【海外ドラマ】マーベル レギオン 第1話「覚醒」レビュー

レギオン

第1話「覚醒」あらすじ

原題は “Chapter 1”

小さい頃から問題児の少年・デヴィッドは幾度もトラブルを起こしていた。
原因不明の幻聴や幻覚に悩まされた末に、大学を退学、恋人も去り、自殺未遂。さらには商店で強盗をはたらき更生施設に収容されてしまう。

自分のダメさ加減に嫌気が差し何度も自殺未遂を繰り返すがうまくは行かず、幾年もの年月を施設の中で過ごしていた。彼の姉・エイミーは弟の更生を望み、足繁く面会へ通っていた。

マーベル レギオン 第1話

デヴィッドが収容されている施設「クロックワークス精神科病院」で、彼は精神薬漬けの日々を過ごす。
施設内の友人 レニー・バスカーと談笑していたデヴィッドの前に、施設にやってきたばかりの女性 シドニー・バレットが現れる。彼女の姿に見惚れてしまったデヴィッドは彼女と仲良くなろうと近づくが、他人に触れられることを極度に嫌うシドはデヴィッドを遠ざける。

マーベル レギオン 第1話

幻聴幻覚だけでなく悪夢に悩まされるデヴィッド。その症状がピークに達すると念動力のようなもので、寝ながらにしてベッドを持ち上げてしまう。
デヴィッドは予てから念動力やテレパシーのような症状に悩まされていた。それを自覚しつつも他人には妄想症のようにうつったことが施設収容の原因でもあった。

悪夢から覚醒すると同時にベッドは床に叩きつけられ、その物音を聞きつけた施設職員が彼の部屋になだれ込む。デヴィッドは「悪夢をみただけだ」と訴えるが職員たちは彼の症状を抑えようと、更に薬を投与する。

マーベル レギオン 第1話

定例のグループカウンセリングに参加するデヴィッドやレニー。そこへ新参のシドニーもやってくる。
シドニーは「他人が自分のことを異常と思っても、実はそうじゃないかもしれない」などと語り、ありのままの自分でいることを大切にしている様子。彼女の発言を聴いたデヴィッドは彼女に更に惹かれてしまい、唐突に「彼女になってくれ」と告白。
するとシドは「いいわよ」と即答。さらに「でも絶対に私に触れないで」と自身が他人に触れられたくない、ということを強調する。

施設内で、シドとのプラトニックな交際がスタート。手をつなぐことのない二人はタオルの両端をにぎって、その代わりにする。

マーベル レギオン 第1話

ある夜、シドニーはデヴィッドの部屋にやってくる。ベッドに横になりつつも、互いに触れ合うことはしない。
シドニーは翌朝施設を退院することになったことを告げる。ショックをうけるデヴィッド。。。

マーベル レギオン 第1話

シーンは代わり、時間がすこし進んだ世界ーーー。

デヴィッドは尋問を受けていた。施設を出所した後、デヴィッドはどうやら誰かを殺してしまったらしい。
自分でそれを自覚しつつも、妄想と現実の区別がつかない様子。デヴィッドの過去の話、施設での暮らしなどの話を引き出そうとする尋問官。

彼の能力を危険視する声もあってデヴィッドには抹殺案も挙がっていたが、尋問官曰く彼ほど能力の高いミュータントはほかにいないらしい。上司から尋問に1日の猶予を得た尋問官はさらにデヴィッドの話を聞き出そうとする。

マーベル レギオン 第1話

尋問中、休憩をはさみデヴィッドは過去のことを思い出していた。

頭のなかにこだまする幻聴に悩まされていたデヴィッドはある日、念じるだけで物が動かせるようになっていることに気づく。感情が高ぶると家の中のあらゆる物が四方に飛び散り、宙を舞う。
さらに部屋の片隅に目を向けると「黄色い目をした悪魔」がこちらをじっと睨んでいる幻覚を目にする。

マーベル レギオン 第1話

尋問官はデヴィッドが能力を発動する際のメカニズムを調べようと機械を使って検査しようとする。デヴィッドはそれを拒もうとするが、尋問官に説得され渋々応じる。
検査機器を体にセットされ再び過去の話を聞き出されるデヴィッド。シドニーが施設を出る朝の様子を思い出していた。

シドニーが出所する寸前、デヴィッドは勢い余り、嫌がる彼女の静止を無視してシドニーにキスしてしまう。
その瞬間、頭のなかに大量のヴィジョンが流れ込み、直後ふたりは弾き飛ばされたかのように床に倒れ込む。デヴィッドは大声を上げて出所するシドニーに留まるよう叫ぶが、職員たちにとりおさえられてしまう。シドニーはデヴィッドから引き離されるように別の部屋へ。

部屋に残されたシドニーは鏡をみて唖然とする。鏡に写っている姿はシドニーだが、彼女が自覚する人格はデヴィッド本人のものだったからだ。

マーベル レギオン 第1話 マーベル レギオン 第1話

話が理解できない尋問官は、そこで話をさえぎる。

デヴィッドによれば、それはシドニーの能力。彼女は他人と触れることで、その相手と人格を交換することができるらしかった。
自分で話しながらも混乱した様子のデヴィッドは、再び情緒不安定に陥りそうになるが、尋問官が落ち着かせ、話の続きを聞こうとする。

