【映画レビュー】ライチ☆光クラブ を観てみた

実写化にあたって “配役” はどうったか?

実写化作品が公開されるたびについて回るのが、配役問題だとおもうのですが、個人的にはこの作品の配役は良い線いってたのでは?と思います。(同人とかやるレベルのコアファンからするとどうかわかりませんが…)
ボクは事前に原作を読んでいましたが、各キャラクターとの違和感はほとんど感じませんでした。

 

正直、かなり女性ファン層を意識した配役だと感じるんですが、ご覧になった女性の方からするとどうでしょうか?

強いて言うなら、ゼラ役の古川雄輝くんは幼顔すぎてゼラの印象とはちょっと違ったかな〜、ってとこ。
あとジャイボ役の間宮祥太朗くんはどちらかというと男らしい顔立ちなので、もっと中性的な俳優さんのほうがあっていた気もしましたが。
ですが、どちらも演技でしっかり補完されていた感はあったので概ね良かったと思います。

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個人的にはダフ役の柾木玲弥くんが草食感というか、すごくいい味を出していたと思いました。まあ草食感とは言いつつも、おもいっきりオ◯二ーかましてたんですけどね…笑

 

そして男性目線で見るなら、やはりカノン役の中条あやみさん!

めちゃめちゃ可愛い!

こんなによく出来た顔もあるんだなあと画面をまじまじと見てしまいます…うん。「キレイ」と「かわいい」を両方兼ね備えているというか。
エロ・グロ・ナンセンス系の作品て、ほっとんど美女がつき物だったりするのですが実写作品でこれをやる場合、やはりオファーが難しいのか中途半端な容姿レベルの方が演じることが多いように感じるんですよね(失礼)。
けど、中条さんはほんと文句なしというか。きっちり美しいので残酷描写のなかにめちゃめちゃ映えるんです。

これぶっちゃけカノン役の女優さんがアレだったら、すっごい叩かれてたと思います。それくらい中条さんの配役はポイント高いです。

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テーマ曲『メルヘン☆ジャック』もおすすめ

余談的におすすめしたいのがED曲になっている「メルヘン☆ジャック」。

ヴィジュアル系バンド・ペニシリンのボーカルとして有名なHAKUEIさんが率いている企画物ユニットの『ライチ☆光クラブ』名義でリリースされている楽曲です。
本作の上映以前にも活動されていて楽曲もだしているようなんですが、本作用に書き下ろされたこの曲がめちゃかっこよかったのでオススメ。

※YoutubeにMVとか上がってないかな〜と探したんですが、ありませんでした…。

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映画の世界観とあっているか、と問われると正直ビミョーなんですが苦笑

ボクはペニシリンというと「愛にきづいてくだっさいい〜」ぐらいしかちゃんと聴いたことないんですが、この曲かっこいいな〜とおもってHAKUEIさんのソロ・アルバム「Virgin Vibration」買っちゃいました。

あとがき

[rating]

映画としてどう、というよりコミック原作の実写化作品としては良い方なんじゃないかな〜ってことで星4つ。

ストーリーはまあアレなんですが、コミック原作のファンタジーというところですし。
精神性とかエッセンス的な要素よりも、エロ・グロ・ナンセンスな世界観、レトロっぽさみたいなところに対しての評価もだいぶあります。昔から多くのファンのいる作品なので賛否両論は必然だとおもいますが、ボクは好評価したいところですね。
※ただ映像の質感はヒジョーに現代的なので作品そのものにレトロ感を求めてみると的外れ、だとは思います。

 

残酷描写の加減については、まあこれくらいが妥当だろうといった感じで。
ゴア作品好きの方からすれば物足りないんでしょうが、あるていどのネームバリューで揃えた配役とそれを見越した一般公開作品なので、これぐらいの加減が丁度いいのでは、って感じです。
あんまりやり過ぎるとストーリーとか全部飛んでしまってそこにばかり言及されかねないですし、これより表現が軽いとなおさら原作ファンには反感を買ったでしょうし。

いっても血しぶきと臓物系はけっこう表現されてますしね。(苦手な方は注意です)

https://www.youtube.com/watch?v=0thc43QvYYA

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