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【海外ドラマ】APB ハイテク捜査網 シーズン1 全12話 ネタバレ&まとめ

APB ハイテク捜査網

CSチャンネル・FOXで放送が始まった、新作ドラマ「 APB ハイテク捜査網 」 をまとめレビュー。
全米で放送開始から好調を維持する期待の新作を日本最速放送!犯罪捜査×近未来SFがテーマの超現代型クライム・アクション!!

毎週各話のレビューアップ予定ですので、一気に読みきれない場合は、ぜひブックマークしてください。

APB ハイテク捜査網  登場人物

あらすじの前に、本シーズンで登場する主要人物をチェック。

ギデオン・リーヴス

ハイテク企業「リーヴス・インダストリー」の創業者。

才能に溢れた技術者として、最先端技術で成功を収めた億万長者。強盗事件で親友を失ったことをきっかけにシカゴ警察の13分署を買収し、持ち前の技術を盛り込んだ犯罪捜査を推し進めることに。成功者ならではのナルシストさはあるが、目を見張るアイデアで警察の常識を打ち破る。

演じているのは[actor][name]ジャスティン・カーク[nname]([altname]Justin Kirk[aaltname])[sameus urls=”http://www.imdb.com/name/nm0005095/”][image urls=”https://motetai.club/wdps/wp-content/uploads/2017/05/1495098298.jpg”][aactor]

テレサ・マーフィ

シカゴ警察13分署の刑事。

容疑者の情報は頭に叩き込み、コンピューターには頼らずに伝統的な方法で捜査を進めてきた熱血刑事。ギデオンが持ち込む最新技術に少々戸惑いを見せることもあるが、彼の親友を殺害した犯人を共に捜査することを約束した、ギデオンにとっての良き相棒。

演じているのはドラマ「アンダー・ザ・ドーム」などに出演していた[actor][name]ナタリー・マルティネス[nname]([altname]Natalie Martinez[aaltname])[sameus urls=”http://www.imdb.com/name/nm2358540/”][image urls=”https://motetai.club/wdps/wp-content/uploads/2017/05/1495098296.jpg”][aactor]

エイダ・ハミルトン

「リーヴス・インダストリー」の技術者。ギデオンの右腕として警察署内のテクノロジー革命に関わる。

演じているのは[actor][name]ケイトリン・ステイシー[nname]([altname]Caitlin Stasey[aaltname])[sameus urls=”http://www.imdb.com/name/nm1466205/”][image urls=”https://motetai.club/wdps/wp-content/uploads/2017/05/1495098292.jpg”][aactor]

ニコラス・ブラント

シカゴ警察13分署の警察官。ギデオンのもたらす最新技術に対し批判的だったが、徐々に理解を示す。

演じているのは[actor][name]テイラー・ハンドリー[nname]([altname]Taylor Handley[aaltname])[sameus urls=”http://www.imdb.com/name/nm0359623/”][image urls=”https://motetai.club/wdps/wp-content/uploads/2017/05/1495098291.jpg”][aactor]

ターシャ・ゴス

シカゴ警察13分署の警察官。常に冷静沈着で、ニコラスとは阿吽の呼吸で行動を共にする良きパートナー。

演じているのは[actor][name]タンベルラ・ペリー[nname]([altname]Tamberla Perry[aaltname])[sameus urls=”http://www.imdb.com/name/nm4789591/”][image urls=”https://motetai.club/wdps/wp-content/uploads/2017/05/1495098288.jpg”][aactor]

マイケル・サルガード

シカゴ市長。ギデオンの警察署買収を良く思っておらず、たびたび対立を起こす。

演じているのはドラマ「リベンジ」や「ザ・ラストシップ」にも出演していた[actor][name]ネスター・セラーノ[nname]([altname]Nestor Serrano[aaltname])[sameus urls=”http://www.imdb.com/name/nm0785594/”][image urls=”https://motetai.club/wdps/wp-content/uploads/2017/05/1495098290.jpg”][aactor]

ネッド・コンラッド

シカゴ警察13分署署長。ギデオンの警察署買収に懐疑的であったが、革新的な捜査方法に興味を示す。

演じているのは映画「ゴーストバスターズ」シリーズでおなじみの[actor][name]アーニー・ハドソン[nname]([altname]Ernie Hudson[aaltname])[sameus urls=”http://www.imdb.com/name/nm0001368/”][image urls=”https://motetai.club/wdps/wp-content/uploads/2017/05/1495098287.jpg”][aactor]

第1話「強制リセット原題:Hard Reset)

あらすじ&ネタバレ

ハイテク企業・リーヴス工業の代表 ギデオン・リーヴスは、油田企業に最新技術のプレゼンを行う。しかし、その帰路で強盗に遭遇、部下のサリーが発砲を受け死亡してしまう。
ギデオンはなんとか無事だったが、管轄の警察は予算のなさと人手不足からまともな捜査を行うことすらしようとしない。

1ヶ月半後、ギデオンはシカゴのサルガード市長への提案会議に参加し、事件の管轄警察13分署を自分に任せろ、と言い出す。
富豪である自身の資産とリーヴス工業の最新技術を投入して13分署に改革をもたらそうとする。マスコミを抱き込んだギデオンに市長も無碍に拒むことはできず。。。

ギデオンは13分署を仕切ることになり、市民からリアルタイムで犯罪を通報することのできるアプリ「APB」の発表や最新鋭の武器や装具を警官たちに支給するが、傲慢な彼の態度を警官たちは訝しむ。女性警官 テレサ・マーフィもギデオンの改革に懐疑的だが、ギデオンはサリー殺しの犯人を捕まえるために彼女とタッグを組むことを要請する。

