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【海外ドラマ】マーベル エージェント・カーター シーズン2 全10話 ネタバレ&まとめ レビュー

エージェント・カーター シーズン2

無料チャンネル・Dlifeで海外ドラマ「 マーベル エージェント・カーター シーズン2 」が新たに放送開始されました。
マーベルの海外ドラマシリーズとして放送されていた「エージェントオブシールド」のスピンオフ作品として制作された本作。昨年のシーズン1放送に引き続きいよいよ続編公開です。

毎週各話のレビューアップ予定ですので、一気に読みきれない場合は、ぜひブックマークしてください。

ドラマ「 エージェント・カーター 」とは

アメリカの人気コミックシリーズ・マーベルはあまりにも有名なので説明不要かと思います。スパイダーマン、ハルク、アイアンマン、X-MENなど様々なアメコミ・ヒーロー達が登場するコミックシリーズです。
近年では各作品の実写化のほか「エージェントオブシールド」という連続ドラマ作品も放映されています。本作「エージェントカーター」はその「エージェントオブシールド」のスピンオフ作品として制作されたドラマです。

第二次世界大戦中、ヒドラとの死闘により、最愛の人キャプテン・アメリカを失ったエージェントのペギー・カーター。その後、ニューヨークで秘密諜報機関SSR(S.H.I.E.L.D.の前身)に就いていたカーターは、同僚からキャプテン・アメリカのかつての世話役としてしか扱われず、雑用担当の閑職に就いていた・・・。そんな頃、かつての戦友のハワード・スタークから秘密の任務を依頼され、スタークの執事ジャーヴィスの協力も得て捜査を始める。

Dlife 番組情報ページより

「エージェントオブシールド」はボクも見ていたのですが、シーズン3が始まるほどにお話が既に進んでいるためドラマレビューの記事は書いていないのですが、今回「エージェントカーター」が日本初放送で放映されることにあたりレビュー記事を書いてみようとおもった次第です。

「エージェントオブシールド」を見ていた方には重複する内容ですが、話を理解しやすくするために少しおさらいしてみます。

エージェントオブシールド

2012年に公開されたマーベル映画「アベンジャーズ」は記憶にあたらしいと思います。
マーベル作品「マイティー・ソー」に登場する悪役・ロキの侵攻によって地球に危機が訪れ、キャプテンアメリカ、ソー、ハルク、アイアンマンなどの人気ヒーローたちが集結して戦うというマーベルファンには夢の様なオールスター映画でした。

ドラマ「エージェントオブシールド」はこの「アベンジャーズ」での侵攻後の時間設定で作られているお話です。
マーベル作品はそれぞれ同じ世界上で展開している作品、という設定で作られていてそれぞれのキャラクターやストーリーが密接に関わっているのです(アベンジャーズ然り、X-MENにデッドプールが登場したりするのがそれです)

「アベンジャーズ」でヒーローたちの後方支援を務めたのが、国際平和維持組織S.H.I.E.L.D.(通称・シールド)です。
「エージェントオブシールド」ではシールドのエージェントたちが世界中で起こる超常現象に対処し、ヒーロー達と共闘していくお話。同じく超常現象を利用し、世界征服を企む組織「ヒドラ」と大戦下から対立を続け、さらには異能力者集団「インヒューマンズ」との三竦み体制で闘いを繰り広げる…ってのがおおまかな内容でした。

エージェント カーター

本作エージェントカーターの主人公 ペギー・カーターはシールドの前身組織である戦略科学予備軍・SSRのエージェントであり、「エージェントオブシールド」や他マーベル作品に登場した様々な伏線を回収する作品となっています。
実は「エージェントオブシールド」シーズン2の冒頭シーン、過去の大戦下でヒドラのダニエル・ホワイトホールとカーターが対峙するシーンが描かれていました。

 

つまるところ、シールドやアベンジャーズよりも一世代前の第二次大戦後の時代設定が描かれた作品で、まだシールドは結成されておらず前身組織でエージェントとして活躍するカーターが描かれた作品です。
「エージェントオブシールド」のスピンオフというだけあって、とくに「エージェントオブシールド」を見ていた人には話が繋がる点が多々あって楽しめるんじゃないでしょうか。

エージェント・カーター シーズン2 登場人物

あらすじを追う前に、主要キャラクターをチェックしておきます。

ペギー・カーター

本シリーズの主人公。

SSRの女性エージェント、表向きにはニューヨークの新聞社ベル社の電話交換士として身を置いていた。
マーベルの公式設定ではキャプテンアメリカの恋人であったとされていおり、前シーズンでもそれを彷彿とさせるシーンが搭乗しました。

演じるのは[actor][name]ヘイリー・アトウェル[nname]([altname]Hayley Atwell[aaltname])[sameus urls=”http://www.imdb.com/name/nm2017943/”][image urls=”https://motetai.club/wdps/wp-content/uploads/2017/07/1499436893-680×272.jpg”][aactor]

映画シリーズのマーベル作品におけるペギー・カーターも同じく彼女が演じています。

ハワード・スターク

巨大軍事企業・スタークインダストリー社の創始者。

カーターとは友人でありキャプテンアメリカとも盟友である。彼はアイアンマンことトニー・スタークの父親。アイアンマンシリーズでトニー・スタークが経営する「スタークインダストリー社」も元は彼が作った会社。

演じるのは[actor][name]ドミニク・クーパー[nname]([altname]Dominic Cooper[aaltname])[sameus urls=”http://www.imdb.com/name/nm1002641/”][image urls=”https://motetai.club/wdps/wp-content/uploads/2017/07/1499436898-680×272.jpg”][aactor]

ヘイリーと同じく同名役でマーベル映画に出演しています。

エドウィン・ジャービス

ハワードの執事。愛妻家。
告発されたハワードは身を隠し、その間カーターに助力するよう指示されたことでカーターの相棒(?)を務めることとなった人物。

この人の名前にも聞き覚えがありますね…そう、アイアンマンのアイアンスーツ等を制御する人工知能の名前が「ジャービス」でした。前シーズンまでにハッキリとは明言されていませんが、アイアンマンシリーズのジャーヴィスは彼がモデルになったと考えてよさそうです。

