【海外ドラマ】フィアー・ザ・ウォーキング・デッド 第5話「極秘コード」レビュー

フィアー・ザ・ウォーキング・デッド 第5話

CSチャンネル・FOXの海外ドラマ フィアー・ザ・ウォーキング・デッド 第5話 「極秘コード」を視聴したので感想をレビューしてみたいと思います。軍の施設に連れ去られたニックとグリゼルダを心配する一同は思いがけない情報を耳にすることとなる。。。

ちなみに前回のレビューはこちら。

【海外ドラマ】フィアー・ザ・ウォーキング・デッド 第4話「隔離された街で」レビュー

フィアー・ザ・ウォーキング・デッド 第5話 「極秘コード」あらすじ

原題は “Cobalt”

フェンス外の軍施設では各地から移送されてきた人々が収容されている。
トラヴィス達の街から連れてこられたダグ第4話参照)もここに収容されていた。ダグと同じ檻に収容されていた営業マン風の男 ヴィクター・ストランドは、家族と離れ塞ぎこむダグに対して、辛辣な言葉を並べ立てなじる。すると泣き出してしまったダグを軍人が檻の外へ連れて行ってしまう。

それを見て、ひと仕事終えた風なヴィクター。
フェンスによりかかり、同じ檻にいる別の男に話しかける「君は誰だ?」と。その男とは…ニックだ。

フィアー・ザ・ウォーキング・デッド 第5話

街ではフェンス越しにオフィリアが軍を罵倒し物を投げつけていた。
母・グリゼルダが軍に連れ去られたことで説明を要求する彼女だが、軍は一切の説明をせず彼女を鎮圧しようとする。オフィリアと恋仲の軍人・アダムスは彼女を守るために上官に掛け合い、説得を試みる。

マディソントラヴィスクリストファーはライザが自ら軍の車に乗り去っていった事が理解できず悩んでいた。とくにクリスはマディソンのことばかり気遣い、自分やライザを顧みないトラヴィスに腹を立てている様子。

フィアー・ザ・ウォーキング・デッド 第5話

軍の施設で看護師として協力しだしたライザ
圧倒的に人での足りない施設で、医師のエクスナーはライザの協力に感謝するが、グリゼルダとニックの同行が気がかりなライザは彼女たちとの面会を求めるのだが。。。

軍の施設には次々と負傷者が運ばれてくる。
エクスナーは噛み痕のある負傷者を容赦なく殺処分にする。噛まれて感染したらもう救えない、ひとりでも見逃せばたちまち殺し合いが起きてしまう、と。

フィアー・ザ・ウォーキング・デッド 第5話

アリシアが見当たらないマディソン。
彼女がお隣・スーザンの遺書を持っていたのをみつけ、スーザンの家を訪れる。家の地下室におりるとそこには、アダムスを拘束したダニエルとオフィリアがたっていた。

ダニエルは連れ去られたグリゼルダたちを取り戻すためにアダムスから情報を引き出そうとしていたのだ。
マディソンは反対するがダニエルは家族のためだと引かない。オフィリアは父親の決断に動揺しつつも、ダニエルを指示する。ダニエルは前回語ったごとく「政府によって連れ去られたものは戻らない」と考えており、その姿勢を崩さなかった。

フィアー・ザ・ウォーキング・デッド 第5話

トラヴィスは軍の指揮官・モイヤーズに掛け合いニックたちとの面会、ひいては医師のエクスナーとの面会を要求する。モイヤーズはしぶしぶ、疲弊しきった部下たちを鼓舞してトラヴィスを軍の施設まで移送することに。

軍用車で移動中、街中でウォーカーを発見した一行は車を止めてウォーカーの駆除に当たる。
遠方から銃を設置しトラヴィスに引き金を引かせようとするモイヤーズ。トラヴィスは拒否するが「自分の手は汚さないのか?」と挑発されトラヴィスは銃のスコープを覗き込む。
ウォーカーと化したウェイトレス風の女性がこちらを睨む。「あれは人間じゃない」と言い聞かせるも、彼女の胸についた名札を目にして尻込みしたトラヴィスは結局引き金を引けず、モイヤーズが代わりに狙撃する。複雑な表情をうかべるトラヴィス。

