【海外ドラマ】BONES -骨は語る- シーズン12 全12話ネタバレ&まとめ

BONES -骨は語る- シーズン12

第1話「懐かしい狂気」原題:The Hope in the Horror)

BONES -骨は語る- シーズン12 BONES -骨は語る- シーズン12

あらすじ&ネタバレ

連れ去られたブレナンの前には、かつてジェファソニアンで働いていたザックが姿を現す。
ザックは殺人狂・ゴルモゴンに師事し犯罪者として収監されたが(シーズン3)、数年ぶりに現れたザックは精神病院から脱走しブレナンの元に戻ってきたのだった。

ジェファソニアンの一同はブレナンがザックにさらわれたと知り、居場所を特定しようと奮闘する。ラボに忍び込んだザックに連れ去られたことから、ホッチンズはハイテク嬉々で彼の足取りを特定する。ブースはザックがジェファソニアンの地下に連れて行かれたのだと考え、地下倉庫に向かう。
その読み通り、ブースは地下倉庫でブレナンと注射器を握ったザックを発見。とっさにザックに銃を向ける。

しかしブレナンはザックの前にたちはだかる。わけがわからないブース。するとザックは「自分に自白剤を打とうとした、ブレナンに信じてもらうために」「僕は誰も殺していない!」と訴える。

ブースは銃を収め、ザックはそのまま逮捕される。ザックの姿をみたカムは「彼は子供のように無害に見える」と未だに彼が人を殺したことが信じられない様子。

ブレナンはザックが無実なのかもしれないと考え彼と話をしたがるが、心配するブースは彼女を止めようとする。ブレナンと同じくウェンデルもザックが無実かもしれないと考え始めるが、ホッチンズは「やつが犯人だ!」と決めつけてしまう。
ザックが収容されていた病院の院長は、亡くなったスイーツ博士が毎週のようにザックのもとに面会にきていたことを明かし、彼の死後ザックは人が変わってしまった、と話す。

オーブリーはザックの尋問を始める。
ザックは連続殺人の容疑を否定、ブレナンをさらったのも「彼女を守るためだった」と話す。さらにザックは毎晩のように病院を抜け出して図書館のPCでラボのメンバーのメールをハッキングしていたことを自供する。それはラボのメンバーを「友達」と感じているが故だと話すが、いっぽうで「ブースは友達じゃない」と言い放つザック。

いっぽうアンジェラはザックのメール履歴を精査し、その中にザックが「バンクロフト博士」と名乗ってメールしている記録を見つける。
それは世界的に有名な神経医の名前であり、ホッチンズが理学療法のために指示を仰いでいた医者の名前だった。つまりザックはホッチンズの脚を治すために、自分なりに治療法のアドバイスを送っていたらしいのだ。
ザックのことを目の敵にしていたホッチンズは、それを知って絶句する。

FBIの分析官・カレンはザックが多重人格故に犯行に及んだのでは?と助言する。
ブレナンとウェンデルは操り人形師・レイノルズの自宅を捜索するが、地下室の奥に塗り固められた秘密のトビラを発見。中から上半身だけの白骨遺体が見つかる。骨の状態からは何十年も前に死んだと推測された。

ホッチンズはザックに面会しにやってくる。ホッチンズはザックの指示の結果、足の感覚が戻りつつあることをお礼しに来たのだった。
しかしザックはそれが回復とは無関係の神経反応であり完治の見込みは薄い、と正直に明かしてしまう。ホッチンズの顔には失望の色が浮かぶがザックは「1%未満でも希望を与えたかったんだ」と申し訳なさそうにつぶやく。

ブースとブレナンはホーク博士の元を訪れるが、彼はブースに対して接近禁止命令を取り付け彼らを門前払いしようとする。去り際に不敵に笑い「気をつけて」とつぶやくホーク。
ブースもホークのことを怪しみ、ザックが犯人ではないのかもしれないと考え始めるように鳴る。
それでもカレンはザックの多重人格犯行の線を疑っていたが、ブースはカレンがその説にこだわるわけ、そしてカンザスに移動したはずの彼女が唐突に戻ってきた理由を怪しみ始めていた。オーブリーがカレンの元上司に問い合わせると「法律上の理由でカンザス支局を辞めた理由は教えられない」と回答されてしまう。