演じるのはイギリス俳優の[actor][name]ジェームズ・ダーシー[nname]([altname]James D’Arcy[aaltname])[sameus urls=”http://www.imdb.com/name/nm0195439/”][image urls=”https://motetai.club/wdps/wp-content/uploads/2017/07/1499436895-680×272.jpg”][aactor]

身長191cm(!!)。マーベル作品へは本シリーズが初出演の模様。

ジャック・トンプソン

SSRのエージェント。すかしたキザ野郎。
シーズン1ではカーターを下に見て嫌味な態度を取ることも多かったものの、シーズン終盤のカーターの働きをみて態度を改めるのだが。。。

演じるのは[actor][name]チャド・マイケル・マーレイ[nname]([altname]Chad Michael Murray[aaltname])[sameus urls=”http://www.imdb.com/name/nm0614877/”][image urls=”https://motetai.club/wdps/wp-content/uploads/2017/07/1499436892-680×272.jpg”][aactor]

国内で放送された作品だとドラマ「CHOSEN」「ドーソンズ・クリーク」「ギルモア・ガールズ」などに出演。

ダニエル・スーザ

SSRのエージェント。戦争で片足を失う。
カーターを軽んじるエージェントも多い中、カーターに紳士的に接する数少ない人物。

前シーズン終盤では、SSRの任務とは別に秘密裏に動いていたカーターの行動に気づいた唯一の人物で、実はかなりのキレ者か…?

演じるのはアルバニア系俳優 [actor][name]エンヴェア・ジョカイ[nname]([altname]Enver Gjokaj[aaltname])[sameus urls=”http://www.imdb.com/name/nm2222175/”][image urls=”https://motetai.club/wdps/wp-content/uploads/2017/07/1499436896-680×272.jpg”][aactor]

実は彼、映画「アベンジャーズ」において警察官役としてチョイ役出演しています。もちろん時代設定が違うので「ダニエル・スーザ」とは別人の設定です。

ホイットニー・フロスト

シーズン2から初登場。ハリウッド女優。

演じているのは[actor][name]ウィン・エヴェレット[nname]([altname]Wynn Everett[aaltname])[sameus urls=”http://www.imdb.com/name/nm1570774/”][image urls=”https://motetai.club/wdps/wp-content/uploads/2017/07/1499436891-680×272.jpg”][aactor]

国内放送作品だとドラマ「ニュースルーム」「VEGAS」などに出演していました。

ジェイソン・ウィルクス

シーズン2から初登場。
化学企業・アイソダインエナジー社の科学者。SSRの捜査の過程でカーターと出会う。

演じているのは[actor][name]レジー・オースティン[nname]([altname]Reggie Austin[aaltname])[sameus urls=”http://www.imdb.com/name/nm1117385/”][image urls=”https://motetai.club/wdps/wp-content/uploads/2017/07/1499436890-680×272.jpg”][aactor]

ドラマ「プリティ・リトル・ライアーズ」や「デビアスなメイドたち」、リメイク版の映画「オーメン」などに出演。

ドロシー・アンダーウッド(ドッティ)

シーズン1でも登場していた秘密結社「リヴァイアサン」の秘密工作員。
カーター顔負けの体術と暗殺術を誇る女兵士。シーズン1ではイフチェンコと組んでSSR本部を襲撃しようと企み、その後行方をくらましたのだが。。。

演じているのは[actor][name]ブリジット・リーガン[nname]([altname]Bridget Regan[aaltname])[sameus urls=”http://www.imdb.com/name/nm2125623/”][image urls=”https://motetai.club/wdps/wp-content/uploads/2017/07/1499436897-680×272.jpg”][aactor]

ドラマ「ホワイトカラー」や「ザ・ラストシップ」の最新シーズンにも出演中です。

第1話 「SSR ロサンゼルス支局」(原題:The Lady in the Lake)

あらすじ&ネタバレ

リヴァイアサンの女スパイ・ドッティは男たちを引き連れて銀行強盗を企てる。しかし事前にその計画を察知していたSSRは銀行に先回り、ドッティたちの犯行を止めようと応戦する。銀行の金庫に押し入ろうとしたドッティをカーターが取り押さえ拘束することに成功する。

カーターは捉えたドッティを尋問しようとするが、彼女は一向にクチをわろうとはしなかった。

同じ頃、ロサンゼルスの支局長に移動になったスーザは湖で起きた殺人事件の現場に招集される。
科学捜査のスペシャリストであるSSRが呼び出された理由は…殺害現場である真夏の湖から氷漬けの女性 ジェーンの死体があがったからだった。スーザは事件の捜査協力をもとめニューヨーク本部に応援を要請。
本部を任される身となっていたトンプソンはカーターをスーザの応援に向かわせる。

渋々ロスにやってきたカーター、滞在中スタークの別邸に厄介になることになりジャーヴィスが空港に迎えに現れる。ジャーヴィスの送迎でとある芸能スクールにやってきたカーター。ここがロサンゼルス支局の隠れ家のようだった。
ロス支局にやってきたカーターはスーザと久々の再開を果たす。カーターが派遣されるとは知らなかったスーザは仰天。シーズン1で親しい仲になりつつあったふたりはどこかぎこちない。

湖で発見された遺体はヒーターにあてても解けることがなく、青白く発光していた。体内からは正体不明の放射性物質が発見される。
近隣の化学企業「アイソダインエナジー社」が怪しいと睨んだカーターは、受付の目を盗んで社内へと潜入する。社内を捜索していたカーターは科学スタッフ ジェイソン・ウィルクスと鉢合わせする。ウィルクスに気に入られたカーターは被害者の女性がアイソダインの社長 カルヴィン・チャドウィックと不倫関係にあったという情報を入手する。

