人気の海外ドラマシリーズ「BONES -骨は語る-」の11シーズン再放送が始まったので BONES -骨は語る- シーズン11 をまとめレビュー。
極力ボリュームを抑えてまとめていますが文章もちょっと長めです。一気に読みきれない場合は、ぜひブックマークしてください。
BONES -骨は語る- シーズン11 登場人物
あらすじの前に、本シーズンで登場する主要人物をチェック。
テンペランス・ブレナン
ジェファソニアン法医学研究所の法人類学者。あだ名は「ボーンズ(骨)」。腕っ節も鼻っ柱も強く、人付き合いが苦手。
FBIに協力をし、骨から証拠を読み解き、殺人事件を解決へと導く。 (※実在の法人類学者キャシー・ライクス自身をモデルにした本人著書のベストセラー小説(「骨と歌う女」)に登場する同名の主人公がモデルとなっている。) 長年お互いを意識し合っていたFBI捜査官ブースとついに結ばれ、娘クリスティンを授かる。
後紆余曲折を経て、シーズン9では結婚を果たす。 シーズン11では、長年勤めたジェファソニアン研究所を退職し、ブース、クリスティン、そして新たに生まれた息子ハンクと穏やかな生活を送っていたが、ブースの危機を知り現場に力を貸すことに。
演じているのは[actor][name]エミリー・デシャネル[nname]([altname]Emily Deschanel[aaltname])[sameus urls=”http://www.imdb.com/name/nm0221043/”][image urls=”https://motetai.club/wdps/wp-content/uploads/2017/05/1493964529.jpg”][aactor]。
シーリー・ブース
FBIの殺人捜査班の特別捜査官で元陸軍のスナイパー。
狙撃兵であったブースは、科学者を“スクインツ(目を細めるやつら)”と呼びからかうが、誰よりも人情に熱く彼らを信頼している。ブース自身は物的証拠よりも容疑者や目撃者への尋問を重視する古いタイプの捜査官。
捜査協力のパートナーとなっていたボーンズ(ブレナン)に長年想いを寄せ、つかず離れずの関係の末、ついに結ばれる。二人の間には娘も生まれ、結婚して幸せな日々を送るように。シーズン11では、フリーランスのFBI講師となり、ブレナンと子どもたちと共に新たな暮らしを送っていたが、トラブルに巻き込まれ・・・。
演じているのは[actor][name]デビッド・ボレアナズ[nname]([altname]David Boreanaz[aaltname])[sameus urls=”http://www.imdb.com/name/nm0004770/”][image urls=”https://motetai.club/wdps/wp-content/uploads/2017/05/1493964527.jpg”][aactor]。
アンジェラ・モンテネグロ
ブレナンの同僚であり、唯一の友達で一番の理解者。
気取りがなく、ズバズバと物を言うが、誰よりも心優しい性格の持ち主。
売れない画家だった彼女をブレナンがジェファソニアンに呼び、今ではチームに欠かせない存在となる。遺体の頭蓋骨から、被害者の顔を再現し、身元を特定するのが得意。
ホッジンズとくっついたり離れたりしていた関係だったが、腰を据え、結婚し、男児を出産。その後も仕事をしながら子育てに励んでいる。
演じているのは[actor][name]ミカエラ・コンリン[nname]([altname]Michaela Conlin[aaltname])[sameus urls=”http://www.imdb.com/name/nm0174819/”][image urls=”https://motetai.club/wdps/wp-content/uploads/2017/05/1493964525.jpg”][aactor]。
ジャック・ホッジンズ
“バグ・ガイ(昆虫オタク)”というあだ名を持ち、土壌学、植物学、昆虫学の博士号を持つ、虫と鉱物の専門家。
UFOや陰謀論を信じ、無茶な実験にもチャレンジする少年のような一面も。
長年恋愛関係にあったアンジェラと結婚し、息子も生まれ、順風満帆な生活を送っている。愛しい妻と共に子育てに励む、素敵なパパ。
大富豪の子孫で、莫大な富を持っているが、地に足がついている。連続殺人鬼で天才ハッカーであったペラントの仕業で財産を失うが、アンジェラと協力しながら常に前向きな姿勢で仕事に励んでいる。
演じているのは[actor][name]T・J・サイン[nname]([altname]T.J. Thyne[aaltname])[sameus urls=”http://www.imdb.com/name/nm0862328/”][image urls=”https://motetai.club/wdps/wp-content/uploads/2017/05/1493964523.jpg”][aactor]。
カミール・サローヤン
ブレナンたちの上司であり、ジェファソニアン法医学研究所の所長を務める。
就任当初はブレナンと対立する事もあったが、現在はお互い信頼し合っている。ブースとは過去に親密な関係にあったことも。
今までも恋多きカムだったが、元インターンのアラストとの恋に落ち、順調な恋愛を続けるが、その行方は・・・?
演じているのは[actor][name]タマラ・テイラー[nname]([altname]Tamara Taylor[aaltname])[sameus urls=”http://www.imdb.com/name/nm0853231/”][image urls=”https://motetai.club/wdps/wp-content/uploads/2017/05/1493964519.jpg”][aactor]。
ジェームス・オーブリー
FBI捜査官。シーズン10で刑務所から出所したブースの単独行動を監視するために副長官の命を受けるが、その後ブースと共に捜査活動をしていくことに。
ブースがFBIを去った後も、ジェファソニアン研究所と連携を取り犯罪捜査に当たる。
演じているのは[actor][name]ジョン・ボイド[nname]([altname]John Boyd[aaltname])[sameus urls=”http://www.imdb.com/name/nm1668372/”][image urls=”https://motetai.club/wdps/wp-content/uploads/2017/05/1493964511.jpg”][aactor]。
第1話「消えたブース」(原題:The Loyalty in the Lie)
あらすじ&ネタバレ
FBIを去ったブース、さらにブレナンもジェファソニアンを離れ新たな生活を始めていた。
