8月19日から公開されているアニメーション映画「 傷物語〈Ⅱ 熱血篇〉 」をみてきたのでレビューしてみます。
西尾維新原作の「物語」シリーズの原点となる部分が描かれた本作。シリーズファンにとっては「待望の」といったところでしょうか。
ちなみに前作「傷物語〈I 鉄血篇〉」のレビュー記事はこちら。
傷物語〈Ⅱ 熱血篇〉 あらすじ
前作「傷物語〈I 鉄血篇〉」の最後では、キスショットの四肢を取り返すために阿良々木くんに忍野が協力を申し出たところまでが描かれていました。本作では、冒頭からさっそく3人の吸血鬼ハンターとの戦いが描かれます。
まずは、自らも吸血鬼である吸血鬼ハンター・ドラマツルギー。
吸血鬼でありながら同族を狩る行為は、キスショット曰く「珍しいことではない」そうで、ドラマツルギーはあくまで「仕事」として吸血鬼狩りをしている、らしい。
決闘の舞台は学校、暴雨のなか校庭で開戦。ドラマツルギーは両腕を赤い剣のような形状に変化させて戦います、TV版「化物語」での回想シーンなどでも登場した「阿良々木の腕が吹き飛ぶシーン」もここで描かれています。最初は防戦一方、逃げまわるだけの阿良々木くんですが、切られた腕も瞬時生え変わるほどの再生力を発揮し徐々にドラマツルギーを牽制。
最終的にはドラマツルギーが力量差をさとり、命乞いをするかたちで「キスショットから手を引く」と去ります。
ドラマツルギーから取り返した片足をまるのみにするキスショット。すると幼女の姿からちょっとだけ成長した姿に変貌します。
つぎに戦うのは吸血鬼と人間のハーフ・エピソード。
ヴァンパイアハーフは吸血鬼の世界では受け入れてもらえず、人間の世界にも馴染めない。自らの生い立ちを呪った結果、「私情」として吸血鬼狩りをしているのがエピソード。大きな十字架状の武器を背負い、霧に姿を変えて好きな場所に現れたり消えたりできるエピソードに苦戦する阿良々木くん。
苦戦を強いられるなか、羽川翼が現れエピソードは彼女を狙う。放たれた武器によって羽川が絶命。ブチ切れた阿良々木くんの猛攻によってエピソードは気を失う。
よこたわる羽川を前に絶望する阿良々木くん、しかし忍野のアドバイスによって吸血鬼の血をつかって体を再生させ、羽川は一命をとりとめる。
ふたたび、取り戻した片足を吸収してさらにすこしだけ成長した姿にもどるキスショット。
最後に戦うのは純粋な人間のギロチンカッター。
「仕事」のドラマツルギー、「私情」のエピソードたちに対して「使命」として吸血鬼を狩る彼は、前者2名よりも強く、事実キスショットの両腕を奪っていた。さらにどちらよりも非情なギロチンカッター、阿良々木くんの弱点になりうる羽川を人質にとり、降参することをうながす。
羽川をひきあいに出されたことで再びブチ切れた阿良々木くんは吸血鬼の力を爆発させ、腕が植物のようにのびてギロチンカッターを撃破&羽川奪取。さらに暴走した腕は樹木のように伸び大木を成した…。
あとがき
[rating]
「傷物語」3部作通して一本のおはなし、という感じのつくりなので前作同様これ1本を見ても消化不良な感じ。「傷物語」部分のボリューム的に3部作に分けないと収録しきれなかったのかもしれませんが、それにしても半年スパンで公開されるぶつ切り感はすこしだけマイナス要素かな〜?とも個人的には思います。
独特なシーン展開はTV版よりも拍車がかかってる感じで良く言えばファンはコアに楽しめる、逆を言えばファン以外にはちんぷんかんぷんな構成かもしれない苦笑。
バトルシーン多めでボクの好物要素をふんだんに描写してくれていましたが、その反面ちょっと露骨なぐらい羽川さんのお色気シーンがあってオタク受けを狙い過ぎじゃね?と思った部分も…。(とくに後半のパンツのくだり長すぎでしょ…笑)
入場特典にポストカードをもらえたんだけど、theヲタ!って感じで。。。てぶらで映画館に観に行ったのでこのポストカードを裸で持ってなきゃいけなくてちょっと恥ずかしかった…笑
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