チャドウィックの情報を得るためカーターは彼が入れ込む競馬場へと足を運ぶ。
場内へやってくると、チャドウィックは妻で映画俳優の ホイットニー・フロストと行動を共にしていた。同行したジャーヴィスはスタークが映画産業に手を出そうとしていることを利用し、スカウトと称してフロストをチャドウィックから引き離す。そのスキにカーターはチャドウィックに接触するが、彼は何も語ろうとはしなかった。

さらに被害者の氷漬け遺体を解剖していた検死官は検死の最中に氷漬けになり、バラバラに砕け散ってしまう。
突然の異常事態にカーターはウィルクスを呼びつけ事態の解明を求める。しかし事件捜査に協力していた地元警察のヘンリー刑事は血相を抱えてウィルクスを拉致し、現場から逃走してしまう。

同じ頃、ニューヨーク本部ではトンプソンがドッティの尋問を引き継ぐが、ドッティにいいようにしてやられてしまい、カーターのように尋問を進めることすらままならない。ドッティが銀行から盗み出そうとした金庫には「紋様がきざまれたピン」が入っていたが、ドッティはそれが何なのか語ろうとしない。
トンプソンが手を焼いているスキに、ヴェモン・マスターズが現れドッティの身柄をFBIに移送してしまった。マスターズのコネでSSRに入局したトンプソンは逆らうことも出来ない。マスターズは「大戦終結後の世界にSSRは必要ない」と語りSSRの解体を示唆する。
トンプソンは解体後の重要ポストを約束されマスターズに大人しく従ってしまう。

ロスではヘンリー刑事が事件の黒幕だと察したカーターとスーザ。
姿をくらましたヘンリーを追うが逃走に使われた車は氷漬けになって乗り捨てられていた。ヘンリーは小遣い稼ぎに女性の遺体処理を請け負っていた。それにかこつけて、過去の連続殺人事件に見せかけようとしたのだが、その過程で「触れるものが凍る」という異常現象に見舞われていた。
科学者であるウィルクスに身体を戻してもらおうとするのだが、ヘンリーの身体はみるみる氷はじめる。
カーターたちはチャドウィックを追い詰めるが、新米警官が銃を発砲してしまい、被弾したヘンリーの身体はバラバラに砕け散ってしまった。

新米警官は不注意による発砲を装ったが、実はチャドウィックとフロストに依頼されヘンリーの口封じをしたのだった。。。

事件は原因不明のまま収束する。カーターはスーザを飲みに誘おうとするが、彼にはロスに来てから恋人が出来ていたらしかった。肩を落とすカーター。

いっぽう、研究室に帰ったウィルクス。彼の見つめる先には謎の流動物体が浮かんでいた。。。

見どころ:

ラストシーンでウィルクスが見つめる謎の物体。スピンオフ元である「エージェント・オブ・シールド」に登場する「モノリス」にも見えるのだが、その正体はいったい…。

第2話 「天文台の夜景」(原題:A View in the Dark)

あらすじ&ネタバレ

スーザは恋人・ヴァイオレットの存在をカーターに隠していたが、彼女を紹介するか悩んでいる間にヴァイオレットはカーターと出会い仲良くなってしまう。気まずそうなスーザ。

事件への関与が疑われていたアイソダインエナジー社のカルヴィン・チャドウィックは謎の男たちとともに会議の席に着いていた。男たちは発見された謎の物質「ゼロマター」を利用し「アイソダイン計画」を勧めていたが、SSRの捜査の手が入ったことを知り計画を中止することを決定する。チャドウィックは計画続行を訴えるが会議の決定は覆ることはなかった。

チャドウィックは「計画が潰されることになった」と妻ホイットニーに報告。それを聴いたホイットニーは密かにある企みを企て。。。

同じ頃、第1話で捜査していた氷漬けのジェーンの遺体はSSRによって詳しい検査を受けることになっていたが、謎の男によって持ち去られてしまう。カーターとスーザはアイソダインの関与を疑い立ち入り調査を求めるが、タイミングよく放射能漏れ事故が起きて立入禁止になってしまっていた。

情報を求めるカーター、ウィルクスは密かにカーターに協力を申し出る。
ウィルクスに呼び出されバーにやってきたカーター。ウィルクスはアイソダインから気密を漏らさないよう脅迫を受けたと明かし、情報を話す代わりにカーターとのデートを要求する。

カーターは彼からの要求に応えるかわりに、ウィルクスの研究所へ招かれ重要な情報を入手する。
大戦中に兵器開発をしていたアイソダインはとある実験の最中「すべての物質を瞬時に飲み込み消し去る」ことのできる物質「ゼロマター」を発見、研究していたのだ。ウィルクスの考えでは、全ての存在を飲み込むゼロマターは「熱エネルギー」すら奪い去ることができ、ジェーンはそれによって凍ってしまったのでは?と考えた。

そこへ例の会議から派遣された刺客が急襲、カーターとウィルクスを襲う。ジャーヴィスに救援信号を送ったカーターは車を奪いその場から逃走する。カーターは刺客たちから奪った車の中に「ドッティが狙っていたピン」と同じものがあるのを発見する。
逃げる過程でカーターとウィルクスはいいムードになり…。

ジャーヴィスはカーターが襲われているとスーザに報告。カーターとウィルクスを捜索しにアイソダインへと向かう。
おなじくアイソダインへやってきたカーターとウィルクス。研究室からゼロマターを盗み出そうとするのだが、そこにホイットニー・フロストが姿を現す。
ホイットニーはウィルクスからゼロマターを奪い取ろうと揉み合いになり、ゼロマターを入れた容器が破損、外に漏れ出してしまう。

スーザ達が駆けつけたときには現場は騒然、ゼロマターの爆発に巻き込まれたウィルクスは助からなかった…。
ウィルクスを亡くしたことにショックを受けるカーター。

そのころ研究所の事故から命からがら逃げ出していたホイットニー。しかし彼女の額には事故でできたらしい黒い色のキズが残されてた。。。

見どころ:

チャドウィックが関与する謎の会議(組織)、彼らの持っていたピンとドッティが狙っていたピンは同じものらしい。
しかもそのピンに刻まれたマークは「エージェント・オブ・シールド」に登場したヒドラの紋様に酷似しているのだが。。。?

