海外ドラマ・ エージェント・カーター 第8話 「ミッドナイト・オイル」が放送(Dlife見逃し配信でも配信)されたのでレビューしてみます。ついにシーズン1最終話!身を隠していたスタークはカーターのために姿を現す…。
ちなみに前回のレビューはこちら。
エージェント・カーター 第8話 「ミッドナイト・オイル」あらすじ
原題は “Valediction”
前回、ドッティとイフチェンコがまいたガスのおかげで映画館は大惨事。
カーターらSSR一行は現場の調査におとずれる。スーザは現場でガスボンベの残骸を発見するが、不注意からガスを吸引し凶暴化、トンプソンに襲いかかる。
ギリギリで取り押さえられたスーザ、もう具合は元通りの様。
SSRでエージェントたちが集まっているなか、そこにあらあわれたのはジャービスとハワード・スターク。
そこでハワードが明かした事実。ガスの名前は「ミッドナイト・オイル」。大戦下、フィノーの闘いで使用する目的で開発された失敗作で、兵士たちを眠らずに戦わせられる変わりに暴徒化、精神障害などの副作用を伴い最終的には窒息死する。
シリーズ初期に登場したブラニスやデミドフもこの兵士のひとりであった、窒息死しないよう口頭切開手術を受けていた(これがクビのY字型のキズ)。これに関わったのがイフチェンコこと、本名 ヨハン・フェンフォフ博士。
スタークはイフチェンコが自分のことを狙っていると察し、自分が囮となりイフチェンコをおびき出す事を提案する。
※スーザは吸い込んだ量が少量だったのか「ノドが死ぬほど痛い」だけですんでいる。
SSRとスタークは囮の記者会見をひらく。
するとスタークのスピーチ中に狙撃が起きる、運良くスタークにはあたらなかった。スタークは近場の警察車両に乗り込みSSR本部に逃げるが、車を運転していたのはフェンフォフ(イフチェンコ)の手の者だった。。。
スタークがさらわれ、イフチェンコの狙いは何かと考察するカーター。
今日は5/8 戦勝記念日であることに気付き、記念式典の行われるタイムズスクエアがターゲットだと察知する。空中からガスを散布するのが効果的、できればスターク所有の飛行機で、と考え至った一行。スタークの隠し持っていた飛行機を使う気なのだ…。
いっぽう、ドッティはスタークと接触。
カーターの読み通り、スタークの隠し持っていた飛行機のある場所へ向かう。なぜ彼女がそのことを知っていたのか。。。女たらしのスタークが6ヶ月前に遊んだ女性、それこそがドッティだったのだ。ドッティは前もってスタークと接触していたのだった。
飛行場についたドッティとスターク、そしてそこにはフェンフォフも。
フェンフォフがスタークを狙う理由、それはフィノーの闘いにおいてミッドナイト・オイルが使われたことでフェンフォフの仲間や兄弟が無残に死んだため、フェンフォフはスタークに復讐したがっていたのだった。スタークを殺すのではなく、ガスを使った大量虐殺をおこしそれをスターク自身にやらせること、それがフェンフォフ復讐の筋書きだった。
お得意の催眠術を行使し、スタークを操ったフェンフォフ。スタークは毒ガスを積んだ飛行機に乗って発進してしまった。。。
唯一、飛行機の操縦経験のあるジャービスはスタークの飛行機をおって飛び立つ。万が一の時にはスタークの乗った飛行機を撃ち落とすために…。
潜伏した部屋で、無線でスタークに指示を出すフェンフォフとドッティ。
そこへ銃をもったカーターが忍び寄る。牽制したかとおもいきやドッティのすさまじい身のこなしが炸裂、たちまちドッティvsカーターの格闘戦となる。
無線を妨害しようとするカーターだが、そうはさせまいとするドッティが執拗に攻撃を繰り出す。バットを振り回すドッティの一瞬のすきを突いて、ドッティを蹴り飛ばしたカーター、ドッティは窓の外へ転落して倒れた。。。
無線から必死に催眠をとこうと話しかけるカーター、しかしスタークの催眠は依然とけない。
スタークの飛行機がガスの散布場所まであと少しと迫り、ジャービスの飛行機も彼の後ろに追いついた。ジャービスは主人を撃ち落とさなければならないのか?カーターはその指示出さなければならないのか?
もうダメかと諦めたカーターはジャービスに撃墜命令を出そうとした瞬間、スタークの催眠がとける「どうなってる?」と混乱するスターク、涙ながらに安堵するカーター。スタークは無事に帰還できたのだった。
ようやく認められたカーター
夜が明け、一件落着したSSRのもとに政治家が訪れSSRの今回の功績を称える。
カーターやスーザの働きもあっての成功だったのだが、どうやらこの功績はトンプソンが一手にかっさらってしまうようだ。。。
スーザは不服そうだったが、カーターは同僚のエージェントたちにも認められ満足気。
「自分の価値は知ってる、他人がなんて言おうと関係なく」と語るカーター。スーザもその言葉に納得させられたようだった。
スティーブの血 の行方
「事件に巻き込んだおわび」という名目でカーターと友人・アンジーをスターク所有の豪邸に住まわせることにしたスターク。
自分の実家より大きな部屋に嬉々とするアンジー。
そこでジャービスはカーターに告げる。
フェンフォフの催眠のどたばたで「スティーブの血」を紛失したものと思い込んだスターク、しかし実はジャービスが「スティーブの血」こっそりと回収していた。それをカーターに渡し「これをどうすべきかわかっているのはアナタだけだ」と。
カーターはスティーブの血を川に流し「さよなら愛しい人…」と恋人に別れを告げた。
第4話ではスティーブの血清がさらなる実験に使われることに憤慨していたカーター。
友人とはいえ、スタークが彼の血を利用しようとしていたことを知っている彼女、そしてジャービスはこれが正しい答えなのだと考えたのでしょう。