【海外ドラマ】タイムレス TIMELESS 第2話「リンカーン大統領暗殺」レビュー

タイムレス TIMELESS 第2話

CSチャンネル・AXNで新作海外ドラマ タイムレス TIMELESS 第2話 「リンカーン大統領暗殺」が放送されたのでさっそくレビューしてみたいとおもいます。妹が存在しない未来に戻ってきてしまったルーシー。ショックを受け止めきれないまま新たな任務が言い渡される。。。

ちなみに前回のレビューはコチラ。

【海外ドラマ】タイムレス TIMELESS 新作プレミア放送 第1話「歴史を守れ」レビュー

タイムレス TIMELESS 第2話 「リンカーン大統領暗殺」あらすじ

原題は “The Assassination of Abraham Lincoln”

1865年4月14日

かの有名なリンカーン大統領はフォード劇場で観劇していた。
舞台俳優 ジョン・ウィルク・ブースは上映中の劇場に忍び込み、感激するリンカーンの背後に回り込む。取り出した銃でリンカーンを撃ち殺す。
ざわめく観客に「南部は自由だ」と宣言し、劇場を去った。。。

現在

デニースの呼び出しを受けたルーシーは、妹・エイミーの存在が消えてしまったショックも受け止めきれないまま、家を後にする。

メイソンインダストリーズに集まったルーシーとワイアット、ルーファス。
ルーシーは1937年から戻ってら、過去を変えたことで本来あるべき世界が変わってしまった(母親が健康になったり、妹の存在がきえてしまったり)と訴える。

唯一身につけていたロケットの中の写真には妹・エイミーの姿がしっかりと残っていた。
コナーは消えてしまった時間軸から写真を持ち出せたことに興味を示すが、妹を失ったルーシーは冷静ではいられない。

デニースはフリンが再び動き出したことを告げ、過去を変えることを阻止しようと諭すが
妹を失いうろたえるルーシーを見たワイアットは、ルーシーの方を持つが、デニースは意に返さず、一行を1865年4月14日に送り出すことを告げる。

送り出されるその日付は、リンカーン大統領が暗殺された日だった。

当時の時代背景にあった服装を来て、時間移動の準備をするルーシー。
メイソンインダストリーズのジヤはルーシーを手伝ういっぽうで、エイミーについて調査してみる、と協力を申し出る。

タイムレス TIMELESS 第2話

コナーはタイムマシンを奪われた際(第1話参照)にフリンが、「2人しかいないパイロットのうちひとり」を的確に見抜き連れ去ったことに疑問をいだいていた。

前回の渡航と同じく、ルーファスにレコーダーを渡し移動中の一部始終を録音しろと命じる。

軍服に身をまとったワイアットとルーファス、ドレスを来たルーシーはタイムマシンに乗り込み時間移動の時を迎える。

タイムレス TIMELESS 第2話

1865年にやってきた一行。
辺りの夜空には南北戦争終結を祝う花火が打ち上がっているところだった。

リンカーン大統領暗殺の時を控えたブースに、フリンが接触する。(この時点では冒頭の暗殺シーンより前の時間に戻っている)

フリンは「暗殺計画に手を貸す」と話しかけるのだが。。。。

タイムレス TIMELESS 第2話

街にやってきたルーシーたち、「ブースがリンカーンを暗殺する」ことをフリンが変えてしまうつもりだろうと推測する。

暗殺の現場となったフォード劇場にやってきた一行。

劇場内で俳優であるブース宛に送られた手紙を見つけたルーシー。
何か情報を得ようと開封しようとしたところ、後ろから声をかけられる。そこにいたのはリンカーン大統領の息子であるロバート・トッド・リンカーン

兵役についていたロバートは隊の将軍と感激する予定だったが、都合が悪くなったためチケットを返却しにきたところだった。

ルーシーは好奇心から「大統領の息子というのはどんな感じ?」と訪ね、ロバートは父親はまだまだ改革をおこしていくだろう、と自慢げに語る。

タイムレス TIMELESS 第2話

劇場の外で見張りをしていたルーファスは黒人の兵士に声をかけられる。南北戦争終結と奴隷解放宣言によって黒人たちにも明るい未来が見え始めたこの時、兵士たちは奴隷として売られていった家族を探していた。

ルーファスが読み書きができると知ると兵士は、家族を探すために新聞に広告をだそうと、ルーファスにその内容を書き留めてもらう。
自分の時代の黒人よりも圧倒的にひどい扱いを受けていることを知り、ショックを受けるルーファス。

