第1話「強制リセット」(原題:Hard Reset)
あらすじ&ネタバレ
ハイテク企業・リーヴス工業の代表 ギデオン・リーヴスは、油田企業に最新技術のプレゼンを行う。しかし、その帰路で強盗に遭遇、部下のサリーが発砲を受け死亡してしまう。
ギデオンはなんとか無事だったが、管轄の警察は予算のなさと人手不足からまともな捜査を行うことすらしようとしない。
1ヶ月半後、ギデオンはシカゴのサルガード市長への提案会議に参加し、事件の管轄警察13分署を自分に任せろ、と言い出す。
富豪である自身の資産とリーヴス工業の最新技術を投入して13分署に改革をもたらそうとする。マスコミを抱き込んだギデオンに市長も無碍に拒むことはできず。。。
ギデオンは13分署を仕切ることになり、市民からリアルタイムで犯罪を通報することのできるアプリ「APB」の発表や最新鋭の武器や装具を警官たちに支給するが、傲慢な彼の態度を警官たちは訝しむ。女性警官 テレサ・マーフィもギデオンの改革に懐疑的だが、ギデオンはサリー殺しの犯人を捕まえるために彼女とタッグを組むことを要請する。
ギデオンは自身の目撃した犯人の情報をもとに容疑者を絞り込もうとする。ギデオンは統計情報で論理的に絞り込もうとするが、マーフィは警官としての勘から目ぼしい容疑者を数名に絞り込んだ。
警官たちはそれぞれ容疑者を追うが、逃亡する容疑者に逃げられてしまう。しかしギデオンが送り込んだ最新型のドローンは衛生情報から容疑者の足取りを追いかけていた。ドローンの情報を元にマーフィーたちは容疑者を追い込む。しかし追い込みの最中に容疑者が発砲、新米警官が撃たれてしまった。
ギデオンの作戦は失敗し、警官が負傷したことから警官たちのギデオンに対する不信感はさらに高まってしまう。市長はギデオンの失敗をいいことに、彼を分署から追い出そうと画策する。
ギデオンは行き詰まり肩を落とすが、彼の改革に懐疑的だったマーフィは彼をなぐさめ、サリー殺しの容疑者を探し出すために尽力する。街の悪と取引して情報をかき集め、容疑者の足取りを特定する。
マーフィたちは容疑者を追い詰めるが、人質をとって退路を要求される。しかし警官たちに支給された銃は強化スタンガン。人質を撃っても死ぬことはなかった。それに気づいたマーフィは構わず人質を撃って気絶させ、次いで容疑者も失神させる。見事、サリーの殺害犯を逮捕するに至った。
マーフィの手柄を評価したギデオンは彼女を警官から刑事へ昇格させる。サリー殺害犯の逮捕をうけて、ギデオンの手腕が世間に知れ渡ると13分署の管轄のみならず、シカゴ中からAPBへ犯罪の通報が殺到し始めるのだった。。。
第2話「それぞれの過去」(原題:Personal Matters)
あらすじ&ネタバレ
APBからの通報で薬局に強盗が入ったと知らせが届く。
ギデオンとマーフィーは現場に急行するが犯人は車で逃走する道中、幼い少女がひき逃げされてしまう。ギデオンはマーフィーを担当刑事に任命し、犯人を探すことに。
ギデオンは犯人が残したと思われる覆面からDNAを特定しようとするが、マーフィーはそれよりも有用な方法として警察犬捜査を提案する。警察犬・ジンゴはみごと犯人の逃走車を見つけるが、ジンゴが車に駆け寄った瞬間、車が爆発しジンゴは深手を負ってしまう。
ふたりは逃走車のパーツから車の整備をした人物を特定、そこから犯人がジェド・バクスターという人物だと判明する。
ギデオンはリーヴス社のエンジニア・ピートが開発した最新鋭のドローンを捜査に導入しジェドの捜索に乗り出すが、またしても車で闘争されてしまう。
失敗続きで失意のギデオンをマーフィーは自宅に招き食事を振る舞う。ギデオンはマーフィーの息子・マテオがおもちゃで遊んでいるのを見て、あることを思いつく。それは警官に追跡用の改良バイクを作ること。ジェドは横暴な運転でいつも逃走を成功させてしまっていたが、バイクで追跡すればパトカーよりも綿密な追跡が可能になると考えたのだ。ギデオンはマテオのおもちゃ遊びからヒントを得たのだ。