ギデオンは自身の目撃した犯人の情報をもとに容疑者を絞り込もうとする。ギデオンは統計情報で論理的に絞り込もうとするが、マーフィは警官としての勘から目ぼしい容疑者を数名に絞り込んだ。
警官たちはそれぞれ容疑者を追うが、逃亡する容疑者に逃げられてしまう。しかしギデオンが送り込んだ最新型のドローンは衛生情報から容疑者の足取りを追いかけていた。ドローンの情報を元にマーフィーたちは容疑者を追い込む。しかし追い込みの最中に容疑者が発砲、新米警官が撃たれてしまった。

ギデオンの作戦は失敗し、警官が負傷したことから警官たちのギデオンに対する不信感はさらに高まってしまう。市長はギデオンの失敗をいいことに、彼を分署から追い出そうと画策する。

ギデオンは行き詰まり肩を落とすが、彼の改革に懐疑的だったマーフィは彼をなぐさめ、サリー殺しの容疑者を探し出すために尽力する。街の悪と取引して情報をかき集め、容疑者の足取りを特定する。
マーフィたちは容疑者を追い詰めるが、人質をとって退路を要求される。しかし警官たちに支給された銃は強化スタンガン。人質を撃っても死ぬことはなかった。それに気づいたマーフィは構わず人質を撃って気絶させ、次いで容疑者も失神させる。見事、サリーの殺害犯を逮捕するに至った。

マーフィの手柄を評価したギデオンは彼女を警官から刑事へ昇格させる。サリー殺害犯の逮捕をうけて、ギデオンの手腕が世間に知れ渡ると13分署の管轄のみならず、シカゴ中からAPBへ犯罪の通報が殺到し始めるのだった。。。

第2話「それぞれの過去」(原題:Personal Matters)

あらすじ&ネタバレ

APBからの通報で薬局に強盗が入ったと知らせが届く。
ギデオンとマーフィーは現場に急行するが犯人は車で逃走する道中、幼い少女がひき逃げされてしまう。ギデオンはマーフィーを担当刑事に任命し、犯人を探すことに。

ギデオンは犯人が残したと思われる覆面からDNAを特定しようとするが、マーフィーはそれよりも有用な方法として警察犬捜査を提案する。警察犬・ジンゴはみごと犯人の逃走車を見つけるが、ジンゴが車に駆け寄った瞬間、車が爆発しジンゴは深手を負ってしまう。
ふたりは逃走車のパーツから車の整備をした人物を特定、そこから犯人がジェド・バクスターという人物だと判明する。

ギデオンはリーヴス社のエンジニア・ピートが開発した最新鋭のドローンを捜査に導入しジェドの捜索に乗り出すが、またしても車で闘争されてしまう。

失敗続きで失意のギデオンをマーフィーは自宅に招き食事を振る舞う。ギデオンはマーフィーの息子・マテオがおもちゃで遊んでいるのを見て、あることを思いつく。それは警官に追跡用の改良バイクを作ること。ジェドは横暴な運転でいつも逃走を成功させてしまっていたが、バイクで追跡すればパトカーよりも綿密な追跡が可能になると考えたのだ。ギデオンはマテオのおもちゃ遊びからヒントを得たのだ。
ニコラスは愛犬・ジンゴを傷つけられたことからジェド逮捕に闘志を燃やし、自らが改良バイクに乗ってジェドを追うことを志願する。

ジェドは再び街で強盗を働き通報が入る、ニコラスとターシャが改良バイクで現場に急行すると案の定ジェドは車で逃走を始める。ニコラスとターシャ、マーフィーはジェドを追い詰め逮捕に至る。が、ジンゴを傷つけられたニコラスの怒りは収まらず。。。

事件が解決しギデオンとマーフィはひき逃げされた少女の病室を見舞う。ギデオンは個人的に大金を投入して優秀な医者を雇い少女の命を救っていた。
事故に見舞われた少女と母親に、街を平和にすると約束するギデオン。
さらにギデオンは傷つき足を傷めたジンゴのために犬用の補助具を開発。警察犬としては働き続けることはできないが代わりにジンゴはニコラスの自宅にうつることになる。

いっぽうでマーフィーと別居中の夫・スコットはギデオンが13分署を率いていることをよく思っておらず、マーフィーに転属するように強く勧めるのだが。。。

見どころ:

ピート役を演じていたのはドラマ「ER」シリーズのジェリー役でおなじみ、アブラハム・ベンルービ(Abraham Benrubi)

第3話「尋問テクノロジー」(原題:Hate of Comrades)

あらすじ&ネタバレ

マーフィは元夫のスコットからの情報で、ギデオンから13分署の指揮権を剥奪する動きがあることを伝えにやってくる。
すると、そこへ1件の通報が入る。マーフィの元同僚が警備していた店に強盗が入ったというのだ。マーフィとギデオンは現場に急行するが元同僚は撃たれて亡くなってしまっていた。

容疑者のひとりを逮捕するもいっこうにクチを割らずマーフィは憤る。ギデオンは容疑者に証言させるために新たな発明品を開発する。座った人物のストレス度を計測できる椅子を開発、いわば「嘘発見器」だ。
ギデオンのサポートを受けたマーフィは容疑者が「強盗目的で店に押し入ったのではない」ことを突き止めるが、具体的になにを狙っていたのかはわからなかった。。。

いっぽうでエイダ通報の情報を精査し、家庭内暴力の被害を受けている少年を助けようとするが「事件が起きていない段階では手を出せない」と言われてしまう。自身も虐待の過去を持つエイダはなんとしても少年を助けようと独断で少年の家へと向かう。酒乱の父親によって家庭は荒れ放題だったが、エイダには何もすることができなかった。
それでも、何もせずにいられないエイダは酒乱の父親をこらしめるために、ハッカー仲間に依頼し彼の個人情報を抹消させる。