ジェファソニアンチームはいつもどおり事件の捜査に参加するが、発見された焼死体の特徴や、遺体のそばで見つかった銃の製造番号から、見つかった遺体はどうやらブースのものらしかった。
知らせを受けたブレナンは信じられない、といった様子だが現場で彼の銃が見つかった事を告げ、ブースのガンケースを調べてみると、銃が持ち出されていた。ガンケースにはブースが外したとみられる結婚指輪がしまわれていた。それでもブースが死んだとは信じられないブレナンはジェファソニアンにやってきて自ら遺体を調べることにする。ブレナンはブースの骨にあるはずの傷がないことを突き止め、遺体がブースでないことをつきとめるが、そのいっぽうで遺体がブースだと断定したアラストを激しく責める。
FBIではオーブリーとジュリアン検事が主導しブースの足取りを捜査する。そこへFBIの内部調査勘・ミラーが現れる。遺体がブースでなかった以上、ブースはその遺体を殺した容疑者として捜査されることになったのだ。
ブレナンとアラストは遺体の骨格がブースに似ていること、また骨に残された虐待の痕がブースと酷似していることから、遺体の正体がブースの兄弟・ジャレッドだということが判明する。さらにアンジェラはジャレッドが毎週大量の携帯電話を購入していたことから、複数名で何かを企てていたのだと推測する。ホッチンズが遺体から発見した証拠を元にある豪邸が怪しいと睨みを着けたFBIは現場に急行、そこで複数の遺体を発見する。遺体の主たちはどうやら豪邸に強盗に入ったらしかったが、ミラーはブースもその一味だったのではないか?と疑う。
いっぽうでジュリアン検事補はミラーの相棒も、ブースと同じく行方不明になっているらしいことをつきとめる。
そのころブースは負傷しつつ、怪しい男たちと行動を共にしていた。大量の銃と現金を手にして。。。
第2話「生還を信じて」(原題:The Brother in the Basement)
あらすじ&ネタバレ
ブースはジャレッドの同僚だったオドネルらと手を組み何かを企てていた。その計画の最中、命を落としたジャレッドはブースの手によって、計画の証拠とともに焼き払われる。ブースは負傷した体をおして、計画の目的らしい「取引」に臨もうとする。
オーブリーとブレナンは、ミラーの相棒・リチャードがFBIの潜入捜査官リストを持って失踪したことをしり、ミラーを問い詰める。
ミラーは悪びれもせずそのことを語り、ジェファソニアンが捜査に加わることに難色を示す。「(ブレナンが辞めてから)ジェファソニアンの技術はNo.1ではなくなった」と揶揄されるとブレナンは「それなら復帰するわ」と、復職することを決める。
ジェファソニアンにはミラーから推薦されたベンジャミン・メッツ博士が応援にやってくる。
リチャードの家を捜索したブレナンは冷蔵庫の中から、切断されたリチャードの妻の指を見つける。オーブリーとジュリアンは、リチャードは妻を人質に取られ仕方なく潜入捜査官リストを持ち出したのだと推測。それを知ったブースはリスト購入者を捕まえるために、売り手のグループに潜入したのだと推測する。
捜査をすすめるとリチャードとその妻の遺体が発見されるが、ミラーがリチャードと不倫していたことが判明し、オーブリーはミラーの関与を疑う。
しかし、ブレナンがみつけた新たな証拠から、リチャード夫妻を殺したのはベンジャミン・メッツであることが明らかになる。
いっぽう負傷しながらも潜入捜査中のブースだが、取引相手がブースのことを潜入捜査官だと見破り始末されそうになってしまう。ブースは負傷した体をおして応戦、ベンジャミンの自白を受けて潜伏先に駆けつけたオーブリーとブレナンによって無事保護される。
ブレナンはジェファソニアンへ戻ることをブースに伝え、ブースにもFBIに復職することを勧めるのだが。。。
見どころ:
カムとアラストは結婚間近だったが、ブレナンの復帰を気にアラストはジェファソニアンを去る決意をしてしまう。
第3話「ドナーになった男」(原題:The Donor in the Drink)
あらすじ&ネタバレ
ブースはFBIに、ブレナンはジェファソニアンへ復帰することとなる。
ジェファソニアンには山奥の養殖場で発見された遺体が運ばれてくる。遺体は養殖場の魚たちによって食い荒らされてしまっていた。アンジェラの調査の結果、被害者はロイド・ネズミッドという発明家だったことが判明する。
魚に食い荒らされた遺体からは事前にいくつかの臓器が抜き取られていたことが判明する。そこから臓器売買の線を疑う一行、オーブリーは臓器売買を扱う闇サイトからバイヤーに接触する。ロイドから摘出された臓器はある少女へと移植されていたが、オーブリーは少女の父親が怪しいと睨むが、父親は身体の弱い娘にふたたび臓器移植が必要かもしれない、と考え違法手術を執刀した医者を明かそうとはしなかった。
カムは遺体に残された傷の特殊性から、臓器摘出を行ったのが医者ではなく葬儀屋ではないかと推測。ブースとブレナンは捜査線上にあがった葬儀屋にやってきて葬式に参加するが、ブレナンが個人の服をはぎとると腹には大穴が開けられ臓器が抜き取られていた。
葬儀屋の証言からロイドは「交通事故で死んだ」と聞かされるが、その実、待遇に不満を持ったロイドの部下・ティムが彼を殺し、「交通事故被害者」と嘘をついて臓器を闇業者に売り払ったのだった。
見どころ:
アンジェラの写真趣味を甚く気に入ったホッチンズは勝手に彼女の個展を開くが、世界的な写真家セバスチャン・コールが彼女の作品を気に入り、アンジェラ大興奮。
準レギュラーのウェンデル(マイケル・グラント・テリー/Michael Grant Terry)が本シーズン初登場。
ティム役にはドラマ「CSI」シリーズでデヴィッド・フィリップス役を長年演じていたデヴィッド・バーマン(David Berman)が客演。
第4話「殺しのタッチダウン」(原題:The Carpals in the Coy-Wolves)
あらすじ&ネタバレ
山中で獣に食い荒らされた遺体が発見される。
第一発見者の猟師が驚いたあまり遺体の頭部を銃で吹き飛ばしてしまったため、アンジェラは顔の復元に難航するが、ジェファソニアンに応援に呼ばれたベス・メイヤー博士の助力によって、被害者が判明。
被害者は「オンラインのフットボールゲーム」に興じていたことが明らかになる。
メイヤーはブレナンが過去に捜査にあたり未解決のままの事件の再調査を始める。それを知ったブレナンはひそかにメイヤーに対抗心を抱く。
ホッチンズはウェルズと証拠探しにでかけるが、動物対策のために持ってきた麻酔銃が暴発しホッチンズが撃たれてしまう。命に別状はないが麻酔の効果でフラフラになるホッチンズ。
ブースとオーブリーはフットボールゲームの仲間内で被害者と揉めた人物を犯人として特定する。
ゲームのことで揉めた犯人は被害者を殺した後、食用のハムを遺体に巻きつけ、山中に遺棄。動物たちが食い荒らすように仕向けて遺体隠滅を図ったのだった。
