スーパードラマ!TVで海外ドラマ ヴァンパイア・ダイアリーズ シーズン6 第22話 「愛しき人たちへ」が放送されたのでレビューしてみようと思います。ついにシーズンフィナーレ。カイによって惨事と化したアラリックの結婚式は。。。
ちなみに前回のレビューはコチラ。
ヴァンパイア・ダイアリーズ シーズン6 第22話 「愛しき人たちへ」あらすじ
原題は “I’m Thinking of You All the While”
カイの帰還によって大惨事となったジョーとアラリックの結婚式。
式場は壊滅し参列者の多くが重症を負った。人間に戻ってしまったエレナも負傷するがデイモンが血を飲ませて治療しようとするが意識を失い飲むことができない。デイモンは急いでエレナを病院につれていく。
花嫁であるジョーはカイに刺されて瀕死、アラリックは泣いて助けを叫ぶしかなかった。。。
カイはステファンとキャロラインの首を折り、自身の復讐の邪魔をさせまいとする。
参列したジェミニの魔女たち(ジョーの親類)は口々に呪文をとなえ、カイをふたたび牢獄に送り返そうとする。一族に見放されたカイは「自分が救いようのないクズであること」を証明する、と語り、自らの喉にガラス片を突き立て自殺する。
(ジェミニのリーダーになったカイが死ぬと、ジェミニの一族は連鎖的に死ぬことになっている)
自分を見放した一族への復讐として死を選んだのだった。。。
式場ではタイラーも負傷。カイの死によってリヴやジェミニの魔女たちにも氏が迫っていた。
タイラーは死を覚悟しリヴに愛の告白をする。
リヴは当夜が満月なことに気づき、タイラーに狼に返信して傷を治すように告げる。返信するには人を殺す必要があり、リヴは死の近い自分を殺して変身の糧とするよう伝える。タイラーは当然断るのだが、「自分の死を無駄にしないで」と告げられ涙ながらにリヴのクチを塞いで殺してしまう。
リヴの犠牲のおかげでタイラーは変身を始める。
とっさにマットに電話したタイラーは「ヴァンパイアたちに自分に近づかないよう警告しろ」と言い残す。
病院に運ばれたエレナは意識不明の重体。
寄り添うデイモンにはボニーから連絡が入る。カイが戻ってきたことを知らせるボニーだが、既に式場に現れたことを知り動揺する。
ボニーはサルバトーレの家に残されていたビデオカメラを見つける。
それは自身が牢獄に閉じ込められた際に持ち帰ったものだった。ビデオの中にはカイが残したメッセージ映像が残っていた。
それによればカイはケツィアの血がついた石(第15話参照)から魔力を吸収しそれを利用して牢獄を出たらしい。
そのころ、キャロラインとステファンの遺体はエンゾによって車で式場から連れ出されていた。
エンゾはふたりをリリーの元につれていく。
町外れのコンテナ置き場にやってくるとリリーが誰かを探している様子。カイが異界から戻る際にヘレティックスたちを連れ帰ってくる算段だったらしいのだが、彼らの菅田が見当たらないのだという。
ステファンは、カイに騙されたのだ、と語りリリーのせいで大勢が死んだと罵る。
ステファンはリリーに尋ねる、カイとどんな取引をしたのか?と。リリーはカイに「自分の血」を与えたのだという。。。
アラリックはジョーの遺体を式場から運び出すが、そのあとをカイが負ってくる。
アラリックは銃でカイを撃つが、カイのキズはたちどころに治ってしまう。リリーの血によって自身もヘレティックスと化したカイ。
覚悟を決めたアラリックは銃で自殺しようとするが球切れ。
カイは「とことんついてないね」と嘲笑する。すると直後、変身を始めたタイラーがカイに襲いかかり首筋を噛んで走り去る。
タイラーに噛まれたカイは病院のデイモンのところにやってくる。
デイモンはエレナが一向に目を覚まさないことから、カイがエレナに何らかの呪文をかけたのでは?と怪しむ。その実そのとおりで、カイはボニーへの復習のため「ボニーが生きている限りエレナが目覚めない」呪いをかけたのだった。
カイは、エレナをもとに戻すためにボニーを殺すようにデイモンをそそのかす。
病院にやってきたステファンとキャロラインは、呪文のことをデイモンから聞かされる。
ステファンはエレナのお陰でデイモンとの兄弟の絆を取り戻したことを噛みしめる。さらに、キャロラインが自分を遠ざける理由はエレナのせいか?と党もキャロラインはそれには答えない。
カイは式場にもどってくる、そこにボニーが現れ魔法でカイを牽制し、呪文を解くように命令する。
