CSチャンネル・AXNで 海外ドラマ GOTHAM/ゴッサム シーズン3 第20話 「放たれた狂気」が放送されたのでレビューしてみます。ニグマはバーバラたちを引き連れてペンギンを殺しに向かう。しかしそこに現れたのは意外な人物で…。
ちなみに前回のレビューはコチラ。
GOTHAM/ゴッサム シーズン3 第20話 「放たれた狂気」あらすじ
原題は “Heroes Rise: Pretty Hate Machine ”
ブルースを師事したきた法廷のリーダーらしき男は、ブルースとタロン達を率いて、法廷の評議会を消臭する。
男は、「かつて法廷がウェイン夫妻を殺したのは重大な過ちだった」として法廷のメンバーたちをタロンたちに殺させる。
ブルースは目の前で評議会員たちが殺される様に戸惑いを見せるのだが。。。
ゴードンとハーヴィ、アルフレッドは評議会の会場に捜索にやってくるが、一足遅くメンバーたちは全員始末されたあとだった。
かろうじて息のあったひとりから「リーダーとブルース・ウェインに裏切られた…」という話を聴き驚くゴードンとアルフレッド。
アルフレッドはブルースが虐殺に加担しているなど信じられず、なぜ法廷のリーダーがメンバーを殺したのかも理解できない。
ゴードンはキャサリンの情報をあらって捜査を進めようとするが、ブルース捜索に進展がないアルフレッドは呆れて市警を後にする。
ゴードンはウイルスを盗んだレスリーの家を訪ねるが、そこには既にウイルスに感染し雰囲気の変わったレスリーが待っていた。
ゴードンは治療のためにレスリーを連れ出そうとするが、レスリーは悪びれもせず「もう手遅れだ」と話す。
アリスウイルスは「人間の内面に隠された本性を引き出す」が、レスリーの中から引き出されたのは「ゴードンへの愛」。
心の奥では未だにゴードンを愛していたレスリーはその気持ちが歪んだカタチで表面化する。ゴードンが「常にトラブルを招き周りを不幸にする」と考えていたリーは「その理由を突き止め解決してあげる」とゴードンを怪力で拘束する。
いっぽうアルフレッドは、法廷のビルに潜入した際にその隠れ家のことを教えてくれた「ウィスパーギャング」ならば、ほかの隠れ家のことも知っているかもしれないと考える。
ギャングのボス・ヴォルクはタロンによって殺されてしまっていたが(第11話参照)ハーヴィに相談し、「ウィスパーギャング」の生き残りがいないか調査する。
ゴッサムに帰還したニグマはバーバラたちの元にやってきて「ペンギンが生きている」ことを告げる。
一同はにわかには信じられず、またバーバラとタビサは不仲になりつつあった。ニグマはいがみ合う一同を一喝する。
バーバラは法廷の素性を知りたがっていたが、ニグマはキャサリンと接触し「法廷は暗黒街の人間に興味はない」と判断。
「いま心配すべきは法廷ではなくペンギンだ」と語る。さらにペンギンがインディアンヒルの怪物軍団を仲間にしたことも明かす。
キャットはペンギンとアイヴィの元へやってくる。
ペンギンが怪物たちと手を組んだことを知らされるが、インディアンヒル以来、友人であるブリジット(ファイアーフライ)と音信不通になっていたキャットは彼女が見つかったことに驚く。
ファイアーフライとミスター・フリーズは、ペンギンがとらわれている間に消息をたっており、ペンギンはキャットに協力させふたりを探そうとする。
そこへニグマとブッチが急襲してくる。
ペンギンを殺そうと銃をむけるが、ペンギンの隠れ家には仕掛けがありふたりを捕らえ、同時にペンギンとアイヴィは逃げ出すことに成功する。
しかし、一足はやく逃げ出していたキャットだが外で待ち構えていたタビサに捕らえられてしまった。
ブルースは両親への復讐のため法廷メンバーを殺すつもりだったのに、いざその瞬間に躊躇してしまったことを悔いていた。
リーダーの男は「チャンスはまたある」と語りはげます。
そこへタロンに連れられてストレンジ教授が現れる。ストレンジはウイルスの散布装置をリーダーの元へ運んできたのだった。
リーダーは「フクロウの法廷は道具にすぎない」「私の使える人はブルースの可能性を信じている」と語る。
ブルースにウイルス散布装置のスイッチを渡し「それを押してゴッサムを滅ぼし、その灰の中からダークヒーローとして登場しろ」と告げる。
ブルースはそれを承諾「はい、ゴッサムを滅ぼします」と。
ハーヴィとアルフレッドはウィスパーギャングの残党から法廷の別の隠れ家を聞き出すことに成功。
現場に急行するとリーダーの男と共にいるブルースを発見する。アルフレッドはブルースを取り返そうとリーダーに銃を向けるが、ブルースがその前に立ちはだかる。ブルースは「ゴッサムはボクがこの手で滅ぼす」と語り、様子が変わってしまったブルースに愕然とするアルフレッド。
