【海外ドラマ】X-ファイル 2016 第6話「闘争 Part2」最終回レビュー

X-ファイル 2016 第6話

CSチャンネル・FOXで 海外ドラマ X-ファイル 2016 第6話 「闘争 Part2」が放送されたのでレビューしてみようとおもいます。リバイバル第10シーズンの最終回。モルダーとスカリーが追い続けた “宇宙人” の真相とは…?

ちなみに前回のレビューはこちら。

【海外ドラマ】X-ファイル 2016 第5話「バビロン」レビュー

X-ファイル 2016 第6話 「闘争 Part2」あらすじ

原題は “My Struggle II”

ある日、モルダーは消息を断つ。スカリーは彼の身を案じ連絡を取ろうとするが依然連絡はとれない。

そのころ、ネット記者のタッド・オマリー第1話参照)は政府による “異星人のDNA移植” の件を自分の番組で報道し始める。「政府によって全国民の身体に異星人のDNAが埋め込まれた」と告発する。

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ちょうど彼の番組を見ていたスカリーの元へオマリーから連絡が入る。彼もモルダーを探しているのだが消息がつかめないのだ。
モルダーの家に向かうと散乱した部屋にはオマリー。彼が着いた時にはすでにその有様でモルダーの姿はなかったらしい。

オマリーは自分の遺伝子を検査した結果異常がみつかったとスカリーに告げる。スカリーはオマリーの告発内容に懐疑的だが、スベタが消えた件(第1話参照)やモルダーが姿を消したことからも、政府が関わっていることは明らか、と諭す。

モルダーに連絡の付かないスカリーは上司のスキナー、FBI捜査官のアインシュタイン第5話参照)にオマリーの告発を伝える。
これまで不可思議な件をモルダーたちと味わってきたスキナーは神妙な面持ち、対照的にアインシュタインは呆れたように笑う。人間のDNAを弄るのには許可がいるはず…、スカリーは自身が務めていた「悲しみの聖母病院」へ向かう。

病院には不可思議な傷を追った軍人の青年が来院していた。傷を観たスカリーはすぐに検査するように指示。

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スカリーは病院の設備を利用しアインシュタインの血液から遺伝子を調べることに。異常が見つかれば “全国民への遺伝子操作” にも現実味が増す。
アインシュタインは未だ嘲笑ぎみだが、スカリーは自分の遺伝子を調べた際に説明の付かない塩基配列が発見されたことを明かす。

普通そんなことは考えない、と依然否定的な発言のアインシュタイン。
しかしスカリーは「それこそがポイント」と語る。自分たちが教えこまれてきた「科学」が真実ではなかったら?一般的に使用されている医療ワクチンなどは全国民が摂取する。そこに遺伝子操作物質が混入されていたら?
アインシュタインは尚も非現実的だ、と否定するが、スカリーは可能性があるなら調べるべきだと語る。

そこへミラーが合流、オマリーが事の真相を具体的にリークし始めたことを知らされる。

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オマリーは見識者を招き、遺伝子操作によって人間の免疫が働かなくなるよう仕組まれた、と暴露する。
これによって普通ならなんともない病気に次々と侵され死に至る。警官や医療従事者、軍人などのインフラ整備に重要なポイントの人間から狙われる、と警告する。

スカリーが検査を支持した軍人の青年は炭疽菌に侵されている、とスカリーは説明する。
軍人は従軍時に炭疽菌のワクチンを摂取する、しかしオマリーがいうように免疫が働かなければワクチン内の病原菌は抗体にならず病原菌としてそのまま機能する、というのだ。しかも青年の傷の位置は注射の位置と同じだった。

これは地球規模のパンデミックのはじまりだ、とスカリーは危惧する。

ミラーはスカリーの話を聴いていてもたってもいられない。
モルダーのPCでオマリーの報道を見ていた彼は、PCの中に携帯の追跡ソフトが入っていることに気づく。そこからモルダーの現在位置を特定したミラーは彼の元へ急ぐ。

