【海外ドラマ】プリズン・ブレイク シーズン5 第2話「光の首長」レビュー

プリズン・ブレイク シーズン5 第2話

CSチャンネル・FOXで新作海外ドラマ プリズン・ブレイク シーズン5 第2話 「光の首長」が放送されたのでさっそくレビューしてみます。リンカーンはオギュギアに捕らわれたマイケルを救い出すためにある人物を探すことになる。。。

ちなみに前回のレビューはコチラ。

【海外ドラマ】プリズン・ブレイク シーズン5 第1話「死者からの手紙」レビュー

プリズン・ブレイク シーズン5 第2話 「光の首長」あらすじ

原題は “Kaniel Outis”

オギュギア刑務所に投獄されているマイケルは、同房の受刑者たちと脱獄を企てていた。

外部の協力者・“ポセイドン” の助力を受けて、刑務所が停電になるらしいことを事前に掴んでいたマイケルは、停電を見計らって脱獄の時を伺っていた。
しかし予定していた時刻が訪れても停電は起きない。同房の受刑者・ウィップは “ポセイドン” が裏切ったのだ、と肩を落とす。

マイケルは「別の脱獄方法の準備も勧めている」として、ひとまず脱獄を諦めることにする。

プリズン・ブレイク シーズン5 第2話

オギュギアでマイケルに「あんたを知らない」と突っぱねられてしまったリンカーンとシーノートはシバの隠れ家に戻ってくる。

マイケルが「カニエル・オーティス」と名乗っていたことから情報を探ったシーノートは、マイケルが過去にも脱獄を企てて失敗し、独房に入れられていたことを知る。
最近になってマイケルは一般房にうつされたのだという。

部屋の外で見知らぬ子供が話を盗み聴きしていたことに気づいたリンカーン、逃げる子供の後を追いかける。
子供には逃げられてしまったが、彼が残していったと見られるメモ書きが見つかる。そこには「光の首長が自由をもたらす」と記されていた。

プリズン・ブレイク シーズン5 第2話 プリズン・ブレイク シーズン5 第2話

リンカーンはメモ書きの筆跡がマイケルのものと告示していると気づく。マイケルが何かしらの暗号を使ってメッセージを送ってきているのだろう、考える。

シーノートは事態の打開には協力者が必要だと諭し、シバと和解するようにリンカーンに告げる。

シバのもとにやってきたリンカーンとシーノートは彼女に協力を打診する。
マイケルが国の反逆者である「カニエル・オウティス」を名乗っていたことで憤慨していたたシバは、リンカーンへの協力を拒もうとする。

しかし、シバの父親は国内勢力から付け狙われており、彼女には多額の亡命資金が必要らしい。
リンカーンは「家族の亡命資金だ」と現金をちらつかせ、シバに協力を要請。件のメモ書きを彼女に手渡す。

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ニューヨークではサラが息子・マイクを学校に送り届ける。
ちょうどそのとき、リンカーンからオギュギアで撮影されたマイケルの動画が送られてくる。動画を見たサラは驚き声を失う。

そこへジェイコブから電話。
女の刺客に撃たれたジェイコブだったが一命はとりとめ順調に回復している様子。

サラは「用を済ませたら会いに行く」と伝え電話を切る。

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サラはその足で国務省へと向かう。
マイケルが生きているかもしれない、ということを相談にやってきたのだが、そこで彼女は思わぬ再開を果たす。

彼女を出迎えたのは、一時は彼女の命を狙った男 ポール・ケラーマンだった。

サラはケラーマンを信用できない、と立ち去ろうとするが、マイケルについて既に何か情報をもっているらしいケラーマンは「話をしよう」とサラをオフィスに通す。

ケラーマンは、マイケルが「CIA高官を殺した犯人であるカニエル・オウティス」を名乗って収監されている、と明かす。
サラは当然信じないが、政府の公式な記録にも「マイケル」が「カニエル・オウティス」であることを証明するデータが存在しているらしい。

ケラーマンは、マイケルを別人に仕立て上げるだけの技術を持った何者かが暗躍している、もしくは身を隠すためにマイケル自身が素性を消したのではないか?と考えていた。

それを聴いたサラは「マイケルが自分を捨てて素性を隠した、とでもいいたいのか」と感じ憤りオフィスを出ていってしまう。

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オギュギア周辺では過激派の内紛が日に日に悪化していた。刑務所が襲撃されるのも時間の問題。

