海外ドラマを多く放送している無料チャンネル・Dlifeで海外ドラマ 見えない訪問者 ~ザ・ウィスパーズ~ 第12話 「暗き旅路の果て」が放送されたのでレビューしてみようと思います。ドリルに乗っ取られたと思わしきミンクスは隔離されてしまうのだが。。。
ちなみに前回のレビューはコチラ。
見えない訪問者 ~ザ・ウィスパーズ~ 第12話 「暗き旅路の果て」 あらすじ
原題は “Traveller in the Dark”
子どもたちは「ミンクスがドリルに乗っ取られている」ことを示唆したが、ウェスはそれを信じることができない。
ウェスはクレアにミンクスと話すように依頼し、ミンクスの身にいったい何が会ったのかを聞き出すことになる。
隔離されたミンクスの部屋にクレアがやってくる。
両腕をベルトで拘束されてまるで囚人のような姿のミンクス。
クレアは何が会ったのかを聴こうと話しかけるが、自暴自棄気味のミンクスは「私がドリルのほうが都合がいいんじゃない?」と吐き捨てる。
クレアはミンクスの手枷を外し、自分に触らせ、カサンドラにしたように電気で火傷させることができるかを試そうとする。
しかしミンクスも「自分が乗っ取られているか分からない」として、万が一を危惧し、触れることを拒む。
クレアは次いで「オリオン」について何か知っているかを問うが、ウェスとクレアの不倫の件でクレアのことを嫌っているミンクスは、クレアの聴取への協力を拒む。
「私がドリルだったほうがクレアにとっては都合がいい」「私が死ねば(クレアは)欲しいものが手に入る」とミンクスは思い込んでいる様子。
それを聴いてクレアもウェスも返す言葉がない。
ミンクスは「そんなに感嘆にドリルが見つかると思う?」と嘲笑する。
新聞記者のゲッツは「ドリル」について詳しくは知らず、それが政府主導の「核実験」だと考えていた。
ハーバーポイント原発の事件直後から周辺の子どもたちに異常が起き始め、今や80人以上の子供が施設に監禁される事態となっていたからだ。
ショーンとロリンズはゲッツが真相には近づいていないのだ、と確信し彼を解放することを決める。
ゲッツは情報を教えてほしいとせがむがロリンズは答えない。
しかしショーンは「いずれこの件は明るみに出る」と思い直しゲッツに情報を与える代わりに、自分たちに協力させようとする。
クレアはサイラスにふたたび話を聞く。
マリアが死んだ夜、サイラスがマリアの部屋の前を通ると彼女は電話していたという。
その最中、妙な物音がしてマリアが立ち上がると「ビリビリ」という音とともにマリアが倒れた。その後、物陰から現れたのはミンクスだったという。
サイラスにその現場を見られたミンクスは「喋ったら母親を殺す」とサイラスを脅したらしい。
話を聴いたウェスは失意に肩を落とす。
いっぽうでマリアが死亡直前まで使用していたパソコンは破壊されていたが、政府職員によって一部のデータが復旧される。
それによればマリアは死亡直前まであるテキストデータの入力を行っていたが、彼女の死亡後に何者かがそのファイルの内容を削除した痕跡が見つかる。
そのファイル名が「ミリセント・ローレンス」、ミンクスの本名だった。
ウェスは「ミンクスがドリルに乗っ取られている」という説がいよいよ確信に近づき動揺する。
残された状況証拠からクレアも「ミンクスがドリル」だと確信。それでもウェスはミンクスを庇いたがるが、クレアは「冷静な判断をすべき」と諭す。
憤るウェスは憤慨し部屋を飛び出していってしまう。
ショーンが勝手にゲッツに情報提供を提示したことでロリンズは怒るが、ショーンは「ゲッツが新聞記者」だということを利用するつもりであることを明かす。
新聞記者はネタの裏をとろうとするはず。
FBIや国防総省はドリルの件を世間に伏せているが、新聞記者がホワイトハウスに問い合わせて裏を取ろうとすれば、情報の露見から国民感情を恐れて子どもたちを解放するかもしれない、とショーンは考えた。
ロリンズはパニックを引き起こすだけだ、と危惧するがどちらにせよ息子がとらわれているショーンにとっては、それは選択肢にすらならなかった。
ウェスは独断で拘束されたミンクス解放しようとするが、軍の兵隊に止められる。
怯えるミンクスを励ますウェス。
そこでウェスはあることを思いつく。ミンクスに幼い頃に言い聞かせた「お気に入りの詩」を復唱させようとする。
たがミンクスは「私を試そうとしているの?」と見透かし、詩を復唱しようとはしなかった。ミンクスが拒んだことでウェスも「ミンクスが乗っ取られている」と確信してしまう。
