CSチャンネル・AXNで 海外ドラマ GOTHAM/ゴッサム シーズン3 第5話 「レッドフード再び」が放送されたのでレビューしてみます。ゴッサム市長に就任したペンギン、しかし部下のニグマとブッチはお互いに争うようになり。。。
ちなみに前回のレビューはコチラ。
GOTHAM/ゴッサム シーズン3 第5話 「レッドフード再び」あらすじ
原題は “Mad City: Anything for You”
ゴッサム市長に就任したペンギンはいたるところで市民の支持を獲得していた。
ニグマはペンギンの主任補佐官として彼を支えるが、その座を奪われたブッチは面白くない。
ペンギンはテオに殺された母親の死を未だに悲しんでいた。
ニグマはペンギンの出世ぶりを褒め称え「これ以上何がほしいんだ?」と問う。するとペンギンは「喜びを分け合う人が欲しい」と漏らし、母親を模した銅像にキスする。
ペンギンは母親の銅像を街なかに建設し、ゴッサムの平安を市民に約束するスピーチを述べる。
するとそこへ武装した集団が現れ、母親の銅像を破壊してしまう。
ペンギンは激昂。武装集団は嘲笑しながら現場を去る。
集団の面々は皆頭に赤い目出し帽をかぶっていた…「レッドフード」の再来だ。
ゴードンとベイルは依然、付かず離れずの関係をつづけていた。
ベイルはゴードンに入れ込む様子もなくいたってドライな関係を望み、その様子を察したゴードンもそっけない態度に合わせる。
ベイルは「アリスの血」に興味を示し、その血液を調べているという血液学者と会食を予定していた。
ゴードンは深入りするなと忠告するのだが。。。。
ゴッサム市警では街に現れたレッドフードの捜査が進められていた。
すると市警には、ペンギンからの指示で警察の監視にやってきたニグマが姿を現す。
アーカムに収容されたはずのニグマが現れたことに驚く市警の面々。バーンズは警官殺しの罪を犯したニグマを許さない様相だが、今や市長となったペンギンの指示では、さすがのバーンズも彼を追い返すわけにはいかなかった。
母親の銅像を壊されて失意のペンギン。
バーバラをはじめとしたゴッサム中の傘下を集結させたペンギンは、レッドフードの討伐を命令する。
そのころ、当のレッドフードの面々はアジトでボスの帰りを待っていた。
するとそこへボスが帰還する。レッドフードのボスとは…なんとブッチだった。。。!
ブルースはゴードンの家を訪ねる。賞金稼ぎとなったゴードンを「私立探偵」として雇おうとするブルース。
キャットが依然、アイヴィの行方を心配していたことを鑑み、ブルースはキャットに内緒で、ゴードンをつかってアイヴィを探そうと考えた。
ゴードンはキャットのためにそこまでするブルースに対し「いつから付き合ってるんだ?」と茶化すが、ブルースは焦ったように「ただの友達だよ」と訂正する。
市警の科学捜査官となったルーシャスの元にはニグマが訪ねてくる。
自分の後釜に収まったルーシャスの様子をみにきたニグマ。ルーシャスはシーズン2でニグマに殺されかけたことを根に持ち、警戒する。
いっぽうでレッドフードの痕跡を調査していたルーファスは、彼らが現場に残したキャップから「塩化カリウム」が検出されたことを告げる。
ゴードンは市警でハーヴィの協力を請い、アイヴィの情報をさぐる。
するとある男がアイヴィの着ていた衣服をもっていたことを突き止める。その男は「赤毛の女に強盗された」と訴えていた。(第2話参照)
男の証言では、その女の容姿はどう見ても20代だといい、アイヴィの容姿とは合致しない。
レスリーは、ゴードンに「マリオの父親がファルコンである」ことを告げる。