しかし、ルーファスの着ている軍服が偽物だと見抜かれてしまい、ルーファスはそそくさとその場を退散する。

タイムレス TIMELESS 第2話

ロバートが去ろうとしたところにブースがやってくる。緊張が走るルーシー。
自身を新人の役者だと誤魔化しその場を切り抜ける。

ワイアットとルーシー、ルーファスは合流しブースのあとをつける。「ブースを殺してしまえばリンカーン大統領を救える」と考えるルーファスだが、ルーシーは歴史が変わってしまう、とそれを一蹴する。
リンカーンが暗殺されることで、奴隷解放宣言はなかったものとなりその後も黒人は苦難の歴史を強いられることとなる。ルーファスはそれを食い止めたがっていた。

「金持ち白人に都合のいい歴史」を守るよりも、状況を好転させられると説得するルーファス。
ルーシーもそれに同調しかけ、言葉をつまらせる。

タイムレス TIMELESS 第2話

ブースの後を追いかけていた一行だが、そこでフリンと合流するのを目撃。
さらにフリンに見つかってしまい銃撃を受ける。ワイアットが応戦するも、逃げる途中でワイアットは脇腹に被弾してしまう。

宿をとった一行、ワイアットは熱したナイフをつかって銃弾を取り出すようにルーファスに依頼する。

ルーシーはフリンがブースに加担する理由を考察。
一説によればブースはリンカーン大統領だけでなく、当時の有力者を4人同時期に殺す計画をたてていた。

フリンが未来から兵器を持ち込んでいたのだとすれば、その計画を成功させることが可能となる。
リンカーンだけでなくほかの3人も殺されれば、その後のアメリカの歴史が大きく変わってしまうことになる。

タイムレス TIMELESS 第2話 タイムレス TIMELESS 第2話

ルーシーはワイアットとルーファスを残し、標的のひとりと思わしき人物を探しに駅へやってくる。
するとそこでロバートと再会。駅では列車が立ち往生してしまいロバートは予定変更を余儀なくされていた。一時は行くことを取りやめた観劇にでかけることにしたらしい。ルーシーは「ひどい芝居だから」と必至に止めようとするが、ロバートは聞かず、さらにルーシーに一緒に観劇しようと誘いをかける。

どうやらルーシーに惚れてしまったらしいロバート。誘いを断りきれないルーシーは観劇の約束をしてしまう。

困惑しつつ駅をさろうとすると、彼女の前にフリンが現れる。

タイムレス TIMELESS 第2話

ルーシーは妹が消えてしまったことを告げ罵るが、フリンは「リッテンハウスに家族を奪われた」と訴え未来を変えることをやめようとしない。

さらに「リッテンハウス」が人物の名前ではなく、複数人の集団の名称だと明かすフリン。
フリンは「アメリカを救おうとしている」「君もいずれ仲間になる」と告げ、いっぽうで「二度と邪魔をするな」と言い残し、彼女の前から去る。

タイムレス TIMELESS 第2話

ワイアットの銃弾を取り出したルーファス。
ルーシーも宿に戻ってきて、ロバートと観劇することになったと明かす。更にフリンと会ったことも告げる。

ロバートの上官である将軍こそ、ブースとフリンが狙う標的のひとりグラント将軍(のちのグラント大統領)だった。
フリンは、ロバートが乗るはずだった列車を立ち往生させ、ロバートとグラントを暗殺が起きる劇場に向かわせることにしたのだ。

ルーシーが歴史を守るため「グラントは助けるがリンカーンは見殺しにする」という姿勢であることにルーファスとワイアットは釈然としない。
過去に妻を失っているワイアットは「君の妹は助けて、俺の妻が死ぬのは仕方がないのか」と皮肉で罵る。
さらにロバートと観劇に行けば、彼の目の前で父親が殺されることになる、と非難。ルーシーは返す言葉もないが。。。

タイムレス TIMELESS 第2話

夜になりルーシーは観劇に向かう。ルーファスは最後まで「誰を救うかよく考えてくれ」とルーシーに懇願する。

劇場にやってきたルーシーは不安げな表情でロバートの横に座る。

演目の途中でファンファーレが鳴り響き、リンカーン大統領が遅れて劇場に到着する。
ロバートは父親・リンカーン大統領をルーシーに紹介。ルーシーは感激で言葉を失う。しかしすぐに「リンカーンが暗殺される」ことを思い出し、表情を曇らせる。

ルーシーは機転を利かせ、近くにあった飲水をグランド将軍の服にわざとこぼす。
グラントは観劇を中断し、手洗いへと席をたつ。リンカーンのそばからグラントを引き離すことに成功した。

タイムレス TIMELESS 第2話

ワイアットとルーファスはのこりの標的2人を護る任に就く。怖気づくルーファスをワイアットが鼓舞し、現場へと向かう。
標的のひとり 国務長官のウィリアム・スワードを護衛しにやってきたワイアットは大柄な男と格闘。窮地に立たされるも何とか男を倒し、国務長官の死守に成功する。

