CSチャンネル・AXNで海外ドラマ・ マーベル レギオン 第4話 「虚構と現実」が放送されたのでレビューしてみます。潜在意識の中から帰ってこないデヴィッド、彼を救うためにシドニーはデヴィッドの過去を探ろうとする。
前回のレビューはコチラ。
マーベル レギオン 第4話 「虚構と現実」あらすじ
原題は “Chapter 4”
デヴィッドは依然、記憶療法から目覚めないままでいた。
その際中、意識不明に陥ったデヴィッドはあらゆる記憶のフィードバックを体感していた。シドニーが声をかけても、プトノミーが能力で干渉しようとしても起きることはない。
脳死状態じゃないのか?と心配するが、検査を行うケリーはそれを否定する。
メラニーは、現実と夢の間「アストラル界」に意識が飛んでいるのだと考える。
デヴィッドには「見たくない記憶」がありそれを拒んでいるのだ、と考えたメラニーはシドニー、プトノミー、ケリー(女性のほう)に任務を与えデヴィッドの過去を探らせる。
デヴィッドのカウンセリングを行っていたプール先生のカウンセリングルームにやってきた一行は、デヴィッドの記憶の中で見たものと部屋を見比べる。
シドニーは記憶の中のデヴィッドが逃げ出した際に(第3話参照)、アストラル界に逃げ込んだのだと推測。それが「現実世界をシミュレートできる」デヴィッドの能力のひとつだ、とプトノミーは解釈する。
プトノミーの能力は人物だけでなく、「物の記憶」に潜ることも可能。
カウンセリングルームに置いてあったレコーダーに着目し、プトノミーとシドニーはレコーダーの記憶に潜る。
そこでふたりは、デヴィッドがプール先生の部屋に盗みに入った際に先生と遭遇し、彼に重症を負わせてしまった記憶を目撃する。
チカラを使い殴られたプール先生は重症を負った。デヴィッドはこの記憶を封じ込めておきたいがためにプトノミーの能力を拒んだのだが、レコーダーの記憶にはそれがしっかりと残っていた。
シドニーはデヴィッドの記憶に裂け目や欠落部分が点在していたことに着目、誰かによって記憶を改ざんされている可能性を示唆するが、プトノミーは「自分の能力ならそれを判別できる」と否定する。それでもシドニーは記憶改ざんの線を疑わず、デヴィッドがまだ隠している記憶があるかもしれない、と考える。
ディヴィジョン3に捕らわれたエイミーは限界が近づいていた。
監房に閉じ込められ錯乱しはじめるが、隣の監房に閉じ込められていた男 キッシンジャーが話しかける。この男こそ、エイミーが精神病院に話を聞きに来たデヴィッドの担当医(第2話参照)だった。
キッシンジャーはディビジョン3によって捕らえられ、存在を抹消されてしまったのだという。
彼はデヴィッドが病気ではなく何か能力をもっていたのではと疑っていたが、エイミーは幼少期のデイヴィッドに瞬間移動やテレパスの兆候があったことを明かす。
姉弟はキングという犬を飼っておりデヴィッドはキングによく話しかけていた。キッシンジャーもその話をカウンセリングで聞かされていたが、エイミーは「犬なんて飼っていなかった」と明かす。デヴィッドは見えない存在「キング」と会話していたようだ。。。
プールの部屋をでた一行はデヴィッドの過去を更にさぐるため、当時彼が付き合っていた女性・フィリーを探そうとする。
ケリーは、デヴィッドに気があるシドニーが元恋人を探そうとすることを茶化す。シドニーは彼女の茶化しをスルーし、ふたりのケリー・ラウダーミルクについて秘密を尋ねる。
ケリー曰く、彼女はもうひとりのケリー(おじさん)の体の中に同居しており、彼が彼女を笑わせ、彼女が彼を危険から守る担当なのだと語る。
サマーランドに残ったメラニーの前には “ダイビングスーツ” を来た人物の幻影が現れる。
これもデヴィッドの影響か…と考えるメラニー。”ダイビングスーツ” に心当たりがある様子。施設の奥に位置する部屋にやってくるとそこには古いダイビングスーツを着た人物が部屋ごと冷凍保存されていた。
彼女はその人物に「オリバー」と声をかける。メラニーの夫の名前だった。。。
直後、急にサイレンが鳴り出す。ケリー(おじさん)は古いシステムが誤作動しただけ、と考えたがメラニーはサイレンを鳴らしたのはオリバーだと語る。
デヴィッドは意識の中でダイビングスーツの男に手招きされる。彼の後を追って意識世界の中をさまようデヴィッドは、巨大な氷の塊の中へと誘導される。
氷の内部は部屋になっており、彼が中に入るとともに扉は閉じられる。
ダイビングスーツを脱ぎ捨てると中から、メラニーの夫・オリバーが現れる。音楽をかけ飲み物を進めるオリバー。
オリバーはその世界に長いこと滞在しているらしい。デヴィッドは自分が記憶療法の途中でまだ目覚めていないことを思い出す。
