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連載再開に向けてHUNTERXHUNTERをおさらいしてみる

ハンターハンター連載再開

ボクの大好きな少年マンガ『HUNTERXHUNTER』(ハンターハンター)がついに今月 連載再開 します。

同作は週刊少年ジャンプで連載されているマンガで作者は幽遊白書などで知られる冨樫義博氏。ストーリー、キャラクター、世界観設定、登場人物たちの能力など少年マンガ好きのツボをついたポイントが多々内包されている作品です(信者発言)。

1998年から連載されており(そんなに前から連載してたんですね!)、根強い人気をほこる長寿作品ですが近年はたびたび長期休載をとっておりファンをヤキモキさせています。否、やきもきというレベルはとうに超越しています。

いよいよ決まった 連載再開

2014年の休載以降もうこのまま連載再開はないのではないかとネットでは噂されていましたが先日少年ジャンプ誌面にて、ついに、ついに連載再開が告知されました!

【オレ歓喜】HUNTER×HUNTER 連載再開!マジェ!?

作品信者としては楽しみで今からゾクゾクが止まりません。
単行本も何度も読み返してはいますが、連載再開にあたっていまいちど再度コミックを読み返していこうと思っています。

おさらいするにあたって、HUNTERXHUNTERの既刊号をざっと大きな章ごとにまとめてみます

ハンター試験編

物語はゴン=フリークスを主人公としてスタートします。死んだ思っていた父親の影を追い、この作品世界における特殊な職業「ハンター」を目指して旅立ちます。
ハンターだった父親に憧れをいただき、ハンターになるための「ハンター試験」を受けに旅立ち、無事に試験に受かるまでが描かれています。
※HUNTERXHUNTER 第1巻より

単行本にして1巻〜5巻まで。
この間にキルア、クラピカ、レオリオ、ヒソカなどの後の主要キャラクターたちが登場します。
とくにキルアクラピカレオリオとゴンの4人の関係性はなんとな〜く作者の前作・幽遊白書の幽助桑原蔵馬飛影の4人を彷彿とさせます。
※ネット上のファンの間では、この4人同士の役回りの対比で意見が別れることもしばしば…

次の大きな章「ヨークシンオークション編」との間に「ククルーマウンテン」「天空闘技場」「くじら島への里帰り」などのお話があります。
作品の土台となる、世界観と特殊能力である「念能力」の設定がこのあたりで登場します。

ヨークシンオークション編

ハンターの試験に合格した時点で4人は一旦はなればなれになりますが、その後ゴンはキルアと行動をともにし、この章で再びレオリオとも合流します。

父親の消息をおってあるモノを手に入れるためヨークシンという街で行われるオークションに参加します。オークションに参加するには大金が必要で、章序盤ではその金策にはしります。

同じ頃、まったく別の理由でクラピカもヨークシンを訪れます。その理由は彼の生い立ちに関係のあるモノ、そして幻影旅団を倒すためです。
※HUNTERXHUNTER 第10巻より

幻影旅団

字面からして厨二臭がスゴイですが、この幻影旅団がこの作品でイチニを争う人気キャラクターたちの宝庫なのです。

幻影旅団はゴン達がさがしているあるモノを含め、オークションに出品される品をまるごと奪う目的で登場する盗賊団です。必然的にゴン達と対峙することになります。そこに旅団を狙うクラピカも合流し、更にはハンター試験編に登場したヒソカも旅団のなかに潜り込んでいたり、と伏線満載で読んでいてゾクゾクが止まらない章です。
個人的には一番好きなのがこのヨークシン編(単行本8巻〜13巻)です。

グリードアイランド編

紆余曲折あり探していたあるモノを手に入れ、オークション編の終わりを迎えるとふたたびゴン&キルア以外はバラバラになります。探していたあるモノとは「テレビゲーム」。このテレビゲーム、実はゴンの父親が作った特殊なゲームであり「念能力」を使うことで、世界のどこかに実際にある島でゲームに参加しクリアを目指すことになる、というもの。

