CSチャンネル・FOXで新作海外ドラマ プリズン・ブレイク シーズン5 第9話 「瞳の奥」が放送されたのでさっそくレビューしてみます。
ちなみに前回のレビューはコチラ。
プリズン・ブレイク シーズン5 第9話 「瞳の奥」あらすじ
原題は “Behind the Eyes”
ジェイコブはサラを監禁し、マイクをエサにしてマイケルをおびき出そうとする。
ジェイコブは元々は国のために極秘作戦を行っていたが、今回のイエメンの作戦だけは「マイケルにサラを奪われないようにするため」だと白状する。サラとの偽装結婚をつづけていいたジェイコブは次第にその家族生活に執着し、いずれマイケルがサラとマイクを奪い返しに来ると恐れ、マイケルをハメるつもりで計画を実行した。
サラはジェイコブの下で働くヴァンに「CIA副長官をころしたのはマイケルではなくジェイコヴ」だと訴える。
ヴァンはマイケルが副長官を殺したと思っていたため(同胞殺しを処するつもりで)ジェイコブに加担していたわけだが、サラの言うことが本当ならジェイコブに加担すべきではない、と考え始める。
ジェイコブは真実を明かしてしまったサラを殴りつけると、口に粘着テープを張りつけ、家もろともサラを焼き殺してしまおうと考える。
マイケルが隠れ家にやってくるとジェイコブは家から離れ、エミリーにマイケルを、ヴァンにサラを始末させようとする。
エミリーはマイケルを殺そうとするが、ジェイコブに疑問を持ったヴァンが彼女を止め「副長官殺しの真実」をマイケルに聞き出そうとする。エミリーを説得しようとするヴァンだがポセイドン(ジェイコブ)に逆らえないエミリーはヴァンを撃ってしまう。
マイケルはそのスキにマイクを連れて逃亡、サラも自力で拘束を解きあとを追う。エミリーがマイケルを追い詰めたところでサラが背後からなぐりつけ何とか難を逃れる。
マイケルは外で待つリンカーンの元にマイクを走らせるが、リンカーンはルカに襲撃されてしまっていた。
家を離れたはずのジェイコブが舞い戻ってきてマイクを車で連れ去ってしまう。
マイケルとサラはジェイコブの後を追うためにリンカーンの車のところにやってくるが、そこではじめて襲撃されぐったりとするリンカーンを発見する。
リンカーンは病院に搬送され治療を受けることになる。
ティーバッグとウィップは、お互いが親子であると知ってバツが悪いながらも行動を共にしていた。
ウィップがマイケルからの指示で回収した「血詰めの瓶」を持ったまま、ある場所へと向かっていた。
ティーバッグは刑務所から出所した際にマイケルから届いた手紙(第1話参照)に記されていたメッセージ、「その手で子孫の誇りを知る。今後永久に正しい世界となるだろう。」という文章が、自身の息子であるウィップのことを指していたのだと察する。
マイケルとサラはマイクを取り戻そうと考えるが、そのいっぽうでマイケルには「家族を取り戻すため」に練っていた作戦があった。
そこにウィップとティーバッグが車でやってくる。
マイケルがジェイコブと関わって以降、マイケルの身近な知り合いには全て監視がついていた。が、マイケルと仲違いし収監されたティーバッグだけはノーマークだった。マイケルはそれを利用しティーバッグを作戦に引き入れることを思いついた。
彼を協力させるには最大限の贈り物である「息子との生活」を贈るしかない、と考えたマイケルはウィップとティーバッグを引き合わせた。
マイケルがティーバッグに協力を望むもの、それは「ジェイコブを消す」ことだった。
このままではマイケルとウィップはジェイコブから逃れることができない、それをネタにマイケルはティーバッグを協力させようと考えた。
ジェイコブはマイクに「サラが殺された」と嘘をつき、マイクを自分のオフィスへと連れて行く。
マイケルが指名手配犯であることを告げ「父親とよく似た悪者」だと吹き込む。
マイケルはジェイコブに電話しマイクを返すよう要求するが、ジェイコブにウソを吹き込まれたマイクが電話をかわり「もう近づくな」とマイケルに吐き捨てる。
それが嘘を吹き込まれたからだとわかっていても息子に遠ざけられたことにショックを受けるマイケル。
一部始終を聴いていたティーバッグは作戦に協力することを承諾する。
マイケルたちは「ジェイコブを始末する」作戦を実行するために動き出す。
マイケルは携帯のGPS情報を利用し、ジェイコブをとある「動物園」へと誘い出す。
ジェイコブとエミリーはマイケルを始末しようと動物園にやってくるが、これはオトリだった。マイケルは動物園にはいなかったのだ。
同時にマイケルのタトゥー画像を解析していたソローは、タトゥーのなかにナポレオンが残した言葉を発見する。
それは「敵が間違っているときは邪魔するな」。それを知ったジェイコブは自分たちがマイケルに騙されたのだとようやく気づく。
そのころマイケルはジェイコブのオフィスがあるイサカ大学へとやってきていた。