第3話 「女優の秘密」(原題:Better Angels)

 

あらすじ&ネタバレ

アイソダインは死んだウィルクスにすべての罪をなすりつけようと証拠を仕込んでいた。
カーターはアイソダインの陰謀を解き明かそうと、ハワードに「ゼロマター実験の映像」を見せる。映像を見て驚いたハワードは協力を約束、さらに例の「ピン」が「アリーナクラブ」という白人のみの権力者の社交クラブのものだと語る。

爆発事故から生還したフロストだが、額には怪しい黒い傷が残っていた。

SSRのロス支局にはトンプソンが訪れるが、彼はドッティの聴取は解決したと語り、アイソダインの事件も適当にかたをつけてしまおうとする。
しかしゼロマターの映像をみたトンプソンは仰天。そこへマスターズが現れ、ゼロマターの映像を渡すように指示、トンプソンはフィルムを渡してしまう。

ハワードは以前からありナークラブへの勧誘を受けていたが、それを利用しクラブに潜入、女人禁制のルールを破って女性たちを招き入れ、それに紛れてカーターもクラブへと潜入する。クラブの奥ではチャドウィックを含む男たちが謎の会議を行っていた様子。さらに机の上には、明日の日付の新聞が置かれ、上院選に出馬予定の人物が出馬を取りやめるという記事が掲載されていた。
カーターはチャドウィックを議員に当選させるために不正選挙を行おうとしているらしかった。

カーターが報告してもトンプソンが及び腰なことに憤慨したカーターは、彼を罵ってしまう。
さらにペギーの持ち物が空中にうかぶ現象が発生。どうやらゼロマター流出の影響がペギーの身体に出ているようなのだが。。。ハワードはペギーの身体を調べ、体の周りで「重力場の分解」が発生しているのだと語る。

ハワードは新発明の薬剤を使ってペギーの身体の周りで起きている現象を視覚化しようとする、すると何もないところからウィルクスの姿が現れる。
ウィルクスの身体はゼロマターの影響をうけて「紫外線」に変化してしまったらしい。ハワードの薬剤をかけつづけなければすぐに姿が見えなくなってしまう。ウィルクスは爆発事故にフロストが関与していることをカーターに告げる。

カーターはフロストを怪しみ事情聴取する、自分が怪しまれていると知ったフロストはチャドウィックを利用しカーターを暗殺しようと考える。件の評議会にこのことがバレたらマズいと考えたチャドウィックはフロストの思惑通りカーターに刺客を差し向ける。
カーターは刺客に襲われ危うく殺されそうになるが、窮地のところをジャーヴィスが救い難を逃れる。

ハワードとウィルクスは協力し、ウィルクスの身体を元に戻すための方法を考えあぐねる。ハワードはふたりだけでは解決に至らないと判断し、科学のスペシャリストの協力を得るためにペルーへと立つ。

スーザは戦時中にアイソダインの礎となった女性科学者 アグネス・ケリーという人物がいたことを突き止める。しかもそのアグネスはホイットニー・フロストその人だったのだ。フロストは女優として観衆に見られながらもその素性を隠し続けていたのだった。

マスターズはトンプソンをチャドウィックに紹介する。その際、カーターが話していたとおり彼が上院選で当選する予定であることを知らされる。カーターが言っていたとおりだと知り怪訝な表情を浮かべるトンプソン。

フロストは撮影現場の監督に額の傷を見られてしまう。
女優の顔に傷がついてしまっていることに大騒ぎする監督、フロストは彼をいさめようと腕をつかむのだが、つかまれた監督の身体はみるみる黒い物体に変貌し、フロストの腕の中へと急襲されてしまう。驚くフロスト。彼女が鏡を見ると、額の傷は以前よりも大きくなっているようで。。。

第4話 「煙と鏡」(原題:Smoke & Mirrors)

あらすじ&ネタバレ

ウィルクスとカーターはフロストが過去に科学的に大きな発見をした事実をつきとめ、彼女が科学者として「天才的な域を超越している」と驚愕する。

フロストは事故以来家に引きこもるようになっており、カーターとジャーヴィスはチャドウィック周辺をマークするようになる。するとチャドウィックのお付の人物・ハントが第3話でカーターを襲った人物と判明、さらにアリーナクラブの警備責任者であることも判明し、様々な点が線につながる。
格闘の末、ハントを麻酔銃で捕らえたカーターとジャーヴィス、しかしそのことがスーザにバレてしまい叱責を喰らう。

カーターはハントに「ウイルス」を注射して、「解毒剤がほしければ情報をはけ」と脅す(注射の中身はスタークが作った強めの風邪菌)。
命惜しさにハントは渋々クチを割るが、自白してしまったことから「自分はどうせ殺される」と怯える。

ハントからの情報を元にスーザとカーターはSSRを率いてアリーナクラブにガサ入れを敢行しようとする。しかしそこへマスターズが現れ、大統領命令だとしてガサ入れを中止させ、資料検閲を行うとして妨害行為をしてくる。
カーターは頑なに真実を追い求める姿勢を見せるが、マスターズはそんな彼女に警告「君が道を貫けば、仲間が溺れ死ぬかもしれないぞ」と脅す。

いっぽうゼロマターの影響で身体に変調をきたしたフロストはアイソダインから自宅へ、実験用のネズミを大量に持ち帰る。撮影監督を身体に取り込んでしまって以来、その現象を調査していたフロストはネズミを使って現象を再現する。ネズミは黒い煙になった身体に取り込まれ、それと同時に額の黒い傷は大きくなってしまった。

