今日も音楽レビューをひとつ。
先日、Maison book girl のレビュー記事を書いてから元BiSのメンバーの動向が気になるようになってしまいネットでチェックしてます。で、おなじく元BiSのメンバーからなるBILLIE IDLE®の 4 in 1 THE OFFICIAL BOOTLEG を買ったのでレビューしてみようと思います。
BILLIE IDLE® とは
読みは「ビリーアイドル」らしいです。
元BiSのファーストサマーウイカさんとヒラノノゾミさんに新人さん2人を加えた4人組です。
ちなみにGeneration Xのボーカル・ビリーアイドル氏とは無関係。
BiSのマネージャーをされていた方とファッションブランド・APE(エイプ)などで知られるNIGO®氏が共同プロデュースされているそうです。
グループ名の後ろのRマーク(商標マーク)はそこにオマージュしているのでしょうか。
4 in 1 THE OFFICIAL BOOTLEG を聴いてみた
今回購入した “4 in 1” THE OFFICIAL BOOTLEG はメンバーのソロ曲を1曲ずつ収録した作品のようです。
初めて購入した作品がグループ作品じゃない、と購入してから気付きました…。
1曲目「くわれそう」
1曲目の「くわれそう」はモモセモモさんのソロ曲。
彼女はBILLIE IDLE結成にあたりオーディションで選抜されグループに参加したメンバーさんだそうです。
個人的にはイチバンかわいいと思う←
この楽曲は昔のアイドルのテンプレっぽいというか、昭和っぽいカンジをあえて狙ってやっているなあ、という感想。
音質はもちろんクリアですが、打ち込みの音色がいい具合にチープだったり、リズムの刻み方だったりがすごいノスタルジック。
キラキラしたサウンドなのに「くわれそう」っていうタイトルのミスマッチ具合も斬新。
この曲でMVを作って欲しかったと思うぐらい、わかりやすい絵が浮かぶ曲です。
2曲目「恋のマジカルバイブレーション」
2曲目の「恋のマジカルバイブレーション」はファーストサマーウイカさんのソロ曲。
元BiSのおひとりです。
この方はアー写が変わるたびに別の人に見えますね。
メイクの技術なのか、表情が豊かなのか。
楽曲はわかりやすいロックサウンド。
バンド構成のサウンド、アップテンポ、BiS周辺にみられる特別ひねた表現もないストレートな曲。
BiS時代の楽曲を聴いてみたかぎりだと比較的歌唱力推しの方なのかな?とおもったのですが、この楽曲はバンドっぽく元気いっぱいに唄ってる印象で意外でした。
アートワークにパンクっぽい要素を使用していることが多々見受けられるので、その印象にはイチバンマッチする楽曲だと思いました。
(ファンの人的にどうなのかは知らないけど)
3曲目「by」
3曲目の「by」はヤスイユウヒさんのソロ曲。
こちらもオーディションで選ばれて加入されたメンバーさん。
楽曲はこちらもバンド構成。
いわゆる今時の女性ボーカルバンドがやってそうなカンジ。中央線沿いのライブハウスにいそうなカンジ?わかりづらいか。。
単館系映画のテーマ曲に使われそうなカンジ(なおさらわかりづらい)
んー悪い曲ではないんですがインパクトはうすいですね。
アイドルっぽくもないし、わかりやすさもないし、目立つことをしている楽曲ではないです。
この方の声が少し独特なのもその理由でしょう。
そのぶんひとつの作品として完成してる感はあります。
アーティスト名かくして聴かされたら「コレなんてバンド?」ってなりそう。
4曲目「どうせ消えてしまう命なら…」
4曲目の「どうせ消えてしまう命なら…」はヒラノノゾミさんソロ曲。
ソロ曲とはいいつつも「feat. ファーストサマーウイカ、カミヤサキ、テンテンコ、ミチバヤシリオ」というカタチで元BiSの面々が参加したコラボ楽曲になっています。
参加陣の面々の影響もあるのでしょうが、楽曲はイチバン「BiSっぽいな」と感じる出来です。
この楽曲のみMVが作成されています。
ヒラノノゾミさんが巨大なドミノアートを作成するまでのドキュメンタリータッチのビデオです。
BiSの楽曲のビデオにはこういうドキュメンタリーを挟んだビデオが多いのですが、単純に音楽MVをみるだけではなくこういう企画は個人的には好きです。
動画をみていてグッとひきこまれます。
楽曲に参加した元BiSの面々もビデオに登場しています。
BiS脱退後、今は一般人になってしまわれたミチバヤシリオさんの姿もあります…!
あとがき
[rating]
「メンバーのソロ作品集」なのでグループの入門編としては弱いですね。
グループ作品をもうちょいいろいろ聴いてみようかな、と思います。
とあるインタビュー記事を読んでいて、本人たちはアイドル売りをしていきたくないようなので「NOT IDOL」を掲げているようです。
そのむかしラルクが「自分たちはV系じゃない」的なコトがあったのを思い出しました…。アレみたいなもんでしょうか。
う〜ん…わかりやすい、伝わりやすい、ってのも武器だとは思うんだけどなあ…。
できるだけアイドルっていう感じの売り方じゃないユニットにしたくて“NOT IDOL”を掲げていこうと。
音楽ナタリー インタビューより
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