海外ドラマを多く放送している無料チャンネル・Dlifeで海外ドラマ 殺人を無罪にする方法 シーズン2 第10話 「アナリーズの錯乱」が放送されたのでさっそくレビューしてみたいと思います。アッシャーのシンクレア殺害を隠蔽するため、アナリーズはキャサリンを犯人にでっちあげようとするのだが。。。
ちなみに前回のレビューはこちら。
殺人を無罪にする方法 シーズン2 第10話 「アナリーズの錯乱」あらすじ
原題は “What Happened to You, Annalise?”
現在視点
アナリーズを撃ってしまったウェス、尚も彼女にとどめを刺そうとするウェスをローレルが止める。
もうすぐ警察がやってくる、と危惧した一行は瀕死のアナリーズをそのままにハプストール邸を去る。
一行がネイトの車に回収されたあと、ミカエラは自身の家に隠れたケイレヴに会いに行く。
ミカエラはアナリーズの計画(キャサリンを犯人だと思わせる)がバレないよう話をでっちあげ、ケイレヴに說明するのだが、そこへ警察から電話がかかってきて「キャサリンがシンクレアとアナリーズを襲った」ということが伝えられる。。。
未来視点
現在視点の2週間後。
ウェスに撃たれ入院したアナリーズは、ボニーに付き添われて自宅に帰ってくる。
まだ体調は万全とは言えないながらも、アッシャーの不祥事を揉み消すため、明朝法廷でウソの証言(キャサリンに撃たれたことにする)をする、と意気込む。
ボニーは不調のアナリーズの世話を焼きたかるが、それを疎ましく感じたアナリーズはボニーを追い返す。
ウェスはローレルから、アナリーズが退院したことを聞かされる。
ローレルは「レベッカは生きている、撃たせるために嘘をついたのよ」と励ますが、ウェスはそうは考えられなかった。
ローレルはふさぎ込んだウェスをさそい、フランクと学生たちをさそって勉強会をひらく。
ウェス以外の学生たちは意外にも事態をなんとか受け入れた様子。
アッシャーは自分の父親が自殺したことに、未だ疑念を抱いていた。
「誰かに殺されたのでは?」と疑ったアッシャーは、ハプストール邸からの脱出後、警察に駆け込みそのことを相談していた(第5話参照)。
その件で警察から連絡がないことに焦りをつのらせるアッシャーだが、コナーは不安定な状態のアッシャーが警察と接触することを危惧する。
ボニーは「彼はオンをアダで返すような真似はしない」とコナーに皮肉をぶつける。
鎮痛剤を飲んで休んでいたアナリーズの家には、突如見知らぬ女性が訪問してくる。
ニュースの報道でアナリーズのことを知ったその女性は、「撃たれても生き延びた、強いあなたなら…」と一方的に自分の子供をアナリーズに押し付ける。
ちかく精神科に入院させられるらしいその女性は、自分の子供をアナリーズに託し、去って行ってしまった。
子供を預かることを拒否するアナリーズだが、突然のことに動揺し、子供を託されてしまう。
子供を託され途方に暮れたアナリーズはボニーを呼び出す。
赤ちゃんを彼女に預け、「冒頭陳述の用意をする」と部屋に引きこもるアナリーズ。
しかしその様子をみつめていたボニーの目は冷ややかだった。なぜなら…じつは赤ちゃんなど存在せず、一連の行動はアナリーズの妄想だったからだ。。。
ボニーはフランクに依頼し、睡眠薬(ニアの自殺用に調達しキャサリンに飲ませたもの)を持ってっこさせる。
アナリーズを落ち着かせるため飲ませるが、この様子では「明朝の冒頭陳述は無理だろう」と判断する。
フランクは学生たちに協力させ「アナリーズの陳述書」をでっち上げ、それを審問に提出することを提案する。
一同はアナリーズになりきって、彼女が書いたらしい陳述書をでっちあげる。
ボニーはアナリーズに「赤ちゃんなんていない」と告げる。ボニーは「前回と同じよ」と意味深な言葉を吐き、彼女の妄想であることを伝えるが、アナリーズはそれが信じられない。
アナリーズのもとにはローレルが訪ねてくる。
実のところ、アナリーズは発砲後、神経衰弱状態のウェスを心配しローレルに彼を見守るよう伝えていた。アナリーズはウェスの様子が気がかりなのだ。
会話の中で、ボニーたちが「アナリーズの出廷は無理だと判断した」ということを知ったアナリーズはボニーを呼びつけ叱責するが、ボニーは彼女が「赤ちゃんの妄想を語っていた」ことを告げ、彼女が出廷できる状態ではないことを認識させる。
コナーは不安定なアッシャーを、オリバーと住む家に迎え、励まそうとしていた。