酒乱の父親は酒を買いに出かけるがエイダが個人情報を削除したためカードが使えず酒も変えない。その様子を見たエイダは予めAPBで通報した上で、彼を挑発し自分の顔を殴らせ、駆けつけた警官に逮捕させる。してやったりとニンマリ顔のエイダ。
しかし少年と母親は、父親が逮捕されたことで「あとでもっとひどい目に会う」と憤りエイダに怒りをぶつける。良いことをしたと思っていたエイダは面食らってしまう。

ギデオンは街の捜索映像を容疑者に見せストレス度合いを図り、彼が隠していることを探ろうとする。映像を見て案の定あせった容疑者は司法取引を条件に重要な証言を残す。容疑者によれば店に出入りしていた現金輸送車を襲うのが本当の目的、店への襲撃はそのための情報収集だったらしい。

ギデオンは容疑者たちのアジトを発見し、リーヴ社の科学者たちを総動員して最先端の科学捜査を行う。その結果犯人たちが狙っている現金輸送車のルートが判明する。
警官たちは散らばって待機するが犯人たちは現場に現れない。予想とは別のところで襲撃が起きるがマーフィが機転を働かせ現場に駆けつける。しかし班員たちの銃撃を受けたマーフィは立ち往生してしまう。さらに犯人たちは携帯電話で作動する爆弾をつかって輸送車を破壊しようと目論む。

土壇場であることを思いついたエイダはふたたびハッカー仲間に連絡し、爆弾を作動させる携帯にハッキングするよう指示。
犯人たちが使用するよりも先に爆弾を作動させ輸送車破壊を阻止する。事情を知らないギデオンやマーフィは何が起きたのかわからず戸惑うが、事件は無事に解決に至る。

ギデオンはエイダが何かしたらしいことに、うすうす感づいているようだが。。。

見どころ:

ギデオンのセレブ仲間として、実在する医学ジャーナリスト サンジェイ・グプタ(Sanjay Gupta)が客演しています。

第4話「ナノ潜入捜査」(原題:Signal Loss)

あらすじ&ネタバレ

ブラントが武器商人・ハンターの組織に潜入捜査に入るため、ギデオンは監視カメラ付きのジャケットを考案する。ブラントはそのジャケットを来て潜入捜査するが、相手に怪しまれてしまい拉致されてしまう。

マーフィたちはブラントのジャケットから発せられる電波と監視カメラ映像を元に拉致されたブラントを追いかける。しかし必死に消息を追いかけるマーフィ達をよそに、送信されてきたカメラ映像にはハンターに捕まったブラントが拷問されている映像が残されていた。
さらにハンターに拉致されたブラントと情報提供者のティコは拷問を受け、ティコはブラントが潜入捜査官であることをばらしてしまう。

ギデオンは潜入捜査がバレにくくするためにカメラ映像の信号を弱めて送る細工を施したが、それが仇となりブラントの正確な位置を掴めないでいた。ギデオンとピートは自力で電波塔の機能を強化しブラントの位置を特定することに成功する。

現場に駆けつけたマーフィたちはカメラ越しにブラントが暗号を送ってきていることに気づく。そのアドバイスを元に、ハンターに気づかれないよう監禁場所へ密かに潜入したマーフィたちはブラントを無事に保護することに成功する。

いっぽうでマーフィーの夫・スコットはギデオンの統率体制を崩そうと、第1話で負傷した新米警官・レイエスに接触しギデオンの粗探しをしはじめる。
レイエスは警察署を守るためスコットへの報告書からギデオンに不都合になる記述を取り除く。スコットは思惑がうまく進まずに憤る。

マーフィはスコットが執拗にギデオンを付け狙っていることを見抜き、警告を下すのだが。。。

第5話「想定外」(原題:Above and Beyond)

あらすじ&ネタバレ

マーフィの夫スコットはギデオンに対し正式に苦情を出し、ギデオンの働きの粗探しを始める。
コンラッド署長は「誰にも文句が言えないような大きな成果を成し遂げるしかない」とギデオンに助言する。

いっぽうで街ではATMが銃撃される事件が起きるのだが、現場の監視カメラには「ギデオンと話したい」と書かれた紙を持った犯人の男の姿が映し出されていた。犯人はAPBで通報しても一向に取り合ってもらえなかったと訴え、自らギデオンと話すためにわざと罪を犯したという。
興味を持ったギデオンはその男・ロバートは薬中で苦しむ娘のために街のドラッグ売買組織を殲滅するために協力して欲しいと訴える。

ギデオンはロバートの訴えに取り組むことを決め、街でドラッグを売る子飼いの売人から、どうやって元締めまでのルートをあぶり出すかを考える。
密売人たちが手にする紙幣に特殊なパウダーを塗布し、それを識別できる眼鏡を開発したギデオンは、警官たちに街中を監視させ紙幣の流れを追おうとする。その甲斐あって元締めの人物が特定されるが男は他人の土地に麻薬を無断で隠していた。

ギデオンはそうとは知らずに令状なしで捜査にあたってしまいスコットからお咎めを喰うハメになる。さらにせっかく捕まえた男も罪に問えずロバートは落胆する。彼を失望させてしまったことにギデオンは憤る。
警察に失望したロバートは保釈後、家から姿を消してしまう。彼がはやまったことをするのでは…?と危惧したギデオンは彼の消息を追って、ドラッグの製造所らしき廃工場を特定する。

マーフィたちは工場の中へと踏み込むが、なかでは件の犯人の男がロバートを返り討ちにしようとしていた。
ブラントは彼を捕らえようと近ずくがロバートを人質にとられてしまう。ギデオンはブラントのかけているメガネの映像をマーフィのメガネに転送し別の角度から援護射撃させようと考える。
マーフィには自身がなかったが、「私を信じろ」というギデオンの言葉を信じマーフィは部屋の壁を狙撃、見事犯人に命中させる。

