまでの不安定さがウソのように落ち着きを取り戻す。
マディソンが学校から持ち帰った薬も必要とせず、「薬中から回復した」ことを語る。マディソンは徐々に薬断ちしなければ危険、と危惧するが。。。
軍隊の指揮官・モイヤーズはトラヴィスを呼び出す。
隔離区域の住民たちは全員、軍隊によって身体検査を行われていたが唯一検査を拒む住人がいたという。その住人を説得するためにトラヴィスが招集された。
件の住人 ダグ・トンプソンを説得するトラヴィス。ダグは異常事態に怯え神経衰弱状態にあった。トラヴィスがなんとか説得を試み身体検査を行わせる。
アリシアは封鎖された隣人・スーザン宅に踏み入る。
スーザンの寝室の枕元には彼女が今際の時に、死を覚悟して夫・パトリックに当てたらしい遺書が置かれていた。それを読み涙するアリシア。
ライザは近所の看護が必要な病人たちを診て回っていた。
医大進学を目指すスーザンにはわずかながらの医療の心得はあったものの、正式な資格は持っていない。しかし患者たちを安心させるため看護師だと嘘をつき面倒をみていた。そのうちのひとり、重篤患者のヘクターはベッドに寝たきりとなり鎮痛剤を投与してなんとか安静を保っていた。
ニックはそれをめざとく見つけ、ヘクターに点滴されるはずの鎮痛剤を自分に打つ。彼は薬中から立ち直ったわけではなく、薬を盗んで摂取していたのだった。。。
ダニエルの娘・オフィリアは怪我の症状が思わしくない母・グリセルダを案じていた。
軍人のひとり アンドリュー・アダムスに取り入り、軍隊がもっている薬品を調達できないか思惑を巡らせる。(アダムスととの関係が利用目的なのかほんとに恋仲なのかは不明)
クリスは目撃した合図の件をマディソンにも伝える。
マディソンはそれをトラヴィスに伝えるが、またしてもトラヴィスは真面目に取り合わない。マディソンは軍が何かを隠しているのだと考えるのだが。。。
そこへダグの妻・マリアがやってくる。ダグは車に乗って突如姿を消したという。トラヴィスが説得する際に何かを吹き込んだのでは?と勘ぐるマリア。
トラヴィスはしぶしぶ、ダグを探しにでかけるが街のはずれ、フェンス脇に車が乗り捨てられており、ダグはフェンスの外に出た模様…。
翌朝、モイヤーズにそのことを報告するトラヴィス。
するともイヤーズはダグを既に拘束したと伝える。錯乱状態にあるダグはもはやフェンスの中に置いておけないと説明し、彼をフェンスの外の軍施設に送る、と伝える。
ライザはヘクターの様子を見にやてくるが、そこに政府から派遣された女医・エクスナーが現れる。
ヘクターはフェンス外の軍施設に送られることになったと話すエクスナー。彼女はライザの手当が適切だと褒めつつも、彼女が正式な資格をもっていないことを見抜く。それでも尚、事態維持のために彼女に「看護師だとウソをついたまま」でいることを薦める。
クリスの話が気がかりなマディソンは単身、こっそりとフェンスの外へ踏み出す。
街に出ると人の気配はない。歩き進むと射殺体が転がる一角に出る。死臭が立ち込めるなか、軍隊の姿を確認したマディソンはとっさに車の下に隠れる。軍はどうやらウォーカーだけでなくフェンス外にいる普通の人間も射殺している模様だった。
エクスナーを信用したライザは、怪我の症状思わしくないグリセルダをエクスナーに診せる。
その結果、彼女もフェンス外の軍施設に送られることになる。ダニエルもそれに付き添うことに。さらに薬中であるニックも診察、ニックは平静を装うのだが。。。
フェンスの外から戻ってきたマディソン、外の異常事態をダニエルに伝える。
ダニエルはそれを聴いたうえで身の上話を語り「人を信じ過ぎるな」とマディソンに警告する。自分とグリセルダは軍の施設に行くことになったと伝え、もしものときは娘・オフィリアを頼む、と伝えるダニエル。
さらに「息子から目を離すな」と意味深な警告をされたマディソン。
ニックを探すと、彼は空き家となったヘクターの家で薬を探していた。それを目撃したマディソンは彼に近寄り、顔をひっぱたいて立ち去る。
その夜、軍はグリセルダを連れにマディソンの家にやってくる。
ダニエルも付き添おうとするが、軍人が彼を止める。「連れて行くのは二人だ」と伝えたうえで、もうひとりは「ニコラス・クラーク(ニック)」だ、と。
事態を悟ったアリシアはニックに逃げるように伝えるが、軍人たちがニックを取り押さえ、ダニエルを家から出そうとしない。
その様子をみたライザはエクスナーに取り合うが、彼女は「協力して」の一点張り。
さらにライザの手腕を見込んだのか軍の施設に来て一緒に働くように依頼する。まよった挙句、ライザはエクスナーとともに軍の車に乗って施設へ。
ニックはグリセルダとともに軍の施設へ送られてしまう。
その様子を見ていたマディソン。
ライザが「手引したのだ…」と勘違いし憎々しげに「ライザよ、彼女のせい」とつぶやく。それを聴いたトラヴィスは呆然とするだけだった。
軍が去り静かになった真夜中、トラヴィスは屋根に上る。
クリスが言っていた、合図のあった建物の方に目をやると銃声とともに閃光が点滅するのを目撃する。
クリスの言うとおり、生存者はいたのだ。そして恐らく軍隊によって彼らは殺されてしまったのだろう。それを見て不安な表情を浮かべるトラヴィスだが。。。