オリバーは、デヴィッドが事実を隠そうとしたことでアストラル界に迷い込んだ、と伝える。更に彼は入ってこられない、と告げる。
“彼” とは誰かと尋ねると、オリバーはそれには答えず「彼がデヴィッドから記憶を奪い去った」と語る。
彼とは暗に「黄色い眼の悪魔」のことを指していたが、オリバーは彼が症状の一部ではなくデヴィッドに寄生しているのだ、と続ける。
エイミーを助けに行かねばならないことを思い出したデヴィッドは、氷から抜け出し現実へ帰ろうとする。
オリバーは彼の選択を残念そうにしつつもデヴィッドに出口を教え、彼を送り出す。
シドニーたちは不動産屋で働くフィリーのもとにやってくる。
シドニーがフィリーの相手をして会話を引き伸ばしている間にプトノミーが能力で彼女の記憶をスキャンする手はず。ケリーは「早く戦いたい」と戦闘任務をご所望だがプトノミーは「戦わずして勝利してこそ優秀だ」とケリーにくってかかる。
フィリーの記憶をさぐるプトノミーは、問題の事件(デヴィッドのプール襲撃)後に彼女がプールに会いにいった記憶を発見する。
「探していたものは見つかった」とプトノミーは立ち去ろうとするが、デヴィッドの元カノであるフィリーが気になるシドニーはデヴィッドの知り合いだと明かし話を聞き出そうとする。
するとフィリーは意外なことをクチにする。
ふたりが別れた原因は、デヴィッドが薬中の友人・ベニーという男と付き合いだしたから。プトノミーは首を傾げる「薬中の友人は女性のレニーでは?」。
シドニーとプトノミーは何かおかしさを感じつつ立ち去ろうとする。フィリーは去り際に「彼に伝えて…彼らが見てる…」と意味深な言葉を残す。
ベニーという存在が記憶の中でレニーにすり替わっていたのは何故なのか?
疑問を抱えつつも一行は、フィリーの記憶の中で見た、プールの現在の住まいにやってくる。
プールはデヴィッドの治療にベニーの存在が悪影響を及ぼしていた、と語る。プールはデヴィッドの襲撃で片目の視力を失い、その後妻子とも別れていた。人生を失うことになったプールはデヴィッドに「何故そんなことをしたのか尋ねたい」と、サマーランドに連れて行くよう要求する。
さらにプールはメラニーの存在をしっていることをクチにする。
「何故彼がメラニーの名前を知っているのか…?」そう思った瞬間、ケリーは窓の外から傭兵が迫るのを目撃。これが罠だと気づく。
次の瞬間、プールの姿は消え代わりに「目」の男が姿をあらわす。
銃撃戦になるなか一行は階上へ避難。「私の番よ」と戦闘に意気込むケリーは窓から飛び出すと傭兵たちと格闘戦になだれこむ。
同じ頃、サマーランドに残ったケリー(おじさん)は何かを察知、ケリー(女性)が格闘する動きにリンクするようにケリー(おじさん)も体術を繰り出す。
「目」の男も階上にあがってくる、プトノミーは銃で応戦するが何故か彼には弾があたらない。
プトノミーの頭に手を触れると彼は意識を失う(何かの能力?)。「目」の男はシドニーにも手を出そうとするが、彼女は「後悔するわよ」と手袋をとり「目」の男に触れる。
シドニーの能力が発動し「目」の男とシドニーの中身が入れ替わる。そのショックでシドニーの体は倒れ込む。
戦っていたケリーだが、多勢に無勢、傭兵に囲まれリンチ状態。彼女が気を失うと、サマーランドのケリーもおなじく気を失ってしまった。
ケリーは傭兵たちに確保される。「目」の中に入ったシドニーは「目」の男を演じて傭兵たちを騙し、プトノミーと入れ替わった「目」(シドニーの体)を運ぶように指示する。
依然、意識の世界をさまようデヴィッドの前にはレニーの幻覚が現れる。
レニーは、さまようハメになったのはサマーランドの奴らのせいだ、と嘲笑する。
現実世界に戻らなければならないデヴィッドはレニーにその方法を問う。すると「目」の男に連行されていくシドニーの姿が目の前に浮かぶ。
それを見て激昂したデヴィッドが念じると、彼の体は「目」の男たちが乗る車の前に瞬間移動する。
手をかざすと車の起動がそれて道路横の木に衝突。車の中からシドニーを救出するデヴィッドだが、助けたシドニーの中身は「目」、拘束を解かれた隙きにナイフで襲おうとするが、それに築いたシドニー(体は「目」の男)がそれを阻止。
ふたりが走り去り、デヴィッドはそれを追い、さらにその後をケリーが追う。
事態がつかめずデヴィッドは「目」の男を取り押さえるが、彼の中身はシドニー。シドニーはとっさに能力を解除しふたりの体がもとに戻る。
元に戻った途端、「目」は銃を取り出し発砲、ケリーが被弾する。サマーランドのケリー(おじさん)も同時に倒れ込む。
その隙きに「目」の男は逃走していまい、レニーの幻影はデヴィッドの背後でほくそ笑むのだった。。。