ギデオンとマーフィは事件を解決したことを市長とスコットに告げる。さらにギデオンは勝手に報道陣をあつめ事件解決の発表を行うと宣言。
市長の出方次第では彼を糾弾する、と半ば脅しのかまえをみせる。上手くしてやられたことにスコットは憤慨するが、市長はそれに抗えるわけもなくギデオンの思惑通り彼に肯定的な記者発表を行う。
おもしろくないのはスコットだ。自身の計画を潰され、元妻であるマーフィの信頼をも得たギデオンを憎々しげに見つめるのだった。。。

第6話「天才詐欺師」(原題:Daddy’s Home)

あらすじ&ネタバレ

第13分署にギデオンの父親・ジョーがやってくる。
ジョーは天才詐欺師であり、ギャングのレオ・モレッティとの競馬賭博においてイカサマがバレてしまい命の危険を感じて警察に駆け込んだのだった。ジョーはギャング検挙のために情報を提供する代わりに自分を護るよう打診する。が、ギデオンはジョーとの間に軋轢があるらしく言い争いになってしまう。

ギデオンはジョーの口車に乗ることを警戒するが、マーフィはギャング検挙のためにギデオンを説得。ギデオンも渋々応じることになる。
ジョーの証言によればレオは盗品の宝石の買い手を探しているらしい。ジョーは自らが買い手に名乗り出て接触すると提案するが、ギデオンは彼が金を持ち逃げするのでは?と疑いの目を緩めない。

ギデオンは外すことのない追跡用腕時計をジョーに身に着けさせ取引に挑む。ジョーはまんまとレオを騙して取引の約束を取り付けることに成功。
ギデオンはジョーをそのまま取引に利用しようとするが、マーフィは彼らの親子関係の悪さ、ひいてはジョーが危険にさらされるかもしれないということを心配していた。

そんななか、ギデオンの不安が的中。ジョーと取引用の50万ドルが警察署内から消えてしまう。ジョーは追跡装置を外して自力で逃げ出していた。ギデオンもピートも仰天。
マーフィは、ジョーがモレッティを恐れていることから盗んだ金で取引自体は行いうだろうと予測。ギデオンは新開発した小型ドローンを大量投入してシカゴの街中に監視の目を張り巡らせる。

いっぽう、ブラントとゴスが通報を受けて現場に向かうとバットを持った女が叫んでいた。女性の訴えによれば自転車を盗まれたためそれを取り返しに来ただけだという。ふたりは女性の証言に基づいて犯人と思わしき少年・ルークの家を訪れると本人の姿はなく、盗難されたバイクや車のものと思われる部品が転がっていた。

ふたりはエイダの協力を得て、ルークの乗る盗難車を特定し追いかける。ふたりはルークを追い詰めるが、ゴスは彼が自閉症持ちであることに気がつく。ルークは車にとても詳しく、警察のハイテクパトカーにも興味を示す。
ブランとは彼の好奇心を刺激し、パトカーを運転させてやる代わりに盗難品の隠し場所に案内するように打診。ルークも応じる。

ルークの集めた大量の盗難車を目にしたふたりは唖然。ルークの母親も呼びつけられるが息子には善悪の区別がついていないのだと嘆く。母親を不憫に思ったふたりは、彼の窃盗技術を警察署内での講習に活かせないかと検事にかけあい、ルークの刑務所行きを防ごうとする。
ルークの手腕は天才的で、3年間の技術奉仕ののちに学校を卒業したら技術士として雇いたいとの申し出まで受けることになった。

そのころ、ドローンによってモレッティの足取りを追ったギデオンは取引現場へと向かう車を特定、追いかける。
行き着いた動物園跡にはモレッティとジョーの姿が確認される。マーフィたちは取引が終わると同時に突入を待っていたが、ジョーはこの期に及んで欲をかいてモレッティに根切り交渉をかける。
次の瞬間、警察が突入しモレッティは逮捕されるが、ジョーは現場の混乱に乗じて逃走してしまう。父親に一杯食わされたギデオンは悔しそう。

事件後、ギデオンは値切って手に入れた金を持って国外へと逃亡する。逃亡先からギデオンに電話してきたジョーは「こんな父親だがお前のことは愛している」と一言伝えて電話を切るのだった。。。

第7話「危険なビジネス」(原題:Risky Business)

あらすじ&ネタバレ

ギデオンはリーヴス社の宣伝イベントに出席する。
イベントのためギデオン不在のなか、第13分署はギデオン抜きで業務にあたる。マーフィは殺人現場の捜査にむかうため、サポート役にエイダを同伴する。
エイダは被害者のパソコンの中から通信履歴を調査。すると被害者が何者かに「リーブス社のイベントのチケット」を売ったらしいことが判明する。さらにチケットを買ったらしい犯人はネットの掲示板に「ギデオンを殺す」と殺害予告を書き記していた。

ギデオンは取締役の女性ローレン・フィッチに色目を使うことに夢中だが、そこへギデオンを心配したマーフィとエイダがやってくる。

エイダとマーフィは掲示板の管理人を問いただし、書き込んだ犯人を特定しようとする。
販売されたチケットを使って犯人は既に会場内にいることが確認される。マーフィはイベントを中止すべきだと訴えるがローレンは反発、二人は反目する。ギデオンはホログラム光線を会場中に照射して会場内の観客のチケットをすべてスキャンし、犯人を特定しようと考えた。

ブラントとゴスは自殺が疑われる少年・エバンの元へと招集される。
大学の寮にやってくると本人の姿はなかった。両親に聞き込みをするとジャクソン・バレットという友人絡みでトラブルがあったらしいのだ。ふたりがジャクソンに聴取をすると彼はシラを切ろうとする。しかしゴスは彼がゲイだと見抜き、自身もレズビアンであることを明かして話を引き出す。
ジャクソンの話では親密な中であったエバンは昨日から行方をくらましているのだという。