ブレナンはザックと尋問室に入り、事件の資料を二人で精査する。ザックは再びブレナンと仕事できることに歓喜の表情を浮かべる。
しばらく資料を再検証したけっか、二人は「ザックが犯人だ」という結論を導き出してしまう。自身で答えを導き出したザックはうろたえながら「自分を厳重な精神病院に監禁して欲しい」と訴える。

すると今度はブースが直感で「ザックは犯人じゃない」と考えを改める。

ブレナンは上半身だけ見つかった遺体が結合双生児の分離された遺体だと断定、だとすれば切り離された後生き残った方の人物は多重人格化する可能性があるという。
ザックにはそのような手術歴はなかったことから、ブレナンは犯人は別にいるのだと確信する。アンジェラは遺体の骨格から人物の顔を復元、それがザック担当の精神医・ルシアンだと判明する。

そのころルシアンはザックを精神病院に戻し、毒を駐車しようとする。ザックは寸前でそれに気づき抵抗する。しかしすべての事情を聴かされたブースが病院にかけつけルシアンを射殺。ザックは一命を取り留める。
事件は解決しザックの汚名も注がれるが、ザックが宣告していたとおりホッチンズの足の感覚は鈍りおそらく感知することはないのだという。。。

ブースはザックの無実を信用し彼を病院から解放することに同意する。

見どころ:

シーズン5ぶりにザックが再登場。演じているのはエリック・ミレガン(Eric Millegan)。近年はほとんど他作品への出演がないようです。

エリック・ミレガン(Eric Millegan)

第2話「人工知能革命」原題:The Brain in the Bot)

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あらすじ&ネタバレ

ブレナンはザックにかかったロビイスト殺害の容疑についても払拭しようと尽力していた。

ドッグショーの会場近くの森で、犬たちが遺体を発見する。
犬たちは遺体を食い荒らしてしまったため、ホッチンズは犬の毛についた組織を採集しようとバリカンを取り出すが、毛をかられるのを拒否する飼い主と揉み合いになり、バリカンを持つ手が滑って自分の眉毛を剃り落としてしまう。

ジェファソニアンの分析の結果、被害者は40代男性。科学的に意義ある人工知能の研究をしていた研究者だったらしい。
遺体の近くでは誰かが大麻を吸っていた形跡が見つかる。オーブリーはその人物が何かを目撃していないかと考え聴取するが大した情報は得られなかった。

アンジェラは自身の開発したアンジェラトロンが評価され、科学界の権威ある賞の一つ「マッカーサー・フェローシップ」を受賞することが決まる。それを聴いたブレナンは自身も未だ成し遂げていない栄誉に嫉妬するそぶりをみせる。

ブレナンとブースは被害者の職場である研究所を訪ねる。すると手に暴行による負傷を負った人物を発見、彼が加害者と睨み聴取する。調査の結果、彼の手の傷と被害者の遺体に残された傷は完全に一致する。男は暴行は認めるも殺害は否定、さらに被害者がロボポカリプス(高知能のロボットが人間に反旗を翻す、と考える人達のこと)のグループとトラブルになっていたと語る。

ブースとオーブリーはロボポカリプス組織のリーダー マシュー・コバーンを尋問する。コバーンはAI開発が政府による軍事開発の一端だと信じ込んでいた。しかし彼もまた殺害は否定、アリバイもあった。

遺体の損傷を調べたカムは「人間以上のチカラ」で腕が引きちぎられたような形跡を発見。まるで「ロボットにでもやられた」かのようだった。さらにホッチンズの分析ではロボットの蘇生に使用されていたものと同じ物質がみつかる。被害者が研究していたAIロボット「エイミー」に疑惑の目が向かう。
ブースとブレナンはエイミーに事情を聞こうとするが、事件当夜のメモリーだけが何者かによって消去されていた。消去した人物を訪ねようとするとエイミーは急に緊急停止してしまう。
アンジェラはエイミーのメモリーを消去した人物を特定するが、それはなんと被害者本人だった。