ウィルクスは身体をもとに戻すための研究に没頭するが、何かに「ひっぱられている」という不思議な感覚に襲われる。
自身の変調をカーターに相談するのだが。。。

公に捜査できなくなったスーザとカーターは捕らえたハントに盗聴器を仕掛け、わざと逃して泳がせる。
ハントはチャドウィックの自宅へ向かう。フロストは彼が自白してしまったことを見透かし、ゆっくりと部屋のカーテンを閉める。「ハントさんは間違いを犯した…」とつぶやくとゆっくりと彼に近づき、ハントの首を鷲掴みにしたフロスト。
驚くチャドウィックの目の間でハントは黒い煙となりフロストに急襲されてしまった。。。

フロストの黒い傷はさらに大きくなり「あなた(チャドウィック)の尻拭いをしたのよ…」とつぶやく。

見どころ:

カーターとフロストの幼少期〜青年期が回想シーンとして描かれ、時代柄 環境と体裁に抑圧されながらも自身の道を貫いてきたふたりが明暗対照的に描かれる。カーターは女性スパイとなるために支えてくれた兄がいたが、フロストは母親にすら蔑まれ科学者となることを阻まれた。

 

脇役ですがフロストの回想シーンでフロストの母親を演じていたのはドラマ「ダーティ・セクシー・マネー」に出演していたサミーア・アームストロング(Samaire Armstrong)が客演。

第5話 「決死の五人組」(原題:The Atomic Job)

 

あらすじ&ネタバレ

ウィルクスは第1話で死んだジェーンの組織サンプルに付着していた「黒い物体」(ゼロマター)が、実体を持たないウィルクスの身体に反応して動くことに気づく。ゼロマターはサンプル瓶をすり抜けてウィルクスの中に飛び込むと、ウィルクスは一瞬だけ実態を取り戻すことができた。
何が起きたのかはわからなかったが、ウィルクスは盗まれたジェーンの遺体の在り処を「感じる」と話し、遺体に触れれば「完全に実態を取り戻せるかもしれない」と希望を語る。
それを聴いたカーターは「ジェーンの遺体を盗みに行こう」と言い出す。

いっぽう、スーザは交際しているヴァイオレットにプロポーズを申し込む。彼女の答えは当然OKだ。

カーターとジャーヴィスはジェーンの遺体が保管されているらしい施設に忍び込む。
そこには狙い通りジェーンの遺体が保管されていたが、そこへフロストとチャドウィック夫妻がやって来る。フロストはおもむろにジェーンの遺体に触れると遺体から何かを吸収し、彼女の目は真っ黒に染まる。
驚くチャドウィックに対し、「爆弾を手に入れなきゃね…」とつぶやく。

一連の話を聴いたウィルクスは、彼女が「ゼロマターを欲している」のだと推察。過去にアイソダインが行った兵器実験を再現し同じ場所で同じ爆弾を爆破させれば、再びゼロマターを生み出せると考えているらしかった。
実験に使われた兵器はロクソン社の研究所で厳重な管理をされていた。産業スパイを試みたスタークですら敗れないほど強固なセキュリティだったが、カーターはそれを突破する術を思いつく。

カーターは変装しSSRの新発明「記憶妨害機」を持ってロクソンの社長 ヒュー・ジョーンズのオフィスに忍び込む。
ジョーンズに感づかれてしまうカーターだが、記憶妨害機で彼の数分間の記憶を消して事なきを得る。しかし効果は数分間しか持続しないため、カーターは何度もジョーンズに機械を使い彼を失神させる。その甲斐あってロクソン社の鍵を手に入れたカーター。

フロストはゼロマターの力に魅了され強くゼロマターを欲するようになる。ノリ気じゃないチャドウィックに対し、知人 ジョセフ・マクレディに会いに行く。
暗黒街の大物だったマクレディに爆弾持ち出しの協力要請する。しかし、このマクレディも一筋縄ではいかない凶暴な人物なようで…。

盗んだ鍵を使って侵入を試みるも、人手が足りない。SSRにはマスターズの息がかかっており信頼できる人材がいない。スーザはSSRのラボで働く嫌われ者のサンバリーと受付嬢のローズを仲間に引き入れ施設へと侵入する。
しかし、既にフロストたちが先に侵入を果たしていたらしく。。。

フロストの引き連れてきたマクレディの部下と対峙してしまうが、ローズはエージェント顔負けの体術を披露してみせる。しかしジャーヴィスは爆弾の保管された部屋に閉じ込められてしまう。
カーターが時間稼ぎをしている間にジャーヴィスは目的の爆弾から弾頭を抜き出すことに成功する。

カーターはフロストの前に姿を表し投降を求めるが彼女が従うはずもなかった。フロストはカーターを捕らえて吸収しようとするがカーターは彼女の顔面に一撃。しかしまったく痛みを感じないらしいフロスト。
フロストの反撃をくらったカーターは階下へ突き落とされ、突き出した鉄柱の上に落ち重症を負ってしまう。

逃げ出したフロストとチャドウィックだが彼女は爆弾を手に入れられずじまい。怖気づいたチャドウィックは彼女の計画を手伝わないと言い出すが、フロストは彼の首根っこを掴んで脅し従わせる。
もはや手に負えないと感じたチャドウィックはアリーナクラブの評議会を招集する。。。

看護師であるヴァイオレットの元へカーターを運び彼女が手当する。一命をとりとめたカーターだが、心配そうなスーザの様子をみたヴァイオレットは彼が「未だにカーターのことが好きなのだ」と悟ってしまう。

さらにカーターの事を心配そうに見守るウィルクスも突如実態がぼやけ姿が見えなくなってしまい…。

見どころ:

ジョーンズを演じていたのは映画「ロボコップ」やドラマ「24」などに出演していたレイ・ワイズ(Ray Wise)が客演。

第6話 「パーティーの夜」(原題:Life of the Party)