一時脱獄を取りやめたマイケルに、ウィップは「早く脱出しよう」と急かす。
脱獄を成功させるために案を練りに練るマイケルだが。。。

プリズン・ブレイク シーズン5 第2話

メモ書きを読んだシバは「首長」が意味するのは、イスラムの「シャイフ(首長)」ではないだろう、と推察。
リンカーンが考えたように何かの暗号だろうと考える。

さらにシバはメモ書きの隅に針で複数の穴を開けた、点字のようなものを発見。
それが電話番号を示しているのだと気づき、そこへ電話をかける。かけた先は留守電だったが、相手の名はムハンマド・アルトゥニス。電気局の局長らしい。

それこそが「光の首長」(電気局の局長)が意味するものだとリンカーンは察する。

リンカーンたちは電気局へ向かうが、内紛の悪化で職員たちは抜け出しほとんどもぬけの殻。局長も家族を探しに郊外へ向かったという。

シバは「過激派との激戦区となっている郊外には行きたくない」としてリンカーン達への動向をそこで終え、金を払うよう要求する。
が、リンカーンは「首長」に会うまでは金は払わないとキッパリ。しかたなくシバはリンカーンとシーノートを連れて郊外へと向かう。

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家に帰ったサラのもとに、ケラーマンがメールを送ってくる。

そこに添付されていた写真には、どこかの雪国でCIAの副長官 ハーラン・ゲインズがマイケルに殺される瞬間が撮影されていた。
マイケルはそのままイエメンに飛び、空港で彼の荷物からゲインズの血がついた衣類が発見されたという。

サラは捏造だと訴えるが、ケラーマンは証拠がある以上「マイケルは殺人犯だ」と語る。

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オギュギアではマイケルとウィップの同房の囚人・ジャがドラッグの禁断症状に苦しんでいた。

マイケル曰く韓国人のジャは凄腕のハッカー。
世界中の金持ちのIDを盗み金持ちになったという。さらに病的なほどの「クイーン」(著名なバンド)のファンであり、フレディー・マーキュリーの遺骨まで買い集めているらしい。

それがなぜ中東の刑務所に収監されることになったのか…。マイケルはジャの動向に目を配る。

リック・ユーン(Rick Yune)

ジェイコブの病室に面会に来たサラ。

マイケルの件を明かし、相談する。
研究者であったジェイコブは、マイケルのパーソナリティと行動を鑑み「ゲーム理論」になぞらえて説く。
「ゲームにおいては全ての人、全ての物は “道具” にすぎない」「サラを脱獄に協力させたように、あらゆる関係を目的遂行のために利用する」と。

何か崇高な目的をもって動いているうちに、善悪の区別がつかなくなってしまったのでは?、と結論付ける。

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マイケルは囚人・シドに声をかける。

中等において禁忌とされる同性愛の罪で投獄されていたシド
オギュギアでは凶悪犯である過激派のひとり アブ・ラマール は独房に隔離されていたが、彼が一般房に移される時が近づき、シドは「(禁忌を犯した自分は)まっさきに殺される」と怯えていた。

「そのまえに脱獄させてくれ」とマイケルに訴えるシド。
しかし、「光の首長」の協力を得て停電を起こすはずだったのにアテがはずれたマイケル。しかも「光の首長」との連絡係を担っていたのはシドだという。

「光の首長」と連絡がとれず脱獄計画が中断されてしまったことを案に責めるマイケル、シドにも連絡がつかない理由はわからないという。

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マイケルはシドにガムを一枚要求。「これが自由への切符になる」と言い残し、マイケルは席を立つ。

房に戻ったマイケルはガムとラジオの電池、靴下など手に入る材料をつかって火をおこし、自らの頭に熱した布を巻き付けて発熱を装い、急病人として房の外へ。

マイケルは医務室への搬送を狙ったようだったが、予想に反して看守たちのリンチにあってしまう。
国の内紛が続き、アメリカ人を恨んでいるらしい看守たちはマイケルの訴えに耳を貸さずに彼を痛めつける。

ひととおり暴行が済むと看守はたちさり、別の看守が解熱剤をマイケルに飲ませる。

薬を飲まされたマイケルは房に戻される。

マイケルは与えられた薬を飲み込まず、歯の裏側に隠していた。
禁断症状に苦しむジャに、薬をちらつかせ、彼が房に持ち込んでいた携帯電話とクレジットカード番号を要求するマイケル。