ルーファスはもうひとりの標的 副大統領を護りにやってくるが、昼間出会った兵士たちと遭遇してしまい絡まれてしまう。
そうこうしている間に副大統領が現れ、ブースの刺客が銃を取り出す。慌てたルーファスは男に飛びかかりなんとか副大統領は死なずに済む。
男は周りにいた護衛や兵士たちに取り囲まれ拘束される。

ルーファスが身を挺して副大統領を守ったことで、兵士たちはそれまでの態度を改め「あんたは兵士だよ、酒を奢らせてくれ」と称賛する。

タイムレス TIMELESS 第2話

ブースは暗殺決行のためにフォード劇場に向かうが、フリンはグラントもろとも殺すためには「未来の銃が必要だ」とブースを説得しようとする。
しかし、以前から計画をねっていたブースはフリンに指図されることが気に食わず言うことを聞こうとしない。

フリンはブースを殴って気絶させ、自ら劇場に乗り込むことに。。。

ルーシーはこれから起こる悲劇をロバートに伝えようか悩むが、既の所でその言葉を飲み込む。
しかし追い払ったはずのグラントが手洗いから戻ってきてしまう。

暗殺の時が訪れ、ブースの代わりにフリンが現れる。
ルーシーは戦慄、フリンもその場にルーシーがいたことで一瞬驚いて怯む。

が、フリンはリンカーン大統領を背後から狙撃。つづいてグラントにも銃を向けるがそれをルーシーが阻む。

フリンはルーシーの首根っこを掴み投げ飛ばす。
するとロバートとグラントがフリンを取り押さえに入る。ルーシーも慌てて銃を向ける。フリンはグラントを殺すのを諦めてその場を去った。

タイムレス TIMELESS 第2話 タイムレス TIMELESS 第2話

事件のあと警察の聴取をうけるルーシーは、歴史を変えないため、犯人(フリン)がブースの仲間であることを告げる。

現場に駆けつけたルーファスとワイアット、ルーシーが「リンカーン暗殺」を見過ごしたことをしり沈黙するふたり。
ロバートは父親を亡くしたことを悲しみつつも、ルーシーのお陰でグランドが助かったことに礼を告げる。

ルーファスは件の兵士に「南へは行くな、北に行け」と助言(この後、南部で人身虐待の歴史がつづくため)。

タイムレス TIMELESS 第2話

目的を終えた一行は、タイムマシンに戻り現代へ帰還しようとする。
ルーシーは「歴史は変えない」と心に決めつつも、いざその瞬間を迎えた時には「リンカーンを救いたかった」とワイアットとルーファスに漏らす。

タイムマシンは現代にもどってくる。

ルーシーたちの奮闘もむなしく、歴史はまたも少し変わってしまっていた。
リンカーンの暗殺犯はブースから「長身の謎の男」に変わっていた。さらにグラントを助けたとされる無名の女優シェイクスマン(ルーシーがそう名乗っていた)の名前にちなんだ高校が建ったらしい。

タイムレス TIMELESS 第2話 タイムレス TIMELESS 第2話

ルーシーは小さな変化で妹を失くしたことから、今回の歴史の変化についても危惧していた。
が、デニースはそれを気にもとめず「これは勝利よ」と誇らしげ。ルーシーの気持ちを察したジヤは目を伏せる。

消失してしまったエイミーについて調査していたジヤは、エイミーが認識している家系図を検めていた。
するとエイミーの父親となるはずだった人物の先代が、ヒンデンブルク号の墜落事故(第1話参照)を免れた人物の祖先と結婚していた事実が判明する。

つまりフリンの歴史改変によってルーシーの祖先が別の人物と結婚してしまい、家系図が大きく変わってしまっていたのだ。

しかしエイミーだけが消えてなぜ自分は存在し続けられているのかを不思議におもうルーシー。
そして「父親とおもっていた人物が実は父親ではなかった」のだという答えにたどりつく。母親はルーシーにずっとウソをついていたらしいのだ。。。

ルーファスはルーシーとコナーを裏切れない、とコナーに命じられたスパイ行為を辞める決意を伝える。
が、コナーは貧しい家庭に育ったルーファスを支援してきたことを槍玉に挙げ、依然協力するように強制する。従わざる負えないルーファス。

タイムレス TIMELESS 第2話

ルーシーが家に帰ってくると、客人が大勢招かれ「ルーシーの婚約祝い」が開かれていた。
ルーシーは母親に父親についてのウソを問いただそうとするのだが、母親はバツが悪そうに話をはぐらかしてしまう。

そしてルーシーの前には初めて見る婚約者の男が現れ彼女にキスする。とまどうしかないルーシーだが。。。

タイムレス TIMELESS 第2話