CSチャンネル・スーパードラマTVで海外ドラマ LIMITLESS リミットレス 第16話 「サンズの知られざる人生」が放送されたのでレビューしてみます。ある夜、ブライアンの家に負傷したサンズがやってくるのだが。。。
前回のレビューはコチラ。
LIMITLESS リミットレス 第16話 「サンズの知られざる人生」あらすじ
原題は “Sands, Agent of Morra”
ブライアンは自宅で妹・レイチェルと映画鑑賞にふけっていた>
すると、そこへ突然負傷したサンズが駆け込んでくる。焦ったブライアンはサンズを同僚だと説明し、救急車を呼ぼうとするがサンズはそれを止める。さらにモーラに連絡しようとするも、これもサンズが止める。
救急車を呼ばれてはマズい理由があるらしいサンズは、NZTを飲ませたブライアンに治療させようとする。
ブライアンは「FBIで医療訓練を受けている」と苦しい言い訳をしてレイチェルを説得し、サンズの負傷をその場で手術する。
その甲斐あってサンズはなんとか一命をとりとめる。
サンズの手には何者かの名前が羅列されたメモが握られており、彼はその中から「ワイルダー」という名前を塗りつぶす。
キズを縫い終わったサンズは、ブライアンに「お前に手伝ってほしいことがある」「共通の友人に関わることだ」と仕事の手伝いを要請。
仕方なくブライアンはサンズに手を貸すことになる。
サンズはモーラからの指示でフレデリック・タナーという人物を探しているという。
FBIでは、要人の息子が誘拐された事件が起き、ナズから招集がかかっていた。ブライアンにも連絡がいくが、サンズが携帯を取り上げ捨ててしまう。
ナズはブライアンを探すよう指示しながらもレベッカとボイルを誘拐された少年・ヘンリーの捜索任務にあたらせる。
サンズはタナーを探す理由をブライアンに語る。
サンズは昔パンクロック歌手だったが、過去に父親と参加したストライキ事件で犠牲となった警官殺しの容疑で勾留されてしまう。
父親にも容疑がかけられたため、それを救ってもらうためフレデリック・タナーの要請で秘密情報部・SIS(イギリスの諜報機関:MI6と同義)のスパイになる契約を結んだという。
その後正式に MI6の職員となったサンズはタナーのチームに所属し任務をこなすようになるが7年前にそのチームは解散させられていた。
目的地に到着するとサンズはブライアンを車に残し、とある建物の中へ入っていった。
ブライアンは心の中で葛藤、タナー探しよりもサンズの弱みを探り出そう、と考えるがそのとき建物から銃声が聞こえてくる。
サンズは「タナーから殺しを命じられている」と語り、昔のチームの仲間を殺して回っている様子。「それを止めたければ早くタナーをみつけだせ」とブライアンに要求する。
すでに2人のチームメイトを殺したサンズ、3人目のリーンという人物と接触するまで時間がある。
ブライアンはタナーがサンズに殺しを命令する理由を尋ねる。
サンズによれば、彼を含むチームの5人はMI6所属時に不正を働き、その免責と引き換えにチームリーダーであったタナーをイギリス当局に売ったのだという。
タナーの命令にサンズが大人しく従う理由をブライアンは不思議に思うがサンズはそれには答えない。
モーラを呼ぼうとしたことを拒否したことからも、サンズが独断で事を成していると判断したブライアンはサンズのタナー探しに協力しない意向を伝える。
ブライアンを探すFBIは世話役のアイクをブライアンの部屋に派遣する。
ノックしてきたのは妹のレイチェル、自宅にブライアンがいないことからアイクはその場で待機を命じられる。レイチェルに気があるアイクはちょっと嬉しそう。。。
ブライアンが強気に出たことでサンズは、しぶしぶ理由を語りだす。
タナーを裏切った当時、チーム内で唯一タナーを売ることに反対していたのがサンズだった。
しかしチームの掟であった「特定の恋人を作ってはならない」というルールに反し、サンズは恋人を作ってしまった。それを知ったタナーは粛清をかねて恋人を殺してしまう。それに怒ったサンズはタナーを裏切る決意をしたのだという。
さらにサンズにはその恋人との間に子供が産まれていた。その子は後に養子に出されたが、それが当夜誘拐された少年・ヘンリーだったのだ。。。