彼のオフィスの扉が顔認証で開くことを知っていたマイケルは、手の甲にジェイコブの顔をタトゥーとして彫り込んでいた。
それを使って顔認証をパスすると、マイケルはオフィスの中へと入る。
マイクの姿はそこにはなかったが、代わりにジェイコブの不正が詰め込まれたハードディスクを入手したマイケルは、ジェイコブにマイクとの取引を要求する。
リンカーンは重症をおっていたが、独断で病院を退院しルカとの決着を着けに彼のアジトへとやってくる。
ルカに一発パンチを御見舞したリンカーンは、彼のアジトに警察を呼びつけルカを逮捕させる。
サラは病院にやってきてリンカーンが退院したことを知り戸惑うが、いっぽうで同じく湖畔の家から撃たれて運び込まれた男が入院していることを知る。
エミリーに撃たれたヴァンだった。
サラは瀕死のヴァンの病室にやってきてマイクの居場所を訪ねる。
するとヴァンはマイクの居場所をメモ書きに書き記す。引き換えに「自分を死なせてくれ」と懇願するヴァンだがサラは彼の望みには答えなかった。
ティーバッグとウィップは計画に必要な「協力者」をさがしにやってくる。
そこには、過去にマイケルが南米の刑務所から脱獄させたという男「ブルーハワイ」が暮らしていた。
ブルーハワイの協力をとりつけたティーバッグとウィップ、サラ、リンカーンはマイケルの元に終結する。
マイケルはマイクとハードディスクの交換場所に港の倉庫を指定する。
マイケルはジェイコブに銃を向けるが、それを牽制するようにエミリーが銃を向け返す。さらに隠れていたウィップが銃を向け、ティーバッグも現れる。
しかしジェイコブは事前にFBIに連絡し「カニエル・オウティス」がいると通報していた、マイケルを捕まえるためにFBIも現場へと集まってくる。
お互いが牽制し合うなか、ウィップが暴走しエミリーに撃たれてしまう。
憤るティーバッグはFBIが突入してきたスキにエミリーに襲いかかり彼女の首をおり殺してしまう。虫の息のウィップは父親に見守られながら息を引き取る。
マイケルは計画が失敗したと意気消沈しジェイコブをハードディスクの在り処へと案内する。
そのころサラとリンカーンはイサカ大学へとやってきてマイクの救出に成功する。
マイク救出の報を受けたマイケルは逃走、形勢が不利になったジェイコブはマイケルを追いかけ背後から発砲する。
マイケルは銃弾に倒れるが、走りながらジェイコブをある「区画」へと誘い込んだ。
そこは「模型好き」のブルーハワイによって再現された小部屋、CIA副長官・ゲインズが殺された山小屋の風景を再現した部屋だった。
さらにジェイコブが手にしていた銃(マイケルから奪ったもの)は空砲だったためマイケルは無事。
その様子を監視カメラに収めたマイケル。「ジェイコブが発砲するシーン」を撮影し、それを「マイケルが着せられた冤罪」の証拠である「ゲインズ殺し」のシーンと合成してジェイコブの罪を明るみに出そうという算段だった。
さらにブルーハワイが用意したその部屋は大きなトラックの荷台に仕掛けられていたため、ブルーハワイがトラックを動かすと現場はいとも簡単に姿を消すことになる。(FBIたちが発見することはない)
完全にハメられたことを悟ったジェイコブは憤慨しマイケルに襲いかかる。格闘の末、マイケルは「7年間の恨みだ」と告げジェイコブの顔を何度もなぐりつける。
次いでかけつけたFBIによってマイケルは拘束されてしまうが、ジェイコブもゲインズ殺害容疑で拘束される。
マイケルはジェイコブのオフィスに侵入した際、ハードディスクを盗んだだけではなく「血詰めの瓶」に入っていた「ゲインズの血液」をオフィスに残していた。それが決め手となりジェイコブは逮捕されるに至る。
CIAによって尋問を受けるマイケルは、一連の事件の思想を証言。
更に別途逮捕されたソローの自白によってジェイコブの悪事が確定する。マイケルはCIA長官から直々に「自由」を言い渡される。
マイケルの才能を見込んだ長官は彼にスカウトを申し入れるが、マイケルはそれを断り、代わりにある「頼み事」を言い渡す。
晴れて自由を得たマイケルとリンカーン。
マイケルはサラとマイク、リンカーンは良い仲になりつつあるシバと幸せな暮らしを始めることとなる。
いっぽうで、マイケルの「頼み事」とはジェイコブの進退。
CIA長官のツテを利用し、ジェイコブはかつてマイケルが収監された「フォックスリバー刑務所」へと収監されることとなる。
ジェイコブは自身のコネをつかって刑務所から早期に出ることをもくろんでいたが、同房の囚人の姿を見て愕然とする。
エミリー殺しで逮捕されたティーバッグもまたフォックスリバーに収監されていた。しかもジェイコブと同房。
ティーバッグは息子ウィップを殺された恨みを晴らそうとジェイコブの胸ぐらを締め上げ、刑務所にはジェイコブの悲鳴がこだまする。。。