CSチャンネル・AXNで海外ドラマ・ マーベル レギオン 第3話 「記憶を辿って パート2」が放送されたのでレビューしてみます。自身の能力の秘密をさぐるため記憶療法をつづけるデヴィッドが自分の記憶の中に見たものとは…。
前回のレビューはコチラ。
マーベル レギオン 第3話 「記憶を辿って パート2」あらすじ
原題は “Chapter 3”
デヴィッドは依然、サマーランドに滞在。
ディヴィジョン3に捕まった姉のエイミーが苦しんでいる様子が数多に流れ込んできて、それを気にしつつも記憶療法を続けていた。
エイミーの件で時間的な猶予がないと知ったメラニーは、デヴィッドの能力を探るために、“過去におきた大きな事件” にだけ的を絞り、記憶を探ろうとする。プトノミー曰く、学生時代に彼が台所で能力を暴走させ「黄色い目の悪魔」を見たときの記憶だけが固く閉ざされていた、それを暴く。
デヴィッドは躊躇するも、シドニーにはげまされ記憶の中に潜る。
当時の交際相手・フィリーと喧嘩したデヴィッドは気性を荒げたまま台所へ。するとキッチン用品や家電がひとりでに動き始める。それに気づいたデヴィッドは動揺するが、次の瞬間あらゆる物が一斉に宙を舞いはじめる。
メラニーはデヴィッドがテレパシーだけでなく念力の能力も持っていると確信する。
チカラが発動する元となった原因を探る一同は次に、レニーとトリップしているシーン(第2話参照)を垣間見る。
レニーとドラッグにふけっていたところに、フィリーが現れ薬漬けなのがバレてしまう。そこに秘密がありそうだ、と確信したメラニーは更に記憶を探ろうとするが、デヴィッドは記憶を明かすことを嫌がりプトノミーの能力を拒む。
「(記憶を拒んでいるのは)俺じゃない…」とつぶやくデヴィッドの前に、「黄色い目の悪魔」が現れる。
悪魔の姿を見て怯えるデヴィッドだが、メラニーとプトノミーにはその姿は見えていない様子。怯えたデヴィッドが何かを念じると記憶の中の扉がしまり視界を遮断する。
メラニーは再度、記憶を検証しようとするがまたもプトノミーの能力が阻まれる。
同じシーン(台所の件)を検証するはずが、どこかのカウンセリングルームにとばされる3人。プトノミー曰く「もう記憶の外だ…」と。
とばされたのはサマーランドのカウンセリングルーム。
デイヴィッドが記憶から逃れたいあまりに、3人は物理的に別の場所へテレポートしていた。
またも記憶療法がうまくいかなかったデヴィッド。シドニーは自分の生い立ちを話しながら彼をはげます。
デヴィッドはシドニーと体が入れ替わっているあいだ(第1話参照)に、トイレで彼女の下半身を見てしまったことや胸を自分で触ってみたことを白状し謝罪。シドニーも入れ替わっている間に…と前置きしマスターベーションのハンドポーズをしてみせ、デヴィッドは焦るが、「冗談よ」とシドニーが茶化す。
デヴィッドは「(入れ替わっている間は)君の手を握れた」と嬉しそうに語る。
ディヴィジョン3に捕まったエイミーは「目」の尋問を受けていた。
デヴィッドの居場所を問われる彼女だが、そこで「デヴィッドは統合失調症で入院していたわけではない」と聞かされる。
ケリーの検査をうけるデヴィッド。
ケリーは「今回はマシンを壊さないで」と心配そうだが「約束できない」と返すデヴィッド。「…そうだよね」とケリーは苦笑い。
デイヴィッドは過去のハロウィンの出来事を思い出していた。走り去った飼い犬を追う幼いデヴィッドは見知らぬ家に入り込んでしまう。父親に読み聞かせられた怖い本の話を思い出し、ハッと目をあけるデヴィッド。
デヴィッドの視界には再びレニーの幻覚が登場する。
レニーはサマーランドの連中は精神病院のやつらと同じだ、となじるが、デヴィッドは自分の能力をさぐるためだ、と言い返す。しかしその間にも姉のエイミーがひどい目にあっているぞ、となじられる。
レニーは「メラニーには秘密があるぞ」と言い残し、次の瞬間、助けを求めるエイミーの幻覚が現れる。