ブルースとリーダーは立ち去り、アルフレッドはタロンにやられてブルースを取り逃がしてしまう。
いっぽうハーヴィは現場にいたストレンジを拘束する。
アルフレッドはブルースの変わり様に衝撃を受けていたが、「ブルースが装置を起動する」らしいことをハーヴィに伝える。
ゴードンとレスリーはその後消息がつかめなくなっており、ハーヴィはレスリーを指名手配しようとするが、レスリーは自ら市警にやってくる。
同じ頃、レスリーに捕らわれたゴードンは棺桶に詰められ、地中に埋められてしまっていた。
レスリーはゴードンを埋めたことを明かし、棺桶の中のゴードンと無線で話してみせる。
レスリーは「棺桶の中の酸素が無くなる前に助かる方法がひとつある」と明かし、ゴードンの内ポケットにウイルス注射を忍ばせていることを明かす。ゴードンが自ら注射を打ってウイルスに感染すれば彼を助ける、と。
レスリーは大人しく捕まり檻にの中に収まる。ゴードンがウイルスを打つのを待つかのように。
ハーヴィは無線の信号を元にゴードンが埋められた場所を特定しようと試みる。
いっぽうでブルース探しの情報を得たいアルフレッドはハーヴィの許しを得て、ストレンジに非人道的な尋問を行う。
警察社屋の屋上から突き落とすと脅しながら、ブルースとウイルス散布装置の居場所を聞き出そうとする。
アルフレッドの剣幕に気圧されたストレンジは「リーダーがウェイン産業に連れて行った」と明かすが、「あなたの知るブルース・ウェインはもういない」と忠告する。
そのころブルースとリーダーはウェイン産業の社屋からゴッサムを見下ろす。
リーダーはゴッサム崩壊の仕事を終えたら「ブルースを選んだ人物」にあわせる、と話す。リーダーはその人物に仕えているのだ。
ハーヴィはゴードンの埋められた場所を捜索するがいっこうに見つからない。
酸素切れも近くハーヴィは「ウイルスを打て、あとで治療法を探せばいい」と打診するがゴードンは拒む。
アルフレッドはストレンジからの情報をハーヴィに伝える。無線で話しを聴いていたゴードンはウイルス散布がユニオン駅の時計塔で行われるのだと考える。
事態が急変し、死ぬわけには行かなくなったゴードンは、考えを変えウイルスを打つ覚悟を決める。
首筋にウイルスを打ったゴードンは怪力を発揮し、自力で地中から這い出すことに成功する。ゴードンはユニオン駅へと向かい。
少し遅れてハーヴィはゴードンが這い出した穴を見つけ、彼がウイルスを打ったのだと察する。
警察無線からゴードンの感染を知ったレスリーは嬉しそうに笑い、檻の鍵を開けてゴードンの元へと足を運ぶ。
バーバラたちに拘束されたキャットは、「ファイアーフライを見つけた」と嘘を浮いてペンギンを誘い出すように打診される。
ゴッサムを出るための資金援助とアイヴィには手を出さない、という事を条件に承諾する。
ペンギンとアイヴィは、アイヴィの隠れ家に身を隠すが、キャットから連絡を受けたアイヴィは居場所を教えてしまう。
話を聴いたペンギンは「オマエ馬鹿か!それは罠だ!」と憤慨するが、時既に遅し。バーバラとニグマ、ブッチ、タビサが隠れ家にやってくる。
ニグマたちに囲まれたペンギンは覚悟をきめ悪態をつく。ニグマは自身のことを「エド」と呼ばれることを嫌い「リドラー」と呼ばせたがるが、ペンギンは「その馬鹿な名前を呼ぶことのほうが拷問そのものだ」と嘲笑する。
怒りにまかせてニグマはペンギンを殺そうとするが、そこにある人物が現れる。
現れたのは…フィッシュ・ムーニーだった。
武装した部下を連れたフィッシュは演説を終えると、驚いたままのペンギンを連れてその場をあとにする。
バーバラやニグマも身動き取れず、かつてフィッシュに仕えていたブッチは彼女の言動を称賛するそぶりすら見せる。
ブルースは装置のスイッチを起動させようとするが、駆けつけたアルフレッドが「人殺しにはさせません」と銃を向ける。
アルフレッドはブルースを正気に戻したいと願い、リーダーはアルフレッドの話を聴くなと言い放つ。押し問答の中ブルースは不意にスイッチを起動させてしまう。
アルフレッドはリーダーに発砲し、彼は倒れる。彼は今際に「デーモンズヘッドを探し出し運命を全うしろ」と告げ息絶える。
師事していたリーダーが殺されて怒り狂ったブルースはアルフレッドに襲いかかるが、駆けつけた警察に取り押さえられてしまった。
ユニオン駅では市警が市民を避難させていたが、そこに現れた凶暴化したゴードンは警察に協力するでもなく時計塔へと急ぐ。
ウイルス散布装置をみつけたゴードンは周りにいたタロンをなぎ倒し、装置を破壊しようとするのだが、駆けつけたレスリーに阻まれてしまう。
レスリーは「もうすぐ仲間が増える」「準備ができたら迎えに来て」と言い残しその場を後にする。
直後、装置が作動。ウイルスを含んだ霧が駅を覆い尽くす。。。