しかしゴードンはすでにそのことを知っていた。ゴードンは「レスリーの幸せを祈っている」とだけ告げるが、レスリーはなんだか釈然としない様子。
検死室にもどってきたレスリーに元にニグマが現れる。
ニグマはニヤついた顔でレスリーに近づくが、レスリーは力の限りニグマの横顔をひっぱたく。
クリステン殺しをなじった挙句、ファルコンの息子と婚約したことを明かすレスリー。ファルコンのチカラがあればニグマのことなど簡単に消せる、と豪語する。そうして死んだ際には「検死は任せろ」と嘲笑。
言葉もないニグマ。
バーバラの店・セイレーンではペンギンの市長就任祝賀会が準備されていた。
タビサはペンギンに組することを良しとしていなかったが、バーバラの説得もあってレッドフードの一味らしき男を捕まえていた。
レッドフードはスクールバスを遅い、神父を殺し、「これも全部ペンギンのせいだ」と市民に触れ回っていた。
さらにブッチはレッドフードたちを祝賀会に潜り込ませ、何かを企てようと考える。
しかし、そこへバーバラとタビサがやってくる。
捕まえた男からリーダーがブッチだと聴き出したバーバラはブッチの真意を聞き出そうと迫る。
バーバラとタビサは、ブッチをペンギンに引き渡そうとするが、ブッチは「レッドフードに祝賀会を襲わせ、そこで自分がペンギンを救いヒーローになる」という計画をたてていた。
ニグマに奪われた主席の座を奪い返そうと目論んだのだ。
バーバラはブッチをペンギンに引き渡すか考えあぐねた挙句、その決断をタビサに委ねる。
タビサへの想いをひきずっているブッチは懇願し、タビサはしぶしぶ承諾。「この借りは必ず返してもらう」と告げる。
ゴードンは、ブルースがキャットのことを想っていると見抜き「気持ちを伝えろ」と諭す。
ブルースはゴードンに新しい恋人がいるらしいことに気づき、「自分は伝えたの?」と言い返す。しかしベイルとの関係は「複雑だ」と苦笑いするゴードン。
ペンギンはレッドフードに翻弄されることに嫌気がさしていた。
ニグマはレッドフードたちが狙ったのは「ペンギンではなく母親の銅像」だったことに着目。さらにルーファスが見つけた「塩化カリウム」から考えを巡らせ、レッドフードの正体に察しを付ける。
ニグマは、レッドフードが「洗剤工場をアジトにしている」と目星をつけペンギンが急襲する。
ブッチは悪事がバレるのを恐れ、慌ててレッドフード達を退散させようとするが、金で雇われた一行は言うことを聞かない。
ペンギンたちがやってくるのに気づいたブッチは、銃を取り出し「遅かれ早かれこうなってた」とつぶやくとレッドフード達を皆殺しにしてしまう。
ペンギンがやってくると「あなたのために片付けました」と得意げなブッチ。ブッチが先んじてレッドフードを始末したことでペンギンは感激。
しかしニグマは「どうもおかしい…」という怪訝な表情をうかべる。
ペンギンはレッドフードの討伐とブッチの手柄を報道陣の前でスピーチする。
市警は現場となったレッドフードのアジトを捜索、ニグマは現場に残された痕跡からブッチが怪しいと睨みをつける。さらにブッチがレッドフード達を祝賀会に潜り込ませるために用意していた新品のスーツが見つかり、ますます疑いの念を深める。
バーンズはレスリーに「アリスの血液」の調査結果を聴きにやってくる。
すると、実験ではアリスの血を投与されたネズミが極めて凶暴に変化したことを聞かされる。ネズミの中には発症しない個体もいたことから、バーンズは少しだけ胸をなでおろす(自身もアリスの血に触れてしまっているため)。
セイレーンではペンギンの祝賀会が開かれる。
祝賀会に招かれたブルースも会場にやってくる。会場でキャットの姿を認めたブルースは彼女のあとをおう。