どこに電話するのか効かれたマイケルは「ピザ屋に電話するんだよ」と一言。

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郊外にやってきたリンカーンたち。

武装兵士がうろつき物々しい雰囲気の中、シバの車は呼び止められる。
「外国人と女性が立ち入れば殺されるだけだ」と警告する兵士だが、リンカーンは彼に金をつかませ危険区域への立ち入りを強行。

シバは呆れてしまう。

危険区域に入ると街は壊滅状態。一般人の処刑が行われているらしい様も見て取れた。

そこで、シバは知り合いらしき過激派の男 レザー こと アブ・アミールに呼び止められてしまう。
リンカーンとシーノートに布をかぶって隠れるように諭す。シバを自分のものにしたいらしいアミールはシバにちょっかいを出すが、タイミングよく近くで政府軍との衝突が起きる。
過激派の兵士が招集されアミールもその場を立ち去った。

シバは「殺されなくてツイてた」とつぶやき再び車を出す。

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リンカーンたちは「首長」が家族を探しに言ったらしい家の前までやってくるが、そこには過激派連中がたむろしていた。

裏口から家に侵入する一行、しかし家に入ったところで刃物をもった男に襲われる。
シーノートが男を取り押さえると、どうやらその人物こそが探していた「首長」アルトゥ二スらしい。

アルトゥニスは娘を探しに郊外にやってきたが、過激派に囲まれ立ち往生していた。当の娘は向かいの学校校舎に取り残されているらしい。
アルトゥニス娘の奪還を模索する一行だが、彼が刃物をもって襲ってきた際の物音で、過激派連中が警戒し、あたりを捜索し始めてしまう。

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建物へ過激派が突入し始め、リンカーンは「自分が娘を連れ出す」と約束し、シバとシーノート、アルトゥニスに逃げるよう指示。

リンカーンは過激派かのスキをついて銃と車を奪い、向かいの校舎からアルトゥニスの娘や隠れていた他の子供たちを救出。

一足先に車を走らせていたシバたちに追いついたリンカーン。シーノートは「やつならやれると思った」と興奮気味。

しかし後ろから、砲台を積んだ武装車が追ってくる。銃撃を受けながらも危険区域の堺までやってきた一行。
境界線を護る兵士たちは一斉に銃を構える。「自爆テロ」だと勘違いされたら攻撃されてしまうためシバはやむなく車を停車する。

白旗をふると兵士は、追ってきている武装車が原因だと察知。
武装車だけをめがけて一斉射撃し、過激派の追撃を阻止することができた。

なんとか生還した一同。アルトゥニスは家族との再会を喜ぶ。

アルトゥニスには子どもたちを教える教育者の娘と、同性愛の罪で投獄された息子・シドがいるという。
シドに面会しにいった際に彼は、「脱獄計画があるから協力して欲しい」と頼まれたという。息子のために協力することにしたアルトゥニス。停電を起こせば脱獄させてもらえる手筈だったのだという。

停電の決行は1週間前の予定だったが、娘が郊外に取り残されたために計画は頓挫した。
リンカーンはそれがマイケルの計画だと察知、「今からでも間に合う」とアルトゥニスをせっつく。

予定では「停電の24時間前に電気を二度点滅させる」それが決行の合図だ、と。
しかし今すぐに合図を出したとしても、悪化する治安に24時間も街が持つかわからない…不安を募らせる一同。

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サラはマイケルの件を悩みつつ、マイクの迎えにやってくる。

しかしマイクの姿が見当たらない。急に不安に駆られるサラ。
しかしマイクは学校の裏にひとりで立っていた。安堵するサラ。マイクの手には折り紙でおられた花が握られていた。

通りすがりのピザ屋がマイクにその花を手渡したのだという。
花を開くと中にはメモ書きが。「隠れてくれ嵐がやってくる」と記されていた。

それがマイケルからのメッセージなのだと察するサラ、何が起きているのかと不安にかられる。

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過激派の襲撃が過渡を増し、もはや獄中も安全ではないと不安を募らせるオギュギアの面々。
異教徒や不信心者、外国人はまっさきに獄中の過激派一派に殺されてしまうだろう、とシド。マイケルも表情を曇らせる。

するとアルトゥニスによる停電の合図が起きる。「あと24時間持ちこたえれば…」と希望が差す。

しかし、時を同じくして独房の囚人が一般房へ移されてきてしまう。
件の過激派 アブ・ラマールも姿を現し緊張が走る。怯えるシド。ラマールは一直線にマイケルの前まで歩み出る。

するとマイケルとラマールは笑顔で抱擁する。「脱獄の準備は整ったか?」「明日の夜決行だ」と耳打ちするふたり。。。