ふたりはエバンのUber(配車サービス)の履歴を追って廃ビルの上に立ち尽くすエバンを発見する。ゴスはエバンを説得しようとする。ブラントは電話をかけ、エバンの同性愛を認めようとしない父親を叱責し説得に協力するよう打診する。
ブラントはピートの協力を得て即席で映像モニタ付きのドローンを作成。飛び降りようとするエバンの眼前に父親の映像を届ける。エバンが本気で自殺しようとしているとしった父親は彼に謝罪し考え直すよう説得。エバンはギリギリで自殺を踏みとどまるのだった。

ギデオンはイベント会場に設置されたプロモーション用のホログラムを改造し、会場中にホログラムレーザーを照射。観客がもっているチケットのコードを一瞬にしてよみとり、犯人の居場所を特定する。マーフィたちが犯人を追いかけると、相手はおとなしく投降する。
しかし相手は会場に放置された犯人のチケットをひろっただけの別人だった。

マーフィ達はイベント会場を再操作し警備員が襲われて倒れているのを発見する。犯人はどうやら警備員から銃を奪った様子だった。
ギデオンはリーヴス社に協業を持ちかけようと集まった企業群の中から高感度スキャナーを開発した企業を即決で買収し、そのスキャナーを改造して盗んだ銃を所持している人物を会場のなかから探し出す。

ギデオンは即席でスピーチを行い場内の観衆の注目を集める。その間にエイダがスキャンで、マーフィたちが人力で会場を捜索する。
スキャンの結果、犯人を特定マーフィが取り押さえようとするがそれに先んじて犯人が発砲。ギデオンは胸に被弾する。しかし防弾ベストを着ていたおかげでギデオンは九死に一生を得る。犯人を取り押さえたマーフィ達は観衆から喝采を浴びる。

犯人はかつてリーヴス社で働いていた技術者で、ギデオンを崇拝するあまり精神に異常をきたしクビになっていた。それを根に持ちギデオンに復讐しようとしたのだ。

いっぽうローレンは今回の一件でギデオンの警察事業への投資への評価を改める。
シカゴだけと言わず私設警察を作り世界的に売り出すビジネスにしよう、と言い出すのだが。。。

見どころ:

ギデオンのセリフの中に「BONESってドラマ見たことないの?」という件が登場する(画面越しに捜査指示を出す様を比喩して)。

ローレン・フィッチ役にはドラマ「24」シリーズや「BONES」などに出演していたキム・レイヴァー(Kim Raver)が客演。

第8話「炎の抗争」(原題:Fueling Fires)

あらすじ&ネタバレ

ローレンはAPBシステムを私設警察としてのビジネスに利用しようと提案する。しかしギデオンは市民の平和のために開発したAPBを利益のために使うことには賛同できない様子。
ギデオンはローレンの案をエイダに相談するが、エイダは「ローレンに言われるがままになるな」と忠告される。

そんななか、シカゴではギャングの抗争が起き放火殺人が多発し始める。コンラッドは抗争が激化する前に一帯を封鎖するよう求める。
しかしギデオンは現場から採取したススから放火に使われた薬品を特定。街中からおなじ薬品の成分が検出される場所を探すギデオンとエイダ。その情報を頼りにマーフィが現場に向かうとギャングのシンボルマークと立ち上る煙が確認される。

マーフィは現場のアパートから住人を避難させるが、いつの間にか建物は炎に囲まれてしまう。なんとか外に逃げ出すことに成功したマーフィと住人たち。マーフィは火事で家を失ったひとりの女性・アドリアナをしばらく家に迎え入れることにする。
マーフィは放火されたアパートがギャングとは無関係な住人しか住んでいなかったことから、ギャングが放火しているわけではないのでは?と考える。聴取した片方のギャングも、抗争に放火という手段は使わない、と語ったことから犯人は別にいると睨んだマーフィ。

ギデオンはマーフィが見舞われた火事の現場を3Dで再現。映像によれば空調ダクトから不自然に火が上がっていた。
調べると不審火事件の全ての現場で共通した空調整備会社を利用していたことがわかり、マーフィとギデオンはそこの従業員が怪しいと睨む。会社のオーナーは従業員リストの提出を拒むが、ギデオンは大金をちらつかせて従業員リストどころかその会社ごと買い取ってしまう。
従業員リストを改め犯人と思わしき人物デュークを特定する。

ブラントとゴスは泥酔して乱闘騒ぎを起こした人物の聴取。訴訟を起こすとやっきになる被害者だが、加害者とされるビッグ・エバンスはブラントの知人で、揉め事を起こすようなタイプではなかった。なにかおかしいと感じたブラント達は事情を調べることに。エバンスの事情を聞きに向かうと彼は暴行を否定する。
が、エバンスの証言を信用しなかったゴスは、密かにエバンスの職場の酒場の外に監視カメラを設置する。
ブラントはエバンスを信用していたが、監視カメラには酔っぱらい客を殴りつけるエバンスの姿が映っていた。どうやら泥酔して絡まれると常習的に暴力で追い払っていた様子。ブラントは呆れてしまう。

ギデオンは私設警察ビジネスの件をマーフィに相談するが、本当に安全を求める市民は貧しく、金を払うことなど出来ないだろうと諭す。

ギデオンとマーフィはデュークを逮捕しに向かうが逃げられてしまう。しかし現場に携帯を落としていったことから彼が入り浸っている場所を特定。
マーフィたちが踏み込むとそこは白人至上主義の差別主義者のたまり場だった。デュークはヘイトクライムとして移民などが済むアパートに放火し、それの罪をギャングになすりつけようとしていたのだ。