フィアー・ザ・ウォーキング・デッド 第5話

施設を向かう途中、応援要請を受けたモイヤーズ一行はウォーカーが蠢く建物へ突入する。車の中で待機するよういわれたトラヴィス、軍隊の無線からはしきりに「退却!」と劣勢らしき声がこだまする。

しばらくして兵士たちが車にもどってくる。指揮官のモイヤーズはやられてしまった模様。
部下たちはトラヴィスを街の近くまで送り届けて、別の任務にあたるという。トラヴィスは結局医師への面会もできず帰ることに。

フィアー・ザ・ウォーキング・デッド 第5話

ダニエルは椅子に縛り付けたアダムスを拷問する。
過去の戦時下において同じような経験をしたダニエルは「家族を守るためには仕方がない」と決死の覚悟。命乞いするアダムスに問う。軍用無線からしきりに飛び交う単語「コバルト」とは何を意味するのか?と。

アダムスから情報を引き出したダニエル、オフィリアは父親の残酷な対応に悲鳴をあげる。それを聞きつけたマディソンも駆け寄るが「家族のために」とつらそうな表情を浮かべるダニエルをみて、無碍に責めることもできず。。。

街に帰ってきたトラヴィスは放心状態のオフィリアを発見、彼女からダニエルのことを聴きかけつける。頭ごなしにダニエルを責めようとするトラヴィスをマディソンが制止、アダムスが吐いた情報をもう一度離させる。

「コバルト」とは軍が撤退することを意味する指令コード。
明朝9時に、軍の関係者だけが全てを放棄して撤退する予定だった。軍の施設につれていかれた者達は人道的な方法で処刑される、という。

さらにアダムスがダニエルに漏らした情報では、どこかのアリーナで感染が確認され、2000人規模の人々が混乱する中、アリーナに鍵をかけて封じ込めを行ったという。アダムスは今もその人達の悲鳴が耳から離れない、と話す。

フィアー・ザ・ウォーキング・デッド 第5話 フィアー・ザ・ウォーキング・デッド 第5話

そのころ、アリシアはクリスを誘い、隔離地域内で空き家となった豪邸に押し入る。豪華な服やおもちゃを漁り、ストレス発散に家の中をめちゃくちゃにするふたり。

ひとしきり暴れたふたりは帰路につく。そこで軍用車が走り去るのを目撃する。彼らは巡回しているのではなく、どうやら撤退しているようだが。。。

フィアー・ザ・ウォーキング・デッド 第5話 フィアー・ザ・ウォーキング・デッド 第5話

施設の檻ではニックがダグ同様、軍人たちによってどこかに連れ去られそうになる。
それをみたヴィクターはとっさに軍人を呼び止めニックを残すように交渉する。どうやら軍人と何度か取引をしている様子のヴィクターは、手持ちの指輪を軍人に差し出し、交換にニックを残すように交渉する。

ニックはヴィクターが自分を助けたことを不思議に思うが、彼は「恩を売っただけ」だと話す。
ヴィクターはコバルトに備え兵士たちが撤退していることを目ざとく見抜いていた。「行動を起こすべき時に力を貸せ」とニックに語るヴィクター、彼の手には檻のカギらしきものが握られていた。。。

フィアー・ザ・ウォーキング・デッド 第5話

術後の経過が思わしくないグリゼルダは意味不明なうわ言を繰り返し始める。
ライザが見守るなか、グリゼルダは息をひきとる。するとエクスナーは家畜用の空気銃を取り出す。死後時間が経つとウォーカーに転化するため使者の頭にをそれで撃つのだという。
ライザは自分がやると申し出て、グリゼルダの額に空気銃を放つ。

フィアー・ザ・ウォーキング・デッド 第5話

アダムスの話を聴いたダニエルは単身、アリーナへ向かっていた。
出入り口を封鎖されたアリーナの中からはうめき声とともに施錠されたドアを突き破らんと揺さぶる音がこだましていた。。。