オリバーは「彼はいつまでいるんだ?」と少し不満そう。アッシャーが「父親は誰かに殺された」と考えていることから、コナーはアッシャーが勝手な行動を起こさないように監視していたのだ。。。
ボニーはアナリーズを心配し、ネイトを彼女の見舞いに向かわせる。
しかし、精神的にいっぱいいっぱいのアナリーズは彼の励ましもつっぱね、追い返してしまった。。。
翌朝、予備審問が始まり法廷に現れたケイレヴ。
「キャサリンを守ってくれる」と思っていたのに裏切られたことで、ケイレヴはミカエラやアナリーズ達全員を「お前ら悪魔だな」と軽蔑する。
予備審問がはじまりアナリーズの陳述書が提出される。
が、検察が危惧したとおり、陳述書だけでは審問はとおらず、アナリーズの出廷が求められてしまう。
ローレルはそれをこっそりとアナリーズに報告、アナリーズは具合の悪い体をおして法廷にやってくる。
証人席に召喚されたアナリーズは自身で捏造した計画に沿った、ウソの証言をする。
しかし証言をはじめてまもなく、ふたたび「赤ちゃんの鳴き声」の幻聴が聞こえ始める。休憩をもらうアナリーズ、お腹の傷口からは再び出血がみられていた。
ボニーは「証言は無理よ」と諭そうとするが、アナリーズは聞かない。ウェスはそんな彼女に神妙な目線を向ける。
ふたたび証人席にもどってきたアナリーズ。
しかし傷口の痛みと、被告側の弁護人に執拗に責められた緊張からか再び挙動不審に。つい「キャサリンは撃っていない」とクチを滑らせてしまう。
あわてて「彼女は両親を撃っていない」という意味だ、と元来のハプストール夫妻殺害事件の話しにすり替えようとするが、それもまた悪手。弁護人としての秘匿特権を破ったことになり、もはやアナリーズの証言は「信用に足らない」と判断されてしまうのだった。。。
しかし、これもアナリーズの策略だった。。。
アナリーズたちに疑念を抱くケイレヴを懐柔するため、アナリーズは自分のミス発言で「キャサリンが被害者にみえるよう」に差し向けた。
そして「ハプストール夫妻を殺したフィリップがキャサリンに近づき、薬を盛って、ハイになったキャサリンがアナリーズを撃ち、そのことを忘れた」のだと說明する。
それをケイレヴが信じるか否かはさして問題ではなく、「その筋書きを利用し疑惑の目をフィリップに向けること」がキャサリンを救う唯一の方法だ、と説得する。
まんまとアナリーズに懐柔されたケイレヴは、キャサリンを説得。
それを受けてキャサリンは、法廷で「フィリップに薬をもられ、アナリーズを撃った」と証言してしまう。
思ったように事が運び、ほくそ笑むアナリーズ。
ボニーは彼女に付き添い岐路の運転をしようと声を変える。
アナリーズはボニーに「死んで欲しい」と言い放たれた(第7話参照)ことを根に持ち、ボニーは「怒っていたから」とそれを反省している旨つたえるも、ふたりの間の溝は埋まらない。。。
ローレルは依然ウェスのことを心配していた。
事件当日、「誰かがアッシャーを心配して電話の一本もいれていれば、こうはならなかったかもしれない」と後悔するローレルは、ウェスが何かしでかすのではないかと気が気ではなかったのだ。
そのころ、ウェスはアナリーズの家に忍び込み、彼女がクチにした「クリストフ」について調べようと粗探しする。
家に帰ってきたアナリーズは、自宅が現れていることに感づき、おそるおそる寝室へと向かう。
すると、ベッドではウェスが寝ていた。ベッド横には例の薬瓶がおかれており、瞬間的に「ウェスが薬を飲んで自殺した」と勘違いしたアナリーズは駆け寄る。
ウェスは薬は飲んでおらず、「クリストフ」について調べていたことを明かす。
「知っていることを話せ」とアナリーズを問い詰めるウェス。するとアナリーズは近くにあった置物を振り上げ威嚇する。「あなたは私を破滅させた…」とつぶやくと、アナリーズはウェスを家から追い出してしまった。。。
出ていったウェスを追いかけてアナリーズはリビングにやってくる、すると再び赤ちゃんの幻覚が…。
赤ん坊を抱き上げ、その感触に浸るように目を閉じ微笑むアナリーズだが。。。
10年前の回想
アナリーズは男の子を妊娠していた。
大きくなったお腹をさすりながら、公園に散歩に出かけたアナリーズはバスケットコート脇のベンチに腰掛ける。
隣りに座っていた女性・ローズと談笑するアナリーズ。コートではローズの息子・クリストフがバスケットボールをして遊んでいた。
談笑する相手、ローズの姿は玄関先に赤ちゃんを連れて現れた女性(の幻覚)と同じ人物だった。。。