CSチャンネル・AXNで海外ドラマ・ マーベル レギオン 第7話 「動き出す時間」が放送されたのでレビューしてみます。デヴィッドの精神に寄生していたミュータント・レニーの正体がついに明らかになる。。。
前回のレビューはコチラ。
マーベル レギオン 第7話 「動き出す時間」あらすじ
原題は “Chapter 7”
ケリー(女の子)は幻想世界の中でウォルターに追い回されていた。恐怖を感じ逃げるケリーは泣きながら物陰に隠れる。
レニー(=黄色い眼の悪魔)はエイミーに語りかけ、デヴィッドが養子としてやってきた時のことを話させる。
いっぽうでオリバーが介入したことに気づいていたレニーは、ケリー(おじさん)がレニーの支配下(幻覚)から脱したことを察知する。
オリバーの「氷の部屋」に連れてこられたケリーはオリバーとの再会に歓喜する。
長い間アストラル界に滞在しているオリバーは記憶があいまいになっており、メラニーという妻がいることも忘れてしまっている様子。
オリバーによればレニーは氷の部屋には入ってこられない。
デヴィッドの精神に寄生したレニーから、デヴィッドや仲間たちを救い出さなければ、と語るオリバー。しかしやはり記憶があいまいな所為なのか、話がちぐはぐに飛び、聴いているケリーは混乱する。
その話の中でオリバーはレニーの正体が「アマール・ファルーク」(別名:シャドウキング)だ、と話す。どうやらケリーもその名前に聞き覚えがあるらしい。
オリバーは、デヴィッドがシャドウキングによって記憶の片隅に閉じ込められたこと(第6話参照)、デヴィッドを含む仲間たちの体が物理的に危険にさらされていること(ルディの弾丸)を告げ、八方塞がりであることを明かす。
するとケリーは、自分の開発した装置をデヴィッドの頭に装着すれば「デヴィッドとレニーを隔離できる」と思いつく。
それを実現するためにはまず、現実世界でデヴィッドに向かって飛んでいく弾丸をどうにかしなければならない。
ケリーはオリバーのダイバー服を借りて、眠らされていたシドの元へとやってくる。
オリバーが作った仮想空間にシドを連れてきたケリー。ここではレニーに話を盗み聞きされることはない。
ケリーは事の経緯を説明しようとするが、シドはここが幻想の世界であることを既に理解していた。さらにケリーが計画していた作戦も瞬時に理解したシドは、病院内の仲間を助け、レニーの注意を自分にむける囮役をかってでる。
ケリーはオリバーから預かった「現実と非現実を見分けられるメガネ」をシドに渡し、作戦を開始する。
シドが病院に戻ってくると、状況は一変していた。
荒れ放題の病院の光景にたじろぐシドだが、例のメガネをかけると、それがレニーの見せている「非現実」だと理解する。
院内でデヴィッド達をさがすシド。
放心状態のルディと、恐怖に怯えるケリー(女の子)を発見する。シドはケリーにも例のメガネを渡す、するとケリーも非現実を見分ける事ができるようになり、落ち着きを取り戻す。
つぎにケリーは、メラニーを静止した現実世界に連れて行く(前回登場したシーン)。
メラニーはダイバー服の人物がオリバーだと勘違いしていたが、ヘルメットを取るとその人物はケリーだった。
一瞬がっかりするメラニーだが、彼女の背後からオリバーが現れ語りかける。
記憶のないオリバーはメラニーが誰だかわからない。
オリバーが自分のことを忘れていることにショックを受けるメラニー。顔を伏せて部屋の外に出ると、天井から血が滴り落ちているのを発見する。
不思議に思ったメラニーは天井上の階上にやってくると、そこにはナイフを突き立てられ血まみれのルディの姿があった。。。
暗闇の中に取り込められたデヴィッドは錯乱寸前。
するともうひとりのデヴィッドが暗闇の中から現れ彼に語りかける。「レニーが化けた新たな怪物か?」と疑うデヴィッドだが、その正体は、錯乱する彼をなだめるために自分自身で生み出した理性的なデヴィッドの人格であった。
デヴィッドは暗闇の原因を「棺に入れられ埋められた」と考えたが、理性的なデヴィッドは「体がないのに埋められるわけがない」と一蹴。
すべてはデヴィッドが考え出したイメージだ、と諭す。
理性的なデヴィッドが「教室を思い浮かべてみろ」というと、ふたりのデヴィッドは大きな黒板のある教室に移動する。
理性的なデヴィッドは、状況を整理しようと今ある情報を黒板に書き出させる。
状況を整理するといろいろと推察が浮かんでくる。
レニーの話では、デヴィッドの父親もなんらかのミュータントである、おそらくデヴィッドと同じサイキック。
父親とレニーは敵対しており、お互いのテレパスを使いアストラル界で精神の戦いを繰り広げた。その結果レニーは敗れる。
レニーは肉体を失ったが、精神だけが生き残った。
父親はデヴィッドの安全に配慮し、密かに彼を養子に出したが、精神体となったレニーがそれを見つけてしまう。
レニーは父親へ復讐するため、赤ん坊のデヴィッドの体にとり憑き、彼の精神を侵していった。それ故にデヴィッドは精神病院送りとなった。
レニーの最終的な目的はデヴィッドのチカラを食い尽くし自分のものにすること、そのチカラを使って父親に復讐することにあった。
しかし、シドとの出会いによってデヴィッドは覚醒した。それによりレニーは精神の中に隠れ続けていることができなくなったのだという。
状況を理解したデヴィッドは「自分の体を取り戻す」と決意を固める。
デヴィッドが手をかざすと、彼の体は暗闇から解放される。
自分の過去の記憶の中に放り出されたデヴィッドは何度も同じ経路を辿りながら目的の場所へと急ぐ。(同じ経路を通るのはレニーの妨害?)