さらに被害者はとある「ダッチワイフ工場」との関与が判明する。被害者はラブドールにAIを搭載する計画を極秘裏に進めていたようだった。
証拠は固まっていなかったがブースは、最初に聴取した薬中が殺したのだと推測し聴取をするとあっさりと犯行を認める。結果的に事件は解決するが、ブレナンは筋の通らない結果に納得いかない様子。

ブースはブレナンの40歳の誕生日のお祝いにある物を贈る。それはザックの容疑についての再検証を認める正式な指示書だった。
ジェファソニアンのメンバーやブレナンの父親が集まりブレナンの誕生祝いを開く。さらにブレナンは自身の誕生祝いだけでなく、アンジェラの受賞、そしてスクインツのウィックの就職をも一緒に祝おうと持ちかける。
ウィックは自身の雇用について常々悩んでいたが、彼女を推薦し雇用に導いたのも実はブレナンだった。アンジェラの受賞についても彼女を推薦したのはこれまたブレナンだった。それを隠しながらサプライズとして発表する、というブレナンらしからぬ「人間味のある行動」に一同は感銘を受ける。

皆が笑顔で祝うなか、ブレナンの父・マックスだけが浮かない顔をしていたのだが。。。

見どころ:

今回の事件解決の展開はちょっと無理やりな感じがしましたね〜。。。科学やIT技術だけではなく「人間の直感」も優れている、ということを表したかったのかもしれませんが、なんだかちょっと消化不良でした…苦笑。

第3話「老兵は死なず」原題:The New Tricks in the Old Dogs)

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あらすじ&ネタバレ

薬品会社が違法投棄したドラム缶の中から白骨化した遺体が発見される。
アンジェラの復顔によれば、被害者は高齢者施設から捜索願が出されていた老人だった。

ブレナンとブースは被害者が入居していた施設を訪問する。
被害者が入居していた部屋からは「性交渉」の痕跡が見られ、高齢ながら施設内で男女関係があったらしい。ブースは被害者と関係を持っていた女性・バーバラを聴取しようとする。すると施設内の老人たちの中で「三角関係」で揉め事があったことが浮上。
三角関係の相手・タッカーの話も聞くことになるが、ブースはお年寄りが犯行に及ぶとはとても考えられなかった。

ブレナンは施設の中で不審な血痕を発見、さらに施設で働く用務員に暴行の前歴がある人物が特定される。オーブリーは疑惑の人物サム・ワトキンスを聴取するが、ワトキンスは犯行を否定する。

ブースは施設内で元従軍兵の老人・レッドと仲良くなる。気分転換に彼を散歩に連れ出そうとするのだが足腰の弱っていたレッドは転倒し怪我してしまう。

施設にあったパソコンの履歴からは入居者のひとりが老人達に出されていた処方薬をネットで横流ししていたことが判明する。
その犯人はタッカーだったが、彼によれば被害者も自身に処方されていた薬の横流しを依頼してきたのだという。そのせいで身体の骨がもろくなっており、遺骨からもその痕跡が確認される。

遺骨の状態から、被害者の経歴が偽の情報だったことが判明する。職歴や居住歴など、すべてが嘘の情報だった。被害者はタッカーと組んで詐欺を働いていたらしいのだ。タッカーは詐欺については認めるが殺害は否定する。

ブレナンは被害者が亡くなる前に骨折するほどのチカラで「何かを殴った」らしいことを特定。
被害者が殴ったのはブースが仲良くなったレッドだった。レッドのカルテには正にその骨折の痕が残されていた。詐欺を働いた被害者は有りもしない従軍歴を得意げに話したらしく、実際に従軍経験のあったレッドはそれが許せず、殴った拍子に被害者は死んでしまったらしいのだ。
ブースは落胆する。

いっぽうで被害者は自分の処方薬を売ろうとしていた理由が判明する。それは詐欺にかけようとしていたバーバラを本気で好きになってしまった被害者が、彼女のために私立探偵を雇って、生き別れた娘を探し出そうとしたためだった。。。

見どころ:

タッカー役にはエドワード・アズナー(Edward Asner)が客演。ドラマ「Hawaii Five-O」への客演の他、ピクサー映画「カールじいさんの空飛ぶ家」の吹き替え等にも出演。

エドワード・アズナー(Edward Asner)