ミンクスからそっと手を離し立ち上がるウェス、「パパのくせに信じてくれないのね」と罵倒するミンクスだが、ウェスはそのまま無言で部屋を立ち去る。
立ち去ったウェスは娘がもはや救われないことを知り、独り悶絶する。
それでもウェスは、乗っ取られた身体の何処かにミンクスの精神が残されているかもしれない、とありもしない説を持ち出しクレアを説得しようとする。
フロマーは大統領に「ミンクスがドリルに乗っ取られている」と伝える。
大統領はドリルがニコラスに取り付こうとした時(第10話参照)、躊躇せず殺すべきだった、と自身の判断の誤りを悔いていた。
ショーンはゲッツに一連の事件の真相を話す。
ことの始まりはショーンが従軍時に政府の「新兵器」のテストに参加したこと。その兵器は何十発分もの雷と同じ出力の電磁パルスを発生させるものだった。「ドリル」はそれを利用するためにショーンに近づいたのだという。
ミンクスの監禁されていた部屋の隣の部屋にはヘンリーが収容されていた。
ミンクスは隣の部屋のヘンリーに語りかけ、「私はドリルじゃない、クレアにそう伝えて」と問いかける。が、ヘンリーはミンクスに惑わされるのを恐れて耳をふさぐ。
ウェスの必死の説得に気圧されたクレアは、ウェスとともにミンクスの部屋にやってくるが、すでに彼女の姿はなかった。
フロマーは大統領の指示で「新兵器」を使いミンクスを殺すことにしたのだった。
抵抗するウェスとクレアは軍の兵士によって施設外へとつまみ出されてしまう。
そこへ件の「新兵器」が運び込まれてくる。
ショーンからの情報を元にゲッツはホワイトハウスに連絡、情報開示を要請するが、大統領はミンクスの抹殺をもって全てを終息させ、自ら一連の情報を公表する準備を整えていた。
同時にミンクス以外の子どもたちは施設から解放される。
ウェスは政府絡みの知人に協力を依頼し、大統領と話せるようにセッティングしてもらう。
ホワイトハウスにやってきたクレアとウェス、知人を通じて「ミンクス抹殺」以外の手段がある、と大統領に伝えようとする。
ショーンは子供の解放を聴いて安心する。
が、ゲッツの何気ない言葉に耳を留める。シークレットサービスの暗号名で「オベロン」は「大統領」を意味する。大統領の親族は全て「O」で始まる言葉で表現されるらしい。
そして大統領の娘、つまりカサンドラを意味する言葉は「オリオン」だというのだ。。。
ショーンはクレアに「オリオン」がカサンドラ、つまりドリルが乗っ取ったのはカサンドラだったということを伝える。
衝撃が走るウェストクレア、そこへカサンドラが大統領夫人とともに現れる。
カサンドラは自ら自分の腕に火傷を細工し、サイラスを脅して嘘の証言をさせ、マリアのPCが修復されることを見越してわざとミンクスのファイルに手を加えた。
すべてがミンクスをハメるための罠だったのだ。
そのころ施設ではミンクスの抹殺計画が始まろうとしていた。
怯えるミンクスは今になって、「お気に入りの詩」を唱え恐怖を振り払おうとする。
ミンクスを殺す兵器のスイッチは軍の兵士が入れる予定だったが、その兵士には怯える少女を殺すことがどうしてもできず、代わりにフロマーが自ら兵器のスイッチを入れる。
ウェスは必死に大統領とフロマーに言伝を頼むのだが、連絡は一向につかないまま。施設に車を走らせる。
クレアはそこで「ドリルの狙い」に思い至る。
大統領はカサンドラと妻を脇に従えて、生中継の入った記者会見を予定していた。
ドリルは衛星生中継を介して母星に信号を送る気なのだ。
クレアはそれに気づくと、記者会見場に走り込もうとするがシークレットサービスによって取り押さえられてしまう。
大統領の演説が始まると、カサンドラはおもむろに席を立ち上がり、カメラの前に進み出る。
何事かと語りかける大統領だが、カサンドラはカメラの方へ向き直ると突如、大音量の奇声をあげる。一同騒然。
奇声のせいでシークレットサービスがひるんだスキに、クレアは記者会見場に入る。
カサンドラのもとに歩み寄るクレア。するとカサンドラは「大丈夫よクレア、逃げたりしないから」とひと言。
ウェスは兵器のスイッチをいれたフロマーのもとへ駆け寄り「カサンドラがドリルだ」と訴える。
時を同じくしてホワイトハウスから記者会見場での事が知らされ、フロマーは慌てて兵器を停止させミンクスの抹殺を取りやめる。
ウェスは泣き叫ぶミンクスに駆け寄る。
既の所で抹殺を免れたミンクスは、ウェスとともに解放される。