事件が解決するとホッチンズは麻酔銃の仕返しにウェルズにも、麻酔銃を浴びせるのだった。
ブレナンはメイヤーに嫉妬心を燃やしたことを後悔し謝罪する。ブレナンはブースとの関係の悩みをメイヤーに吐露するが、メイヤーは先人のアドバイスを告げブレナンを励ます。
見どころ:
ブレナンは著書「骨と語る女」の新刊で、ブースをモデルにした登場キャラクター・アンディ捜査官が殉職する筋書きを執筆。それを知ったブースは不服そう。しかしメイヤーのアドバイスでなんとか仲直りするのだった。
ブレナンの助手のひとり・ウェルズはインポテンツであることをホッチンズに相談する。
メイヤー役には名女優 ベディ・ホワイト(Betty White)が客演。彼女は同役で最終シーズンにも出演しています。
第5話「蘇った死体」(原題:The Resurrection in the Remains)
あらすじ&ネタバレ
ハロウィンシーズンに教会の床下から女性の腐乱死体が発見される。さらに、そのそばからは18世紀に埋葬された首なし遺体が収められた棺が発見される。
女性の遺体の方は行方不明になったばかりの医学生だったことが判明。首無遺体はイギリス軍の将校だったことが判明する。
遺体の調査をしていたジェファソニアンにはFBIからアビー・ミルズ捜査官とイカボット・クレーンがやってくる。ふたりは田舎の集落で起きている「スリーピー・ホロウ」事件について調査するために首無遺体を引き取りたいと申し出る。
捜査の結果、被害者女性は臨死体験をさせるためにクリスチャンである知人の「心臓をとめ、蘇生させる」ことをしたが、臨死体験を終えた知人は「死後の世界」を感じることができなかったことから絶望してしまう。知人はクリスチャンとしての「信仰心を奪われた」ことから被害者を殺すに至ったのだという。
いっぽうで、イカボットは自分たちの捜査のため首無遺体の引取を要請、遺体に関する歴史的な資料を漁る。ジェファソニアンに保管されていた資料からその遺体の埋葬権について記された文献が見つかるが、何百年も前に書かれたはずのその資料からは、イカボット本人とまったく同じ筆跡の文章が発見される。
ブレナンは、イカボットが「何百年も生きている?」「それとも現代に蘇った?」と非現実的な想いを巡らせるが、考えあぐねても結局結論が出ることはなかった。イカボットの要請どおり首無遺体はアビーたちに引き渡されることになる。
見どころ:
人気ドラマ「スリーピー・ホロウ」とのコラボした2話完結のクロスオーバー・エピソード。科学捜査作品とオカルト作品のコラボレーションという異色のタッグ。本作の後編は「スリーピー・ホロウ」シーズン3の第5話「彷徨う死体」に続くカタチとなっています。
偏屈なイカボットの言動にブレナンが圧倒されるシーンも。シリーズ初期のブレナンを彷彿とさせる。
「スリーピー・ホロウ」からはイカボット役のトム・マイソン(Tom Mison)とアビー役のニコール・ベハーリー(Nicole Beharie)がカメオ出演。
第6話「清掃車の中の上院議員」(原題:The Senator in the Street Sweeper)
あらすじ&ネタバレ
清掃車が路上に転がっていた上院議員リック・オマリーの遺体を粉砕してしまい、ジェファソニアンが調査を依頼される。
ブースとオーブリーが遺族に調査すると、被害者は院内幹事と不倫関係にあったことがわかる。それをもとにブレナンとブースは件の不倫相手を問い詰めるが、殺害当夜に被害者が有権者とトラブルになったことが判明する。
ジュリアンはトラブルを起こした有権者が過去にも問題を起こし尋問をおこなったことのある要注意人物・フランキーであることに気づく。しかし彼にはアリバイがあった。
いっぽうでジュリアン検事は、事件の調査助手を務めるスクインツ(研修生)のジェシカの素性を訝しむ。過去に学生運動やドラッグ使用歴があったジェシカが事件の捜査にふさわしいかを問われ、彼女とイイ仲になりつつあったオーブリーは彼女の素性を調査することに。オーブリーは彼女の過去の不審点を訝しむが、ジェシカは過去にとらわれることを嫌い、オーブリーに今の自分を見て欲しい、と伝える。
事件のほうは捜査の末、オマリーには別の不倫相手がいたことが判明し、ブレナンとブースはその女性を調査しに行くが、その女性は不倫相手ではなくオマリーの隠し子だったことが判明する。オーブリーとジュリアンは、オマリーの妻、院内幹事、隠し子の3人を容疑者に絞り込み、その誰かの犯行であると睨んだが、犯人は意外な人物だった…。
真犯人はオマリー議員の助手の男。オマリー本人だけではなく、実は彼の妻も助手の男と不倫しており、男はオマリーの妻と一緒になることを望み犯行に及んだのだった。
見どころ:
スクインツのジェシカが本シーズン初登場。オーブリーといい関係に…?
ジェシカを演じているのはコメディ「ビッグバン★セオリー」などで知られるローラ・スペンサー(Laura Spencer )。
第7話「マジックの城」(原題:The Promise in the Palace)
あらすじ&ネタバレ
国立公園の森のなかで女性の腐乱死体が発見される。
女性の身体には古い傷が多数見受けられ、虐待が疑われたが、ブースが身元を調査すると彼女は脱出芸などを生業とするマジシャンであったことが判明する。
被害者が弟子入りしていたマジシャンを調査するブース、マジシャンとして認められつつあった被害者に嫉妬した別の弟子の誰かが犯行に及んだ、と考えられたが犯行に及んだのは師匠のマジシャン自身だった。
師匠は被害者に秘伝のマジックを伝授したのだが、被害者は師匠を裏切り別の雇用口に鞍替えしようとした。それに怒った師匠は殺人に至ったのだった。
いっぽう、ジェファソニアンにはアンジェラの写真趣味の師匠となったセバスチャン(第3話参照)が出入りするようになるが、カムはセバスチャンがアンジェラに気があるのだと訝しむ。しかしセバスチャンが好意を寄せていたのはアンジェラではなくカムだった。そのことを聞かされたカムは驚きながらもどこか嬉しそうで…。
しかしアラストと別れたばかりのカムはまだ新しい恋に踏み出す決心がつかなかった。アンジェラはカムを優しくさとし新たな一歩を踏み出すようにアドバイスをするのだった。。。
第8話「感謝祭の秘密」(原題:High Treason in the Holiday Season)
あらすじ&ネタバレ
ゴルフ場の池の中から女性記者の腐乱死体が発見される。
被害者は政府の極秘情報を暴露したことでバッシングを受けていたため、政府帰還に命を狙われたのでは?とオーブリーは疑う。さらに検死をすすめるジェファソニアンには安全保障省のギルがやってくるが「政府が手を下した可能性がある以上監視は認めない」カムは威勢よく彼を追い払う。
しかし陰謀論者のホッチンズは「保証局の人間がやってきたなら盗聴器が仕掛けられたのかも」と危惧する。