ゲームに参加することで徐々に鍛えられ、念能力が高まっていく。まるでゴンのために、それを見越したかのように作られたゲーム。
※HUNTERXHUNTER 第15巻より

強くなったゴンはようやくジンと会うことができるのか…!?…しかし、この章のオチは案外あっけない感じなのです。単行本にして13巻〜18巻。
次章への直接的な布石もなく、コロッと展開が変わります。

キメラアント編

この作品の中で一番長い章です。単行本にして18巻〜30巻、じつに12巻分。短命作品ならとっくに連載終了してるボリュームです。

それまでは能力を持った人と人の戦いがメインでしたが、この章では能力をもった人外(キメラアント)との戦いがメインに描かれます。章の長さに比例してキャラクター、能力などの登場数もイチバンです。
ちなみにクラピカ、レオリオ、ヒソカはこの章では出てきません。

※HUNTERXHUNTER 第24巻より

更に、この章の終盤に差し掛かったあたりで連載の長期休載があります。じつに2年ちかくの休載だったため、このまま打ち切りになるのでは?と思っていた読者も多かったはず。それだけに、連載再開の時には歓喜した覚えがあります←

この章は、いわゆる「少年バトル漫画的な終わり」とは違った終焉を迎えます。読者には賛否両論あったのでしょうが、ボクは単純なのですごく感動しました

会長選挙編

キメラアント編は盛大なバトル章だったため登場人物たちにも大きな痛手が出ています。

主人公ゴンは再起不能状態に。ハンター試験編から登場していたハンターの頭領ともいえる「ハンター協会会長」も死亡。ハンター協会は新たな会長を決めるため選挙を行うことに、キルアはゴンを元に戻すために、さらに特殊な能力を持った兄弟を迎えてゴンを助けようと奔走します。
※HUNTERXHUNTER 第30巻より

ちなみにゴンが必死の思いで探し続けたゴンの父親・ジン=フリークスですが、この章でさらっと登場します。しかもけっこういいかげんなキャラクター(苦笑)いいのかそれで…。
単行本にして3巻分ぐらいのボリューム、主人公の再起悲願の達成という重要な要素も含んでいますが、個人的には伏線の回収次章への布石的な章だと思ってます。

キメラアント編の休載復帰後、作者は体調不良のせいか非常に絵が荒れます。ジャンプに連載されるものもラフ画みたいな出来でした。それでも連載を続けてくれることにファンとしては嬉しかったですが…。後に発売される単行本ではしっかり書き直されています。

暗黒大陸編

これまでの話に、それぞれの落とし所をつけつつ始まった新章

「世界」には外側の「世界」がありそこにはあらゆる未知のモノ、生物がいる…!っていう新たな設定が登場します。前章で登場したキメラアントもこの外側の世界からきた存在で、外の世界はとっても危険!っていう。外側の世界を「暗黒大陸」と称し、そこを目指そう!と声を上げたのがキメラアント編で死んだハンター協会会長の息子を名乗る人物・ビヨンド=ネテロ

※HUNTERXHUNTER 第32巻より

さまざまな理由からそれを阻もうとする勢力。
人を募り新地開拓しようとするビヨンド=ネテロ、そこにジン=フリークスも参加することに…!さらにはジンの父親・ドン=フリークスは暗黒大陸の渡航記「新大陸紀行:東」を書き、いまも生きている?

と、いうゾクゾクする布石を残したまま2014年から再び休載。そこから更に2年近くの時間がたちましたが、このたび再び連載再開を迎えることになったわけです。ちなみに暗黒大陸編がはじまりビヨンド=ネテロが登場したあたりまでは[hxh32]まで掲載されていますが、その後の数話分はいまだ単行本化されていません

連載再開&単行本化が待ち遠しいかぎり…!


 

Wikiediaみながらおさらいしてみたんですが、やっぱりクソ長い…!
が、ストーリーなぞってるだけでもゾクゾクする楽しさがある。スゴイ作品ですよね。んー連載再開して暗黒大陸編読むにあたって、[hxh32]以降の未単行本化部分(記事執筆時点)が読みたいですよね切実に。

それにしても楽しみである。