海外ドラマを多く放送している無料チャンネル・Dlifeで海外ドラマ 見えない訪問者 ~ザ・ウィスパーズ~ 第8話 「秘密を知る男」が放送されたのでレビューしてみようと思います。クレアとショーンは、研究所爆破でドリルを殺したと思い込んでいたのだが。。。
ちなみに前回のレビューはコチラ。
見えない訪問者 ~ザ・ウィスパーズ~ 第8話 「秘密を知る男」 あらすじ
原題は “A Hollow Man”
ロリンズは国防長官からの指示でヘンリーを誘拐したが、思い直しヘンリーを解放することにする。
ウェスの協力で逃亡中のショーンとクレアは、ロリンズからヘンリーを受け入れるが、仮にも息子を誘拐されたことにショーンは激怒しロリンズになぐりかかる。
クレアはロリンズを問いただす。仕事として国防長官の命に従ったまでだが、「人としてできないこともある」とヘンリーを解放した理由を告げる。
クレアとショーンはドリルの危機は去ったと考えていたが、ヘンリーは「そんなことない」と話す。
ロリンズに誘拐される直前にドリルはヘンリーの元を訪れ、クレアとショーンのしたことを怒っていた、語るヘンリー。
クレアは「自分たちと一緒にいるとヘンリーが危険」だと危惧するが、ショーンは「電気があればドリルは何処にでもやってくる、一緒にいたほうが安全だ」と諭す。
ウェスは国防長官がヘンリー誘拐の指示を出したことを知り、激怒する。
いっぽうで研究施設が爆破されたことでドリルの危機は去った、と報告するウェス。
大統領職への出馬を考えている国防長官に、今回の手柄を足がかりにしては?と打診し、代わりにクレアとショーンの免罪を要求するウェス。
家に帰ったウェスは、レナに「ドリルは死んだ、危機は去った」と話すが、レナの話しによれば研究施設爆破よりも後の時間にドリルが家にやってきてレナと会話した、という。
レナはミンクスの取り持ちでドリルと接触したことを明かす。
それを聴いたウェスはミンクスを問いただす。しかしミンクスは「ドリルと話せるというのはウソだったの、ごめんなさい」とシラを切る。
平然と嘘をつくミンクスに驚嘆するレナ。ウェスはミンクスの話を信じるしかなかった。
ウェスはミンクスの話を信じ、危機は去ったものだと再確信してしまう。
レナに一抹のわだかまりを残したまま。。。
クレアとショーンはヘンリーを連れ、家には帰らずモーテルに宿泊する。
ひと山越えたことで、ショーンはクレアの過ち(ウェスとの不倫)の件を水に流し、「もう一度家族になろう」と許しの弁を語る。
翌朝、ロリンズはクレアに連絡する。
FBI内部の資料以外で、ドリルに関する何らかの記述がないか調べていたロリンズはある研究資料を発見する。
そこには、ある少年が「ドリルは異次元に存在する邪悪な存在」だと主張する論文が記述されていた。クレアはその少年に会いたがるが、その記事が書かれたのは1982年のことだった(つまり少年は既に大人になっている)。
ドリルが現れたのは今回が初めてではなく、前にも来ていたのだ。。。
クレアは、ロリンズの報告とヘンリーの証言から「ドリルはまだ生きている」と考え、それをウェスに伝える。
それを聴いたウェスは「レナも同じことを言っていた」と声を落とす。
クレアはロリンズの見つけた記事の少年に会いに行く、と告げる。
ウェスはレナに電話し「ドリルは生きていた」と報告する。ウェスが電話するその後ろでは自販機の明かりが不自然に点滅する。。。(ドリルが聴いているのか…?)