ブレナンは被害者の行為が政府の不正を暴く正しい行為だと考え、反対にブースは政府への裏切りだと罵り意見が対立してしまう。被害者は政府組織内に暗殺部隊が存在すると告発していたが、当の機関の人間は犯行を否定する。
被害者が殺された現場らしいホテルがを発見したブースとブレナンは、現場でギルと遭遇する。ギルは何かとFBIの捜査に干渉し情報を得ようとする。
現場からは被害者のものらしき血痕が発見される。ジェファソニアンが現場を精査するとギルの指紋が多数発見される、カムは彼が不用意にそこらじゅうを触ったのだと考えたがホッチンズは彼が実際に殺害現場にいたのでは…?と考えた。
捜査の末、ブースたちはギルが被害者の情報提供者だという真実にたどりつく。
ギルは被害者を通じて政府の暗部を密告しようとしたが、土壇場になってそれを踏みとどまろうとした。被害者は特ダネ欲しさに証言を迫り、押し問答の末にギルは被害者を殺してしまったのだった。
第9話「カウボーイ殺人事件」(原題:The Cowboy in the Contest)
あらすじ&ネタバレ
ジェファソニアンには牧場で銃殺されたらしい遺体が運び込まれる。
捜査の結果、被害者は1ヶ月前に失踪した会計士だと判明する。さらに被害者は現場で開かれていた「西部劇を模した射撃大会」に参加していたことが明らかになる。大会には多額の賞金が課せられており、それが犯行の動機だと睨んだブースは次の大会に潜入捜査することに決める。
ブースとの結婚生活にマンネリを感じ始めていたブレナンは、アンジェラの勧めもあって刺激を求めるためにブースとともに大会に参加する。
ふたりは大会に参加している人物、グレンやフランシー、ローズといった参加者たちの中から怪しい人物の素性を探ろうとする。参加者たちに怪しまれないため、ふたりは関係を隠しながらも大会の射撃ゲームを楽しみお互いに刺激を受け合う。
ジェファソニアンでは凶器と証拠が精査される。捜査に行き詰ったオーブリーは手がかりを得るために自身も大会会場へと潜入する。
ブレナンは大会会場の中で殺害現場らしき血痕を発見、更に馬の鞍からも被害者の血痕が検出される。
ブースは大会参加者で馬の世話係だったローズが、不審な大金を使用している履歴を発見し、彼女が大会の主催者と不倫していたことを突き止める。不倫を公にしようとした被害者は、それを阻止しようとしたローズによって殺されてしまったのだった。
アンジェラとホッチンズは、ブースとブレナンの代わりに彼らの子供を預かっていた。アンジェラは子供を欲しがるようになるが、ホッチンズにはまだその覚悟が決められなかった。。。
カムはアンジェラのカメラの師匠・セバスチャンとの仲を深めることを躊躇するが、スクインツのひとり・デイジーに「新たな一歩を踏み出すべきだ」と諭され、セバスチャンとの恋愛関係をスタートする。
見どころ:
フランシー役にはドラマ「アグリーベティ」でモリー役を演じていたサラ・ラフルール(Sarah Lafleur)が客演。
グレン役にはティーン向けドラマ「オースティン&アリー」などに出演しているアンディー・ミルダー(Andy Milder)。過去シーズンではまったく別の役柄で客演している回もあります。
第10話「遺体爆弾の謎」(原題:The Doom in the Boom)
あらすじ&ネタバレ
発見された遺体を現場で調査していたカムとホッチンズ。
遺体の持っていた携帯電話に着信があり、その直後遺体は爆発現場は騒然とする。オーブリーはその異変をとっさに見極め警告。4人の警官が巻き込まれて死亡。オーブリーはホッチンズの命を救うが代わりに重症を負ってしまう。
ブースはオーブリーの容態を心配するが、ブレナンは万が一オーブリーが死んだらスウィーツの時のように彼がふさぎ込んでしまうのではないかと心配していた。
皆一様に動揺するなか、事件を聞きつけたアラストがジェファソニアンに助力し調査をすすめ、爆弾を埋められていた遺体の身元も警官だったらしいことが判明する。
警官は銃の密売組織捜査に関わっており、その仕返しに殺されたと睨んで捜査が行われる。しかし現場や遺体に残された証拠から、犯行は密売組織とは違う人物らしいことが判明する。
いっぽう出樹を終えたオーブリーはなんとか意識をとりもどす。ホッチンズは死ぬ思いをしたことから人生観を見直し、アンジェラと新たに子供を作ることを決意する。
ジェファソニアンを辞めた後アラストはなかなか仕事が決まらずカムはそのことを心配していた。
ジェファソニアンは警官を狙った犯行から、かつて警察試験を落とされスーパーの警備員としてた働いていた人物が警察を恨んで犯行に及んだのだと推測する。
ブースたちは男の足取りを追うが、彼もまた遺体となって発見される。どうやら犯人は警官だけでなく警備員など「銃を持って権力を示す人物」を標的にしているらしい。
ブースは権力を誇示すれば犯人が姿を現すと考え、自身をオトリにしようとするが彼に先んじてオーブリーはメディアに出演し犯人に挑戦状をたたきつける。
しかし犯人は意外なところから浮上、逮捕に至る。
最初の遺体を発見、通報した付近の少年たちが真犯人だった。彼らは数年前に失くなった警官の父親に不満をため警官殺しを企てていた。
事件は解決に至るが、ホッチンズが急に卒倒し病院へ運び込まれる。
爆発事故で外傷を追わなかったホッチンズだったが脊髄に損傷をうけその症状が遅れて現れたのだった。彼の身体は麻痺し、自体を察したブレナンも絶句する。
第11話「車イスの科学者」(原題:The Death in the Defense)
あらすじ&ネタバレ
8週間後、ホッチンズはなんとか退院するまでに回復するが依然悪化の可能性も考えられ、ブレナンの見立てではもう歩行することは出来ないだろう、とのことだった。
ラボには腐敗した女性の遺体が運び込まれる。一同が捜査にあたる中、ホッチンズは医者に止められたのも無視して車椅子のまま事件捜査に当たろうとする。
遺体の身元は弁護人のドレアという女性だった。ホッチンズはいつもどおりに仕事をしようとするのだが、彼を心配したアンジェラはため息をつく。
ブースとオーブリーはドレアの職場から、彼女が過去に請け負った弁護資料を回収し精査する。すると彼女が弁護した人物の家族に問題のありそうな人物を発見。
ブースが聴取をするが件の人物は心を入れ替えてまともな生活をおくっており犯行には関与していなそうだった。
ホッチンズは自ら捜査に参加できないながら、ウェンデルを手足に使って証拠集めをする。
ウェンデルはホッチンズが職場に復帰したがっている様を見て、ブレナンに復職の後押しを依頼するがブレナンはいつものようにクールに突っぱねてしまう。
いっぽうアンジェラはホッチンズの職場復帰と容態の悪化を恐れ、カムに仕事復帰させないように依頼する。
ホッチンズは職場復帰を目指して必死にリハビリを繰り返していたが、カムはホッチンズに捜査から外れるよう強く命令する。ホッチンズは尚も懇願するが、アンジェラからのこともあったためカムは心を鬼にしてホッチンズを仕事から外す。