現場でデュークを追い詰めるも、デュークは燃焼剤に火を放ち逃走。警官たちが逮捕に至るもマーフィは火に囲まれてしまう。
ギデオンはドローンで現場に衝撃弾を投下、弾の衝撃で火を沈下してマーフィを救い出すことに成功する。

エバンスは収監されブランとは残念そうに彼の更生を祈るしかなかった。ブラントはゴスの判断が正しかったと謝罪する。

マーフィの働きによってデュークは逮捕、ギャングの抗争も沈下に向かう。その功績の報道をみたアドリアナはマーフィに憧れ警察官になりたいと願うのだった。

ギデオンはエイダやマーフィの忠告を受けながらもAPBのビジネス利用を公式に発表してしまう。
しかし発表の最中でマーフィの言葉を思い出したギデオンは突発的に発表内容を改める。利潤目的ではなくシカゴの安全のために尽力したいと発表する。それを聴いたマーフィは笑みを浮かべ、ローレンは怒りの表情を浮かべるのだった。。。

第9話「湖底への旅」(原題:Last Train to Europa)

あらすじ&ネタバレ

ギデオンは私設警察の案を撤回したことで、ローレンはリーブス社の株を買収し会社を乗っ取ろうと動き始める。ギデオンはローレンの裏切りを知り怒り心頭。

マーフィの元に知人でFBI捜査官のチャーリーが相談に訪れる。
チャーリーの情報提供者・ジェシーという男が麻薬ディーラー集団に潜入調査をしていたが、潜入がバれてしまい「殺される」と怯えて連絡があったという。もし殺されてしまったのならば、麻薬の取引現場となったミシガン湖に遺体が沈んでいるかもしれないと考えたチャーリーはギデオンの技術力を使って捜査してほしいと依頼してきたのだ。

ギデオンはチャーリーとマーフィの仲を勘ぐる、するとマーフィは彼との不倫がスコットとの離婚の原因であることを明かす。

ギデオンはNASA様に開発した氷水中の探索ができるマシンを使い、真冬のミシガン湖底を探索する。
すると湖底からは遺体ではなく、ジェシーたちが乗っていたと思われる船がまるごと沈んでいるのが発見される。探索マシンに搭載されたレーザー切断機を使い、船の中に潜入するマシン。中からはディーラーの部下の遺体が発見されるがジェシーは見つからなかった。どうやらジェシーは殺されそうになったところを返り討ちにしたようだった。

ギデオンは表立ってはFBIとは別々に、しかし実のところチャーリーと結託して捜査をすすめることにする。

マーフィはディーラーのボス・ブノアを逮捕。彼を交流している間にジェシーを探すため、ギデオンは足取りをおって彼を探し出そうとする。
ディーラーに追われることを恐れたジェシーは身を隠している様だった。マーフィとチャーリーはジェシーを見つけ彼を保護することに成功する。チャーリーはブノアを有罪にするためジェシーに証言するよう求めFBIの隠れ家に保護されることになる。

エイダのもとにはハッカー仲間の男・ダニー(第3話参照)から連絡が入る。
ダニーはエイダの指示で殺しをしてしまった(捜査に協力させられた)ことをダシに彼女を脅す。ダニーはリーブス社の私設警察案をうけて「ギデオンが市民を支配しようとしている」と誤解したらしく「ギデオンを殺す」ことを目標に掲げていた。エイダを脅し分署のネットワークにスパイウェアを仕込むように指示。エイダは断ることができなかった。

エイダはダニーの指示通り署内のサーバーにスパイウェアを仕込もうとする。しかし署長から些細なことで感謝の意を伝えられ、良心の呵責に負けたエイダはスパイウェアを仕込むのを辞める。
エイダはダニーの計画を阻止するため、通報があったということにしてブラントとゴスをダニーの元へと差し向ける。
ふたりはダニーの部屋に向かうが中は蛻の殻、ダニーは別の場所からその様子を監視し、部屋に残されたサーバーに遠隔で火をつける。ふたりは敢え無く退散する。

分署にはローレンが姿を現す。ギデオンは彼女に裏切られたことに嫌悪感を露わにする。
ローレンはギデオンが警察業務にかかりきりになっていることに言及し、株主たちも味方につけてギデオンを会社から追い出す構えであることを宣言する。

ジェシーを隠れ家に移送する最中、チャーリーたちはブノアの追手に銃撃をうける。ジェシーが被弾、マーフィたち3人は近くの廃工場へと逃げ込む。敵に囲まれ死を覚悟したチャーリーはマーフィにいまだに未練があることを告げる。
ギデオンは改造した無人車を操作し現場へ急行。負傷したジェシーを乗せて車はそのまま病院へと直行する。

ジェシーは回復し、ブノアは起訴され事件は一件落着する。チャーリーは今回の働きを報告しマーフィをFBIに誘うが彼女は誘いを断る。
FBIとの合同捜査というカタチで成果を得たことでリーブス社の株価は高騰、ローレンの会社乗っ取りは失敗に終わる。ローレンはギデオンの好きな酒を贈り、潔く身を引いた。

いっぽうでエイダはダニーを裏切ったことで、自身も標的にされてしまう。事情を說明するわけにも行かないエイダはギデオンに「辞める」と一言だけ伝えて去ってしまうのだった・・・。

第10話「奇妙な相棒」(原題:Strange Bedfellows)

あらすじ&ネタバレ

ギデオンは理由も告げずに仕事をやめたエイダを訪ねるが、彼女は何も語ろうとしなかった。
いっぽうでダニーはエイダの車をハッキングし、運転中の彼女を車の中に閉じ込める。身の危険を感じたエイダは恩師であるマルコバ教授に会いに行き助けを乞う。マルコバはダニーの属するハッカー集団「コマンドオルト」の存在を明かし、彼らの弱みを利用すればダニーを撃退できる、と助言する。