レナは家で怯えていた。
ミンクスは「嘘ついてごめん、だけどママも約束を破った(ウェスに話した)」とレナに話しかける。ミンクスは「ドリルから言伝がある」と告げる。
ミンクスはおもちゃの「単語ゲーム」を取り出し、「ドリルはそれを使ってメッセージを伝える」とレナに手渡す。
レナはおそるおそる単語ゲームに目をやるが、そこには「KILL」(殺せ)というメッセージが現れる。
恐ろしくなったレナは「ドリルとのゲームは二度としない」とミンクスに強く言い放つ。
クレアとショーンは、例の少年 トーマス・ハーコートの住まいを訪れる。
トーマスの父親・ロンが応対するが、「ドリルの件で」とドリルの名前を聴いた途端ロンは怯えたようにクレア達を追い返そうとする。
しかしクレアは自分の息子もドリルと接触している、と明かし話を聞こうとする。
トーマスの空想上の友達だと思っていたドリルが、実在し、別の子どもたちにも接触していたと知り、驚くロン。
そのころ、ミンクスは新たにドリルからある命令を受ける。
レナはミンクスを食事に呼ぶが返事がない。家を探し回ると、ミンクスは屋根の上に登っていた。
ドリルの命令で屋根に登ったミンクス、彼女の頭上に切れかけた電線が走っているのを目撃するレナ。
焦ったレナは部屋に戻るように指示するが、そのときドリルはミンクス語りかけ「ゲームの準備はできたか?」と伝えさせる。
例の「KILL」の文字が頭をよぎるレナ。ミンクスはなんとか部屋に戻るが、娘を人質にとられたカタチとなったレナは「わかった言うとおりにする」とドリルの計画に加担することを了承してしまう。
ロンはクレアたちに語り始める。
ロンはNASAの天文学者だったが、82年に宇宙人からのメッセージを受け取ったという。
彼の息子トーマスはその報を知り興奮したが、数週間後「宇宙人は宇宙ではなく僕の頭の中にいる」と語り、ドリルの指示で兄のエリオットを殺したのだという。
嵐の夜、森に出かけたトーマスとエリック、心配になったロンが探しに出かけると血まみれで放心状態のトーマスを発見した。
その後、精神施設に入れられたトーマスは10年入院したという。
ウェスは国防長官に「ドリルが生きていた」と報告する。
結論を急いだことと、逃亡中のクレアと共謀したことでウェスは謹慎を命じられてしまう。
家に帰ってきたウェスは、ミンクスが嘘をついたことを叱りつけ、ドリルの言うことを聴くなと命令する。
もう隠し事はしないと約束したミンクスは、レナがドリルの指示で「悪いことをすると思う」と明かす。
不安になったウェスはレナに電話するが留守電。さらに保管してあった拳銃が持ち出されていることに気づき焦るウェス。
ロンは家に保管されていた昔のホームビデオを見せる。
そこにはトーマスやエリオットの無邪気な子供時代が映されていた。さらにビデオをすすめるとトーマスがエリオットを連れて殺害現場につれていく様が録画されていた。
ドリルはなぜトーマスに兄弟を殺させたのか?
トーマスが事件を起こしたことでロンが失意に落ち、それまでしていた仕事ができなくなった。
NASAで宇宙人からのメッセージを受け取ったロンの仕事は続行できなくなったわけだ。ドリルの狙いはそこにあるのかもしれない…と考えるクレア。
クレアはロリンズの協力を得てエリオットの情報を調べてもらうと、同名の人物がひとりヒットする。
クレアはトーマスが罪悪感を消すためにエリオットになりすまし「トーマスは消えて、エリオットが生きている」ことを再現する転位行動をしているのではないか、と推測する。
ショーンとクレアは「エリオット」なる人物の元へ向かうが、ふたりが去った後、ホームビデオは勝手に動き始め、トーマスたちの移ったビデオテープを焼き消してしまった。。。
ウェスはFBIにやってきて、事情を話しロリンズにレナを探すよう協力を打診する。
車のGPSを追うとレナは、クレアたちの現在地に近い場所を走っていた。
ウェスは、レナがドリルからの支持を受けて、クレア達を追っているのだと感づく。しかも拳銃を持って。。。
クレアとショーンはエリオットの住所に行き着くが、インターホンを押しても返事がない。
ヘンリーを車に残したまま、ふたりは家の中に押し入ることにする。家の中はまっくらで電球すらついていない。クレアは意図的に電化製品をおいていないのだ、と気づく。
家の中を捜索したふたりは、ハーパーが描いたのと同じ「X印」(第1話参照)の描かれたドアを発見する。
地下室へ続くそのドアをあけて地下に降りるふたり、そこでトーマスを発見する。
トーマスは警戒するが、ショーンは「自分もドリルに操られひどいことをしてしまった」と明かす。その話で少しだけ警戒心を解いたトーマスは二人の前に姿を現す。
トーマスは、「ドリルは人間が呼んだ」と語りだす。
1945年から1982年までの間に世界中で1700回以上の核実験が行われていた。その実験によって地球上の爆発だけでなく、ある種のエネルギーを宇宙に向けて放出していたのだ、と語る。
宇宙人はそのエネルギーを受信し、返信を試みたこともあったという。それがロンの受信したメッセージだった。