ドレアのSNS情報が特定され、彼女の親友が判明する。その親友によればドレアは連邦検事保 テレサ・ディオリオを名乗る女性と口論になったという。
ブースとジュリアン検事保はテレサを聴取、すると彼女は弁護人であるドレアと度々裁判で敵対し快く思っていなかったことが確認される。しかし彼女にはアリバイがあった。
調査をすすめるとドレアはドラッグを常用していたことが判明。詳細な調査にはホッチンズの知識が必要だったがカムはホッチンズを外した手前、彼に頼るわけにはいかなかった。
アンジェラはドレアのPCにスパイウェアが仕込まれているのを発見。
ドレアの職場のIT担当・ティムがそれを仕込んだ張本人でありドレアをストーキングしていたらしいことが判明する。オーブリーは聴取しようとするが警戒したティムは弁護士を呼べと言い出し沈黙してしまう。
行き詰ったブースとオーブリーだが、アンジェラが殺害現場を特定し、それがドレアの上司の自宅だったことからブースは上司を聴取する。しかし弁護人である上司は用意周到な回答でブースをけむにまく。
ブレナンは遺体から新たな証拠を発見しウェンデルに追跡調査を任せるが、ウェンデルはホッチンズのほうが適任だとして彼に相談を持ちかける。
アンジェラは彼が隠れて仕事をしていることに呆れてしまう。しかしその甲斐あってブースはドレアの上司の部屋の家宅捜索令状をとりつけることに成功する。家宅捜索の結果、血痕が発見され上司は逮捕される。
カムはホッチンズの家を訪れ、彼の職場復帰を認める。アンジェラも彼の気持ちを組んで承諾、ホッチンズはラボに復帰することとなる。
しかし喜ぶ彼の気持ちとは裏腹に、ホッチンズの検査結果では神経は萎縮し始め足の回復は見込めなさそうだという。ホッチンズはそのことをアンジェラには打ち明けられないのだが。。。
第12話「抑圧された男たち」(原題:The Murder of the Meninist)
あらすじ&ネタバレ
ホッチンズはアンジェラに神経回復が見込めないことを告白したのだが、それ以来ホッチンズは自暴自棄になりかけていた。
ラボには車中で黒焦げに焼けた遺体が運ばれてくる。
ホッチンズは身体が上手く動かせないことからラボのメンバーに悪態を突きながら仕事をする。メンバーたちは複雑な表情を浮かべるのだが。。
被害者男性・エミールの遺体にはDV被害の痕跡が見られ配偶者から暴力を受けていたらしいことが推察された。
ブースとオーブリーはエミールの元妻の犯行を疑うが、彼女の話によれば被害者は「男性の権利を守る」ための団体を創設し活動していたらしい。ブースとブレナンは団体の集会に顔を出すが、団体の合同創設者であるポール・ウォルターの差別的な講演内容に呆れてしまう。
ポールとその妻は団体を批判するフェミニストの犯行だろうと訴えるのだが。。。
ホッチンズは尚もラボのメンバーに辛辣に当たり散らすが、耐えかねたアンジェラは苦言を呈する。それでもホッチンズの理解は得られず二人の関係は険悪に。。。
ブースは会話の成り行きでブレナンが別のフェミニスト団体に所属していたことを知りショックを受ける。
ふたりはその足で、フェミニスト団体のデモ現場ヘ向かい、団体の代表 リア・マリノを聴取しようとする。しかしデモを妨害しに来たと勘違いしたリアは声高にブースを嘲笑。ブースは仕方なく彼女を連行する。
リアの話によればエミールの女性に対する嫌がらせは相当なものだったらしく、ネットでもリアルでも執拗に嫌がらせを繰り返していた。しかし数週間前からぱったりと嫌がらせがとまったという。
アンジェラの調べによれば、エミールはリアの代わりに新たな嫌がらせの対象=割礼の専門医 ドクター・グールドを見つけたからだった様子。
グールドはエミールの嫌がらせに耐えかねて彼の車を壊したことを認めるが、殺しは否定する。
グールドとエミールは仲違いはしていたものの最終的には和解し「権利団体を解散する」とまで約束したらしいのだ。ブースたちは団体が解散となれば、共同創設者であるポールが怒っただろうと推測。さらにポールの妻・カレンがエミールと浮気していたことを疑い聴取するが、女性嫌いのポールが聴取室に怒鳴り込んできてブレナンを口汚く罵倒する。
ブレナンを守ろうとしたブースだが、そのブースを牽制してブレナンはポールの顔面にパンチを叩き込む。
ブレナンはさらにエミールの遺体を調べ、車で焼かれる前にアイロンで殴り殺されたのだと特定。
アンジェラはカレンのPCを調べ、彼女がエミールの元妻の家のセキュリティをオフにした証拠が発見される。つまり元妻への慰謝料を払うことに疲れたエミールは元妻の浮気を暴くためカレンの協力を得て元妻宅に押し入ったが、その際に元妻に見つかってしまいアイロンで殴り殺されてしまったのだった。
アンジェラはホッチンズに寄り添おうと努力するのだが、ホッチンズは回復の見込みのない絶望を抱えアンジェラに辛くあたるばかりだった。。。
第13話「クローゼットのモンスター」(原題:The Monster in the Closet)
あらすじ&ネタバレ
公園で女性の遺体が発見される。ジェファソニアンでは捜査が開始されるが、ホッチンズは相変わらずひどい態度で周りをピリピリさせていた。
いっぽうで女性の遺体は不自然な乾燥の仕方をしており分析の結果、女性の遺体は「剥製」処理されていた。さらに、遺体の関節には稼働装置が埋め込まれており、犯人が「剥製遺体」としばらく暮らしていたらしいことが伺えた。
被害者の女性を特定し、ブースとブレナンは女性の夫に会いに行くが、夫はすでに女性が何らかの事件に巻き込まれたのだろうと察しており落ち着いていた。
女性はソーシャルワーカーとして働いていたらしく、問題のある家庭から子供を取り上げたことから恨みをかっていたかもしれない、との情報を得る。
遺体の分析をしていたアラストは遺体に残された傷が過去に未解決とされた身元不明遺体の傷と酷似していることに気づく。そこからホッチンズとアラストは、これが連続サイコパス殺人であると推測する。
ブースとオーブリーはFBIの分析官・カレンにプロファイリングで協力を請い、被害者に執着していた人物を特定しようとする。
その中から、ジョージ・ギボンという里親志望の男に白羽の矢を立てる。男には前科があり何度も里親志望を出しては被害者との面会を取り付けていたのだ。ブレナンとブースはジョージの家に会いに向かうが家の中には無数の猫と被害者の私物であるネックレスが発見される。
ブースは家の中を捜索するが油断したスキに背後から現れたジョージに羽交い締めにされナイフをつきつけられてしまう。
しかし更に後ろから忍び寄ったブレナンがジョージに銃を突きつけ投稿させる。(実際は銃を持っていたわけではなく銃の装填音を出すことの出来るアプリだった)
ジョージの家の中からは隠しカメラが発見される。