タナーにヘンリーを人質に取られたサンズは「今夜中にチームメンバー全員を殺せ」と脅されたのだという。
しかも、チームメンバーだけでなく最後にはサンズ自身も死ぬことが要求されているのだという。
それを聴いたブライアンは「殺しはなしだ」と前置きしつつサンズにふたたび協力することを伝える。
しかし、「殺しはなし」と行った矢先、カフェの目の前の席で苦しみだす男が…。
サンズの次の標的リーンが現れ、サンズが毒を入れた飲み物を飲んでしまったのだ。焦ったブライアンはサンズから毒の種類聞き出し、解毒方法を割り出す。
そのメモをその場に残して処置は救急隊にまかせる(それでいいのいか?笑)。
ブライアンはサンズとともに4人目のチームメンバー・ヒューストンの元へ向かう。
しかし、ヒューストンは昏睡状態で長らく病床に臥せっていた。すぐにでも殺せるヒューストンを後回しにした理由は、サンズも彼を殺したくなかったから。
なにを隠そう、サンズをモーラに引き合わせたのはヒューストンだったらしいのだ。
モーラと出会い今の人生を手に入れたサンズはヒューストンに感謝しており、彼を殺すことには躊躇していた。
ブライアンは、タナーを売ることに至った理由をヒューストンが握っているのではないか?と考える。
ヒューストンの家をあら捜ししたブライアンは彼の家からとある貸金庫のカギを発見する。
貸金庫からヒューストンがチームの不正について記した手帳がみつかり、そのなかにはタナー名義の貸倉庫の住所が記されていた。
FBIでは依然、ヘンリーの捜索が行われていた。
偶然にも当日はレベッカの誕生日、嫌がるレベッカにボイルは執拗に誕生祝いをしたがるが、レベッカは過去の誕生日に父親が死んだことを語り、誕生日を祝いたくない旨を伝える。
ブライアンの家ではレイチェルとアイクがブライアンの帰りを待っていた。
アイクはレイチェルの気を引きたいがため、ブライアンの護衛で過去に撃たれた武勇伝(第11話参照)を話しレイチェルの興味をひこうとする。
貸倉庫にやってきたブライアンとサンズ。
サンズはタナーを始末したのか…はわからないが。。。監禁されていたヘンリーを救い出したブライアン。
一件落着、かに思えたところでサンズがブライアンの顔面を殴る。
FBIから招集がかかっていたにもかかわらず音信不通になったことを怪しまれてはマズい、と「ブライアンが強盗に襲われた設定」にするためにサンズが彼を殴ったのだ。
面食らうブライアンを載せてサンズは車を出す。
入れ違いに現場捜索にやってきたFBIはなにも見つけることはできなかった。。。
翌朝、ブライアンはレベッカの元を訪れ音信不通だった訳を説明(嘘の設定だけど)。
さらにレベッカに誕生日プレゼントを渡し彼女の誕生日をいわう。サンズはレベッカの部屋に仕掛けた監視カメラ(第15話参照)でその様子を見ながら、何を想うのか。。。
自宅に帰ってきたブライアン。
レイチェルとアイクが自分の部屋で夜明かししたことを知り憤慨する。出かけている間に部屋を片しておけ、と言い放ちカフェにやってきたブライアンは、ヒューストンの手帳を精査する。
すると、そのなかにNZTに関する記述を見つける。
それによればモーラがまだ冴えない作家だったころ、NZTと出会いその強力な効果に気づき、街中のNZTの売人、使用者を殺してNZTを独占しようとしたことが書かれていた。
レベッカの父親も、その過程でサンズやヒューストンに殺されたらしいのだが。。。
感想&あとがき
[rating]
サンズの過去や、モーラとNZTに関する一端が描かれたのはヒジョーに興味深い展開だったものの、展開の入り組みと要素過多が否めずちょっと見てて疲れる。苦笑
今回は全編通してアメコミ風な描写が差し入れられていて、それはそれで面白かったんだけど話しが複雑になりすぎてる感が否めない。
シーズン後半に差し掛かるにあたってモーラ&NZTの話にシフトしていくとは思うけど、1話完結型のお話作りならもうちょっとわかりやすさを重視してほしいな〜というのが本音。
特にシーズン中盤に入ってここ数話、モヤモヤする感じが続いているので。。。これが次シーズンに繋がらなかった理由かな〜と邪推してみたり…。
サンズが元パンクロック歌手っていうのは笑ったけど。
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