動揺したデヴィッドは興奮し能力を暴走させる。心配したシドニーが駆け寄ると、デヴィッドの体は宙に浮きあがり、シドニーもろとも光の中へ消えてしまう。
デヴィッドとシドニーの精神(魂?)は尋問を受けるエイミーのそばにやってくる。
ディヴィジョン3は、デヴィッドには超能力があり、彼の様子のおかしさは病気ではなく能力によるものだと説明。幼いころエイミーはそれをなんとなく感じていたが、デヴィッドが精神病院に入れられるのを黙って見過ごし「彼をただの病人にした」と責められる。
尋問されるエイミーの横で「目」の男はデヴィッドとシドニーの精神がそこにやっているのに気づいた(?)様子を見せ彼らに手を伸ばすが、次の瞬間ふたりの精神はその場から消える。
デヴィッドとシドニーは気づくとサマーランドの敷地内の池の中にいた。
デヴィッドはシドニーを連れ出すことができたのなら、向こうに行ってエイミーを連れ出せるのでは?と考える。
しかし話を聴いたメラニーは「次は待ち構えているわ」と警告し止める。シドニーはディビジョン3で彼らを注視した「目」の男について尋ねる。
するとメラニーは語りだす。
サマーランドは元々、メラニーの夫・オリバーとケリーによって作られた。ディビジョン3が創設されるより前のこと。
能力者を保護することに努めていたが、当時の創設者のひとり・ウォルターはひとり離反し、「目」となって能力者狩りをするようになり、後にディビジョン3を創設した。
メラニーはデヴィッドの記憶療法が一向にうまくいかず、こんなケースは初めて、と困惑。
状況を悪化させているかもしれない、とまで危惧する。それを聴いたデヴィッドは見放されるのかと勘ぐり、憤慨する。メラニーは彼が最強のミュータントであることを示唆し、彼を利用したい目論見であることも正直に明かす。
デヴィッドは何を置いてもエイミーを助ける、と宣言。メラニーは強硬手段で記憶をこじ開け、彼の能力の秘密をさぐり、エイミー奪還の手立てとしようと考える。
シドニーはデヴィッドの記憶の中へついていく、と志願するがデヴィッドに拒絶されてしまう。
デヴィッドに拒絶されたシドニーはバツが悪そうにその場を去る。
デヴィッドは自分が過去に薬漬けになっており、盗みを働いたり誇れないことをしてきたことを恥じており、その記憶をシドニーにみられるのが耐えられなかった。その話を聞かされたシドニーは「私のことを愛しているのなら、一緒にいる」と語り、彼の記憶に入る了承を得る。
翌日、鎮静剤を打たれたデヴィッドは、ふたたび記憶療法に挑む。
記憶の中で幼少期の姿に戻ったデヴィッド。記憶の中ではシドニーのチカラ(肉体の入れ替え)も効力はなく、デヴィッドとシドニーは初めてハグする。
過去の記憶、カウンセリングを受けていたプール先生のオフィスに押し入ったデヴィッドは金目になりそうなものを集める。
しかしそこで彼の記憶の中に異変が生じ、幼いデヴィッドとシドニーにだけみえる幻覚が現れる。様子のおかしさを危惧し、記憶から出ようとするも、またしてもプトノミーの能力が効かない。
おびえた幼いデヴィッドは走り去り、シドニーがそのあとを追う。
幼少期のデヴィッドの家にやってきたシドニーは、例の読み聞かせの本に登場した怖い人物が追ってくる幻覚を目撃。幼いデヴィッドはそれから逃れるように通気口の中をすすむ。シドニーも彼を追って逃げる。
やがて追手は「黄色い目の悪魔」に変わり、危険を感じたシドニーはデヴィッドに「記憶から目覚める」ように促す。
ひとり記憶療法から帰還したシドニーはプトノミーを覚醒させるが、デヴィッドとメラニーは依然記憶の中に取り残されたまま。
そのころ、メラニーも記憶の中のデヴィッドの家にやってくる。
クローゼットの中で例の本「怒りんぼ少年」を見つけたメラニーは、黄色い目の悪魔と遭遇、自分の手がひしゃげる幻覚に襲われ、激痛と共に記憶から帰還する。
目覚めたメラニーの手は無事、プトノミーは「ただ記憶だから傷つけることはできない」と語る。
未だ記憶の中に取り残されたデヴィッドは、頭のなかに流れ込んでくる大勢の人間の声に苛まれるのをじっと耐えていた。。。