傷物語〈I 鉄血篇〉 あらすじ
阿良々木暦はクラスメイト・羽川翼のパンチラを目撃。それがきっかけでそれまで話したこともなかった羽川と阿良々木は友だちになる。
目撃したパンチラシーンが頭から離れない阿良々木暦はその因る、エッチな本を求めて本屋へと出かける。目的のモノを入手し帰る折、地面に点々と残された血痕を見つけ、そのあとをたどり地下鉄のホームにたどりついた阿良々木暦。そこには血まみれで横たわる金髪の美女が…。
倒れていたのはキスショット・アセロラオリオン・ハートアンダーブレード、500年を超えて生き続けている吸血鬼。彼女を追う追手に深手を負わされ四肢をもがれた彼女は瀕死の状態。阿良々木の血を吸うことで生きながらえることが出来ると説明し阿良々木に求めるが、阿良々木はこれを拒否して逃げる。
それまで終始高飛車な口調だったキスショットだが、阿良々木が自分を助けてくれないことを悟ると取り乱し涙ながらに懇願する。一度は逃げ出した阿良々木だが、何を思ったか自責の念にかられ、再びキスショットの元に舞い戻る。そして自身の死を覚悟して、彼女に血を吸わせるのだった…。
死んだと思っていた阿良々木が再び目を覚ますとそこは塾の廃墟。となりには見慣れない幼女が眠りこけている。この幼女こそ先の吸血鬼、キスショット・アセロラオリオン・ハートアンダーブレードの成れの果てだった。
四肢を失ったキスショットは阿良々木の血を吸うだけでは完全に元の姿に戻ることができず、ひとまず幼女の姿に再生し、阿良々木を眷属(けんぞく)として従者にし生かすことに決めたようだった。眷属として阿良々木に果たさせたい使命はひとつ、自身に深手を追わせた3人の人物を倒させること。
それがドラマツルギー、エピソード、ギロチンカッターの3人である。それぞれが吸血鬼を倒さんと使命感をもっており、自身が吸血鬼になってしまったことと3名と戦わなければならなくなったことに困惑する阿良々木。
それぞれ1人ずつと戦えば勝てる、というアドバイスを元にそれぞれ対峙しようとするが3人に囲まれるカタチでピンチを迎える。そこへ現れた謎のおじさん・忍野メメ。3人を払いのけ阿良々木を助け、キスショットと阿良々木暦、忍野メメの3人で話すことに。
忍野は「怪異」とよばれるオカルトの専門家。
阿良々木暦が人間に戻るために助力することを約束する。ドラマツルギーら3名がキスショットからうばった四肢を取り返せば、キスショット自身が力をとりもどし、、阿良々木を人間にもどすことも可能になる、ということだ。
本作「鉄血篇」は、忍野メメが協力を申し出たところまでで終了する。
あとがき
[rating]
作画はテレビアニメ版とはだいぶ違う印象のタッチ。
冒頭の阿良々木くんの顔とか全然ちがく見えますね。忍野が登場した吸血鬼ハンター達の攻撃を防いだシーン、まったく同じシーンが「化物語」冒頭の回想シーンとして既に登場していましたが、この部分は劇場版用に作りなおされていてなかなか見ものでした。
ただ、3部作構成になっていると事前にわかっていましたが、続編ありきの終わり方というか、長編アニメをブツっとぶったぎった感じの構成になっていたのはちょっと驚きでしたね。本作1本がまるっと導入の導入という印象すらうけました。う〜ん。。それでも見ちゃうファン心理というか。
DVDだと手元に残るからそれだけでもファン欲求は満たされるんだけどこれ劇場でみたらちょっと不完全燃焼感が残ったかもしれませんね。。
とはいうものの、第2部・傷物語〈Ⅱ熱血篇〉への布石感は充分で俄然楽しみになりました!
本作ではワンシーンしか登場しなかった3人の吸血鬼ハンターたちも第2部ではメインで登場してきそうですね。いよいよバトル展開か?
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