キャットは会場で客の財布をすっていたが、その腕を赤毛の女が捕らえる。
「久しぶりね」と声をかけるその女性は「(自分の名前は)まだ言わない」と笑い、キャットを見下す。その女性が誰なのかわからないキャットは怪訝そう。
ニグマは、現場に残されたスーツの仕立て店に連絡し「体の大きな義手の男」がスーツを買っていたことを突き止める。
それをブッチに突きつけ、彼がレッドフードを指揮していたことを問い詰める。
ブッチはニグマの首をおさえつけ恫喝する。
するとニグマは「僕と一緒にペンギンを殺さないか?」とブッチに提案。
アーカムから出所できたことには感謝していたニグマだが、自分が「2位の座」に甘んじることを良しとしていなかったニグマはブッチと徒党を組もうと考えた。
ブッチは嘲笑し拒否するが、ニグマには奥の手があった。
ペンギンの他の傘下・ザーズたちをも「ペンギン殺しの計画」に既に巻き込んでいたニグマ。さらにタビサを人質にとり、ブッチに協力を強要する。
ブルースはキャットに声をかける。
キャットは赤毛の女が誰なのか気になりつつもブルースと会話する。ブルースは「話がある」と場所を変えることを提案。
屋上にやってきたブルースは、アイヴィを探すためにゴードンをやとったこと、アイヴィの服を別の女性がもっていたことを明かす。
さらにブルースは「君が好きだ」とキャットに告白する。
キャットは彼の気持ちを疑うが、ブルースは「ふたりの間には何か特別なものがある」と真摯に訴える。
キャットはブルースの告白にはハッキリとは答えず、彼にキスしてその場を去る。
祝賀会ではペンギンがスピーチのために壇上へ。
すると銃声が鳴り響き、レッドフードをかぶったブッチがペンギンに銃を向ける。
ブッチの裏切りに驚くペンギン、ブッチが銃をペンギンに向け引き金をひく…が、その銃は空砲だった。
おどろくブッチ、にやけるニグマ。
さらにザーズがブッチを背後から銃撃する。凶弾に倒れるブッチ、ニグマはブッチをハメるために「ウソの計画」を持ちかけたのだった。
激昂したペンギンはブッチを罵り、ブッチも自分への扱いの変わり様を避難する。
ペンギンはブッチへの断罪を宣言しようとするが、そこへ囚われたいたタビサが拘束をとき現れる。
その鋤にブッチもザーズを攻撃。バーバラは高笑いしてたきつける。さらにニグマにのしかかり乱闘が始まる。ペンギンは酒瓶でブッチを殴り気絶させる。
ブッチを心配したタビサが駆け寄ろうとするが、バーバラが「今はダメ」とそれを止める。
そのころベイルは件の血液学者と会食していた。
ベイルは情報の代償に肉体関係で応えるつもりだったが、そこへゴードンが現れる。学者を追い払ったゴードンはベイルが身を投じなくても「アリスの情報をやる」と提案する。
祝賀会での難を逃れたペンギンとニグマ。
ニグマが隠れて暗躍していたこと、ブッチの悪事を暴くためために自らを危険に晒したことで、ペンギンはニグマへの信頼をさらに強めていた。
彼の熱意に心を打たれたペンギンは強くハグする。
ペンギンは長らく望んでいた「喜びを分かち合う人」を見つけたのだった。
ブッチは市警に逮捕され連行される。が、ブッチに救われたカタチとなったタビサは、ブッチを救い出すため護送車を襲撃する。
バーンズはタビサ急襲の報をうけて、憤慨し現場へ向かおうと立ち上がる。
すると、負傷した足を補うために使っていた杖無しで歩いていることに気づく。アリズの血によって体が変貌を始めているらしいのだが。。。
そのころ、ジャーヴィスは女性をさらいアリスを模した格好をさせていた。
妹を失った悲しみをゴードンに向けるジャーヴィスは、さらった女性を殺し、その血でゴードンの名前を刻むのだった。。。