あらすじ&ネタバレ

ウィルクスはゼロマターの影響で実態がぼやけたり意識が遠のいたりし始める。カーターは彼が実態を保つためにゼロマターを体に入れようと画策。
スーザはヴァイオレットとの破局に傷心中だったが、彼に協力を依頼してフロストの身体からゼロマターを採取しようと考えた。

スタークのコネでフロストが参加するであろうパーティに潜入を考えるカーター、ジャーヴィスとペアを装うことも考えるがあいにくカーターは手負いの身。エージェント並みの手腕とパーティで見劣りしないルックスを持ち合わせ、マスターズの息のかかっていない人物を探さねばならない…。そこでカーターはとんでもない人物に白羽の矢を立てる。

カーターが選んだのは施設に拘束されていたドッティだった。ドッティはソ連政府からもリヴァイアサンからも釈放を求められず見捨てられていた。カーターはドッティが盗み出そうとしていたアリーナクラブのピンを見せ「クラブへ接触させてあげる」と取引を持ちかける。
いっぽうでカーターがSSRに内密で会いに来たことを見抜いたドッティはカーターに協力することを承諾する。カーターはスタークの秘密兵器をドッティに渡し自力で施設を脱走するように指示。
ドッティは狙い通り脱走したあとそのまま逃亡を図るが、それを見越していたスーザとカーターによって捕らえられる。

いっぽうフロストは爆弾を手に入れることに失敗し動揺するが、チャドウィックは彼女を評議会に会わせることを約束する。
フロストは彼が自分のために手を回してくれたのだと勘違いするが、チャドウィックの狙いは別にあった。。。しかしフロストの顔の黒い傷は日に日に大きくなり彼女は評議会への出席をためらう。

カーターたちに拘束されたドッティはドレスアップされ、ジャーヴィスと共にパーティへと潜入することになる。ドッティはフロストの採血の任をまかされるが、同時にウィルクスが実態を持たないことにも気づき驚く。

パーティに潜入したジャーヴィスとドッティ。フロストも評議会出席のために会場を訪れる。
さらに会場にはSSRのトンプソンとマスターズが姿を現す。マスターズが暗躍していることに驚くカーター、ドッティは「殺しちゃう?」と問うが、スーザとカーターが慌てて止める。ドッティは気ままに行動しようとするためジャーヴィスは手を焼く。

ジャーヴィスはトンプソンの気を反らし、そのあいだに手洗いにたったフロストの血液をドッティが採取する。
しかしドッティはカーター達の命に逆らい、会場奥の評議会エリアへと独りで潜入してしまう。ドッティが棚に隠れると、評議会の秘密の会合が開かれる。フロストは評議会メンバーを前にゼロマターの能力を披露。手に取ったネズミが一瞬にして黒い煙となり吸収されてしまう。メンバーたちは騒然、ドッティもびっくり。

評議会はチャドウィックからの事前の知らせを受け、フロストを危険視しておりその能力を目の当たりにして、彼女を拘束しようと試みる。夫に裏切られたことを知ったフロストは怒りに震え部屋中のメンバーの半分を吸収してしまう。顔の黒い傷はさらに大きくなり、命乞いするチャドウィックまでも急襲するフロスト。メンバーはジョーンズを含む4人だけが生き残らされ、フロストは彼らの権威を思うままに操ろうとする。メンバーたちも恐怖故に従わざるを得ない。
知らされていなかった事実を知ったドッティは採取したフロストの血を悪用しようと考えるが、会場でマスターズと鉢合わせし、逃亡を知られ追われる身となってしまう。

いっぽうでスーザはカーターが原因でローズと破局したことを明かすが、そのとき彼女たちの前にドッティが倒したマスターズの部下が降ってくる。
ドッティはマスターズの部下とトンプソンと応戦し捕らわれてしまった。ジャーヴィスはドッティが落としていったフロストの血を拾い、カーター達は撤収する。

またしてもカーターが暗躍し、フロストの評議会掌握を知ったマスターズはトンプソンにカーター抹殺の指令を出すがトンプソンは躊躇うのだが。。。

スーザの破局を知ったカーターはスーザに再び心を寄せ始める、それに感づいたウィルクスは微妙な表情…。
さらにトンプソンはカーターの元を訪れ、彼女が暗躍していることを問いただす。トンプソンは彼女を死なせないためにNY本部に連れ帰ろうとするが、そうとは知らないカーターは拒否。「気をつけろ」とだけ言い残しトンプソンは帰っていった。

そのころドッティは囚われの身となり目を覚ます。しかし彼女を捕まえていたのはSSRではなくフロストだった。。。

第7話「モンスター」原題:Monsters)

 

あらすじ&ネタバレ

フロストは夫であるチャドウィックの死因を偽装し記者会見を開く。
カーターとスーザはそれが嘘であることを疑っていたため冷ややかな目で彼女を見つめる。依然、ドッティは姿を消したまま。フロストならば彼女の有用さに気づき「彼女がさらったのかもしれない」と危惧するカーター。

そのころドッティは椅子に縛り付けられマスターズによって拷問を受けるところだった。
しかしドッティはどんな拷問にも耐えられる自信を告げ、マスターズが「カーターの狙い」を聞き出そうとしていることを見抜く。さらに彼がフロストに脅されていることも見抜いていた。
マスターズはドッティに自白剤を投与するが、拷問に耐える訓練を受けているドッティには無意味だった。

しかしマスターズは彼女と組んでいたリヴァイアサンのフェンフォフ博士(シーズン1参照)との関係をクチにし、さらにドッティがいつのまにかカーターとの間に「友情を感じている」と図星をつき彼女の動揺をさそう。

フロストはマスターズの尋問を中止させ「ドッティの自白を引き出すよりもカーターに奪われたウランを取り戻せ」と命令する。
いっぽうでドッティの前に姿を表したフロストは彼女の首を掴みドッティを黒い煙に変えてしまおうとする。フロストのチカラを目の当たりにしたドッティは「ウィルクスの実態を取り戻すためにフロストの血を欲している」とカーターの目的を吐いてしまう。
ゼロマターのチカラの恐怖によってドッティを手中に収めたフロストは彼女を利用しようと画策する。

