CSチャンネル・AXNで海外ドラマ CHILDHOOD’S END -幼年期の終り- 第5話 「子供たち」前編 が放送されたのでレビューしてみます。ジェイクとエイミーの娘・ジェニファーには特別なチカラが備わる、さらに世界中の子供達が彼女の名を口にする現象が起き始め…。
前回のレビューはコチラ。
CHILDHOOD’S END -幼年期の終り- 第5話 「子供たち」前編 あらすじ
原題は “The Children”
ジェイクとエイミーの元には娘・ジェニファーが誕生する。
オーバーロード来訪によって欲望や恐怖から解放された人類、さらに栄養価の高い食事と汚染のない空気、これまでに人類が経験したことのない健康でストレスのない生活をおくっていた。その結果、次世代の人類は肉体的にも進化しはじめていた。
マイロは乳幼児達の “変化” について独自に研究を進めていた。
ある、赤ちゃんは念動力で物を手元に引き寄せることができ、ある子どもは他人の夢のなかに入り様々な言語を話すことができるという。世界中の子供達に様々な能力がそなわり、それぞれが精神で繋がっているらしいのだ。マイロはジェニファーがその鍵だと考え、ジェイクと連絡を取ろうとする。
農夫・リッキーは依然、闘病生活を送っていた。新時代の医療技術もリッキーの症状を好転させてはくれない。
そんなある日、またもカレルレンがリッキーの元を訪れる。
カレルレンは「これから地球に起こること」を話し、その筋書きを書いたのはオーバーロードではなく自分たちは単なる進行役だと語る。リッキーは子供ができない身体にされたことをどこかで根に持っているようで「もう俺達にかまうな」とカレルレンを追い払う。
死期が迫るリッキーは病状にうなされていた。朦朧とするリッキーがうわ言のように語りかけるのはエリーではなく前妻のアナベル。
それを悲しげな表情で受け入れつつ「わたしはここにいるわ」と語りかけるエリー。
同じ頃、世界中で子供が天を見つめ手をかざし「ジェニファー」とつぶやく現象が目撃される。
ジェイクの家にはどこからやって来たのか子どもたちが集まり庭を埋め尽くす。
トミーはジェニファーが「オーバーロードも知らないスゴく遠い星のビジョンを見せる」と語る。不気味がるジェイクは庭を埋め尽くす子供を追い払おうとするが、彼らは微動だにしない。さらに庭だけではなく家の外、道路も子どもたちが埋め尽くす情景を目にしたジェイクは唖然。
心配になったエイミーはジェニファーに声をかけると「私には全部みえる」と語り、手を触れずにおもちゃを動かしてみせる。それを見たエイミーは怯えるばかり。。。
もはや此処にはいられないと考えたジェイクは荷物をまとめ、家族でニューアテネへの移住を決行する。
ニューアテネにやって来たジェイクたちは “昔の暮らし” を送る人々を目の当たりにする。
ニューアテネの市長 ジェリー・ホールグロスと面会、彼はジェイクたちを歓迎し受け入れる。「オーバーロードの用意した完璧な世界」に住まない、という選択肢は尊重されている、と語るジェリーだが、エイミーはそれを聴いても心配そうな表情。
ジェニファーはニューアテネの子どもたちを注視し「赤い数字が終わりを告げる」と意味深な言葉をつぶやく。
マイロからの執拗な連絡をうけたジェイクはマイロの要望でジェニファーと彼を会話させることに。
電話越しにジェニファーに質問をするマイロ。鏡を見つめさせ「何が見える?」と問うマイロだがジェニファーは「全てが見える、私がすべて」と答え、ボイスに見せたのとおなじく「星が爆発するようなビジョン」をマイロに見せる。同時に電話(テレビ電話の画面)が粉々に壊れてしまう。
ジェニファーはひとこと「終わりのはじまりだ」と。
ジェニファーにビジョンを見せられたマイロは地球が危機にひんしていると直感する。
ボイス研究所がオーバーロードへ地球の動物をサンプルとして提供していることを利用し、彼は自分自身を動物たちとともに真空包装し彼らの星へ送り込んで欲しい、とレイチェルに依頼する。彼のことを想っているレイチェルは拒否するのだが…。
オーバーロードの星までは亜光速で3ヶ月、現実の時間に換算すると往復で80年はかかる。
それでもオーバーロードは時間を操作する技術をもっているはず、とマイロは希望を語るが「ヘタしたら80年は会えないことになる」とレイチェルは危惧していた。それでも結構する意思を変えないマイロ。
レイチェルは最後まで「行かないで」と懇願しつつ、マイロの計画に協力。マイロは動物たちと供に真空パックされオーバーロードの宇宙船に積載される。
レイチェルは心配そうに宇宙船を見送る。