ジョージは被害者の殺害を認める供述をしていたが、カレンは精神疾患のあるジョージは「血を見ることに恐怖を覚える」疾患があることを見抜き、目の前で自分の手のひらを切ってみせる。流れる血を見たジョージは失神してしまう。つまり彼は自白はしたものの犯人ではないということだ。
捜査の結果、依然みつかっていた身元不明遺体がとある学校の教師であることも判明。カレンは真犯人が二人を殺し、ジョージに遺体の剥製と生活をさせていたのだと推測する。
ジョージは真犯人によって飼い猫のチャーリーを人質にとられており、犯人の名前を明かそうとはしなかった。
ブレナンは遺体を再分析すると体中の骨にネジ穴が開けられているのを発見する。どうやら犯人は遺体の剥製にワイヤーをネジ止めして、操り人形のように遺体を動かしていたらしいのだ。それを再現したブースとブレナンはその異様な光景に絶句する。
同じ頃、ジョージは監房で首を吊り自殺する。事件は未解決のまま暗証に乗り上げてしまうのだが。。。
ジョージの家に仕掛けてあった監視カメラから犯人はジェファソニアンのメンバーたちの顔を知ったはず。そう考えたカムは家にかえるのが怖くなり、元恋人であるアラストと一緒にいることを選ぶ。
同じ頃、家に帰ったブレナンはジョージと被害者たちの関係を調べ続けていたが謎は解けないままだった。
すると二階の娘・クリスティンの部屋からガラスの割れる音が聞こえてくる。ふたりが子供部屋に駆けつけるとクリスティンはスノードームを割ってしまい、怒られるのを恐れて隠れていた。ふたりは一瞬、犯人が家までやってきたのかと恐怖したのだったが。。。
第14話「セカンド・チャンス」(原題:The Last Shot at a Second Chance)
あらすじ&ネタバレ
土砂崩れの痕から腐敗した女性の遺体が発見される。どうやら2週間ほど前に土に埋められたらしかった。
いっぽうブレナンは事件の被疑者の顔を殴ったことで(第12話参照)責任を問われFBIの聴聞を受ける羽目になってしまう。自分の行動の正当性を主張するブレナンだが、その態度が裏目に出て今後FBIの捜査に関われるかどうかの瀬戸際に立たされてしまう。
遺体の痕跡から被害者・ローラが出所したばかりの元囚人であることが判明する。
ブレナンとオーブリーはローラが身をおいていたという囚人の更生施設へと足を運ぶ。施設の同室の女性はローラが司法取引に応じたせいである男から恨みを買っていたと話す。その男の名はケニー・ジョンソン、ブースが収監されていた際のムショ仲間だった…!
ケニーは重罪犯だったがブースは彼のことを信用しており、更生したと信じ込んでいた。
出所し車工場で働くようになっていたケニーを訪ねたブースとオーブリー。ケニーは犯行を否定するがアリバイはなかった。オーブリーは聴取を続けようとするがブースはケニーを信じ込みオーブリーの聴取を勝手に終わらせてしまう。
依然、アンジェラに辛辣な態度を取り続けるホッチンズ。
彼の態度に愛想をつかせたアンジェラは写真家の師であるルイスと「関係を持つ夢」を見るようになる。しかも寝言で彼の名を読んでいるところをホッチンズに聴かれてしまい…。
アンジェラはホッチンズとの関係が壊れつつあることをブレナンに相談するが、ホッチンズの意志なしに関係の修復は難しそうだった。
ブレナンとスクインツのジェシカは被害者の遺体の状態から、ローラが出産済みだとということを突き止める。ブースは、ローラの娘が自分を捨てたことを恨んだ末の犯行を犯したのかと睨むが、実際は復縁のために再会を求めただけだった。
娘の話では、ローラが「ケニーという男」と関わっていたらしい。それを聴き、ケニーを信じたかったブースは困惑する。
ブースがケニーを問い詰めると、ローラの娘の父親はケニーだということが判明する。ケニーは自身が父親だということは明かさないほうが良いと思い身を引いたのだという。そしてローラの殺害は変わらず否定する。
スクインツのジェシカとオーブリーは交際を進めつつあったが、なかなか関係が発展しないことに悩んでいた。お互いにそれを感じながらも仕事に徹する二人は、ローラと施設で同室だった女性の部屋から血痕と麻薬を発見する。
それでも女性は殺害を否定する、オーブリーは彼女が何者かに怯えている様子を見逃さなかった。
捜査の結果、麻薬の持ち主は施設のオーナーだった。オーナーは更生施設を装い、入居した囚人を使って麻薬をさばいていた。ローラはその悪事に気づき、口封じに殺されてしまったのだった。
犯人が逮捕され、ケニーはローラとの娘と対面。ブースも満足げだ。
ホッチンズは自分とアンジェラの状況を悲観し、自ら離婚を切り出す。アンジェラは必死にやり直すことを提案するのだが。。。
ブレナンはFBIの聴取を再度受け、自分の非を認めFBIの捜査を続けることを許可される。
第15話「フィクサーの死」(原題:The Fight in the Fixer)
あらすじ&ネタバレ
冬のポトマック川から氷漬けの遺体が発見される。
氷を溶かさないことには遺体の分析をはじめようもないのだが、組織を壊さないためには自然解凍させるほかない。せっかちなブレナンがそれを待てるはずもなく途方に暮れるところ、ホッチンズは妙案を思いつく。
ホッチンズは開発した熱風装置で氷を瞬時に溶かすことに成功するのだが、熱風のせいで顔がこんがりと焼けてしまう。
いっぽうFBIでも遺体の分析が終わらないことには捜査のはじめようがなかった。そこへ分析官のカレンが現れる。
カレンはオーブリーに興味があるらしく彼をデートに誘うのだが。。。オーブリーはジェシカと付き合っていることを明かすが、カレンは意に返していないようだった。
アンジェラは遺体の腕に掘られていた女性の顔に着目、被害者と親密な人物であろうと考えたアンジェラはタトゥーのモデルとなった人物を特定する。
その女性は被害者の妻・リサであり、被害者・フランクは有名人のトラブルを解決するための「フィクサー」を生業としていたらしい。
オーブリーの父親は横領で捕まった経歴があり、その昔フランクをフィクサーとして雇ったこともあるらしい。フランクの事務所を捜査しに来たオーブリーはその時の経験を活かし、フランク抱える極秘の顧客資料を見つけるに至る。
資料を精査するとトラブルを起こしそうな人物が発見されるが、いずれも犯行を否定する。
フランクはある大企業のオーナーに寄せられた脅迫事件に着目、その人物を脅した犯人・ヴァロンを特定し聴取に向かうが、ヴァロンはなぜか体中の皮膚が「紫色」に染まったおかしな格好で出迎える。ヴァロンによればフランクが銃を持って現れ、脅迫の撤回を要求、さらに紫の染料の風呂に入るよう強制されたのだという。しかしヴァロンも殺害は否定する。
いっぽうブレナンは娘のクリスティンの初めての成績簿を見てその好成績を喜ぶが、スクインツのひとり・オリヴァーにケチをつけられてムキになってしまう。
オリヴァーはクリスティンがテストで不正しているとまで言い出し、ブレナンはホッチンズに依頼して、不正が実際にあったのかどうかを化学分析でハッキリさせようとする。