ウィルクスはフロストからとった血からゼロマターを吸収、開発した装置の中で実態を取り戻すことに成功する。身体を取り戻したことに喜ぶウィルクスはカーターにキスする。スーザとの関係が進展しはじめたカーターは複雑な表情。。。

時を同じくしてドッティにつけていた発信機の通信が入る。カーターはそのことをスーザに連絡しようとするが、彼のオフィスにはマスターズがやってきていた。マスターズはスーザに「ロクソン社から盗まれたウランを探し出せ」と命令する。

ジャーヴィスはドッティの発信機の信号が戻ったことを「罠」だと危惧するが、カーターはそれを見越した上でドッティの元に向かうことを決める。ドッティの捕らわれているらしい施設にやってきたふたり。ジャーヴィスはスタークの発明品「ジルバ」で応戦しようとするのだが肝心な時に発明品が作動せず、拘束されてしまうふたり。
地下牢に連れてこられたふたりは捕らわれたドッティと再会を果たす。

カーターとドッティ、ジャーヴィスは自力で拘束を解き、脱走を図る。
そのとき、都合よく奪われてしまったジルバが作動し、意図せずフロストの部下たちを倒すことに成功。ジャーヴィスが作動させようとした際に打ち込んだ起動コードは「時間差攻撃」用のものだったらしいのだ。
カーターはドッティを連れて逃げようとするが、ドッティはフロストに情報を漏らしてしまった事を明かす。そしてフロストが狙っているのはもはやカーターではなく、実態を取り戻したウィルクスだったのだ。。。

そのころフロストはスターク邸へと忍び込む。
ジャーヴィスの妻・アナのスキをついてウィルクスの元にやってきたフロストは実態を取り戻すための装置を見て賞賛する。フロストはウィルクスの身体からゼロマターを吸収しようとするが、逆にウィルクスがゼロマターを吸収してみせる。意外な反応に驚くフロスト。
フロストのゼロマターを急襲したウィルクスは装置の外に出ても実態を保てるようになっていた。

フロストは「ゼロマターが必要な者同士、協力しましょう」と彼を懐柔しようとするがウィルクスは拒否。フロストは彼を気絶させ連れ去ろうとする。アナはそれに気づき止めようとするがフロストはアナの腹部に発砲しウィルクスを連れ去ってしまった。
帰宅したカーターはアナを病院に搬送するが、ジャーヴィスは放心状態。さらにアナに気を取られている間にトランクに閉じ込めていたドッティは逃げ出してしまっていた。。。

同じ頃、スーザは暴漢に襲われ負傷する。もちろんそれはマスターズの差し金だろう。明くる朝、マスターズはスーザに休みを取る様伝え、自らがロス支局長に取って代わる。

第8話 「約束」(原題:The Edge of Mystery)

あらすじ&ネタバレ

撃たれたアナは依然意識不明。ジャーヴィスは何時になく取り乱すがカーターは彼をなぐさめる。

フロストに連れ去られたウィルクスは拘束され観察されていた。フロストは依然彼とてを組みたがるが、ウィルクスは拒む。
同じくゼロマターに侵されたフロストには「何かが囁く声」が聞こえているらしいのだが、ウィルクスには同じ症状は現れていなかった。

スーザは一足遅れてウィルクスとアナの件を知らされる。マスターズがウランを欲しがっているとしりカーターは要求通りウランを渡そうと考える。
カーターとスーザはフロスト配下のマンフレディの元にやってきてフロストへの言伝を依頼する。ウランを渡す代わりにウィルクスを返せ、と交換条件を持ちかけたのだ。

そのころトンプソンはイギリスの諜報員と接触し、カーターに関するMI6(イギリスの諜報部)の資料を入手する。それは大戦中にカーターが戦争犯罪を犯していた(殺戮行為)証拠だった。

同じ頃、アナはようやく目を覚ましジャーヴィスは歓喜する。しかし手術の後遺症でアナは出産できない身体となってしまっていた。
ジャーヴィスは自らそれをアナに伝えようとするのだが、彼女を前にしてそれを伝えることができなかった。

カーターはSSR科学部門のサンバリーに協力させ、ウランの偽物(放射線を出すべつ物質)を用意しフロストとの取引に望もうとする。
そこへスタークから暗号化された兵器の設計書が送られてくる。どうやらそれは「ゼロマターを消す事のできる」ものらしい。サンバリーにその兵器を作らせ、カーターはフロストとの取引に出かけようとするが、そこへトンプソンが現れる。
入手した戦争犯罪の証拠を隠蔽する代わりに、指示通りNY本部へ戻るよう打診するトンプソン。しかしそれはマスターズによって仕組まれた偽の証拠だという。カーターは「マスターズに操られるな」と警告し取引に出かけていった。

カーターのらい通りフロストは偽のウランとウィルクスを交換する。
しかし去り際に偽物であることがバレてしまい、銃撃を浴びながら急いで逃げるカーターたち。しかしウィスクスはフロストに寝返っておりカーターに銃を突きつけウランの場所を聞き出そうとする。カーターはクチを閉ざすが彼女のことを好きなスーザが黙っておらずウランの隠し場所が「SSRの金庫のなか」だということをばらしてしまう。
ウィルクスは車から飛び降りるとフロストたちに合流しウランを取り戻しに行ってしまった。

フロストはマスターズに連絡しSSRの金庫からウランを持ち出すように指示する。が、カーターに諭されたトンプソンはマスターズの行動を監視し制止しようとする。いっぽうでカーターたちもSSR本部にやってくるのだが、金庫にやってくるとウランは持ち去られ、トンプソンはマスターズに記憶を消されていた(第5話の記憶を消す装置で)。
カーターはウランを奪われたのはスーザの責任だと彼を責める。