シカゴでは連続レイプ事件が発生。マーフィたちは捜査を進めようとするが、地域を仕切るギャング・アンドレが「自分たちで犯人を見つけ制裁を加える」と息巻く。
警官たちは聞き込みをしようにも協力は得られず、ドローンは銃で撃ち落とされる始末。ギデオンとマーフィはアンドレに協力を仰ぐことを考えるが、署長はギャングと手を組むことに危機感をもっていた。

ギデオンはリーダーとしてのアンドレの立場に理解を示し、説得。アンドレの部下たちの携帯をかき集め街中で撮影された動画データを元に、手がかりを探す。
被害者女性が撮影された動画に着目したギデオンは彼女の足取りを追う。すると怪しい男に絡まれている動画が発見される。男の名前は乱暴者で有名なカルロス・ウェルズという男だった。
警察はカルロスを逮捕し事情を聴くが彼は犯行を否定。代わりに「茶色い車の男」が被害者と話していたと証言する。

エイダはコマンドオルトの隠れ家にやってきて彼らの弱みをさぐろうとするが、ダニーに気づかれてしまい慌てて逃げ出す。
何とか逃げ切って帰宅したエイダだが、家のなかではダニーが待ち構えていた。エイダはコマンドオルトの隠れ家のマシンからマネーロンダリングと脱税の証拠を盗み出していた。それを盾にダニーに手を引くように警告、ダニーは渋々帰っていった。

マーフィはアンドレに協力を求めて車の持ち主を特定しようとするが、署長はアンドレと組することを未だに危惧し「アンドレを見くびるな」と忠告する。
ギデオンとマーフィはアンドレを引き連れて、車の持ち主 ケビン・ドットソンの元へやってくる。しかしケビンの車は彼の保護観察官 ビンス・ヤードリーに没収されていたらしい。アンドレとケビンはその保護観察官がレイプに関与していると訴える。

警察はビンスの足取りを追う。ギデオンは高感度センサーで街中の音を感知しビンスの車の音だけを抽出する。
コンピューターが車の男を検出すると、ビンスがまさに新たに女性をレイプしている現場の音が入り込んでくる。マーフィが現場に駆けつけるとビンスは女性を放り出して逃走する。ブラントとゴスが追跡するとビンスは車を捨てて逃走、姿を消してしまう。

打つ手がなくなった警察、署長は心情を曲げて自らアンドレの元へ出向き協力を求める。
アンドレは渋々街中の部下たちに命令を下しビンスを探させる。その甲斐あってビンスを発見するがアンドレは警察にそれを報告せずに私刑を下そうとする。あとから駆けつけたマーフィたちはアンドレがビンスをリンチにかけようとしているのを制止する。
ギデオンは猛るアンドレを説得しビンスの引き渡しを要求。アンドレも応じ、ビンスは無事逮捕される。

ギデオンはアンドレたちの済むスラム地域に地域センターを設立する。スラム地区の住民は警察への不信を少しだけ緩める。

事件後、エイダはギデオンに謝罪。詳しくは語りたがらない彼女だが「問題が片付いた」として復職を願い出る。
ギデオンは彼女の復職を受け入れ、エイダは涙する。しかしダニーは彼女の部屋に仕込んだ隠しカメラでその様を睨みつけていた。。。

見どころ:

アンドレ役にはデロン・J・パウエル(Deron J. Powell)が客演。人気ドラマシリーズ「シカゴシリーズ」の新作「シカゴメッド」などにも出演しています。

第11話「パンドラの箱」(原題:Pandora’s Box)

あらすじ&ネタバレ

ネット上にはAPBを「市民を支配するシステム」だとしてバッシングする動画が投稿される。
さらに動画の投稿者はギデオンを脅迫するようなメッセージを公表する。ネット上では活動家たちによってギデオンに対してクーデターを起こそうとしている動きが起き始める。
ギデオンは意に返さないが心配した署長やエイダたちはギデオンを説得し自宅待機させる。

マーフィはギデオンを自宅におくり警護に当たる。ハイテク仕掛けのギデオンの自宅に驚くマーフィ。

ブラントは従軍時代を思い出し、アメリカでクーデターを起こそうとする犯人を「理解できない」と憤る。

そんななかシカゴ市内では動画の投稿者の仲間と思わしき人物たちが市の建物を占拠する。
ブラントとゴスは現場に向かうが施設の中には爆弾と思わしきカバンが並べられているのが確認される。現場付近では覆面の怪しい男が複数目撃され、いずれも第13分署に車で向かっていることが確認される。

同じ頃、ギデオンの自宅先にもライフルをもった覆面の男たちが急襲する。マーフィは応援を呼ぼうとするが電波が妨害され通報もできない。
ギデオンは応戦するのは無理と判断し、隠し扉の中の「秘密研究室」へと逃げ込む。しかし男たちは扉を破壊して中に入ってこようとする。隠し扉を容易に発見したことから犯人たちは屋敷の設計に関わった人物かも知れない、と語る。

ギデオンは自作したお手伝いロボットのガートルードを操作して屋敷の外へ。そこからメールを送信しようと試みるが男の独りに見つかりガートルードは壊されてしまった。
メッセージは送信されなかったが、ネットワークに接続しようとした痕跡をピートが発見。エイダはギデオンの緊急事態に気づく。

ギデオンは「秘密研究所」でとある研究をすすめていた。それは人の顔を認識し、あらゆる個人情報を自動で集めてその人物の犯罪性の有無を判別するという、倫理的に問題のある研究だった。犯人たちの言っていた「支配」とはそのことを指していたらしい。
ギデオンは手始めに分署の警官たちのプライベートを調べ上げており、マーフィは愕然とする。