捜査をすすめるとフランクは事務所の秘書・ケリーと不倫関係にあり、ふたりで不正な金を溜め込み海外逃亡を予定していたらしい。
しかしブースはそれが彼女の嘘であり、ケリーがフランクを殺して金を独り占めしようとしたのだと見抜く。
カレンはフランクの資料の中から逃走中のオーブリーの父親がDCに戻ってきていることを発見していた。それをオーブリーに伝えると、カレンはカンザスへ異動になったことを伝え去っていった。
第16話「アカペラは死の匂い」(原題:The Strike in the Chord)
あらすじ&ネタバレ
とある大学のラボでネズミに食い荒らされた遺体が発見される。
犯人はラボで実験用に買われていたネズミを使って遺体を始末させようとしたらしい。
ジェファソニアンでは研修生として長い間働いたサミー・ミルズが正式な実習生として参加する。しかしブレナンを前に緊張したサミーは空回りしてしまう。ブレナンに叱責をうけるうちにサミーはブレナンを恐れるようになってしまうのだが。。。
被害者は大学の生徒であり、大学のアカペラサークル「ウィッパースナップス」に参加していたという。
被害者が死んだことでグループのリーダーの座を得たジェイク、それを責めるグループメンバーのジュリアンとテッドを聴取するブース。彼らの話によれば被害者によってグループ脱退に追い込まれたイアンという学生がいたという。ブースとオーブリーはイアンを犯人と睨むが、彼は犯行を否定する。
サミーは相変わらず空回りしてしまいミスを繰り返す。見かねたブレナンはサミーにクビを言い渡すが、サミーは泣き出してしまう。
オーブリーがイアンの交遊録をしらべるとリズという女子学生の名前が浮上するが、彼女もまた犯行を否定する。
そのかわり女子アカペラチームのひとりのメンバーから興味深い証言が得られる。「ウィッパースナップス」のOBであるイアンの父親は古いしきたりを重んじ、女子メンバーの参加を認めないというルールを強制していたらしい。被害者はそのルールを変えようと直談判したらしいのだ。
しかしイアンの父親は被害者に暴行したことは認めたが殺害は否定する。
かわりに疑惑が浮上したのはグループメンバーのジュリアンとテッドだった。ふたりは自分たちが疑われていると知ると狼狽え犯行を否定する。
捜査の結果、犯人はアカペラグループとはまったく関係のない、被害者のルームメイトによる私怨だった。
ホッチンズは脚を治すために先進的な手術を受けることを勝手に決めてしまい、心配するアンジェラと再び喧嘩してしまう。アンジェラの説得の甲斐あってかホッチンズは手術を考え直す。
事件解決後、オーブリーが学生時代にアカペラグループに属していたことが判明。当時のビデオテープを入手したブースはラボのメンバーを集めて鑑賞会を開く。オーブリーはバツが悪そうだが。。。
見どころ:
サミーを演じていたのはビー・ケー・キャノン(B.K. Cannon)が客演。ドラマ「グレイズ・アナトミー」「シカゴファイア」などに客演しています。
アカペラがモチーフの本エピソードには実際に人気アカペラグループ「PENTATONIX (ペンタトニックス) 」のメンバーとして活動するスコット・ホアイング(Scott Hoying)、ミッチ・グラッシ(Mitch Grassi)、カースティン・マルドナード(Kirstin Maldonado)がゲスト出演しています。(写真後列の3人)
イアン役には歌手としても活動するジョーダン・フィッシャー(Jordan Fisher)。ディズニー・チャンネルなどのティーン向け作品を中心に俳優活動も行っています。
第17話「命懸けの忠誠」(原題:The Secret in the Service)
あらすじ&ネタバレ
森で塩酸で溶かされた遺体が発見される。遺体を発見した酔っぱらいは犯人らしき男に襲われて気絶した証言する。
被害者の衣服にはシークレットサービスの支給品が残されており、どうやらシークレットサービスの警護官が殺されたようだった。
シークレットサービスではグラハム・ロバーツという警護官が行方不明になっており、彼が被害者ではないかと疑われていた。
オーブリーとブースは捜査に当たろうとするのだが、ジョン・ウィルクス・ブース(リンカーンの暗殺者とされた人物)の子孫だとされているブースには捜査させたくないと言われてしまう。
ブレナンは風邪をひいてしまい、家で療養しながら遠隔でラボ分析に加わる。
ブレナンの欠席を埋めるために、博士課程を卒業し現在はシークレットサービスで顧問しているかつてのスクインツ・フィッシャーがラボを訪れる。ブレナンはフィッシャーが代わりに加わることが面白くないようだが。。。
ブースが捜査に加われないことから、オーブリーはシークレットサービスのメリッサ・パテルとコンビを組み捜査にあたる。
ロバーツは死ぬ直前まで大統領の警護にあたっており、大統領に反発的な意見を持つ人物たちに対面していたという。つまりその中に犯人がいるかもしれず、その犯人は大統領をも狙う可能性があるのだ。森で酔っ払いが犯人に襲われた際に園芸用のスコップが使われたことから、園芸業を営むストックトンという男の聴取に向かう。
しかしストックトンは造園業の後遺症で肩を高くあげることが出来ず、犯行に至るのは無理そうだった。
いっぽうブースはやっと捜査に参加する許可が降りる。
ラボの分析によればロバーツの遺体は溶かされる前に正確な射撃をうけており、犯人はプロの殺し屋である線が浮上する。そのためブースとシークレットサービスは大統領の移動経路を精査する。
いっぽうブレナンは分析をフィッシャーに任せるのが癪で、まだ風邪が治りきっていないのにもかかわらず捜査現場に顔をだす。ブースは家に返そうとするのだがブレナンは「何か手伝わせて」と押し切ってしまう。
ブースとブレナンは射撃の名手を探して、付近の射撃場を訪れる。
するとそこにはトラヴィス・ボズウェルという帰還兵がブースの目に留まる。ブースの見立てでは彼の銃の腕は一流、従軍経験のない大統領への批判思想も持っていた。ブースは自分も従軍していたことを告げ、彼の話を聞こうとする。ブースは彼を拘束しようとするが、トラビスは抵抗するでもなくそれを承諾する。
ホッチンズは証拠を精査し、シークレットサービスの内部に犯人がいるかもしれないと進言。ブースはシークレットサービスの反感を買いつつも警護官達の聴取を行う。
さらにロバーツの部屋からはパテル警護官の髪の毛が発見される。パテルは男女関係があったことは認めるが、殺害は否認する。ブースはパテルを勾留するが大統領警護の職務があるパテル。ブースは彼女の代わりに自分が警護役につくと申し出る。ブレナンはブースが暗殺の危険がある大統領の警護につくことを心配するのだが。。。
大統領の移動パレードが執り行われ、大統領は支持者との対面に望む。
いっぽうでブレナンとフィッシャーは遺体に残された証拠から、犯人が特殊訓練を受けている可能性を示唆。それを聴いたブースはシークレットサービスのリーダーであるウォーカーが犯人であると断定する。