ニコラスは愛犬・ジンゴを傷つけられたことからジェド逮捕に闘志を燃やし、自らが改良バイクに乗ってジェドを追うことを志願する。
ジェドは再び街で強盗を働き通報が入る、ニコラスとターシャが改良バイクで現場に急行すると案の定ジェドは車で逃走を始める。ニコラスとターシャ、マーフィーはジェドを追い詰め逮捕に至る。が、ジンゴを傷つけられたニコラスの怒りは収まらず。。。
事件が解決しギデオンとマーフィはひき逃げされた少女の病室を見舞う。ギデオンは個人的に大金を投入して優秀な医者を雇い少女の命を救っていた。
事故に見舞われた少女と母親に、街を平和にすると約束するギデオン。
さらにギデオンは傷つき足を傷めたジンゴのために犬用の補助具を開発。警察犬としては働き続けることはできないが代わりにジンゴはニコラスの自宅にうつることになる。
いっぽうでマーフィーと別居中の夫・スコットはギデオンが13分署を率いていることをよく思っておらず、マーフィーに転属するように強く勧めるのだが。。。
第3話「尋問テクノロジー」(原題:Hate of Comrades)
あらすじ&ネタバレ
マーフィは元夫のスコットからの情報で、ギデオンから13分署の指揮権を剥奪する動きがあることを伝えにやってくる。
すると、そこへ1件の通報が入る。マーフィの元同僚が警備していた店に強盗が入ったというのだ。マーフィとギデオンは現場に急行するが元同僚は撃たれて亡くなってしまっていた。
容疑者のひとりを逮捕するもいっこうにクチを割らずマーフィは憤る。ギデオンは容疑者に証言させるために新たな発明品を開発する。座った人物のストレス度を計測できる椅子を開発、いわば「嘘発見器」だ。
ギデオンのサポートを受けたマーフィは容疑者が「強盗目的で店に押し入ったのではない」ことを突き止めるが、具体的になにを狙っていたのかはわからなかった。。。
いっぽうでエイダ通報の情報を精査し、家庭内暴力の被害を受けている少年を助けようとするが「事件が起きていない段階では手を出せない」と言われてしまう。自身も虐待の過去を持つエイダはなんとしても少年を助けようと独断で少年の家へと向かう。酒乱の父親によって家庭は荒れ放題だったが、エイダには何もすることができなかった。
それでも、何もせずにいられないエイダは酒乱の父親をこらしめるために、ハッカー仲間に依頼し彼の個人情報を抹消させる。
酒乱の父親は酒を買いに出かけるがエイダが個人情報を削除したためカードが使えず酒も変えない。その様子を見たエイダは予めAPBで通報した上で、彼を挑発し自分の顔を殴らせ、駆けつけた警官に逮捕させる。してやったりとニンマリ顔のエイダ。
しかし少年と母親は、父親が逮捕されたことで「あとでもっとひどい目に会う」と憤りエイダに怒りをぶつける。良いことをしたと思っていたエイダは面食らってしまう。
ギデオンは街の捜索映像を容疑者に見せストレス度合いを図り、彼が隠していることを探ろうとする。映像を見て案の定あせった容疑者は司法取引を条件に重要な証言を残す。容疑者によれば店に出入りしていた現金輸送車を襲うのが本当の目的、店への襲撃はそのための情報収集だったらしい。
ギデオンは容疑者たちのアジトを発見し、リーヴ社の科学者たちを総動員して最先端の科学捜査を行う。その結果犯人たちが狙っている現金輸送車のルートが判明する。
警官たちは散らばって待機するが犯人たちは現場に現れない。予想とは別のところで襲撃が起きるがマーフィが機転を働かせ現場に駆けつける。しかし班員たちの銃撃を受けたマーフィは立ち往生してしまう。さらに犯人たちは携帯電話で作動する爆弾をつかって輸送車を破壊しようと目論む。
土壇場であることを思いついたエイダはふたたびハッカー仲間に連絡し、爆弾を作動させる携帯にハッキングするよう指示。
犯人たちが使用するよりも先に爆弾を作動させ輸送車破壊を阻止する。事情を知らないギデオンやマーフィは何が起きたのかわからず戸惑うが、事件は無事に解決に至る。
ギデオンはエイダが何かしたらしいことに、うすうす感づいているようだが。。。