シドとケリー(女の子)、ルディは病院の中を捜索していた。その様子をレニーが監視する。
デヴィッドとメラニーを探す一行だが、そこへウォルターが現れケリーに飛びかかる。
その拍子にメガネを落としてしまったケリーは、レニーの幻覚に再び取り込まれ(病院患者の姿をした)無数の敵と戦うハメになる。
敵にまぎれたウォルターに殴り倒されるケリー。シドも応戦する。
ケリー(おじさん)とメラニーは静止世界のデヴィッドの体を動かそうとするがビクともしない。見かねたオリバーが音楽に合わせて指揮を降り出す。
すると光の粒子(発行する文字のような物)が飛び交い始め、デヴィッドの体をつつんでいく。
押し問答する彼女たちの前には、レニーが現れる。
「楽しかったがおさらばだ」と語るレニーはウォルターに手をかざす。するとウォルターの体はひしゃげて小さく折りたたまれてしまう。
同じ頃、制止世界ではルディの姿になりすましたウォルターが、瞬時に血まみれの姿に変貌する。
レニーは次にシドとケリーを始末しようとするが、オリバーが何かを企んでいることに感づいたレニーはシドたちを放り出し制止世界へやってくる。
オリバーの背後に周ったレニーは彼を壁に突き飛ばす。するとデヴィッドを覆っていた光の粒子は消えてしまう。
オリバーの妨害をしたレニーは、ふたたびシドの元へ。コメカミに銃を当てるパントマイムをしてみせる。
パントマイムに合わせてシドとケリーのクビが横に倒れる。
絶体絶命かとおもった瞬間、放心状態だったルディが突如覚醒しレニーをはがいじめにする。
同じ頃、出口を求めてさまよっていたデヴィッドは自身の能力を発動させる。幻覚世界を能力で破壊していくデヴィッド。
レニーとルディは幻覚世界の崩壊に吸い込まれるようにして姿を消す。
制止世界ではケリー(おじさん)がデヴィッドに例の装置を装着する。
瞬時に全員の意識が肉体に戻ってくる。デヴィッドは弾丸からシドをかばうように背を向け、背中に被弾してしまう…かに見えたが、背中に受けたはずの銃弾は全て彼の手に握られていた(これも能力?)。
ウォルターの体だけはレニーにやられたように小さくひしゃげて折りたたまれてしまったが、他の全員は無事。
一行は瀕死のルディをつれてサマーランドに帰還する。
ケリーは、デヴィッドに「頭につけた装置ははずさないこと、それでレニーを隔離している」と話す。
サマーランドに戻るやいなや、メラニーは冷凍保管したオリバーの様子を見に行くが、例のダイバースーツの中に彼の姿はなかった。。。
彼女が食堂にやってくると、オリバーも現実に帰還しており一向に食事を振る舞っているところだった。微笑むメラニー。
ケリー(おじさん)はケリー(女の子)に食事をすすめる。
彼女は食事を取らない(第4話参照)が一段落した祝に食事をすすめたのだろう。しかしケリー(女の子)はウォルターに追われ恐怖していたときに、ケリー(おじさん)がオリバーの元へ行ってしまい、自分を置き去りにしたことを怒っていた。
食事を断りその場を立ち去ってしまう。
エイミーはデヴィッドが養子であることを黙っていたこと、彼を病気扱いしたことを詫びる。
デヴィッドに取り付けられた装置はいささか不安定で、ときおり「怒りんぼ少年」の幻覚が見え怯えるデヴィッド。
ケリー(おじさん)は装置の調整をしよう、と彼をラボに連れ出そうとする。
すると銃を持った傭兵たちがなだれ込んでくる。デヴィッド達を取り囲む傭兵。ディヴィジョン3が攻め入ってきたのだ。。。
デヴィッド意外は殺そうとするディヴィジョン。どうするべきか考えあぐねるデヴィッド。
彼の頭のなかでは隔離されたレニーが暴れていた。
デヴィッドと同じく暗闇に閉じ込められたレニーは奇声をあげ暴れる。すると暗闇にわずかな「穴」が開いたのだが。。。