デヴィッドの騒ぎのあと、施設は警戒態勢に入っていた。
警笛が鳴り響き施設のドアが電子施錠されるなか、施設の所長は奇妙な光景を目撃する。患者や職員のすがたは一切見当たらず、廊下には扉のない一面の壁がつづいている。
壁の奥からはデヴィッドのものらしき叫び声が延々と聞こえていた…さらに廊下の奥に進むと床には血痕。

所長のあとからやってきたシドニー(人格はデヴィッド)がゆっくりと視線を上にあげると、壁にめり込むようにして死んでいるレニーの姿があった。。。

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レニーの遺体を発見したことから警察が呼ばれ、施設は緊急閉鎖。
出所予定だったシドニーは足早に施設の外へと放り出される。シドニーの中にいるデヴィッドは困惑するが、そんな彼女(彼)の前に黒塗りの車が乗り付け、そこから3人の人物がおりてくる。

話をしていたデヴィッドはそこでハッと思い立つ。
車から降りてきた人物のひとりは、いま目の前で話を聴いている尋問官であった、と。

しかし、その話を聞いてもシラを切る尋問官にデヴィッドは怒りを露わにする。感情が高ぶり念動力が発動。傍にあったペンを尋問官の顔めがけて突き立てる。

怒りで発動したデヴィッドの能力は凄まじく、尋問室内のすべてを破壊してしまう。
デヴィッドの暴走に警戒態勢が敷かれ、尋問室に催眠ガスを注入しデヴィッド抹殺が図られる。ガスを浴びたデヴィッドはその場に倒れ込んでしまうのだが。。。

マーベル レギオン 第1話

ふたたびシーンは過去に戻るーーー。

シドニーの体と入れ替わったはずのデヴィッドだったか、いつの間にかその姿はデヴィッド自身のものにもどっている。(ここだけ展開がちょっと解釈できませんでした)
デヴィッドはその足で、姉・エイミーの家を訪ね泊めてくれるように頼む。突然現れたデヴィッドにエイミーもその夫・ベンも困惑。

ひとまず地下室に寝泊まりすることになったデヴィッドだが、彼の頭の中に死んだはずのレニーが姿をあらわす。
「デヴィッドの体に入ったシドニーが能力を暴走させレニーを殺した」という認識は間違っていないようで、レニーはそのことで笑いながらもデヴィッドを責める。自己嫌悪に陥るデヴィッド。

マーベル レギオン 第1話 マーベル レギオン 第1話

その回想をさえぎって、ふたたびデヴィッドは目を覚ます。

ガスで眠らされている間に彼は椅子に拘束され、プールの中に沈められていた。プールには高圧線が敷かれ尋問官のスイッチひとつでデヴィッドを死に至らしめることができる。
尋問官は「シドニーの居場所」を探しているらしく、デヴィッドに彼女の行き先を吐かせようとする。

しかし、デヴィッド自身もその後、彼女を探したが消息はつかめなかったと語る。

マーベル レギオン 第1話

デヴィッドは彼女を探す過程で、病院に現れた人物(3人のうちの2人)から追い回される。

彼らから逃げる途中、目の前にシドニーが現れ驚くデヴィッド。しかし彼女は「自分はここにいない、記憶の中の存在」だと告げる。彼女の言葉の意味がわからないデヴィッド。
シドニーは「記憶の中に語りかけているだけ」だと称し、今現在のデヴィッドは政府に拘束されプールに沈められている、と語る。

その言葉を聞き、回想から現実に戻るデヴィッド。
プールに沈められている彼に尋問官は尚も質問を続けていた。そこでようやくデヴィッドの記憶が整理される。

病院に乗り付けた車から降りてきた3人に件の尋問官は含まれていなかった。
降りてきたのは、デヴィッドを追い回した若い女性と黒人男性のふたり、そして初老の女性の3人だった。尋問官は彼らのことも探しているらしい。

デヴィッドは尋問官を含む、「彼ら」の招待を問うが尋問官は答えない。

記憶の中のシドニー「椅子から抜け出しプールの中にもぐれ」と助言されたデヴィッドは、彼女の言うとおりにプールの中に潜る。
次の瞬間、プールサイドにいた尋問官や傭兵たちが炎のようなものに包まれ一瞬で黒焦げになる。プールに黒焦げの遺体が沈み、それをみたデヴィッドは水面へ。

マーベル レギオン 第1話

プールから顔を出すとそこにはシドニーと件の若い女性、黒人男性の3人の姿があった。
シドニーはデヴィッドをプールから引き上げる。若い女性は「ケリー・ラウダーミルク」、黒人男性のほうは「プトノミー・ウォレス」。3人は「メラニーが待っている」とデヴィッドを連れて尋問施設から逃げ出す。

マーベル レギオン 第1話

施設の外は激しい銃撃戦。シドニーたちを援護する者の姿もあり、その中には念動力らしき能力をつかって応戦する者も。
デヴィッドたちは銃弾の中をかいくぐって逃走する。

現実離れしたその状況に、未だに現実と妄想の区別がついていないのかと不安になるデヴィッドだが、シドニーはこれが「現実」だと彼に諭し、「愛しているから助けに来た」と彼に告げる。

逃げる彼らの前に、件の初老の女性 メラニー・バードが現れ、デヴィッドに手を差し伸べるのだった。。。

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