ブースはウォーカーを抑えようとするが、現場には疑いが晴れたはずのストックトンの姿が確認される。ブースとオーブリーはふたりに注意を注ぐが、ストックトンが銃を取り出し発砲、するとウォーカーは大統領を庇うように被弾する。大統領は無事だったがウォーカーはそのまま息を引き取ってしまった。
ブースはウォーカーが犯人かと誤認したが、彼はシークレットサービスの仕事を見事に果たしたのだった。
いっぽうでウォーカーの遺体を検死した結果、やはり彼がロバーツ殺害の犯人である可能性が高いという。混乱するブースだがどうやらウォーカーは脳血栓の持病のため被害妄想を抱えていたらしく、それが理由で「ロバーツを殺さなければ」という筋の通らない使命感に突き動かされてしまったらしかった。
事件解決後、アンジェラはフィッシャーが「シークレットサービス勤め」ではなく「大統領の娘の家庭教師」をしているのだと見抜く。
見えを張った割にアンジェラに見事嘘を見抜かれてしまいバツの悪いフィッシャーはすごすごと去っていった。
第18話「アメリカの横顔」(原題:The Movie in the Making)
あらすじ&ネタバレ
ジャーナリストのアレックス・ダフィーはFBIとジェファソニアンの協力捜査について特集テレビ番組を組むため取材。
ブースとブレナン、ラボの面々はインタビューを受けながら、ゴミの埋立地で見つかった遺体の分析を進める。
いっぽうブレナンはその人となりを取材されるため、娘・クリスティンのクラスに出向き自分の仕事を紹介する。
しかし、子どもたちに配慮せず遺体の映像をながして説明しようとするブレナン。あまりにショッキングな映像に嘔吐してしまう子供も…。ブレナンのプレゼンは苦笑いする教師によって中断されてしまうのだった。
面々はインタビューを受けながら操作を進めた結果、被害者はブランドン・ブルームという青年だと判明。10年以上前からゴミ処理場に遺棄されていたらしい。
ブースは容疑者として彼の里親に目星をつける。
操作を進めると被害者はマリファナ漬けで借金を負っていたことも判明する。
被害者に金を貸していたという男・コリンズを聴取すると、被害者が失踪した当時エイミーという恋人と別れたという証言を得る。
インタビューを受けるなか面々は、かつて一緒に働いたスイーツやザック、ヴィンセントの話をも語る。
捜査の結果、被害者は死ぬ寸前に何者かと争った痕があったらしい。被害者の携帯には死ぬ直前に父親と連絡をとった形跡があり、さらに10年前の病院の記録を当たると父親が眼窩骨折で受信していた記録も見つかる。
ブースはやはり父親が犯人だと考え尋問するが、父親は当時借金を抱えており借金取りに殴られたと説明。
さらに息子に泣きついたが、その際に被害者は父親のことを馬鹿にしたのだという。それでも父親は息子の殺害だけは否認する。
捜査を続けた結果、コリンズの家から大量の血痕が発見され彼が友情のもつれからブランドンを殺したことが発覚する。
アレックス・ダフィーは番組のしめくくりに、面々の「なりたい将来像」を問う。
ブレナンは娘・クリスティンが「車屋さん」になりたいと言っていたことを最初は批判したのだが、娘の夢を汲んで「世界一のカーセルスマンのお母さんになりたい」と応えるのだった。
第19話「アスリートの抱える闇」(原題:The Head in the Abutment)
あらすじ&ネタバレ
アナコスティア川で首なし遺体が発見される。
アンジェラはネット上に投稿された動画から、とある人物たちがたまたま川で遺体を発見したシーンを撮影アップしていたのを見つける。男たちはボートに乗っていて浮いていた遺体を発見したがボートのタービンが接触し、遺体の首を切断してしまったようだった。
遺体には特徴的な傷の痕が残されており、それは昔なんらかのスポーツでついたものらしかった。
熱心なホッケーファンであるブースはそれが有名なホッケー選手の傷だとピンとくる。被害者はホッケー選手 セス・ラングらしかった。
ブースはラングが所属していたチームを新たに率いることとなった新人オーナー ケイティ・ストーバーに面会する。それによればラングのことを疎ましく思っていた選手がいたことを聞きつける。
いっぽうでブースはひょんなことからホッケーのPK戦に参加することになり見事ゴールを決めて歓喜の雄叫びを上げる。
ラングの遺体には試合以外の喧嘩でついたらしい傷も認められ、ブースたちは関係者の聴取を進める。
そのうちのひとりダリル・パターソンに面会すると、彼はブースが学生時代にホッケーの試合で勝負した相手チームのメンバーだと判明する。懐かしい話に花を咲かせるのもそこそこに、アリバイを確かめる。
ホッチンズとスクインツのオリバーはひょんなことから対立し、遺体の首探しを競うことになる。
探索用の高性能なドローンを飛ばした二人は、我先にと遺体の首を探そうとやっきになる。探索の結果、オリバーが首を発見するがホッチンズは先にドローンで首を回収してしまい悔しがるオリバー。
しかし、ドローンでそのまま首をラボに運ぼうとしたホッチンズは街の上を飛行したせいで、空飛ぶ「首」が通行人に目撃されてしまい軽いパニックが起きてしまうのだった。
ダリルの証言とチームの予算状況を精査した結果、オーナーのケイティがチームを売り払おうとしていることが発覚。
そのためには有力選手をチームから追い出す必要があった。しかしケイティは犯行を否定し、チームの選手にドーピング剤を売りつけていた女性 アレックス・コンラッドが怪しいと証言する。
チームの健全さを守ろうとしていたラングはアレックスに対して怒っていたという。
アレックスを疑うオーブリーだが、ブレナンはラングの殺された凶器がホッケースティックだと特定する。
ホッケースティックは通常、各選手に会わせてカスタマイズされており指紋のように各人で残される痕跡が違うのだ。その結果、凶器とされたスティックの持ち主・ドリューが犯人だと判明する。ドリューはアレックスと恋仲であり彼女を妊娠させていたが、ラングがドーピングの件でアレックスを告発してしまえば彼女は逮捕されてしまう。それを恐れての犯行だった。
事件解決後、ブースは学生時代の因縁の対決に終止符を打つためダリルとホッケーの試合に望む。
その結果は、ブースの負け。しかしブースはわざと負けたのだった、ダリルに同情したブースは彼に花を持たせてやったのだった。。。
見どころ:
オリバー役には映画「クローバーフィールド」や「トロン:レガシー」に出演していたブライアン・クラッグマン(Brian Klugman)が客演。オリバーは後続のラストシーズンには登場しないため、今回のエピソードがラスト出演となりました。
第20話「容疑者となったスクインツ」(原題:The Stiff in the Cliff)
Coming soon …
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