しかしカイに呪文を解く気はない。さらにカイは土壇場であることを思いつく。人狼のひと噛みがヴァンパイアにとっての毒であるが、人狼そのものの存在も魔力によって支えられている、つまりその毒も「魔力」によってできているはずだ、と。
魔力を吸い取ることのできるカイは、それに気づくと「人狼の毒」を魔力として吸い出すことに成功してしまう。
持ち直したかいは、魔力でボニーを突き飛ばし気絶させてしまう。
デイモンはカイを追って式場にやってくる。
瀕死のボニーに寄り添うデイモンだが、「エレナのためだ」とカイに挑発されボニーをその場に残して去ってしまう。
デイモンがあっけなく去ったことに驚くカイだが、直後デイモンはカイの背後に回り込み手刀でカイの首をはねる。
デイモンはふたたびボニーに寄り添い血を飲ませて治療、「ほんとに見捨てるとおもったか?」とからかう。
翌日、サルバトーレの家に集まった一同はエレナの生前葬を行う。
エレナは眠りながら精神の中で仲間たちにそれぞれお別れの言葉を告げる。マットやボニーに感謝をつげ、ジョーの死を悲しむアラリックをはげます。
ミスティックフォールズを離れていたジェレミーも呼び戻され、最後の別れを告げる。
ステファンとデイモンは、キュアの血が流れるエレナは眠っていてもヴァンパイアたちに狙われる、と危惧し彼女の体を棺桶にいれてサルバトーレの墓に隠すことにした。
エンゾは、未だにひとりでヘレティックスを探すリリーのもとにやってくる。
昨夜までは見当たらなかった建物がそばにあることに気づくエンゾ、どうやらカイが魔法でその建物を隠しており、彼が死んだことで魔法が解けて建物が姿を現したらしい。
そのなかに入ると、リリーが探していたヘレティックすたちが姿をあらわす。
月日は経ち、マットはミスティックフォールズの警官となっていた。
どういうわけか街は荒れてしまった様子、その荒れたミスティックフォールズをただ眺めるデイモンの姿がそこにあった。。。
献辞
ラストのクレジットで「アンドレ・ペローに捧ぐ」(1953-2015)の文字が流れました。
このアンドレ・ペロー(Andre Perreault)氏はどうやら「ヴァンパイア・ダイアリーズ」およびスピンオフシリーズの「オリジナルズ」の音楽監修をされていた方らしいです。
また、日本でも放送されている「名探偵モンク」や「ザ・フォロイング」シリーズなどのドラマ作品でも音楽監修を務めるなど、テレビ業界で活躍されていた方の様子。
数年に渡る闘病生活の末、癌でお亡くなりになったということです。。。
感想&あとがき
[rating]
前回、さっそうとカイが登場してジェミニ達を圧巻。
さらにボニーの魔法をものともせず、タイラーの人狼毒までも凌ぐ方法を見つける、などかなり有能さを見せつけた彼なのにデイモンにあっさり殺されちゃってちょっと残念…。苦笑
ルークの善人格とカイの悪人格のはざまで苛まれながらも、もうちょい台頭してほしかったな〜っていうのが本音。
アラリックにはジョーと幸せになってほしかったし、リヴもハッピーエンドにしてほしかったんだけど、ジェミニの女たちは皆死んでしまうというバッドエンドとなってしまいました。。。
カイと一緒にやってきたヘレティックスたちが次シーズンでの要となっていくのでしょう。
ジョーも死んで、リヴも死に、カイも死んでジェミニ全滅ということで、ジェミニ魔女団の件はもう登場しないかな…?
マットが危惧したように、本来のデイモンであればエレナを目覚めさせるためにボニーを犠牲にしそうなものなんだけど、そこはやはり異界で共に過ごした絆があるためなのか、デイモンはボニーを見捨てず、エレナが目覚めるのを待つことに。
要は、時が経ってボニーが老衰で死んだらエレナが目覚める、ということよね?
ヴァンパイアたちは歳を取らないからステファン、デイモン、キャロラインは遠い未来で再開できるはず、ということだろう。
けど人間にもどったエレナが眠っている間に死ぬ可能性はないのかな?(食事もとれないわけだし)
あと歳もとるだろうから目覚める頃にはおばあさんだよね?苦笑…そこはカイの魔法のお陰で若い体のまま維持されるの?…謎。
ラストのシーンでは、おそらく未来のミスティックフォールズらしき荒廃した街の描写が映し出されました。
いったい街になにがあったのか…次シーズンが待ち遠しい〜!!
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