エイダは街で起きている事件は全てオトリで、本当の目的はギデオンの抹殺であると気づく。それをきいた署長はブラントとゴスをギデオン宅へと向かわせる。

ギデオンとマーフィは鍵が破られることを想定し決死の作戦に出る。
秘密研究室に設置してあった大型電池を細工して即席爆弾を完成させたギデオンは犯人たちが踏み込んでくると同時に捨て身で爆弾を作動させようとしていた。
同じ頃、ブラントとゴスはギデオンの家に到着する。犯人たちはふたりを待ち伏せして始末しようと考えるが、ギデオンは何とかしてブラントたちに危険を知らせようと試みる。庭先で壊れたガートルードの液晶にメッセージを送れることに気づいたギデオン。マーフィはブラントから教わった軍隊の暗号を利用して、室内に犯人たちが待ち伏せしていることを伝える。
ブラントとゴスは犯人を急襲、さらにギデオンがタイミングよく爆弾を作動させ犯人たちは全員拘束される。

ギデオンは秘密研究所での研究を反省しマーフィに謝罪。研究室は防衛システムの働きで自動爆破される。

エイダは一連の事件の黒幕がダニーであることを明かす。ギデオンもマーフィも憤り、彼女が犯人と通じていたことに怒りを露わにするが、そのときダニーは警察署のシステムにハッキングしてくる。
覆面を自ら外したダニーはギデオンに宣戦布告を叩きつける。

第12話「飛び火」(原題:Ricochet)

あらすじ&ネタバレ

ギデオンを疎ましく思っていたシカゴ市長は、ダニーの起こした事件を引き合いに出してギデオンに責任をとらせようとする。市長の使いでやってきたスコット(マーフィの元夫)はギデオンの辞任を求めるがギデオンは応じない。

いっぽうマーフィと署長はエイダの行動を咎め、彼女を排斥しようとする。しかし彼女の技術が必要なギデオンだけは彼女を庇う。

マーフィはダニーに雇われていた実行犯達を尋問するが、ダニーに脅されておるクチをわろうとしない。
マーフィはそれを逆手にとってダニーが捕まらない限り、口止めに殺されるかもしれないわよ?と脅し情報を引き出す。署長は警官たちを引き連れて自ら捜査に乗り出すが、署長の乗ったパトカーに車が突っ込み署長は重症を負ってしまう。
交通信号がダニーにハッキングされ故意に事故が引き起こされたのだ。

街中では交通パニックで事故が頻発。
エイダは交通局のサーバーにダニーのスパイウェアが侵入しているのだと指摘、ブラントとゴスは交通局へ向かう。マーフィは鉄道局へ向かおうとするが、ダニーは電気系統をハッキングし警官たちの車は全て動かなくなってしまう。
さらにピートの捜査するドローンたちもダニーに乗っ取られてしまい警官たちを銃撃し始める。

13分署には市長から電話、署内の混乱を目の当たりにしたスコットが代わりに応対する。
市長はこの混乱の責任をギデオンに取らせてクビを切ろうと考えていたが、いま混乱を収めることができるのはギデオンだけだと考えたスコットは立場もわすれ市長からの解任要請をはねのける。

ギデオンとピートはダニーに乗っ取られたドローンを取り戻すため、強力な電波妨害機をもって現場へ急行。ドローンを無効化する。
エイダはドローンの通信履歴からダニーの居場所を特定しようとする。マーフィは未だにエイダが捜査に加わることに疑問をいだいていたが、ギデオンは失敗してもチームとしてやるべきことをすべきだ、と説く。
エイダが追跡した結果、ダニーは電車に乗りながら通信しているらしいことが判明する。

交通局についたブラントとゴス。交通局ではダニーが侵入した際に警備員が殺され既に別の分署の警察がかけつけていた。
ふたりは交通局内部のコンピューターに侵入されたスパイウェアを探しに中へと向かう。高圧線装置のそばに不審な機械を見つけたふたり、ブラントは決死の覚悟でとりはずそうと試みる。感電死かけながらもブラントは装置の取り外しに成功する。

いっぽうマーフィとギデオンたちはダニーが乗り込んだらしい無人電車を特定し飛び乗る。
ギデオンはダニーのシステムを解除しようとするが、そこにダニーが現る。マーフィは電気獣を放つが防電スーツを着たダニーには通用せず、ギデオンが人質にとられてしまう。
同じ頃、分署には事件を聞きつけたFBIがやってくる。ダニーはエイダの罪をFBIに通報し彼女を捕らえさせようとしたのだ。

時間がないことを悟ったエイダは電車を緊急停止させ、ダニーが怯んだ好きにマーフィが逮捕する。しかしダニーは何か「別の計画」を企てており、それを阻止しなければならない。
ダニーは自動標準装置を使って、市庁舎を襲撃するつもりだった。

マーフィとギデオン達は急いで市庁舎へと向かう。
そのころスコットは必死にギデオンの仕事を評価しようと市長に訴えかけるが、ギデオンを目の敵にした市長は話を聞こうとしない。ギデオンは市長が命を狙われていることを警告しようと電話をかけるが、市長は聞く耳をもたなかった。
ギデオンが市庁舎に到着する前に、市長は報道陣に向けてスピーチを始めてしまう。その市長をダニーのし掛けた狙撃システムが狙う。

駆けつけたギデオンは妨害装置を使って狙撃を妨害しようとするのだが、時既に遅し。
狙撃システムによって発射された銃弾は市長の胸を貫き、かけよったマーフィも被弾してしまう。ギデオンは狙撃システムを破壊するが、市長は息を引き取ってしまうのだった。。。

見どころ:

クリフハンガー的な構成で次期シーズンを匂わせた終わり方をしたシーズン1ですが、本国で打ち切りが決定しシーズン2は制作されない模様。中途半端で尻切れな幕引きは少し残念です。。。

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