そのころモルダーは車でどこかへ向かっていた。顔には痛々しい傷を作り、何者かに襲われた様子。。。

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依然、スカリーの発言に否定的なアインシュタインは「仮に免疫機能を操作されていたとしても、このタイミングで一斉に機能を無効化することなど不可能」と論理的な反論。それには納得せざる負えないスカリー。

そこへスカリー旧知のFBI捜査官 モニカ・レイエスから電話がかかってくる。彼女はスカリーと面会し、事の真相を聴かされる。

モニカは10年前にFBIを辞めていた。それはFBIに暗躍する人物 シガレット・スモーキング・マンによる指示だったという。
シーズン9でミサイル攻撃を受けた際に死んだとされていた彼は、全身に火傷を追いながらも生きながらえており、彼女と取引をしたという。モニカは事の真相を隠蔽する代わりに “生きながらえる権利” を手に入れる。

政府は50年代に異星人の技術を入手、資源枯渇の観点から、特定の人物群を除き人類の大量虐殺を行う計画だという。
スカリーや取引したモニカは異星人のDNAを移植されたため免疫不全は起こらず助かるが、それ意外の多くの人間たちは死に至るという。

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モルダーはシガレット・スモーキング・マンの隠れ家へやってくる。
彼に銃をつきつけるモルダー。シガレット・スモーキング・マンは異星人たちが既に地球のあらゆる問題(温暖化、動物の絶滅など)を予見しており、それら破滅的な要因から地球を守るために計画に至ったことを話す。

モルダーは当然彼の言い分を聞き入れようとはしないが、シガレット・スモーキング・マンはモルダーの命を助ける代わりに “生き残る側の人間” たちの会議に出席するように打診する。モルダーはそれを拒むが、彼もまた免疫不全に陥り、病状が悪化しつつあった。。。

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各地で病気が蔓延し、事態はスカリーの危惧したとおりとなる。
さまざまな大量感染が起き始める。オマリー自身も体調を崩しつつも報道をつづけ、軍用機かが空から化学物質を散布しそれが免疫不全の引き金になるため屋外に出ないよう、警告しはじめる。

事態が現実化し、さすがのアインシュタインもスカリーの話を信じざるをえない。
モニカから聴いた話では、免疫不全を起こすのは異星人のDNAではなく、まったく別の存在 スパルタ・ウイルスだという。ワクチンなどから全国民に摂取されたものである。
スカリーのような一部の人間に移植された異星人のDNAがそれらから身体を守ってくれるのだ、と。スカリーは自分の遺伝子の中から異星人のDNAを抽出、培養してワクチンを作ろうと試みる。

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スパルタウイルスに侵されたモルダーは瀕死の状態。
シガレット・スモーキング・マンは彼の姿を見守りながら、これまでの彼との関係を懐かしんで見せる。

ミラーは携帯の位置情報からモルダーの場所を探し出し、助けにやって来る。
最後までシガレット・スモーキング・マンの誘いにのらなかったモルダーは瀕死の状態。彼を連れて帰ろうとするミラー。シガレット・スモーキング・マンは手出しせずその様子を見守る。

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アインシュタインにも症状が現れはじめたころ、ワクチンが完成する。ミラーからモルダー救出の連絡をうけ、スカリーはワクチンを持ってモルダーの元へ急ぐ。

全人類規模へ感染が拡大、インフラは停止し街はパニック状態。暴動までもが起き始める。
スカリーは人々を制止し病院へ行くよう促す。オマリーもスカリーからの連絡をうけて、ワクチンが完成したことを報道する。スカリーはミラーと合流、モルダーにワクチンを打とうとするが、病状の悪化著しいモルダーにはワクチンだけでは回復が見込めない。
幹細胞移植が必要だ、と語るスカリーは自分とモルダーの息子・ウィリアムから移植が必要だ、と語る。

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そのとき、大衆の面前でUFOが現れ彼女たちをまばゆい光がつつみ。。。

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