クリーチャーあれこれ
ローグワンで初登場する種族やドロイドもけっこういます。(正確には原作やスピンオフ作品には登場しているみたいですが)
KXシリーズ・セキュリティ・ドロイド
キャシアンの従者として働いているK-2SOはもともとは帝国軍のセキュリティ・ドロイド。
キャシアンによってによって再プログラムされ、反乱軍のために戦うドロイドとなる。人型のドロイドとしてはC-3POが有名ですが、それに負けず劣らずおしゃべり。プログラムのミスで思考に浮かんだことをすぐ口に出す、と言及されていました。
たしかにロボットらしからぬ人間味のあふれる言動が目につき、ちょっとドロイドっぽくないな…と感じるほどでしたね個人的には。
過去にゲーム作品には同タイプのドロイドが登場しているようですが、映画作品では本作が初登場。
ちなみにシリーズおなじみのドロイド・C-3POとR2-D2もほんのワンシーンだけ登場します。
トグナス
ゲレラ率いる過激派組織 “パルチザン” に属していたエドリオ、ベンシックの兄弟がこれにあたります。
2本のチューブが伸びたマスクが特徴。母性が帝国軍に占領され、難民となりパルチザンに参加した、という経緯設定があるようです。
ドラバタ
反乱軍に属していた両生類タイプの種族。本作では「パオ」という個体がローグワンの作戦にも参加。
過去にゲーム作品に同種族が登場しているようですが、映画作品では本作が初登場。
イアカル
反乱軍に属していた猿のような鳥のような種族。本作では「ビスタン」という個体がローグワンの作戦に参加。
本作が初登場。
ギゴーラン
シリーズお馴染みの種族であるウーキーやイウォークと同じく全身毛むくじゃらの種族。
本作では「モロフ」という個体がローグワンの作戦に参加。過去にゲーム作品に同種族が登場しているようですが、映画作品では本作が初登場。
その他
パルチザンに所属していた小型の種族は、種族名が明らかになっていませんが本作初登場。
個体名は「ウィーティーフ・シユビー」。
ちなみに「ハリー・ポッター」シリーズや「ナルニア国物語」、古くはエピソード6登場のイウォークを演じている小人症の俳優 ワーウィック・デイヴィスが演じています。
感想&あとがき
[rating]
ストーリーが整理整頓されていた印象。見終わると割りとあっさり終わってしまった感じがしました。
注目すべきは本作には一切のジェダイが登場していないというところ。シリーズ本筋の作品ではアナキン、オビ=ワン、ヨーダ、ルーク、レイと主要人物に必ず正義の味方のジェダイが登場したのですが、本作の主要人物は普通の人間たちによる攻防が描かれたのがミソ。(チアルートはフォースについて語っていたけど自身がフォースを感じることはできないらしい=公式設定)
大勢に抗う、”普通の人達” の奮闘が後の大勢崩壊へのあしがかりとなった、という顛末はなんとも象徴的。
登場した主要人物が全員死亡、というバッドエンド要素もあるのですが、それだけの犠牲を払って闘いのバトンが繋がれた、というストーリーのつなげ方は素直に見事だなあと感じました。
個人的には人間のキャラクターたちは往年の作品郡にくらべると個性が弱いと感じてしまったんだけど、それも “普通の人間” 故の設定に沿ったものだったのだろうか。
K-2SOに関しては「もはや人間だろお前。笑」って感じの言動で、最後に機能停止する瞬間はちょっとウルっときてしまった。
過去作で明かされていなかった部分を補完するカタチとなった内容だけに、往年のファンも楽しめる内容だったんじゃないかな、と思う。
ただ懐古主義ではないけど、(技術的なことではなく)旧6部作の出来を超えるほどではないかなあ、と感じてしまうのでボク的には3.5って評価。とりたてて挙げるような悪い点はないです。
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