ジャーヴィスはローズにアナの世話を託し、カーターたちと共にふたたびフロストの元へと車を走らせる。正義感に目覚めたトンプソンと、スタークの兵器を作り上げたサンバリーを伴って。

フロストとウィルクスはウランを使って過去の兵器実験を再現する。核爆発が起きると、フロストの読み通りふたたびゼロマターが虚空に姿を現す。
するとウォルクスの身体は宙にうかびあがりゼロマターに吸い込まれてしまう。いっぽうのフロストには何の変化も現れず「私も連れてってよ!」と叫ぶばかり。

ゼロマターの出現を確認したカーターたちはスタークの兵器を照射する。その瞬間ゼロマターは消えさり、その場にはウィルクスの身体が残されていた。
ジャーヴィスはフロストへの復讐を果たそうと独断行動に出てしまう、カーターは彼を止めるため後を追う。ジャーヴィスはフロストの元につくなり彼女に発砲。凶弾に倒れるもフロストはゼロマターのお陰で死ぬことはなかった。

ウィルクスはかろうじて息があるようだったが身体には何らかの変調が出始めていた。フロストはゼロマターのチカラを吸収したのであろうウィルクスを掌握するため、彼の愛するカーターを利用しようと考え、カーターとジャーヴィスを拘束する。

第9話 「選択の時」(原題:A Little Song and Dance)

あらすじ&ネタバレ

フロストに拘束されたカーター。気を失っている間、亡くなった兄・マイケルやかつての友人・アンジーの夢を見ていた。
どこかに運ばれているトラックの中で目覚めたカーターとジャーヴィス。カーターはジャーヴィスの暴走を叱責する。
なんとかトラックから脱出することに成功したふたり。しかし砂漠のどまんなかで徒歩で移動しなければならないことに愕然とする。ジャーヴィスは叱責された直後ということもあってカーターの無計画さに文句を垂れる。

ジャーヴィスはアナが犠牲になったことをカーターのせいだと責め、カーターの周りの人間は不幸になる、と責める。
いっぽうでカーターはジャーヴィスは任務に対して「スリリングな遊び感覚」で付いてくるだけだ、とジャーヴィスを責め返す。するとジャーヴィスはアナが手術の後遺症で「子供を産めない体になった」ことを告白する。本人にそれを伝えれずに居る自分の弱さも恥じ、カーターを責めたことも謝罪する。

ウィルクスもフロストに拘束されていたが、「具合が悪い」と伝え車外に出たいと訴える。
車外に出たことでフロストはカーターたちが逃げ出したことに気づき憤慨。トラックの運転手の失態だ、とウィルクスの目の前で運転手を射殺。怯えたウィルクスは大人しく車に戻る。
フロストの部下はトラックでカーターたちを探しにやってくるが、カーターとジャーヴィスは一芝居うってスキを突き、銃とトラックを奪ってフロストを追う。

カーターとジャーヴィスが戻ってこないことからスーザたちは心配していた。
車もカーターたちが乗っていってしまったことから身動きがとれないでいたが、SSRのエージェント・ヴェガとブラックがやってくる。「マスターズの息がかかった彼らのことは信用できない」と考えたトンプソンはスーザと一芝居うってヴェガとブラックを騙し、スーザとサンバリーを拘束させSSRへと帰還する。

マスターズは「スーザ達を殺して砂漠に埋めろ」と指示していたため、彼らが生きて帰ってきたことに表情を曇らせる。
トンプソンはマスターズがフロストに恐怖で支配されていることを見抜き「サンバリーの作ったガンマ砲を使えばフロストの裏をかけるぞ」と持ちかける。
トンプソンとスーザの思惑通り、マスターズはその提案にのり手を組むことに同意する。

そこへ砂漠から帰還したカーターがSSRに現れ、出会い頭にマスターズに殴り掛かる。トンプソン達はマスターズと手を組んだことを明かしカーターをなだめる。
カーターはマスターズを危惧するが、状況の打開に他に手がないと察したカーターはしぶしぶ同意する。

砂漠の廃工場にウィルクスを連れてきたフロスト。ウィルクスは体内に取り込んだゼロマターを消したいと望むが、フロストが彼の体内からゼロマターを抽出しようとしてもゼロマターが全く出てこない。
苛立つフロストの前にはマスターズの使いとしてトンプソンがやってくる。トンプソンはフロストに「マスターズがガンマ砲をつかってあんたを殺そうとしている」と密告する。トンプソンはその情報と引き換えに自身の評議会への参加を要求する。

トンプソンがSSRに戻るとカーターたちはガンマ砲をもってフロストの元へ向かうことになるが、カーターたちの車のエンジンが壊され動けない。その間にマスターズとトンプソンはふたりでフロストの元へ向かってしまう。
そこでサンバリーが白状する、それによればトンプソンは内密にガンマ砲を爆弾に改造させ、ウィルクスやマスターズもろともフロストを吹き飛ばす計画をすすめていたのだ。

廃工場にやってきたカーター、ちょうどトンプソンたちが爆弾を運び込むところだった。
カーターは捕らわれたウィルクスを救出しようとするが、彼はゼロマターによる変調を危惧し自ら工場に残ることを決める。

マスターズは計画通りガンマ砲でフロストを始末しようとするが、トンプソンの密告を受けていたフロストはマスターズを黒い煙にして吸収しようとする。トンプソンはマスターズの始末をフロストに任せ、工場の外にでると爆弾を起動しようとする。
カーターとスーザはトンプソンを止めようとするが、ちょうどそのころゼロマターを制御できなくなったウィルクスがフロストの前にやってきて、体内のゼロマターを放出する…。

見どころ:

シーズン1ぶりに友人・アンジーが登場。演じているのはドラマ「ニキータ」のアレックス役で有名なリンジー・フォンセカ(Lyndsy Fonseca)

最終回 第10話 「」(原題:Hollywood Ending)

Coming soon …

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