宇宙人はエネルギーをたどり地球を探し当て、子どもたちに直接接触するようになる。
子供に語りかけた内容によれば、宇宙人の母性では生きるのに必要なエネルギーが枯渇し故郷が滅びそうだ、と訴えた。そのため「ドリル」を地球に送り込んだのだという。
ドリルは子供を操りロンを操れば、母性とコンタクトを取れると考えトーマスに接触した。
レナはクレア達の近くまでやってきていたが、怖くなり車を止めて立ち往生する。
「こんなことできない…神様助けて…」ちつぶやくレナ。突如、車外から少女が話しかける。少女は「友達が早くしないと間に合わない、って」と話す。
この少女もドリルの使いなのだと察したレナは戦慄する。
ヘンリーは車の中で大人しく待っていたが、車のロックがひとりであ開いたり閉じたりしはじめる。
さらに車の上を走る電線は音を立ててショートしはじめ…。焦るヘンリー、すると車外に車が停まるのを目撃する。レナの車だ…。
レナのGPSを追いながらウェスとロリンズは彼女を追っていた。クレア達の場所へレナが到着してしまったことを確認したウェスたちは焦る。
レナは銃を手に車を降り、トーマスの家に入っていく。
クレアはヘンリーがドリルと接触していることを明かし、助けて欲しいと懇願する。
するとトーマスは「ドリルがほかの子供と接触するはずがない」と動揺し始める。
「きっと別の使者を送り込んできたんだ…!」と意味深なことを語りだしパニックになるトーマス。
意味がわからないクレアが問い詰めると、「トーマスが接触したドリルは、トーマス自身が殺した」のだという。
詳しく話を聞き出そうとしたところで、地下室にレナが押し入ってくる。無言で銃を向けたレナは発砲…被弾したのはトーマスだった。
現場に到着したウェスとロリンズがレナの銃を取り上げる。
なんとか息のあるトーマス、クレアは止血を試みる。しかし今にも死にそうなトーマスにクレアは「ドリルをどうやって殺したのか」と方法を問う。
ドリルはレナを使い、唯一「ドリルを殺せる方法」を知っていたトーマスを始末させたのだった。。。
客演
[actor][name]ジョン・ビリングズリー[nname]([altname]John Billingsley[aaltname])[sameus urls=”http://www.imdb.com/name/nm0082517/”][image urls=”https://motetai.club/wdps/wp-content/uploads/2017/03/The-Whispers-Season-1-Episode-8-18-6c16.jpg”][aactor]
ロンを演じていたのはジョン・ビリングズリー。
ジョン・ビリングズリーはドラマや映画などでもちょくちょく拝見する名脇役な俳優さん。
ドラマ「NIKITA」「SUITS/スーツ」「トゥルーブラッド」ほかドラマを中心に多数客演。
[actor][name]ジェイ・ポールソン[nname]([altname]Jay Paulson[aaltname])[sameus urls=”http://www.imdb.com/name/nm0667350/”][image urls=”https://motetai.club/wdps/wp-content/uploads/2017/03/The-Whispers-1×08-8-200×300.jpg”][aactor]
トーマスを演じていたのはジェイ・ポールソン。
ドラマ「GRIMM」「MADMEN」「BONES」などの人気作にも数多く客演中。
感想&あとがき
[rating]
このドラマ、ちょっと説明不足と制作サイドの独りよがり感が強くて(←失礼)「つまらないかも…」と思い出したところだったんですが、今回の展開はケッコー面白かった。
人間が核実験を繰り返したことが宇宙人の目を引くことになってしまい、その宇宙人たちはエネルギー源確保のため地球侵略を企む。
その結果、「ドリル」が地球に送り込まれた、と。
ドリル自身が宇宙人なのか、それとも宇宙人が偵察用に用意した某かなのかは、まだわかりませんが、ドリルの目的がうっすらと浮き彫りになり始めましたね。
トーマスが「ドリルを殺した」と言っていることから、「ドリル」は固有の個体名ではなく複数いる模様。
研究所の岩石を爆発させても死ななかったドリルを「確実に殺せる方法」があるわけですが、それをクレアたちに知られることを危惧したドリルは、レナを操ってトーマスを殺させた、と。
いや〜レナもあっさり操られちゃったしなあ・・・苦笑
それにしもて、ミンクスがとことん邪悪に描かれていて、なんか複雑…。
ミンクス役のカイリー・ロジャースの過去の出演作、映画「天国からの奇跡」は個人的に大好きな作品ですごく感動的な仕上がりだっただけに、彼女が邪悪の権化みたいな役を演じているのがちょっと違和感。苦笑
まあ、それだけ彼女の演技の幅がある、ということなんでしょうけども。。。
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